すべては「観察」から始まる。
▼今朝起きて、外に出たら、もうあの満月は見えなくなっていた。嘆くことはない、「まるごとプラネタリウム」プロジェクトが、私のなかですすめば、あの雲の向こうの満月が見えてくるはず。
こんなときは「雲見」を楽しめばいい。それがリアルな世界なんだから…。
▼理科室にボールが一個転がっていた。窓から日が差し込んでいた。差し込んでいる光にボールをあててみた。もちろん月の満ち欠けを説明するために持ち込んでいるものだ。そこ授業するのはまだまだだ。
でも、光と影があまりにも見事だったので、持ち上げてかざしてみた。
なんと、見事ではないか。どこかでこんな光景を生徒たちも「観察」したことはないだろうか。
▼授業すすめながら、自分でも「まるごとプラネタリュウム」プロジェクトすすめながら、実感することがある。
それは、
はじめに「観察」ありき
ということだ。確かに、天体の「観察」が、生産や労働と直結した環境にないことは認める。しかし、私の「宇宙」を描いていくにも、それ自身見たことないのでは、話にならない。
豊かな私の「宇宙」描くためには…
▼なげいてもはじまらない。
いくら、現状を分析し解説してもしかたない。
できることから、はじめよう。
もう一度「観察」を学習として位置づけよう。すべてはそこから始まるのだから…。
「方位」も「時刻」もそこから始まった。
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コメント
「観察」からすべての科学が始まるという先生のお考え、
まったく同感です。
ちらっと「みて」関心を持ったら、
じっくりと見るようになりますね。
そこから気づくことがたくさん。
外から見ると「パオ」みたいなプラネタリウムは、
2年前の某学園祭で見ました。
科学館の分もすごいですけど、手作り風のもいいものですね。
もっとも、今年は我が家の子どもたち、学校での「見る」機会が1回ずつなくなってしまいました。
娘は自分が1ヶ月前にインフル(たぶん新型)にかかってしまい、
遠足で市場や鶴見緑地に行く機会を逃しました…
その翌日、彼女のクラスが学校内で最初に学級閉鎖になりました。
息子は元気だったものの(不顕性感染してる?)、
ほどなく彼の学年で欠席者が多数出たために、学年閉鎖になり、
歴史館見学やどんぐり拾いの予定だった「社会見学」が中止になってしまいました…あいたたた
PTA役員としても気がかりです。
先生の周りではいかがですか?
少し前、私が行ってたK中が学年閉鎖とかになってたようで、
先生のいらっしゃるところはどうか、と案じています。
投稿: いっちゃん | 2009/12/04 07:38
いっちゃん おはようございます。
はじめに「観察」ありきに同感ありがとうございます。
「観察」→「観測」がうまれてきますよね。
観測結果だけで、わかったつもりにならずに原初なる「観察」からはじめるべきでしょうね。
そこにきっと「感動」があるはず
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
インフルの心配ありがとうございます。
うちの方はなんと大丈夫です。
この機会に「ウィルスって?」と考えてみるのもいいかも知れませんね。
投稿: 楠田 純一 | 2009/12/05 06:29