大賀ハスの「時間」はとまってしまったのか!?
▼昨日は第4大賀ハスの開花2日目であった。雨はあがり朝日がうれしかった。
つかさずハチたちが花をめざしてやってきた。それもいっぴきではなかった二ひきが同時にやってきた。
その二ひきはホバリングを繰り返しながら、衝突もしていた。それはまるで「会話」しながらコミュニケーションを図っているにも見えた。
それにしてもこんなタイミングよく飛んでくるとは「ふしぎ!?」だ。
やはりあの独特の香りかシグナルを発しているのだろうか。
香りの正体はなんという物質なのだろう?どのぐらいの距離まで拡散しているのだろう?
ハチたちを観察していると次々と「ふしぎ!?」が生まれてきた。
▼第2・第3大賀ハスにとっては「あこがれの4日間」の最終日だった。
花びらに水滴を残しながらも倒れかけていた花茎はまっすぐのび花開こうとしていた。全部の花びら、雄しべの最期の姿と思い写真を撮りまくった。(7:12)
帰宅してすぐ観察池に行ってみた。
あれ??朝のままだ花びらも雄しべもひとつも落ちていない。(13:34)
昨日の雨で少し「時間」がスローになっているのだろうかと思った。
▼ところがいくら待っても変化ないのだ。
もうそろそろと花びら、雄しべを回収するためのケースをもって行ってみるがいっこうに変化はなかった。
まるで、大賀ハスの「時間」がとまってしまったようだった。(16:09)
「4日間」を日延べするつもりだろうか。
これまでにそんなことあっただろうかと、【大賀ハス観察日記】を見てみるが、そんな「記録」はなかった。
遅れることはあった。雄しべの残骸が5日目まで残っていることは確かにあった。
しかし、花びらがそのまま4日目をすぎることはなかった。
▼どうなってしまったのだろ?
いくらなんでも5日目の朝には落ちているだろうと、今朝起きるなり観察池に行ってみた。
驚きだ。まったくそのまま姿で5日目を向かえていたのだ。(03:53)
これはほんとうに大賀ハスの「時間」がとまっているようだった。
「時間」か完全にとまらないまでも超スローになっていることは確かだ。
それもひとつだけでなく第2も第3も同様である。
「ふしぎ!?」だ。
あのクマムシの「乾眠」以来の衝撃だ!!
なにが原因だろう。
・天候、昨日の終日の雨…。
・アブラムシ
・早すぎた開花
いろいろ考えてみるが…。
しかし、考えてみるとこのフレキシブルな「時間」のコントロールこそ大賀ハスが「生きもの」たる所以かも知れない。なにしろ2000年も眠りつづけたこともあるのだから。
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