実生ヒガンバナ(2022年採集分)は今!!(2023/06/05) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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やっぱりそれは「発芽・発根」だった!!

 ヒガンバナの「種子」が「発芽」する!?
 考えてみれば、不思議なはなしだった。あるはずのないヒガンバナの「種子」!!
 その自然結実したヒガンバナの「種子」から育てる実生実験の結果、「発芽」すること確かめていた!!
 いや、それは「発芽」というより「発芽・発根」とい方がふさわしいと思っていた。
 2022年採集分については、半ばあきらめていた。しかし、それはちがうかった。
 
 「種子」から緑の部分がのびていた!!
 そして、その先が少しふくらんでいた。「鱗茎(球根)の赤ちゃん」だろう。
 そこから、根毛のような根がでてくるのだった。そして、その根が「鱗茎(球根)の赤ちゃん」を土のなかにひっぱり込むのだ!!

▼2022年採取・回収した59個の「種子」を使っての実生実験をはじめたのは2023/03/21だった。

●59個のヒガンバナ「種子」の実生実験をはじめた!!(2023/03/21) #自然結実 #3倍体 #ヒガンバナの種子 #実生実験

 はじめた「種子」にナンバーリングしていた。
 今回、「発芽・発根」が顕著だったのは、「№ 42」である。
 「種子」の採取場所 「福崎S」、採集日「10/25」、回収日「12/15」が特定できた。

▼その「種子」を採集したときの様子を「記録」していた。

●今こそ、「自然結実」ヒガンバナを!!(2)(2022/10/25) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #水栽培 #日本ヒガンバナ学会

 あそこの、あのときの「種子」がと思うと感慨深いものがある。

▼実生実験中の育苗トレーのシェルターをとって、じっくりと観察していると「№ 42」だけではないようだ。
 「№ 18」「№ 19」もかもしれない。
 いずれも自然結実ヒガンバナ定点「福崎」で採集したものだ!!

 暫定「発芽・発根」率は
 3/59×100= 5.0 % 
  
 このあと、どう展開するのだろう楽しみである。

(つづく) 

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59個のヒガンバナ「種子」の実生実験をはじめた!!(2023/03/21) #自然結実 #3倍体 #ヒガンバナの種子 #実生実験

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▼昨年に採集・回収したヒガンバナの「種子」は全部で59個であった。
 昨年の秋から自由に「自然結実」ヒガンバナ巡りができなくなってしまっていた。
 それにしても「ふしぎ!?」な話である!!
 牧野富太郎が最初に指摘したように、日本のヒガンバナは3倍体で不稔性であるはずだ。
 しかし、現実には「種子」らしきものを私は手に入れいた。
 手に入れた「種子」らしきものを使っての実生実験!!
 それが私の実験テーマである。

 花茎採集場所、回収日ごとに順番にならべナンバリングをしてみた。 

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▼さあ、いよいよ「種蒔き」である。
 どこで、いつ 採集し、回収した「種子」であるかを知っておきたかった。
 そのため育苗プラグトレイを使って、実生実験をおこなった。

・育苗プラグトレイ(72穴)の底に小さく切ったネットをはる。
・使う土は市販の「花と野菜の培養土」である。
・「自然結実」花茎採集場所ごとに区切りを入れる。
・こん盛りと培養土をいれる。
・雨が降ってきそうだったが、とりあえず土を湿らせておいた。

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▼さあ、いよいよ準備はできた。
 ひと粒ごとに「種蒔き」だ!!
 黒い土の上に、袋から出した黒い「種子」を蒔く。
 なかなか慎重さを要する作業である。

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▼「種蒔き」作業自体は終了した。
 上からこん盛りと土をかぶせた。
 ここまでの作業が終わると同時に雨がポツリポツリと降り始めたが、念のため湿りをした。
 上から保護シェルターをかぶせて 完了!!
 2021年採集・回収分の横に設置した。

 さて、いくつが「発芽・発根」するだろう!?


