新・私の教材試論(142) #金属 #アルミインゴット #教材入手

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▼長さ33.0㎝ 幅2.7~3.7㎝ 高さ3.0㎝ 重さ798g
アルミニウムインゴット !!

 それは教材「金属」BOXの底に入っていた。
 ほとんどの教材は、現場に置いてきたが、こればかりは手放すことができずにまだ手元に置いていた。
 いつどのようにして手に入れたのか今となってはわからなかった。
 長く「愛用」していたことだけは確かだ!!

▼悟空の如意棒のごとく便利だった!!
 いろんな授業の場面で使えた。

・世界の三大物質
・周期表
・【授業】金属の三つの特徴
・「はじめに原子ありき」
・「電流回路」 
・「密度」
等々あらゆる場面で登場した。

 家庭にあってもまだ使っていた!!
・「ごみ分別」を科学する!!(3)

▼執拗にこだわり保存していたのには、ひとつの“こんたん”があったからだ。
 「私の教材論・授業論(2021年版)」の3、4には私の古い古い提案をこりずにあげていた。

3 すぐれた教材の入手・開発
4 これからの教材研究・授業研究

である。4にはつづいてこんな提案もあげていた。

(1) 教材研究のネットワーク化を図り、新たな教材の発掘を                       
(2) 教材のデータベース化を図り、教材の共有財産化を

 これは【理科の部屋】たちあげ時の提案でもあった。もうそれから30年近くたった(28年か!?)!!
 ネットワーク環境も大きく変わった。
 実現可能な範囲も大きくひろがったのかも知れない。逆に克服すべき課題も多くなったのかも知れない。
 はたして今なお有効か!?
 今のネット環境をうまく活用すれば、あらたな可能性も!?
 私にはわからない。

▼私のひとつの“こんたん”とは、このアルミインゴットを「共同入手」することだ。
 それも単なる「共同入手」だけでなく、「オマケ」つきだ!!

・「アルミ工場見学」オフ実施!!
・「アルミインゴット」実践報告会という名のオフ!!
・フリーに「おすそ分け」できる環境の構築!!
等々だ。

 “こんたん”が単なるポンコツの夢物語に終わるか、それとも!!

 情報は発信するところに集まる!!
 情報は交叉するところに生まれる!!

 情報=教材!!

(つづく)

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新・私の教材試論(141) #紅餅 #紅花染 #常民の科学

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▼「ものづくり」BOXからはみ出した諸々のモノを未整理のまま積んでいた。
 そんななかに最上河北町で手に入れた「紅餅」、京都の田中直染料店で手に入れた「紅花」等があった。
 「紅餅」の方には、「紅花染」の説明書、「炭酸カリウム」まで一緒に入っていた。
 はやくやってみなければと思いつつ、まだそのまま置いていた。
 説明書を読んでみて、あらためて驚くのだった!!

 最初は濃度のちがう「炭酸カリウム溶液」を作り、そこに「紅餅」を入れる。それを繰り返し「紅染め液」をつくる。
 そして、そこへ「クエン酸溶液」を加え…!!
 
 なんとそれは中和滴定そのものでは!!

▼これは、「あれもこれも病」の方に属するのだろう。
 「私の教材論・授業論(2021年版)」に一見、教材論とは関係のないようなことを書き込んでいた。
 次のように
 
2 すぐれた教材の可能性~常民の科学を授業に~
  すぐれた教材が、生産的生活のなかにある 。
  『常民の科学』を授業に…。
  常民の衣食住の生活のなかに、自然とのつき合い方を学ばせること。           

 「常民の科学」!?

▼「常民の科学」は私の勝手な造語デアル!!
 この造語を使い始めたころに書いた思い入ればかりが先行する文章があった。

●『常民の科学』を授業に!! ~「もうひとつの科学史」を授業に~ 

 ここでも「紅花染」の「中和滴定」反応に感動したことを書いていた。
 
 ここにまちがいなく、学ぶに値する「科学」がアル!!

▼こう書いてから33年も経ってしまった!!
 いよいよ「店じまい」が近づいている。
 「常民の科学」を授業に!!はどこまで具現化できたのだろう?

 これからでも可能なことはなんだろう?

