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【授業】消化とは(1)

Dscf7086「やっぱり、それはそこにあった」。予想はあたった。ヒガンバナが本格的「生産の季節」に突入した今、ほとんどの花茎は倒れ枯れてしまっている。一昨日、日曜日の朝、そう報告しだからこそ、「実もどき」「種子もどき」の発見のチャンスと言った。ここ何年か、「それ」を発見してきた場所がある。まずは、そこに出かけてみよう。散歩の足をのばしてみる。やっぱり、「それ」はあった。もう倒れかけているものが多いが、やはりその畦には、他の畦にはみられないものがあった。予想はあたったが、何らの根拠があるわけではない。ただ、これまでの観察からの経験的カンでしかない。それは科学ではない。でも不思議である。なぜ、そこだけなんだろう。
 かつて徳川義親は、不稔性は「恐ラク栄養状態ニ関係アルモノトミラル」と判断したという。ここの環境は、どうだろう、何か特別の条件があるだろうか。確かに、水の保障はある。溝の畦だけに、ほかに他所とちがうところがみつからない。なぜだろう。もう少し、この不思議・謎解きをつづけてみよう。花茎のひとつを、それこそ義親がやったと同じように、とって来て、小さな瓶に水をはり差し込んでみた。どうせとは思いながらも…
▼授業を続けよう。いよいよ、動物の不思議・謎解きの第一方程式「食べる」をダイレクトにあつかう部分だ。
 「なるほど」と思ってくれる切り出しにしたい。
『私たちの身体は60兆個の細胞からできている。この60兆個のすべての細胞に、酸素と栄養を与えなければならない。与えられなければ生き続けることはできない。これは至上命令である。』
ちょっとだけオーバーな表現をとりながら、はじめる。
自分で言いながら、60兆の数字のイメージがつかめない。前に「進化」のところで、「地球カレンダー」を持ち込むことで、生徒たちは、「長い年月」が具体的なイメージすることができた、と感想に書いてくれた。
では、同じようになにか、シェーマのはたらきをするものはないのだろうか。
▼私は、同じ生命個体の数がいいかと思って、「世界の人口」が思い浮かんだ。
ところで、今、正確なところ世界の人口っていくらだったかな。(・_・)......ン?
たいへんな時代になったものである。そのようなことはすぐさま知ることのできる「知」の集積回路を手に入れてしまっているのである。「世界の人口」ググってみた。そのもののWebページがトップにでてきた。
■世界の人口
なんとリアルタイムである。これを見るだけでもいろいんなこと考えさせられてしまう。
おっと、いけないいけない、寄り道がすぎてしまう。(^^ゞポリポリ
数字のケタだけおっていこう。
67億の世界人口、我々の身体の細胞60兆個 それはケタの概算では、10000倍である。
世界の人口の10000倍の細胞を私たちは、身体のなかに飼っている。
この膨大なる細胞に栄養(エサ)与えねばならい。
そのために、どんな「からくり」があるのだろう。それをみていくのが、これからの学習。
これは、これからの授業の導入部、時間にして5分にもならない話だ。
つづく。

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