ヒガンバナの花茎はどこから枯れるのか? #higanbana
▼科学が「ふしぎ!?」の謎解きゲームである。ゲームというとどこか軽薄な感覚を受ける向きもあるが、それはまったく違う。人の営み本質的な部分で非常に似通っているのである。科学とゲームなによりも似通っているのはやっていて楽しいということである。
▼ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うというゲームは、「種子」探しというステージにあった。
この16日(日曜日)、十数年以上一緒にこの「ふしぎ!?」を追いかけてきたふたりで、小さな作戦会議をもった。
これからどのようにして「種子」探しをしていくのか。どこまでのことがわかっているのか。
それはほんとうなのか。これまで自分たちが観察してきたこととつなげて考えてみた。
▼というものの実際は、最初に「画像処理」について私が指南を受けるのに時間をとってもらった。
これは、いまからこのゲームをすすめていくうえで、大切なスキルであると思ったからである。今までやりたいと思ってもできなかったことができるようになると、ほんとうれしいものである。
フィールドに出た。今回のフィールドは北播を中心にめぐることした。
観察の焦点はいたって単純である。
「花の季節」から「葉の季節」へ変わってきたヒガンバナ。そのヒガンバナの花茎が今なお立っている、その先に子房がふくらんでいるものはないか。それを探すというだけのことだ。
▼最初のフィールドは、多可郡多可町間子である。前にいろんな色のヒガンバナを育てて村おこしにされているという場所である。その周辺を見ていった。
さっそくあった。子房部分が緑色をし、他のモノとくらべてみると明きからに膨らんでいた。
ただ、それらの花茎は倒れていたのだ。大水で倒されたものなのか、それとも自然に花茎の根元が枯れたから倒れたのか。それは不明であった。
そこで、ごくごく単純な疑問がわいてきた。
花茎は下から枯れるのか、上から枯れるのか。
このあとの観察でも、両方のタイプがあるように見えたから「ふしぎ!?」に思った。
これが、次の「ふしぎ!?」と関連し、「種子」をどのようにして手に入れるのかの鍵になるとおもった。
<つづく>
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