 そう言えば、藍染めの「すくも」も使わぬままほこりをかぶって今なお置いていた。

(つづく)

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新・私の教材試論(140) #ばっかり病 #あれもこれも病 #教材論

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▼私には昔から相反するふたつの持病があった!!
「ばっかり病」と「あれもこれも病」である。

「ばっかり病」を発症すると、他のものがよく見えなくなってしまう。
視界に入るモノはすべてそれに関連づけて見えてくる。
関連づけできないものは、無意識(意図的かも)のうちに視野からはずす。
やっかいなのは、自分が今、「ばっかり病」を発症していることになかなか気づかないことだ。
真逆なのが
「あれもこれも病」だ。
「あれも面白そう」「これも楽しそう」と次々と興味の対象がかわっていく病だ。

▼私が今までに体験してきた「ばっかり病」のひとつに「教材ばっかり病」があった。
 理科の教師にとって「教材」は決定的に重要な意味をもつ。
 それは理科が具体的モノを扱う教科であるからだ。
 だから、それにこだわり手前味噌の「教材論」を繰り返し語ってきた。

 今どき変なはなしだが、私はどうもパワーポイントというものが苦手だった。
 そこで、とった私の手段はいつでも参照できるWebページをつくることだった。

▼ずいぶん前置きの長い話になってしまった。
 20年近く前につくった「教材論・授業論」のページもいたるところでリンクぎれが生じていた。
 そこで、「教材ばっかり病」よろしく、修復できるところは可能な限りやってみた。
 40年近く前から繰り返してきた繰言の羅列!!

◆私の教材論・授業論(2021年版)

▼私の「教材ばっかり病」は、まだ発症したままのようだ。(^^ゞポリポリ
 なんで、今さらこんなページを更新したかというと、今 はやりのオンライン会議ででも語る機会があれば参照するためだ。
 それよりなにより自分で「教材ばっかり病」という持病を楽しむためなのかも知れない。

(つづく)
  

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新・私の教材試論(139) #200℃の水蒸気 #過熱水蒸気 #三態変化 #古川千代男

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▼それは「三態変化」BOXのなかに入っていた。

 グニャグニャに曲げられた銅管にゴム栓が!!
 それはまるで芸術作品のオブジェのようだった。

 制作者は私である。
 自慢気にいうことではないが、私は昔からとびっきり不器用であった。
 40年近く前に最初に製作したときは、「螺旋形」に銅管を巻くはずだった。
 長年使用しているあいだにここまでなってしまったのか!?
 これまた、私にはとっておきの「お宝教材」だった。

▼この「装置」の元々の発案・開発者も古川千代男先生だった。
 これは、すでに「日本理科教育史」をプロットする!!でふれているが、再び開発物語を時系列にならべてみる。

●1973年2月 「三態変化の範囲を広げよう」古川千代男(『理科教室』1973年2月号P56)

●1976年4月10日 『やさしくて本質的な理科実験2』(高橋金三郎・若生克雄共編 評論社)
11. 200℃もある水蒸気 (古川千代男 P48~) 

●1981年8月 「100℃以上の水蒸気」古川千代男 (『理科教室』1981年8月臨時増刊号『楽しくわかる実験・観察』P44)

●1989年5月 『物質の原子論―生徒と創造する科学の授業』 (プロジェクトサイエンスシリーズ)(古川千代男著 コロナ社 1989.5.10)
「4.6 200℃の水蒸気」(p75)

 『物質の原子論―生徒と創造する科学の授業』には開発物語の詳細が語られていた。
 「銅管」を手に入れるまでのたいへん興味深いことが語られている。あまりに興味深いので再び引用させてもらう。

 ちょうどその頃、船具屋さんの家庭の生徒がいたので、船舶用のエンジンの銅パイプを探して欲しいと頼んでみた。家の近所の船舶エンジン修理工場にあるとのことでさっそくたずねてみた。新品は高いが中古ならやすくしてくれるというので、2mほどわけてもらった。  生徒たちの家業を知っておくのも大切なことだと思う。それぞれの専門で使っている器具や道具など大変便利なものが多い。配線に使う圧着端子など早い時期に教えてもらったのも、熱に強い磁器のソケットを手に入れたのも、生徒の家庭からだった。教科書に載っているような古いものではなく、最新鋭のものがある。商売なのだから当たり前なのだろうが、家庭との連携というのは生活指導だけのことではない。(同書p78より)

「それぞれの専門で使っている器具や道具など大変便利なものが多い。」
「最新鋭のものがある。商売なのだから当たり前なのだろうが」

 教材開発の道筋にヒントを与えてくれる示唆的なコトバだ。

▼さて、私はこのオブジェのような「装置」を使ってどんな授業をしたのだろう。
 少しだけ「記録」を残していた。

◆【授業】水蒸気でマッチに火をつける!!(6 低温の世界・高温の世界)

 私のもっとも「お気に入り」実験のひとつだ!!

▼これもまた、いつか
 「製作のための会」を催して、一生モノ「教材」を手に入れて欲しい!!
 超不器用な私でもなんとか使いモノができた。きっと誰もが…
 その当時
 ・銅管に砂を入れておくと
 ・牛乳瓶に巻くとうまくいく
 等の「秘伝」を教える声もあったような。まあ、試行錯誤自分でいろいろやってみるのがいちばんかも!!