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実生ヒガンバナ(2021年採集分)は今!!(2023/02/09) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼2021年に採集・回収したヒガンバナの「種子」はなんと823個あった!!
 それらの「種子」を使った実生実験を2022年の春よりはじめていた。
 前回の観察は、ほぼ2ヶ月前だった。

●実生ヒガンバナ(2021年採集分)は今!!(2022/12/12)


 その段階で次のようにまとめていた。
●2022/03/15 2021年に採集・回収した823個の「種子」を使った実生実験を開始する!!

●2022/07/29現在、「発芽・発根」した種子の総合計199個である!!
 現段階の暫定発芽率は 199/823×100= 24.2%
 【安富】にいたっては 69/208×100= 33.1%

●2022/10/21現在、「出葉」まで達した種子の総合計39個である!!
 現段階の暫定出葉率は 39/823×100=4.7%
 「発芽・発根」したもののうちでは 39/199×100= 19.6% 

●2022/12/12現在、「出葉」まで達した種子の総合計48個である!!
 現段階の暫定出葉率は 48/823×100=5.8%
 「発芽・発根」したもののうちでは 48/199×100= 24.1%

▼さて、昨日(2023/02/09)段階でどうだったんだろう?
 冬場は、ヒガンバナの「稼ぎ時」だった。
 育苗トレーのフタ(シェルター)は、とったままにしておいた。
 はたして、この2ヶ月のあいだにどう変化しただろう!?
 育苗トレーは、全てで12ケースあった。
 ゴンビの枯れ葉でいっぱいだ。

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▼前回「出葉」をチェックしていたものを中心に、その伸びを見ていった。
 群生地ごとに「出葉」しているものをカウントしてみた。
 前回に観察もれということもあるだろうし、あらたに「出葉」してきたものも見られるだろうから。
 例により群生地ごとにチェックしてみた。

【安富】(出葉数10)
・総体的に「出葉」している葉は短い。
・葉の長さは前回より少し短めであるものもあった。最長は12.0㎝である。
・もっとも大きな特徴は、1年目からすでに2枚の「出葉」しているものがあった!!
・これは【安富】のみに見られた!!
・そして、なんと前回は「出葉」が見られたのに、今回は見られないものもある。

【夢前】(出葉数1)
・前回とかわらず、たったひとつだけ「出葉」!!
・それでも今回も11.0㎝まで伸びていた。

【福崎】(出葉数25)
・圧倒的多さである!!
・アタリマエだが、集中して(採集場所・採集日・回収日の近いモノ)、「出葉」しているところがある。示唆的デアル!!
・15㎝以上まで伸びたもの多数あり。
・最長は18.5㎝まで伸びていた。
・さらに驚くことは、あらたに「出葉」が認められたものが、2つあった!!

【その他】(出葉数14)
・ここもまた集中して「出葉」している場所があった!!
・これは、「自然結実」ヒガンバナ花茎採取場所が同じであることも意味していた。
・最長は15.0㎝までのびていた。
・ここでもまたひとつあらたに「出葉」がみとめられたものがあった!!

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▼昨日(2023/02/09)段階での「出葉」総合計は次のようになった。

●2023/02/09現在の「出葉」総合計=【安富】10+【夢前】1+【福崎】25+【その他】14=50

 「出葉」しているものは前回より2つ増えていた!!
 
●2023/02/09現在、「出葉」まで達した種子の総合計50個である!!
 現段階の暫定出葉率は 50/823×100=6.1%
 「発芽・発根」したもののうちでは 50/199×100= 25.1%

 大ざっぱに言えば、「発芽・発根」したもののうち4個にひとつは「出葉」するということである!!
 さて、今年の秋にはどれだけ「出葉」してくるだろう!?
 葉が枯れきった段階で、またフタ(シェルター)をかぶせておこうと思う。


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実生ヒガンバナ(2019年採集分)は今!!(2023/02/06) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼2019年に採集・回収した「自然結実」ヒガンバナの「種子」は530個あった。
 これらの「種子」を使った実生実験は2020年の春からはじめた。
 その「今」を報告する!! 前回の観察は、2022/12/10 であった。

●実生ヒガンバナ(2019年採集分)は今!!(2022/12/10)

▼まず【安富】【夢前】の鉢が置いてある場所からだ。
 まわりの草、笹など、また八手の葉の枯れたモノが覆い被っていた。それらをとりのぞいて観察した。

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【安富】
・「出葉」している鉢はかわらず2つである。(15㎝、17㎝)
・大きな鉢のモノひとつを加えていた。これは、育苗トレーを処理していてみつけたものだ。(16㎝)
・前回の観察とどれも同じ。「出葉」していたものは、緑が濃くなりよりたくましくなったように見えた!!

