【授業】「虫けら」たちの多様性!!
▼何でもかんでもあまり「「ふしぎ!?」がっていると、自分でも今までに何を知ってきたのだろうと疑ってきてしまう。同時に少し恥ずかしい思いになる。
でも、それは事実だから仕方ない。それを認めるところからしか私は出発せざるを得ないのだ。
月もそうだった。今朝の月は、みごとな「下弦」の月だ!!
あのブルームーンから一週間、それだけの時間が経過したのだ。
本当にそうなんだ。教科書の通りなんだ!!
こんなこと、何度もみてきたはずのこと、アタリマエ中のアタリマエのこと。でも
妙に感動してしまうのである。
▼授業をやっていてもそうだった。昨日は、別のクラスの「土壌動物」探索であった。
すでにやったクラスから情報は流れていた。
「クマムシらしきものも見えるんやて」
と理科室に入ってくるなり会話をしている。
同じように授業していても、反応は微妙にちがう。
それがまた面白いのである。
▼観察、探索がはじまると、班によって差異が出てきた。
同じ場所の同じ土を使って観察している。そんな違いがあるはずがない。
でもある班では、「いっぱうじゃうじゃいる」という情報があったためか、そんなみつけられず、期待はずれで、ちょっと飽きたような表情。
かたや別の班では着々とぺとりざらにいろんなものがたまっていく。
面白いのは、相互の班で刺激し合いやがて、どこの班でもいろんなものをみつけていくことだ。
▼今さらであるが、驚き、感動してしまうのだ。
土のなかにこんなにも多様な世界が展開されていることに。
「虫けら」たちの多様性!!
その「多様性」の意味するところは…
さらに「生物多様性」とは…
「ふしぎ!?」はとどまるところを知らない。
▼土の中は、「虫けら」だけではなかった。
ケヤキの落ち葉の土のなかからは、カニの足、甲羅
植物たちの種
クヌギ林の土中からは
シカの糞
生きた「ガイザ」など、など…
そして、土は丸くなり団粒状になっている。そうだミミズの糞だ。
偉大なる大地の耕作者「ミミズ」くんたちの糞だらけである。
…
ひとつひとつみていくときりがない。
多様な生物の世界のつくりだすもうひとつの「宇宙」がここにもあった。
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