(つづく)

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新・私の教材試論(138) #水の成分 #水素 #古川千代男

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▼その実験装置は、「化学変化」BOXのなかにあった。
 ナイロン袋に入れられ大事そうにしまわれていた。
 この実験装置の開発者は古川千代男先生である。当時古川先生と交流のあったご縁で、この装置そのものを先生から直接譲り受けたのでした。
 アリガタイ!!
 これは私の生涯の「お宝」教材となった!!

▼古川先生のこの装置開発の経緯は

●1985年4月10日 『やさしくて本質的な理科実験3』(高橋金三郎・鈴木清龍・若生克雄共編 評論社)
37. 「水の成分」をマグネシウムで調べる(古川千代男 同書P144)

に詳しく語られていた。

 電気とか、NaOHとか余分な条件がなく、しかも、それまでに学んできた知識をもとにして、「水」に取り組めないものでしょうか。そんな事を考えていた時に目にとまったのが、ヴェルホフスキーの「化学実験教授法」(明治図書刊)でした。
 これによると、「水の成分」という項で、まずH2にとりくむようで、Ca、Na、Kなどの金属と水の反応をやっています。その中で、Mgとの反応が、水の分解として使えそうなことに気づいて工夫したものがこれなんです。(同書P144より)

 こうして、ヴェルホフスキーはフラスコなかで水を沸騰させ、その水蒸気と点火したMgを反応させる方法を考え出します。
 面白い!!しかし過激なリスクの高い実験です。
 そこで古川先生は「Mgへの点火法」を工夫します。そして、到達したのがこの「実験装置」だったのです。

▼この「実験装置」を使えば、安全にゆっくりこの実験を楽しめます。
 この装置を譲り受けて以降、何度も何度もこれを使わせてもらってきた。
 この実験は、最高にお気に入りの「お薦め実験」となった。

◆水から水素を取り出す~ 水蒸気中でMgを燃焼させる~ 

▼この実験装置を後生大事に保存してきているのにはわけがあった。
 いつか
 この実験装置を製作する会を催して、多くの方にこの「装置」を、この「実験」をツナイデいきたいと願っていたからである。
 ここに「記録」しておけば、「いつか」ははやい機会におとずれるかも知れない。
 
 材料の入手も考えはじめておこう。

(つづく)

 
 

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新・私の教材試論(137) #Webテキスト #テキスタイル #やさしくて本質的な理科実験

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▼「断捨離」決行をはばむものがあった。
 それは「これでおわり」としてしまうことへの未練だろうか(^^ゞポリポリ

 「これから」にツナガル なにかをみつけることが
 「断捨離」をスムーズにすすめる秘訣のように思えた。

▼「授業テキスト」で言えば、これまでのこの営みを「これから」にツナガルものとしてWebテキストというかたち実現したいと思った。
 いくつかの試案も検討中である!!
 このとき、大きなヒントと勇気を与えてくれるコトバがあった。
 「テキスタイル」
 である。
 「テキスタイル」はこう説明されていた。

 ”テキスタイル”ということばは、いつとはなしに造り出され、使用されるようになった。”わたしたち”の造語である(textile=織物ではなくて、text+style=textyleである。)”わたしたち”が教えたい、わかってほしいと願う事柄がきまったからといって、それはまだテキストではない。テキストは、発問と、資料と、実験と、読み物などで構成されるが、とりわけ、どんな発問を、どんな順序で用意するかが重要である。いや、内容がきまってから「さて発問は?」というのでなくて、事例に関する発問、事例を法則の支配下に位置づけさせる発問、等を考える過程の中で、”わたしたち”の中に次なる内容が求められ、獲得されていくのである。 (『極地方式入門』(高橋金三郎・細谷純編、国土社1974.3.20) p174より)

 これこそが私にとっては最高の学びの方法であることに気づいてきた。
 「これから」もテキスタイルを意識しながら学び続けたい!!

▼「教材」BOXにいまなお残している教材の大元になるネタ本があった。
 もっともよく参考にしてきたのは、『やさしくて本質的な理科実験』1~4である。

●1972年7月10日 『やさしくて本質的な理科実験1』(科教協東北地区協議会編 評論社)
●1976年4月10日 『やさしくて本質的な理科実験2』(高橋金三郎・若生克雄共編 評論社)
●1985年4月10日 『やさしくて本質的な理科実験3』(高橋金三郎・鈴木清龍・若生克雄共編 評論社)
●2001年10月10日 『やさしくて本質的な理科実験4』(鈴木清龍・若生克雄共編 評論社)

『やさしくて本質的な理科実験1』の巻頭言にある高橋金三郎氏のコトバを少し引用させてもらおう。

これで私たちの「実験」の意図はおわかりでしょう。私たちの「実験」はそれ自体独立したものではなく、授業実践のなかから必然的に生まれたものであり、私たちの教育運動そのものであります。(同書P2より)