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【夢前】
・「出葉」している鉢は、前回とかわらず3つである。
・二鉢は、1枚の葉がよく伸びていた。(21.5㎝)(16㎝)
・一鉢は葉が2枚のびてきていた。(13㎝、18㎝)
・日当りが悪いことが、葉の伸び、枚数に影響しているのだろうか!?
 それはごくアタリマエのことに思えた。

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▼次は群生地【福崎】である。

【福崎】
・「出葉」している鉢は前回と変わらず13鉢である。
・二枚の葉をのばしている鉢は4つに退化していた!!
・複数枚の葉をのばしている一鉢ではすごいことが起こっていた。
 明らかに「分球」(球根が2つに分かれる)をしている。これがより明確になっていた!!
 それぞれに2枚の葉と3枚の葉が出てきていた。
 これも前回よりも成長していた!!(No. 441)
・いちばんよく伸びた葉で25㎝に達していた。
・西日がよく当たるとは言え、日当りの悪さが葉の伸びをおさえているのだろうか!?

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【その他】
・「出葉」している鉢はここも前回と同じく3つあった。
・いずれもが二枚の葉がでていた。(21㎝、17㎝)(13㎝、13㎝)(13㎝、4㎝)

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▼「育苗プラグトレー」から大きな植木鉢に植え替えたものについてである。

【育苗トレー】から
・前回同様に5鉢までが「出葉」していた!!
・2枚「出葉」しているものは3つもあった。
・広いところに「引っ越し」したせいかずいぶん元気よくのびた鉢もあった。(24㎝、24㎝)(16㎝、16㎝)(10㎝、5㎝)

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結論として、「出葉」している鉢の数は27鉢である!!

現段階(2023/02/06)における「出葉」は前回と同様27個である。

これまでをまとめると次のようになる。


【2019年採集分の実生実験】の現段階での結果(2023/02/06)

【2019年】 530個の「種子」採集・回収

【2020年】
・発芽率  140/530×100=26.4 %
・出葉率  54/140×100=38.6%
 全体で  54/530×100=10.6%

【2021年】
・2年目の出葉率 27/54×100=50.0%

【2022年】
・3年目の出葉率 27/54×100=50.0%

 今回の観察は、あくまで3年目に「出葉」したものを再度観察したものである。
 前回と同じ結果であった。
 この後、葉は枯れて地上部から姿を消すだろう!!
 そして…!!

 

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実生ヒガンバナ(2019年以前分)は今!!(2023/02/04) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼あるはずのないヒガンバナ(3倍体)の「種子」を育てていた。
 「種子」から育てるから、それは実生ヒガンバナ実験とよんでいた。
 まずは、2019年より前に、採集・回収した「種子」についてであった。
 前回の観察は、昨年の12月であった。

●実生ヒガンバナ(2019年以前分)は今!!(2022/12/09)

▼実生ヒガンバナ(2019年以前分)実験中の9つの鉢を明るいところに持ち出して観察してみた。
 実生実験開始が古い順番に見て行く。

●2014年「種子」採集→2015年実生実験開始→植木鉢3つ

・「出葉」しているのは一鉢だけ。
・葉の数は前回とおなじく 4枚!!
・葉の長さはほぼ35㎝、34㎝、33㎝、25㎝ ほぼ前回と同じようだ!!
・むしろ葉は全体に「太って」たくましくなったような気がする。

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▼次は2016年に採集・回収した分に行く。

●2016年「種子」採集→2017年実生実験開始→植木鉢3つ

・こちらも「出葉」しているのは一鉢だけ。
・葉の数は前回と同じく、5枚!!
・こちらも葉の長さは前回とほぼ同じようだ。
 27㎝、25㎝、19㎝、19㎝、18.5㎝
・こちらも太くなりたくましくなっている気がする。

