新・私の教材試論(21)
▼暑い(¨;)!夜だった。クーラーはもちろん、まだ扇風機すら出してきていない私の部屋では寝苦しかった。
「マイ気象台」で、今 28.4℃である。おお、今年も「日本の夏」がやってきた。季節がめぐっても、かわらず少し「こだわり」を持ち続けていることがある。そのひとつが「新・私の教材試論」である。
授業をやりながら、教材にふれ、気づいたこと、思いつき、「論」などというたいそうなものにはいたらない些細なこと、それらを気の向くままとぎれとぎれに書き綴る。それにこだわっている。
▼今、【運動とエネルギー】の授業をやりながら、「おもちゃ」の世界がすごく面白いと思いはじめている。
翻って考えてみるに、30数年にわたる現場で授業をやりながら、多くのすぐれた「教材」と出会ってきて、それが
「おもちゃの世界」発というものが多いことに、今さらのごとく驚くのである。
それは、アタリマエのことだ。
「おもちゃ」がめざすものと「教材」がめざすものが一致したところが多い、そこに起因している。
▼この「試論」のはじめに、我流の二つの法則をつくっていた。(参照 私の教材試論(2))
■3K(感動・簡単・きれい)1A(安全)の法則
■3H(ホット・本質的・ホンモノ)の法則
である。
自画自賛する。みごとではないか。ピッタリとあてはまるではないか。
すぐれた「おもちゃ」に。
▼蛇足ぎみになるが、少しつづけよう。「感動」のないおもちゃなんてあるだろうか。はじめに「感動」があってこそ、初期の目的達成ができるのである。「簡単」もそうである、複雑に手の込んだものが、すぐれているように一見 見えるかも知れないが、それはちがう。ほんとうにすぐれた「おもちゃ」、永く子どもたちに愛される「おもちゃ」はシンプルである。シンプルであるからこそ、繰り返し「感動」がある。「きれい」「安全」についても、くどくど言うに及ばない。
▼最近の授業から、具体例をあげてみると、『逆立ちごま』である。
3K1Aの法則だけでない。3Hの法則も充分に満足しているのである、「逆立ちゴマ」の科学は、科学の本質をついているのである。逆立ちゴマの「ふしぎ!?」は、科学の「ふしぎ!?」そのものなんだ。
▼この一致はなにを意味するのか。
すぐれた「おもちゃ」は、すぐれた「教材」への可能性を孕んでいる。ということであり、
すぐれた「教材」の開発のためには、おもちゃの世界に学ぶべきだ。
というこどだろう。
機会あるごとに、おもちゃ屋さんに行こう。(^^)V
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コメント
おはようございます。
>■3K(感動・簡単・きれい)1A(安全)の法則
>■3H(ホット・本質的・ホンモノ)の法則
( ^ー゜)b ウマイ
おもちゃの中には優れた教材がありますね。「おもちゃの教材学」なんてタイトルでHPつくられたて、ゆくゆくは本にまとめるという方向はいかがでしょう?
投稿: sakammoto | 2009/06/20 07:47
阪本さん コメントありがとうございます。
阪本さんにほめてもらうとうれしいですね。
「おもちゃの教材学」ですか。
面白いですね。
これも「ばっかり病」の所産です。(^^ゞポリポリ
もう、次の単元入らなければと思っています。
「試論」の方は続けます。現役引退まで…。
「教材」については、いろいろ阪本さんにお世話になっています。いっぱいいろんなの教えてもらいましたので…。和歌山でお会いしたときも、「教材」の話いっぱいしたいですね。楽しみです。
投稿: 楠田純一 | 2009/06/20 18:24