実生コヒガンバナは今!!(2023/11/13) #コヒガンバナ #二倍体 #コヒガンバナの種子 #実生コヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会
▼しまった!!
でも、まちがいない!!これはコヒガンバナの「種子」である。
いっきょに冬めいてきた昨日(2023/11/13)。
もうそろそろ「自然結実」したコヒガンバナの「種子」が目玉おやじ状態になっているころではと覗いてみた。
前回の報告は2023/10/04である。
それ以降も、できるだけていねいに観察をつづけているつもりでいた。
でもその瞬間を見逃してしまった。
花茎の先の膨らんだ子房部は、枯れ葉のなかに落ちてしまっていたのだ!!
▼私はいささか慌てた!!
せっかくめぐってきたチャンスをのがしてしまったのかと!?
でも落ち着いてじっくり観察して見ると、黒々と完熟した「種子」は、ほぼそのまま落ちていたのだ。
やっと咲いたコヒガンバナは3つあった。
咲き始めた順番にA、B、Cと命名していた。
倒れ込んだ花茎の先あたりをゆっくりゆっくり「種子」をさがしてみた!!
回収できた「種子」はつぎのようになった。
Cの花茎の先には、まだ1個の「種子」がくらいついていた。
A 4個
B 8個
C 2個(1個は、花茎の先に)
▼花が咲いた鉢も、咲かなかった鉢も、コヒガンバナはすっかり<葉の季節>になっていた。
少しでも日の当たる部分の鉢と、日陰の鉢の差は歴然としていた。
今年花が咲いたのは、すべて少しだけ日の当たる場所に置いた鉢だった。
アタリマエだが、やっぱり光合成は偉大なり!!
▼回収した13個の「種子」を実生ヒガンバナ実験のときと同じようにチャック付きナイロン袋に入れて、ならべてみた。
やっぱり圧巻だ!!
ついにこのときが来たのかと感慨深いものがあった。
2倍体(2n=22)であるコンガンバナが花を咲かせ、そこから「種子」ができた!!
やっと、このアタリマエを実証した。感動である!!
同時に次なる「ふしぎ!?」が2つ。
(1)このコヒガンバナの花、いつ、どのようにして「受粉」「受精」したのだろう!?
(2)これらの「種子」は、来年の春に蒔けば、「発芽・発根」をするだろうか!?
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