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▼最後は2018年採集・回収分だ。

●2018年「種子」採集→2019年実生実験開始→植木鉢3つ

・「出葉」している鉢は前回と同じく二鉢だ。(A、Bのみ)
・「出葉」している葉の枚数Aは1枚、Bは2枚だ!!
・Aの1枚はほぼ前回と同じ長さに伸びていた!!
 A… 20㎝
・Bの二枚の葉は前回より少しのびていた!!
 B… 20㎝、16㎝

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 コヒガンバナ(2倍体)の実生実験に較べるとちがいは歴然としている!!
 しかし、日本のヒガンバナ(3倍体)も負けてはいない!!

 ひょっとしたら、ここから花茎がのびて…!? の夢はあきらめきれないのである。

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実生コヒガンバナは今!!(2023/01/30) #コヒガンバナ #二倍体 #実生コヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会

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前回の観察から年を越して、50日以上がたっていた!!
 明るく広い場所に16鉢を出して来た。
 まだ葉の根元には少し雪を残している鉢もあった。
 前回のときに確認したように「株分かれ」=「分球」を思わせるものも2鉢あった。

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▼例によって、16鉢を葉の枚数の多い順番にならべて見た!!
 この姿をみているだけでも圧巻である。
 あらためて、葉の枚数を数えてみた。結果は前回と変わっていないように思う。
 ともかく葉の枚数が多すぎて、数えるたびにちがう数がでてきてたいへんだった。
【28枚】…1鉢
【24枚】…1鉢
【11枚】…3鉢
【9枚】 …1鉢
【8枚】 …1鉢
【7枚】 …2鉢
【5枚】 …2鉢
【4枚】 …4鉢
【2枚】 …1鉢

 葉の枚数は変わらないようだ。
 葉の長さもほとんど変わらないようだ。いや若干短くなり、太った感じもする。
 それでも、どの鉢の葉も長いのは35㎝以上のびている。葉の数が少ない分、長さが40㎝に達しているものもある。

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▼さあ、今年こそこのなかから「実生コヒガンバナ開花第2号」が出ることを期待してしまう。
 春が本格化すれば、葉たちは枯れてしまうだろう。
 そして、8月下旬~9月上旬になれば、土中から「花芽」がニョキニョキと…!?
 楽しみである o(^o^)o ワクワク

▼前回に3つの課題をあげていた。
 まだどのひとつも解決していなかった。
 (1)鉢の置き場所の問題だ。
 (2)根の問題。鉢の大きさ!?
 (3)ひとつだけ花が咲いただけでは、うまく「種子」がつくれないのでは!?

 葉が地上部から姿を消すまでになんとか。

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2022年・ヒガンバナの「種子」の完全回収をはじめた!!(3)(2022/12/16) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

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▼これまでどおり、「自然結実」ヒガンバナの群生地順に
・花茎採集日
・「種子」回収日
 の早い順番に、これまでに回収した「種子」のすべてを並べてみた!!

▼まずは【安富】、【夢前】である。
 これまでには、年に何度も訪れた場所であるが、今年は事情あって、一度(2022/11/15)きりであった。 
 それにしても少ない!!

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▼次は、群生地【福崎】だ。
 ここは、いちばん近い群生地ということで、いつものように「自然結実」花茎採集に出かけた。(2022/11/11)
 道路をはさんで、南側では、いつものように大量の花茎を手に入れた。
 結果的に「回収」できた「種子」は、30個であった。

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▼その他としては、あまり自由に動け回れなかった今年は、限られた場所で「自然結実」花茎を採集した。
 まず、いつもの散歩道で採集した。
 そして、ついにもっとも身近である我が家の庭でも。
 結果的に「回収」した「種子」は、それぞれ
・「散歩道」 22個
・「庭」 2個
 であった。

【2022年】の総合計は59個であった!! 
「安富」2個+「夢前」3個+「福崎」30個+「その他」24個 =59 個 !!

