« 一年間の授業をふりかえって | トップページ | 【Web更新3/22】09-12【天気の変化】更新 »

「チャート式」の歴史に学ぶ

Dscf0475▼青空がうれしい昨日だった。少し休養の日とした。一度だけ外出した。それは、例の「大賀ハス」植え換えの準備である。鉢の購入だ、適当なものがなかなか見つからなかった。ホームセンターで大きなポリのたらいを買った。その後、「大賀式栽培法」(『蓮~ハスをたのしむ~』監修北村文雄をみていると出ていた。)によると、「みがきにしん」を元肥につかっているようなので、それを真似てやろうと思い、「みがきにしん」を求めてスーパーの堂々めぐりをやった。でも結局みつけることできなかった。(^_^;)
後で、ネット検索をやってみると、「大賀蓮を育てる」ことにはまっておられる方は、たくさんおられるんですね。これまた奧の深い世界のようだ。今日こそ、植え換えをしようと思っていたのだが、雨だ。
日延べかな。(O.O;)(o。o;)
▼もうひとつ昨日面白いことがあった。amazonから『チャート式シリーズ 新化学』(野村 祐次郎・辰巳 敬・本間善夫著 数研出版)が届いた。
発注した翌日に届いている、速いな。
何故今ごろ、受験参考書なのかというと、この執筆にシェーマさんこと本間善夫さんがかかわっておられるからだ。最近まで、そのこと知らなかった。この度、3月に「化学Ⅰ」+「化学Ⅱ」版が出たということで知ったわけである。そうと知れば、やっぱり手元に置いておきたい。また、今教えている中学生が、高校でこんな勉強をするということを知っておくのも何かの役に立つだろうと思って購入した。
▼私自身も40年ばかり前にお世話になった。そう言えば10年ばかり前には、子どもたちも持っていたように思う。開いてみるとなつかしいチャートがならぶ。「同素体はSCOPで掘れ」なんて、頭に残っているな。
なんなんだ、これは…。高校の授業や大学の講義などは、ほとんど頭にないがこれは残っている。
まあ、もっとも優秀な学生・受験生でなかったことは確かだが。
▼「チャート式」がスタートしたのは、1929年だという。なんと今から80年も前ではないか。
そして、今も多くの高校生が手にしている「チャート式」。
なんなのだろう引き継がれていっているものは…。
どこから生まれてきたんだろう。誰がこんなのはじめたのだろう。急に「チャート式」の歴史が知りたくなった。
▼シェーマさんが教えてくれた。「数研」のページにその歴史があると
http://www.chart.co.jp/corp/00epitome/epitome_index.htm
http://www.chart.co.jp/corp/00epitome/02histry/histry_chart.htm
なんと面白い歴史をもつのだ。
さらに、今度は「星野華水」に興味がわいてきた。ネット検索をかけてみる面白い論文に行き着いた。
◆中村滋・杉山滋郎 「星野華水による"チャート式"の起源とその特徴」(『科学史研究』第45巻(no.240)[2006年12月]) これは実に面白い!!
 論文のなかで、著者たちは次のように語っている。

しかし、現実には、極めて多くの学生達が受験期において、受験参考書に接してきたし、今も接している。長く読み継がれている受験参考書が、人々の「数学・科学に対するイメージ」の形成に大きく寄与した可能性は高い。(P209)

(中略)以上のような観点から、受験参考書の研究は、人々の科学像やマニュアル化の変遷を考える上で貴重な基礎データを与えてくれる可能性がある。(P209)

きわめて興味深い「可能性」を示唆している。
▼私には、これからの授業づくりのヒントが、ここに内包されているように思えるのだが…

|

« 一年間の授業をふりかえって | トップページ | 【Web更新3/22】09-12【天気の変化】更新 »

コメント

チャート式を詳しく取り上げてくださり,ありがとうございます。中村さん・杉山さんの論文は知らなかったので参考になります。
別件ですが昨日ようやく「理科ハウス」を見学し,いろいろ楽しんできました。

投稿: ecochem | 2009/03/23 08:46

ecochemさん
おはようございます。
当事者ご本人からのコメントありがとうございます。
「自然認識の形成」の問題として考えると、「チャート式」の歴史には、大いに学ぶべきものがあるように思いますね。

※ついに「理科ハウス」行かれましたか。\(^O^)/
「新潟サィエンスカフエ」と「理科ハウス」がつながった、うれしいですね。時空を超えて十数年前ともつながっていく。そこから何が生まれるだろう。興味津々ですね。

投稿: 楠田純一 | 2009/03/24 05:32

杉山先生も理科ハウスにご来館くださいましたよ!
お名前をここで発見してびっくり!です。

論文は英語ですね。
日本語では読めないんでしょうか。

投稿: モリユミコ | 2009/03/25 00:16

おはようございます。
コメントありがとうございます。
杉山先生が、理科ハウスにこられたとは(゚o゚)ゲッ!!
益々面白い展開になりそうですね。
今、杉山先生を検索かけてみると、さもありなんですね。

論文の方ですが、抄録の方が、英語なだけで、本文は日本語で書かれています。
雑誌等で発表された論文、比較的簡単に読める時代です。PDF化されていますので。データベースに収録されていっていますので、これだけでもすばらしい時代ですね。

CiNiiを読む設定は、比較的簡単だったと思います。
なにしろ私がやっているぐらいだから…(^^)V
とりあえず、この論文については、コピーしておくりましょうか。
 

投稿: 楠田純一 | 2009/03/25 03:13

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「チャート式」の歴史に学ぶ:

» [本間]チャート式の歴史,【理科の部屋】の歴史 [新潟県立大ブログ]
家の近くの木戸小学校の今日の桜。暖かくなって春本番だ。 今日の朝刊に以下の全面広告。多くの新聞で日曜日は読書欄が設けられ,本の宣伝も多い中,来年の大学受験をターゲットにした参考書類の広告もいくつかあって,もう受験シーズンが始まったことを実感する。 新聞に載... [続きを読む]

受信: 2009/04/12 23:00

« 一年間の授業をふりかえって | トップページ | 【Web更新3/22】09-12【天気の変化】更新 »