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思えば遠くへ…

Dscf4729▼ほんとうに涼しくなってきた。
我が家のまわりにもトンボの大群がおしかけきていた。秋の到来を教えてくれるように…。
この夏に、たくましく「生産活動」を行った大賀ハスも最盛期をすぎたようだ。葉は枯れはじめたもの、虫に噛まれたものもある。でも、まだまだと背伸びして、残暑の光に向かっているもある。
最後まで、がんばれ!!と声をかけたくなる。
▼この季節になると思い出すことがある。
これは『【理科の部屋】とは』にも書いているが、

 はじめまして、中学校で理科の教師をやっています。パソコン通信をしたくて、パソコンを3年前から購入しNIFTYに入って来ました。F○○○にて、教育実践=授業を中心にしたを提案したこともありましたが、あまり応答ありませんでした。
その後、このフォーラムができて、ついに理科の授業実践を中心にしたものができたと楽しみにしていましたが、どうも理科授業に関するものは少ないようです。このまま、理科専用会議室ができるのをじっと「棚ボタ…」で待っているのは、少しなさけない気がしてきました。
 はじめての書き込みで生意気なことを言いますが、理科教師のみなさん、ここにいっぱい「授業のこと」「教材のこと」「サークル研究活動のこと」等などを書き込んで、理科会議室を独立させませんか。
 最初から生意気なこと書きましたが、宜しく…。 応答楽しみにしています。

 「理科会議室独立に向けて」と題してという文を「パソコン通信」NIFTY-ServeK教育実践フォーラムの
会議室にこのトツトツとした文章を書き込んだのは、93/8/22の朝でした。
それを意識して書き始めたのではないが、日付をみてみると、丁度15年前の今朝だ。
ちよっとびっくりです。
 「パソコン通信」って ?(゚_。)?(。_゚)?
というぐらい、もはや死語ですかね。
その当時は、私にとっては最先端でしたね。パソコンを恐る恐るさわりだしてからも、そんな時間がたってないときだっただけに新鮮な「道具」でした。
自分が書いた文章が、瞬時に離れた人に伝わるなんて驚きでした。感動でした。
そして、もっと感動したのは、伝わった人から「応答」があることでした。
▼その「感動」にはまってしまい、どっぷりと世界につかっていきました。
そして、この年の11月23日、【理科の部屋】はスタートしたのです。
パソコン通信は、やがてインターネットに変わっていきました。
HP、MLが主流の時代へ、そして今のblogやSNS等のWeb2.0時代へと、さらには…
思えば、遠くへきたものです。15年間のあいだに。
▼ネット環境を大きく進化してきた。しかし、このネットの世界にも「不易流行」がある。
ネット環境はさらにどんどん進化していくだろう。
しかし、いちばんに「感動」に値するもの、それは
ヒューマン・ネットワークである。
モニターの向こう側に人がいること、そしてその人から「応答」があること
響きあい、学び合い、高め合う世界があること。

古い人間ほど、新しいもの「流行」を求めるものです。(^^ゞポリポリ
いつまでたっても慣れないパソコンのモニターに向かいながら、15年前の朝を思い出しつつ、これを打ち込んでいます。

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コメント

おはようございます。楠田さんのネット初体験から15年が経ちますか。私は1996年からだったと記憶します。海援隊の歌詞には『故郷離れて6年目』とあり、時間的距離的な感慨が歌われていますが、私たちは時間的に遠くへ来たものです。この間、様々な人が理科の部屋に出入りし、結局今も交流を続けているのが十数人。ここまで残ったいうことは、何かしらお互いを結びつけるものがあったということですね。まさに『モニターの向こう側に人がいること、そしてその人から「応答」があること
響きあい、学び合い、高め合う世界があること。』でしょうか。
歌詞では『この先どこまで行くのやら』で結ばれていますが、私たちの場合は、より確かなものをつくり出していきたいのです。

投稿: sakamoto | 2008/08/23 06:32

阪本さん
さっそくの「応答」ありがとうございます。
ほんとうに「遠くへきたもんです」。
「より確かなものを」は同感です。【理科の部屋】の「本章」は、今からだと思っています。今までは「序章」です。
ますます環境・条件は整いつつあります。
ひとりではとてもではないこんなこと言えないですが、みなさんがおられるという「自信」があります。
 【理科の部屋】の歩みを少しずつ「かたち」あるものにしていきたいですね。末永くよろしくお願いします。

投稿: 楠田純一 | 2008/08/23 09:36

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