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「ウメサオ タダオ展」に行った!

Dscf8180▼昨日15日(金)私は、やっと「ウメサオ タダオ展」に行った。ほんとうにやっとという感じなんだ。この特別展を知ってから、時間ができたらまずここへとねらっていたのだ。退職して半月たった昨日、その時がやってきた。
▼千里の民博まで、中国縦貫道を使えばそんなに時間はかからない。しかし、あまり車の運転の得意でない私には、ちょっとおっくうであったが、ウメサオタダオの世界が待っていると思うと、ワクワク気分である。
休憩なしだと1時間30分ぐらいだろうか。
 長時間ドライブになれない私は、名塩のドライブインに入って休憩と心の準備をした。
持ってきていた例の『知的生産の技術』を取り出した。
Dscf8400▼心の準備として、もう一度この名著に目を通しておこうというのである。「はじめに」だけ目を通した。
やっぱりそうだ!!
これはほんとうに名著中の名著だ。60年生きてきて、いちばん影響を受けた一冊をあげろと言われれば、私はいの一番にこの『知的生産の技術』をあげるだろう。
このblogで、2ヶ月かけて読んだこともある。
◆『知的生産の技術』を読む
すべての「原点」がここにあるように思った。
▼昨年の7月3日に亡くなった。その訃報にふれたときには
◆【哀悼】『知的生産の技術』の梅棹忠夫先生!「さようなら」は言わない。
を書いた。
 その通りである。新しい人生を歩みはじめた今も「ウメサオタダオ」は、私にとっては特別の意味をもつのである。
▼国立民俗学博物館に入ったのはちょうど12時だった。閉館の17時まで5時間たっぷりと「ウメサオ タダオ」の世界を堪能した。私にとっては、『知的生産の技術』のウメサオであり、それ以外の部分についてはあまり知らなかった。今回は、まるごとの「ウメサオ」に触れることができたのは大きな収穫だった。
もちろん「カード」「こざね法」「ノート」などの現物と接することができたのは第一の収穫であることにちがいない。
ここに「これから」のヒントを見たような気もする。
 特別展開催期間中にもういちど行ってみようと思う。
 

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コメント

え~、先生民博に来てはったんや~!
我が家は民博にはとんとごぶさたですが、
万博公園や陸上競技場(ほとんどガンバ、たまにマラソン)には年に何度か行ってます。
研究者ではないんですが、
民博で働いてる方(息子の保育所時代、
彼と同じ年の女の子のお母さんでした)が知り合いでいます。
…文化人類学関係は、これでとどまらないんですが、今回はおいといて。

京大式カードは。
高校でまず使いました。
京大出身の国語教師(A高校の校長になってる…)に3年間古文を教わったんですが、
京大式カードを使った単語帳を作らされたんですよ、長期休暇の宿題で。
大学以降は、今も受け続けてる某試験で、
一時期良く使ってました。
今は別の形で記憶喚起を心がけてます。

こちらも慌ただしくなってきてるんですが、
またいらっしゃるときは一声かけてくださいませ。

投稿: いっちゃん | 2011/04/17 08:34

いっちゃん
おはようございます。コメントありがとう。
けっこう思いつきで動きます。(^^;ゞポリポリ
でもこれはねらっていました。
民博でねばっていたら案内の人から帰るとき、
「ウメサオ タダオ」は何でカタカナなんですかと質問された方ですか。と逆質問を受けました。
やっぱりこの先駆性、革新性はカタカナなんですよね。
「京大式カード」をいっちゃんも使ってきたなんて、なんかうれしくなってしまいますよね。
実は、いっちゃんと授業しているときなんか。
1時間の授業は一枚のカードでした。
一枚のカードにおさまらないようなことは、1時間の授業におさまらないと思っていましたので。
今は、1日1blogもこの発想です。
なによりも「検索」が射程に入っていたことがすごい!!

こうして、コメントいただくのってほんとうれしいです。ほんと「時空超えて…」が実感できます。
ありがとうございました。

投稿: 楠田 純一 | 2011/04/18 06:03

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