【授業】「エネルギー」これから
▼昨日、久しぶりにあのコウガイビルの元気な姿を見た。「眠ったふり」ばかりの姿しか、このごろは見ていなかったので、ひょっとしたらこのまま消えてしまうのかと不安だったが、そうではなかった。
ちゅんと生きている、「コウガイ」部分を活発に動かしながら、みごとに移動する。それにしても不思議だ。この運動をひきおこすエネルギー源はどこにあるのだ。すくなくともこの7ヶ月半は絶食状態にある。では、このエネルギーはどこからやってきているのだ。まだまだ続くコウガイビルの「ふしぎ!?」だ。
▼昨日の給食はカレーだった。それにゆで卵がついていた、それを見たら、逆立ちゴマの「ふしぎ!?」を思いだしてしまった。逆立ちゴマは、安定した回転をはじめると、運動エネルギーを位置エネルギーにかえて逆立ちをする。「回転運動をする物体は、重心を上げて立つ」これがコマの本質だという。
ならば、ゆで卵も回転させれば…。どこかで聞いた話だ。やってみた。私は、ヘタクソだ、なかなかそうはならない。でも、誰だって いつだってできなれれば「科学」ではない。
職員室で他の先生にやってもらった。まだ半信半疑だ。
何回が試みるあいだに、立った。シャキンとまっすぐに…\(^O^)/
それを見ていた他の先生で、一発で立たせた先生もいた。やっぱり「科学だ」。
丸まった方ととがった方どちらを下にして立つか。結果は聞いた話とちがうような気がするが、「重心を高い位置にして…」が科学だから、目の前で起こったことを信じよう。
▼コウガイビルの「ふしぎ!?」と逆立ちゴマの「ふしぎ!?」が、ここへ来て「エネルギー」でつながる。
授業は、終わってしまったが、「エネルギー」つないでいく作業は、実はこれからなのかもしれない。
19世紀、20世紀と我々はこの「エネルギー」という概念つくりだし、「生活」を変えていった。
そして、今 21世紀、あらためて問われている「これからのエネルギー」とは
▼大げさな言い方はやめよう。でも、やっぱり腑におちないところがある。
それは「熱」「熱エネルギー」。これをどうあつかうかだ。
ここのところ、どうしても もうちょっとていねいにやる必要はないのか。
力学的エネルギーから、一挙にエネルギー諸々にいってしまっていいのか。そこには大きな飛躍がないだろうか。授業は終わったがもう少し考え続けよう。
そのことが、次の単元につながっていくはず、そう信じて…。
| 固定リンク
コメント