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『ヒガンバナの博物誌』がWebで

▼たいへんな雨量である。被災された方々にお見舞い申し上げる。
あらためて、私たちはどこに生きているのか、を考えさせられる。
この水はどこからやってきたのだろうか。
先日、自分の住んでいるところの観測史上の「記録的」な68㎜/h雨というのを経験した。
数値だけでは、わかりにくいものがある。経験したことと比較してみるとよくわかる。
あらためて、「自然」の脅威を感じてしまう。
Dscf9358▼今年は、梅雨明けが遅かった。雨が多かった。
通勤路にみかけていたナツズイセンは、はやくも枯れてしまった。ひょっとしたら、今年は例年にくらべてヒガンバナの開花ははやいのではないだろうか。
 そんなことが気になったので、定点観測地の草むらになっているのをかきわけてのぞいてみた。
まだ、まったく気配はない。例年であれば、夏休みの終わりか、2学期のはじめであるから、なんぼなんでもはやすぎるのだろう。でも、気づいた今からは少し注意深く観察を続けておきたい。
▼「ヒガンバナ」と言えば、「日本ヒガンバナ学会」の方もご無沙汰してしまっている。
こちらは、三年目である。今年は、どんな展開があるか楽しみである。
そこで、うれしい情報があった。
あの名著『ヒガンバナの博物誌』(栗田子郎著 研成社)がWebで見ることができるということだ。
Web版だからよりビジュアルに、
図・写真資料などはより説得力をもってきている。これまでにも一部は公開されていたが、今回、そのつづきの部分も含めて、ヒガンバナ研究の第一人者である著者自らの手で公開してくださっている。ありがたい限りである。
■ ヒガンバナの民俗・文化誌 
Folkculture of Lycoris radiata
栗田子郎 『ヒガンバナの博物誌』 研成社 の 抜粋 + 追補
■『ヒガンバナ属と呼ばれる植物』
にも追加がありました。

▼さらには、「今日のリコリスガーデン2009」では、栗田先生の「リコリスガーデン」で次々と開花していくリコリス属の様子をリアルタイムに見せてもらうことができます。
■「今日のリコリスガーデン2009」

ありがたいかぎりです。深謝。
 今年の「ヒガンバナ研究」はどんな展開があるのだろう。楽しみだ。

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コメント

かなり激しい雨だったようですね>特に西播地域
父が結婚前に赤穂だか上郡だったかの水害救助に行ったと話していたのを思い出しました。
そのときもどれだけ降ったのでしょう。
昨年当地も床下浸水が出ました。

自然の前では謙虚に、防げる人災については心して。

投稿: いっちゃん | 2009/08/11 20:37

こばんは
ほんと、今度の水害も、震災も考えされますね。
私たちは、どんなところに住んでいるのか。
それは、なによりも知っておくべことですね。
そのことは、深く「理科」と関係していますね。

仕事の重要性感じますね。
まだまだ勉強しようと思います。

投稿: 楠田純一 | 2009/08/12 20:28

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