サイエンスコミュニケーター宣言(291)
▼昨日朝からひとつの挑戦をしてみていた。草につく朝露を輝く宝石のように写真を撮ることだ。
角度を変えていろいろ試みるが、まだよくわかっていないようだなかなかそうは撮れない。またリベンジすることにしよう。
観察池の大賀ハスは蓮根植え替えから32週目であった。なんの変化もないように見える。ともかく記録化だけはしておこう。ヒガンバナの方に目をやれば、紅白のヒガンバナが仲良く葉をのばしていた。倒れた花茎の先にはまだ自然結実の可能性があるかも知れない子房部がふくらんだものが…。
いつものように定点観測地に立てば、いつもの「雲見」がまっていた。
「朝露」「大賀ハス」「ヒガンバナ」「雲見」…なんの変哲もないごくごくアタリマエのことばかりだ。
しかし、私にとっては「私の科学」の構成する貴重な素材だった。
▼そうその「私の科学」!!
いくつもの「○○の科学」を経て到達した「私の科学」ってなんだろう?
サイエンスアゴラ2013をプログラムを片手にオンラインでブラブラしていると、そんな自問が生まれきた。
そしてもうひとつのおきまりの自問も。
「私は、ほんとうにサイエンスコミュニケーターだろうか?」
▼ 2011年、2012年にくらべると少し変わってきているのではと感じた。あくまでプログラムを見た範囲での話だが。実際にそこの「空気」を吸ってみなければわからない話だが。
「理科」の授業に直接的に関係しそうなブースやワークショップ、トークセッションがふえてきているような気がするのだ。
それは私の自問には好都合であった。
私は、理科授業こそサイエンコミュニケーション最前線であると思っている。
だから理科授業するものは、最前線のサイエンスコミュニケーターである。
という理屈になる。
ずいぶん手前勝手な理屈である。でもかたく私はそう思っている。
だから私は、やっぱりサイエンスコミュニケーターなのである。
すぐれたサイエンスコミュニケーターであるかどうかはまた別問題だ。
▼サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」を確認するための5つの座標軸を設けていた。
(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。
この座標軸に照らし合わせながら
今日もあいている時間にサイエンスアゴラ2013をオンラインでブラブラしてみようと思う。
ひょっとしたら、何百分の一でも「おすそ分け」をもらうことできるかもしれないから。
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