Webテキスト『ヒガンバナ』の可能性(3) #higanbana
▼9月が終わった。9月最後の日の昨日、いちばん心をとらえたヒガンバナは、あの引っ越し組の満開の姿だった。真上から眺めてみた。見事なシンメトリーを描く。何故に自然が描く美しさは幾何学的な美しさを持っているのだろう「ふしぎ!?」である。
▼月がかわっても続けようWebテキスト『ヒガンバナ』への道。
そう言えば、昨日は、日本で最初のホームページが発信された日だ。それは、1992年9月30日であった。
それから19年の年月が経った。その間にWebは大きく進化した。
しかし、初発の思念は今も続く、続かせねばならない。はじめての発信者森田洋平氏は次のように書き記している。
今、日本でも、インターネットを使った犯罪や不正利用の問題が深刻になりつつあります。情報やネットワークは使い方次第で毒にも薬にもなります。 インターネットは、誰でも、必要な情報を、必要とする人々に、瞬時に伝えることができる力を持っています。その力の持つ意味を正しく理解し、正しく使えば、世界中の人々がお互いをよりよく理解し合える社会を築くことも可能なはずです。一つだけ確かなことは、世界はもうインターネットが無かった時代には後戻りできないことです。私もネットワーク社会の一員として、これからもインターネットの正しい使い方を模索していきたいと考えています。
Webテキスト『ヒガンバナ』づくりの営みが、私なりには、この「模索」の一端であると思っている。
▼Webテキストの考えられる発問を思いつくままにつづける。
順番にならべるの後の作業にする。
(6) ヒガンバナのたくさん自生している場所(ヒガンバナスポット)をみつけよう。
※「全国彼岸花マップ」に登録してみよう。
(7) 「全国彼岸花マップ」をみて気づくことをあげてみよう。
●北限がある。どうしてだろう?
ヒガンバナの一年のくらしから考えてみよう。
(8) 日本のヒガンバナは、いつどこからやってきたのだろう。
これまでのいろんな研究から調べてみよう。
(9) 白色のヒガンバナを見たことがあるだろうか。
みつけたら写真に撮ってみんなに知らせてみよう。
もっと他の色のヒガンバナはないだろうか。
(10) 普通に種子のできるヒガンバナはないだろうか。
探して見よう。
(11) あるヒガンバナの研究者(松江幸男氏)が球根(鱗茎)が分かれて殖えていく様子を調査をしました。
32年間もかけて調査しました。すごいですね。
調査した結果、1個の球根が32年目にいくらぐらいになったと思いますか。
(ア) 5個
(イ) 10個
(ウ) 50個
(エ) 100個
(オ) 500個
(カ) 1000個
(キ) 1000個以上
※ 浮き株の写真
<つづく>
▼Twitterで #higanbana を利用してのヒガンバナ情報を見せてもらっている。同じヒガンバナでも、こうも美しいものかと魅入る画像がいっぱいである。
これまでも多くの人が、ヒガンバナの魅力に取り憑かれたのもわかるというものである。
ヒガンバナには、魅入られる美しさだけでなく、たくさんの「ふしぎ!?」をもつ植物である。
栗田子郎さんの言葉を借りれば「重要な文化財ともいえるほどの歴史と価値を秘めた植物」(『ヒガンバナの博物誌』より)である。
10月もまたこの「ふしぎ!?」追い続けよう!!
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