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▼最初の発見の2013年から、2022年の今年までの「回収」した「種子」の個数をならべてみる。

【2013年】10個以上正確には不明 「安富」群生地発見で喜んでしまい散逸

【2014年】30個 「夢前」群生地発見、「安富」群生地なし

【2015年】69個 「福崎」群生地発見、「福崎」63個が目立つ

【2016年】73個 再び「安富」33個が目立つ

【2017年】31個 「福崎」20個が目立つ

【2018年】34個 「安富」17個 「福崎」16個 「自宅庭」1個

【2019年】530個 「安富」107個+「夢前」186個+「福崎」184個+「その他」53個 = 530個 !!

【2020年】16個  「安富」5個+「福崎」4個+「福崎B」7個 = 16個 

【2021年】823個 「安富」208個+「夢前」55個+「福崎」419個+「その他」141個 = 823個 !!

【2022年】59個  「安富」2個+「夢前」3個+「福崎」30個+「その他」24個 =59 個 !!

 「59個」を多いと見るか、それとも少ないと見るかはいろいろ考えのあるところである。
 ただ今年は、自由に「群生地」巡りができないというハンディがあったことも確かだ。
 これ以外にも、みすみす「自然結実」花茎を見逃したというヒガンバナもあった!!
 さて、来年2013年は !?

(了)


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2022年・ヒガンバナの「種子」の完全回収をはじめた!!(2)(2022/12/15) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

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▼「自然結実」ヒガンバナの「種子」を完全「回収」すると言っても、それはもうとっくに始まっていた!!

●「自然結実」ヒガンバナの「種子」の回収をはじめた!!(2022/11/02~) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #三倍体 #日本ヒガンバナ学会

 「目玉オヤジ」は、次々ところがり落ちていたのだ。
 それらは、「回収」し、すでに保存をしていた。

▼昨日(2022/12/15)は、今一度、枯れてショリショリ、ボロボロとなった花茎先端部を揉みほぐすようにして、「種子」もどきの最終チェックをしてみた。
 「自然結実」花茎採集の古い順番に行っていった!!
 まずは、いちばん古いのが、いつもの「散歩道」だ。(福S 2022/10/25 )
 「もうないだろう」と思っていたが、それは大きなまちがいだった!!まだまだぼろぼろとこぼれ落ちてきたのだ!!
 そして、最終的には、12個もの「種子」らしきものを手に入れたのだ。

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▼次は、2022/11/11採集の群生地【福崎】の分だ!!
 同様の作業をしてみた。
 なんとこちらは、14個もの「種子」がこぼれ落ちてきたのだ。

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▼そして、最後は、2022/11/14採集の我が家の庭と2022/11/15採集の群生地【安富】【夢前】の分である。
 我が家の庭の分は、すでに「種子」はころがり落ちてしまっていた。
 群生地【安富】【夢前】については、それぞれ1個ずつ「種子」らしきものを手に入れた!!

 結果的には、昨日(2022/12/15)だけで、28個の「種子」を「回収」した!!

 そして、

 2022/10/25~2022/12/15までの「水栽培」は完全に終了した!!
 
(つづく)

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2022年・ヒガンバナの「種子」の完全回収をはじめた!!(1)(2022/12/13) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

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▼今年は、何と言っても「特別の年」であった!!
 2013年の「自然結実」ヒガンバナの群生地を「発見」して以来、こんなことはじめてであった!!
 事情あって、
 自由に「自然結実」ヒガンバナ巡りができなくなってしまったのだ。
 まだ、まだ ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追いかけている途中なのに…!!

▼でも、やっぱりあきらめきれなかった。
 せめて、歩いてすぐ行ける毎日の「散歩道」ではどうだろうと!?
 つづいて、もっとも近くの群生地【福崎】へと出かけてしまったのだった。

今こそ、「自然結実」ヒガンバナを!!(1)(2022/10/23) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #三倍体 #日本ヒガンバナ学会

今こそ、「自然結実」ヒガンバナを!!(2)(2022/10/25) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #水栽培 #日本ヒガンバナ学会

 そして、群生地【福崎】へと

●「自然結実」ヒガンバナ群生地は今!!(2022/11/11) #ヒガンバナ #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会


 さらには、我が家の庭でも、「自然結実」をみつけていた!!

