【授業】消化器官
11月(霜月)がはじまる。11月、この月は、私にとっては、ちょっと意義深い月なのである。【理科の部屋】がスタートした月なのである。【理科の部屋】は、93年の11月23日にスタートした。従って今月の23日で、15年の歳月が流れたことになる。Webの歴史とともに歩んできた【理科の部屋】は、今はSNS(【理科の部屋】4@folomy)などに生きつづけている。時空を超えての学び合いは今も、連綿と続けられているのである。
15年の「時間」の流れなかで、変化しながら生きているのである。それは、まるで「生命体」のように、「動的平衡」の流れのなかにあるのである。
▼授業の報告をつづける。「だ液がデンプンを糖に変える」実験のあとの授業である。
まずは、例の「ぬり絵」をしながら、
口→食道→胃→十二指腸→小腸→大腸→肛門 と追いかけていく。
そして
●消化管が一本のパイプ・一本のチューブである
きをめて、単純な、あたりまえの事実である。
でも、「高いレベルの科学」がここにある。このことを感動的にとらえさせたい。
ブタの内臓一式を入手しこれに挑戦したこともある。夏休みのカエル解剖実習で教えたことある。
今回も入手にアタックしてみたが、ちょっとそれは不可能であった。
別の手を考えねばならない。とりあえず「ぬり絵」だけで…(^_^;)
▼ある面、消化管は、「外臓」であるとも言えるのではないかと思ったりする。私たちの身体の「内部」ではないのだろうか。さらに言うならば「外部」であって、身体を取り巻く「環境」ではないだろうか。
ソノハナシハ\(^^\) (/^^)/コッチニオイトイテ
次にもう少し詳細に、教科書に従いながら、
「消化吸収の妙」を追いかけていく
・動く胃、タンパク質を溶かす胃液、消化酵素
・交差点としての十二指腸、たんのう、膵臓
・吸収のメカニズム、柔毛、テニスコート一面の表面積、長い小腸、やっと「体内」(血管、リンパ管)へ
・水分吸収する大腸
・ウンコとは 等々
なかなか「お話」だけでは、「感動」はむつかしい。
▼授業をやりながら、自問がつづく「生命とはなんだろう」と。
何をこそ、教えなければならないのだろう。
「最高の指導書は 生徒」
ならば、生徒たちは、今どんな「生命観」をもっているのだろう。
また、「生命観」がつくられていっているのだろう。
もっともっと勉強しなければ…。
| 固定リンク
コメント