新・「自由研究」のすすめ試論(5)
▼『日本ヒガンバナ学会』のことをここにあげて、少しヒガンバナに少し意識がいくようになった。まずは「ナツズイセン」や「キツネノカミソリ」だろうと、我が家の「ナツズイセン」観測の場所にいくが、その気配はない。まわりはどうだろうと、注意してみる。転勤になって、行動範囲が少しかわってきたので…。と思っていると、そんなことはなかった、どこにだって「ナツズイセン」は咲いているのである。
通勤路、2ヶ所。家のまわりにに一ヶ所みつけた。でも、前にみかけていた場所にはない。どういうことだろう、球根を掘り起こしたりしでもしたのだろうか。「キツネノカミソリ」の方の定点観測にはでかけていないが、きっともう咲いているだろうな。
▼新・「自由研究」のすすめ試論の方、タイムリミットが近づいている。とりあえず、ここまでのことを並べてみる。
試論だから、結論ではない。
ここのblogにこの夏に書いてきたことを並べてみる。(余談になるが、このblogというものは、こんな作業をするのに便利なものである。)自分の書いたものを引っ張ってきて並べるだけの話。
●10年前の私の提案から
(1) 研究の成果をデジタル処理をしていく。
(2) インタラクティブな研究の可能性を追求する。
(3) 遠隔地との共同研究を実現する。
(4) Webページ上に研究発表(情報発信)をしていく。
●最高のヒント集は、自然そのものだ。!!
●すべての感性の窓を開いて 謎をみつけよ 「謎解き」こそ科学だ。!!
●「学び」は面白く楽しい! 「学び合い」は、もっと面白く もっと楽しい!!
●自由研究の最大のねらいは 学ぶことの面白さの発見 である。
●自由研究ネタなんて、そこらにゴロゴロしているのだ。
「日常」のなかにこそ、科学はあるのだから!
●自由研究は、一生の「宝もの」のはじまり
●親子で、共同して不思議を追いかける。科学する。とても楽しいではないか。
●【自由研究のねらい】
「学ぶこと」「学び合うこと」の楽しさ・面白さの発見
●最大のヒント集は「自然そのもの」である。
多くのマニュアル本。「ヒント集」本が出回っている。それなりに面白いかも知れないが、やっばり最高は
「自然そのもの」だ。最高の教科書が「自然」そのものであるように…
●科学史・技術史は、ネタの宝庫
人がはじめにそのもの・その現象に出会ったときの不思議感覚
感動は時空を超えて共通するものがある。
●等身大の「不思議」「疑問」「感動」を大切にしよう。
●プロの「研究者」から学ぼう。
そのスタイル、面白さ、スキル等々
自分のまわりにいっぱいいるプロの「研究」家 その「発見」もまた楽しい。
ホンモノは必ず応えてくれる。
●「新・自由研究のすすめ」の究極は、新・学問のすすめに行きつく。
新・学問のすすめは時代の要請である。
「知」の集積回路を手に入れつつある現代、「知恵」の集積を含めた
「新・学問のすすめ」の登場が必要。
●「研究」のプロは、なにも大学や研究所だけにいるわけではない。
●自由研究は「等身大」であるべき。
「等身大」であるからこそ 「感動」がある。
等身大の感動こそが 人をも感動させる そして「学び合い」がはじまる。
学び合いは 感動を増幅させ 次なる「研究」を生む
●自分から「もっと知りたい」「この不思議をわかりたい」「もっと勉強したい」という気持ちなるきっかけとなったら、これは大成功だ。
●「研究」は、創造的な営みなってこそ、「研究」の名に値するのである。
●等身大の「謎解き」の旅=「研究」
結論ではない。書き留めたものを並べただけだ。
▼とんでもない飛躍したことかもしれないが、現時点での【仮説】と【提案】もあげておく。
【仮説 その1】
「知の巨人」南方熊楠の「研究」に、こらからの「自由研究」を示唆するものがある。
【提案 その1】
まわりの大人(親・教師)も、「自由研究」をはじめよう。それが究極の「自由研究のすすめ」になる。
さらには、それが「最新・学問のすすめ」になる。
【提案 その2】
プロの研究者(研究者であることを自認するすべての人)は、自分の「研究」の面白さ、楽しさを多くの人に伝えてほしい。未来の自分の「研究」のためにも。
読み返していると少し恥ずかしくなってくる大言壮語だ。(^^ゞポリポリ
さあ、先達たちはどんなコメントをくださるだろう。それが、楽しみ…。
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