庭の定点ヒガンバナも「自然結実」か!!(2022/11/14) #ヒガンバナ #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会


▼最後には、いつもの群生地【安富】【夢前】も断念できず、車にのせてもらって出かけて行ったのである。
 そこには、まったく予想外の展開が待っていた!!

●「自然結実」ヒガンバナ群生地は今!!(2022/11/15) #ヒガンバナ #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

●「自然結実」ヒガンバナ群生地は今!!(続)(2022/11/15) #ヒガンバナ #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

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▼それら、「自然結実」ヒガンバナの花茎をすべて、「水栽培」をしていた。
 花茎はすっかり枯れ果てて、そこから黒い完熟「種子」がこぼれ落ちていた!!
 もう、それらの完全「回収」のときがきていた!!

(つづく)


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実生ヒガンバナ(2021年採集分)は今!!(2022/12/12) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼2021年に採集・回収したヒガンバナの「種子」は実に823個であった!!
 そのヒガンバナの「種子」を使った実生実験!!
 前回の観察は2022/10/21であった。

実生ヒガンバナ(2021年採集分)は今!!(2022/10/21) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

 この段階で、すでにはじめての「出葉」がはじまっていた。
 
▼今年の実生実験は、これまでと決定的に違って「発芽・発根」した場合も植木鉢に植え替えずにいた。
 育苗トレーのなかにそのままにしていた。
 ひと手間を省くというより、823個の「種子」は多すぎたのだ!!
 それだけでなく、植木鉢を置く場所がもうなかった。それから育苗トレーのなかで、「発芽・発根」チェックもれがあったからだ。
 これまでに「出葉」したものは、葉が伸びて来ているはずだった。

 そして、今は<葉の季節>!!
 12個の育苗トレーのシェルター(フタ)をとったままだった。
 けっこう落ち葉でいっぱいだった!!

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▼できるだけていねいに前回「出葉」をチェックしていたものを中心に、その伸びを見ていった。
 群生地ごとに「出葉」しているものをカウントしてみた。

【安富】(出葉数11)
・総体的に「出葉」している葉は短い。
・最長は12.0㎝である。
・もっとも大きな特徴は、1年目からすでに2枚の「出葉」しているものがあった!!
・これは【安富】のみに見られた!!

【夢前】(出葉数1)
・前回とかわらず、たったひとつだけ「出葉」!!
・それでも11.0㎝まで伸びていた。

【福崎】(出葉数23)
・圧倒的多さである!!
・アタリマエだが、集中して(採集場所・採集日・回収日の近いモノ)、「出葉」しているところがある。示唆的デアル!!
・15㎝前後まで伸びたもの多数あり。
・最長は18.5㎝まで伸びていた。

【その他】(出葉数13)
・ここもまた集中して「出葉」している場所があった!!
・これは、「自然結実」ヒガンバナ花茎採取場所が同じであることも意味していた。
・最長は16.0㎝までのびていた。

●2022/12/12現在の「出葉」総合計=【安富】11+【夢前】1+【福崎】23+【その他】13=48

 「出葉」しているものは前回より9つ増えていた!!
 冬=「出葉」の季節に合あわせて、引き続き育苗トレーのフタはとったままにしておいた!!

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▼現段階(2022/12/12)までの実生実験1年目の経過をまとめておく。

●2022/03/15 2021年に採集・回収した823個の「種子」を使った実生実験を開始する!!

●2022/07/29現在、「発芽・発根」した種子の総合計199個である!!
 現段階の暫定発芽率は 199/823×100= 24.2%
 【安富】にいたっては 69/208×100= 33.1%

●2022/10/21現在、「出葉」まで達した種子の総合計39個である!!
 現段階の暫定出葉率は 39/823×100=4.7%
 「発芽・発根」したもののうちでは 39/199×100= 19.6% 


●2022/12/12現在、「出葉」まで達した種子の総合計48個である!!
 現段階の暫定出葉率は 48/823×100=5.8%
 「発芽・発根」したもののうちでは 48/199×100= 24.1% 


 これはあくまで暫定値である。
 さて、これからのどのように展開していくだろう!? 楽しみである!!

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