サイエンスコミュニケーター宣言(72)
▼庭先の二種類のヒガンバナが競うがごとく元気に葉をのばしてきている。他の草花が枯れている時期だけに目立つ。似ているようだが同じでないヒガンバナとシロバナヒガンバナそれぞれが違う物語をもつ、どこまでが同じでどこが違うのかそれを知る術を私はたくさんもたない。右側位置するシロバナヒガンバナの葉の方が広い程度しかわからない。もっとすごい違いがわかる術はあるのだろうか。それがどこまで来ているのか、私は知りたい!!
▼サイエンスアゴラ2011までついにあと一日となった。
続けて私の文脈を追ってみる。
授業こそ、サイエンスコミュニケーションの最前線!!
と言ったのだから、その「授業」がどこまできているか。それが問題である。
私は、これまでの自分の授業を可能なかぎり授業実践DBにあげてきた。それは、今から読み返せば恥ずかしくなるようなことばかりが目立つ。でも、それは事実なのである。こんな「ねらい」「願い」をもって、こんなものを教室持ち込んでやった。そのとき気づいたこと、どのようにうまくいかなかったのかの「記録」である。
私には、今のところこれが全てなんである。
▼最近、ちょっとうれしいことがあった。「あそこには、ああやった書いてあるが、もっと具体的に教えてくれ」という内容のメールをいただくことが続いたのだ。
自分でわかる範囲で答えた。アタリマエだが私はなにか完成したものを知っているわけではない。
私がいちばん面白いと思うのは、答えているあいだに、「そうか、そうすればよかったのか」と気づいたり、新しい知識にふれたりできることだ。
そして、気づく!!
もっともアタリマエのこと。
「情報」とは元々きわめてインタラクティブな営みのなかから生まれるものだということだ。
▼最も欲しい情報を手に入れる手段は情報を発信することである。
あらためて言い続けてきた。
「情報は発信するところに集まる!!」
明日からのアゴラ(広場)でも、これで行こう。
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コメント
何か出展されるんですか?
アゴラには、いろいろ賛否思うところがあるのだけれども、最も価値があると思われる部分だけでも、大阪で、別の企画でやれたらなと思っています。また、感想、体験記のお裾分けをよろしくお願いします。
投稿: 渡部義弥 | 2011/11/17 11:39
渡部義弥さん
コメントありがとうございます。
今回は何も出展しません。気儘に楽しみに行かせてもらいます。シンポジウム・トークセッションを中心に回ってこようと思っています。
いつものように我流の報告になりますが、このblogで報告させてもらうつもりです。また意見をいただくとうれしいです。
人に会うのも楽しみにしています。では、また…。
投稿: 楠田 純一 | 2011/11/17 17:44