【授業】電気の正体(その2)
▼1時間ごとの「授業」で学習内容のくぎりをつけていくことは、なかなか難しいことである。でも、とても大切な作業でもある。あれも、これも全部ぶち込んで、区切りをファジーにした状態では、「授業」は成立しない。
板書計画、「発問」の準備、実験計画、実験準備物等々、授業の構成要素はいっぱいある。それらを充分に吟味しておいてなお
●自然は最高の教科書 子どもは最高の指導書
でいかなければならない。授業の奧は深いのである。
▼今回のこの部分の授業の区切りは、これまでの
PartⅠ 『物質と電気』
1.物質と電気
「電気って、どんなもの」
【読み物】『電気の発見者はわからない」』
【実験】ネオン球、蛍光灯で
2.電気の種類
【実験】ストロー検電器
3.電気の正体
【実験】なんでも引きつける(分極)
【読み物】電気の正体
4.導体と不導体(絶縁体)
・金属と自由電子
【研究実験】
・『電気人間』/『電気リレー』
5.電子の流れ
【実験】誘導コイルを使って
・放電、真空放電
・ネオン球、蛍光灯を
・クルックス管
を少し組み換えをして、
■1 電気の正体(その1)
これまでの、1の「電気の発見者はわからない」
2.3の内容
■2 電気の正体(その2)
これまでの1,4の内容
ただし、導体、不導体(絶縁体)、金属の学習はあまりくわしくふれない。
■3 電子の流れ
これまでの5
というようにした。
▼今回の報告は、この2の電気の正体(その2)報告である。
気に入って、ずっとやり続けてきた、「静電気」発生装置がある。
空き缶とサランラップを使う方法である。
(1) 空き缶に、ストローをセロテープで貼り付ける。(柄になる部分である。ストローである必要はまったくない。割り箸のようなものの方がいいかも知れない、たまたまストロー検電器でストローを使用したからにすぎない)
(2) サランラップを空き缶に巻き付ける
(3) 柄のストローを持ちながら、巻き付けたサランラップを金属の空き缶に触れないように剥がしていく。
(4) 「ストロー検電器」で静電気が起こっていることを空き缶、サランラップともに確認する。
(5) 空き缶、サランラップそれぞれに、蛍光灯、ネオン球を近づける。
これだけのことである。
ねらいとするところは、「静電気」でも、蛍光灯やネオン球にあかりをつけることができる。
つまり、ふだん使っている「電気」(動電気と呼んだこともある)と、「静電気」とは同じものである。
それは電気の正体である「電子」のふるまいによるものである。
▼実際にやってみると、いろんなバリエーションを生徒たちが「発見」していくものである。
・サランラップを頭でこすりつけて、サランラップに蛍光灯を近づけるもの。
・テレビにスイッチを入れたり切ったりしながら、画面に蛍光灯を近づけるもの
・下敷きを机の上に置いておき、ティシュを擦り続けて、蛍光灯を連続してつけづけようとするもの。
(この方法は、教科書(啓林館)に出ている。今回は、はっきりと確認できなかった。この段になるとやはり、ネオン球の方がわかりやすいのかも(^^;ゞポリポリ)
等々
▼「電気人間」「電気リレー」「百人おどし」の実験も、ぜひやってみたいところであるが、今回はやらない。あとになっても、かならずやどこかでやろう。電気の学習のいちばん面白いところなのかも知れない。橋本曇齋にしても、平賀源内にしても「電気」事始めはここからだ。起電器、ライデン瓶が準備室のどこかに眠っていないかさがすが見あたらない。なければ、つくるしかないのか。私の「宿題」がいっぱい残っていく。残された時間がないのに(^_^;)
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コメント
こんばんは。やはり楠田さんですね。スゴイ授業展開です。私は今年スタートが少し遅れているので、参考にさせていただきながら授業を進めます。でも、少し気になるのですが2年生は学習量が多いので、あまり深められていては、やり残してしまいますよ。
投稿: sakamoto | 2008/04/22 20:41
阪本さん おはようございます。
アドバイスありがとうございます。
極地研にならって、
「探険コース」、「観光コース」、「急行コース」
とわけて、考えていけたらと思っています。
投稿: 楠田純一 | 2008/04/23 04:26