新・「自由研究」のすすめ試論(83) #higanbana
▼大賀ハス蓮根の植え替えから21週目の定例観察日は久しぶりに雨だった。観察池にかつてみたことないような光景があった。周辺に伸びていた朝顔のつるが観察池に侵入し葉柄に巻き付き花を咲かせているのである。
想像もしなかった光景である。朝顔のつるが伸びて来ているのはわかっていたがその勢いにおされて静観をきめていたらこんなことになってしまったのである。
▼自然を観察しているとこのような想像すらしなかった光景に出会う。
Webテキスト『ヒガンバナ』をつくって、みんなでヒガンバナの「ふしぎ!?」を追いかけようという試みも、実はそのような想像すらしない光景に出会うことを期待してのことかも知れない。
私たちが知っている「自然」は、ほんとうにわずかな一部の一部にすぎないのだから。
▼Webテキスト『ヒガンバナ』の問いかけを続けよう。
Ⅲ もっと知ろう!「ヒガンバナ」のこと!!
(1)ヒガンバナはいつごろ、どこから、どのようにして日本にやってきたのだろう。
(2)シロバナヒガンバナをみつけてみよう。
赤い色をしたヒガンバナとどこがちがうだろう。
他の色をしたヒガンバナはあるだろうか。
(3)昔の人たちはヒガンバナとどうつき合ってきたのだろう?
これからはどうだろう?
この第三部で扱う問いかけは、どれも大きい。このひとつを追いかけても、りっぱな「研究」になるだろう。
まだわかっていないことも多い。
またもっと別の切り口も考えられるだろう。
それはこの取り組みの展開するなかで検討すればいいと思っている。
▼テキストの最後には、<参考文献・Webページ>もあげたいと思っている。
そのなかでいの一番にあげておきたい文献がある。
それが
■、『ヒガンバナの博物誌』(栗田子郎著 研成社)
である。
ヒガンバナ研究の第一人者の著書である。
私はいちばんすごいと思うのが、この本の一部[いやほとんどが、画像も含めてパワーアップして]が公開されているということである。なんとありがたいことだろう。深謝!!
◆「ヒガンバナの民俗・文化誌」Ⅰ~Ⅵ
ここに「研究」のこれからの大いなる示唆を受けるのである。
構想・準備はここまでぐらいにして、今月中には「公開」までこぎ着けたいものである。
そろそろ今年の開花情報が届きそうな時期になってきた。楽しみだ!!
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
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コメント
おはようございます。
来月23日にファラデーラボで『ヒガンバナのかがく』が開講されるようですが、あいにく中体連新人戦とかち合って出席できません。残念です。詳細はまた本ページで公開ください。
投稿: sakamoto | 2013/08/25 08:56
阪本さん
おはようございます。
ビカンバナでも阪本さんにはいろいろお世話になってきましたね。ありがとうこざいます。
ファラデーラボでの『ヒガンバナのかがく』
は9/7(土)です。
可能なかぎりこちらでも情報を「公開」させてもらうつもりです。実はWebテキスト『ヒガンバナ』はこのときを意識したものなんです。
今後ともヒガンバナ情報よろしくお願いします。
http://foryouso.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-824a.html
投稿: 楠田 純一 | 2013/08/26 06:50