さらには、

 しかしそれらは決して、偉大なる権威をもって述べられているのではなくて、みんなが失敗し悩んでいることを、私たちはこうしたら何とかうまくいくではないかと思うといった本当に謙虚な気持ちで持ち出しているのです。同じ仲間としてそれらに対し「わたしはこうやってうまくいかない」「これはどうなんだ」「どこからどうして手に入れるのか」などいろいろと苦情、疑問、注文、忠告を何でもおきかせ下さればこれにこした喜びはないのです。  そのために、創案並びに執筆者は各項の末尾に書いてありますし、住所氏名もあげていますのでどうぞ気軽にご連絡下さい。また、お願いなのですが、この実験をおやりになったら子どもの反応をハガキ一枚にでも結構です。執筆者へお知らせ下さい。実践報告その他として発表される方は、この実験集によって知りそれによってやったということを付記して下さい。(同書p3より)

 と言っていた。
 この姿勢は、この後もずっと一貫して貫かれたこの「実験集」の姿勢だった!!
 裏表紙には、はっきりわかるようにこう書かれていた。

■失敗したら必ずお知らせください。
■子どもの反応をお知らせください。
■発表される時は、この実験書によったことを付記してください。

 ここに「教材」を「これから」にツナグためのヒントがある。
 「教材」BOXの「断捨離」をすすめながら、「これから」にツナグ 努力もしていきたいものだ!!

▼最後に『やさしくて本質的な理科実験4』の巻頭言のコトバを引用させてもらおう。

 理科ぎらい、理科ばなれがいわれますが、そんな状況のなかで実験書、ものづくりは花ざかりのようです。超教科は脱学校を生みだしています。(それはあだ花か。)私たちは脱学校のなかから、学校での学習が再構築されると考えていますが。  それは、これまでの蓄積の成果を自らのものとして、子どもの要求に敏感に反応し対応できるように自らをつくっていくことによるしかないのではないでしょうか。  2001年8月   鈴木清龍・若生克雄

 示唆的なコトバだ!!
 それからまもなく 20年!!
 「教材」を「これから」に ツナゲヨウ !!

(つづく)

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新・私の教材試論(136) #授業テキスト #授業と教材 #大竹三郎

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▼このBOXはひっぱり出すだけでひと仕事であった。
 重たかった。
 「授業テキスト」BOXだ!!

 この「授業テキスト」のなかに、私の「授業」のすべてがあった。
 「ねらい」
 「発問」
 「展開」
 「板書」等々
 「授業」をするたびに可能なかぎりの更新を続けてきた。

▼従って、「教材」BOXに残っている「教材」のすべてが、この「授業テキスト」に位置づけされいた。

 「教材」は「授業」という文脈なかで生まれる!!

 これは、「授業と教材」の関係におけるアタリマエすぎるほどアタリマエの鉄則だ。
 「教材」BOXの断捨離をすすめながら、あわせて今一度「授業テキスト」にも目をとおしたいものだ。

▼かつて大竹三郎氏は『理科実験法の再検討~教材論的研究~』(大竹三郎著 明治図書 1980.10.5)のなかで次のように語っていた。
 

やはり、自分の中に、それだけの必然性がなくてはなりません。そうした必然性は、果実の熟するのに似ていて、ある期間の熟成を待たないと、具体的に現れてこないようです。それもなにかのきっかけが必要です。わたしの場合実験改善の必然性も、新しい実験の発見も、そのきっかけは、授業における子どもの発言です。また、授業をした先生のつまずきです。(同書 P120より)

▼「授業」で生まれた「教材」が進化(深化)し、仕上がっていくのもやはり「授業」です。
 大竹氏は、「教材」を「仕上げる」ということについてこうも語っていた。

わたしは、現在、学校で実施されている多くの実験が、なお教材として仕上げられていないと考えます。これらの実験が授業の課題にピタリ答えられるように、その内容、形式ともに仕上げられなくてはなりません。ところが、わたしたちは、もうこれ以上、変えようとしても変えられないものと受けとめています。とくに長い歴史をもった伝統的な実験に対してそうです。(同書 P119より)

 すごい意思表明です。理科教師としての誇りに満ちた決意です。
 「教材」はあるのではない、「仕上げるんだ」とは すごい!!

(つづく) 

 

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新・私の教材試論(135) #新新マグデブルク半球 #3K1Aの法則 #3Hの法則

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▼「気象」BOXの底の方に黒い吸盤のようなものがあった。
 あれだ!!
 久しぶりにひっぱり出してきた。
 「新・新マグデブルク半球」である!!
 
 長いあいだ探し求めてやっと手に入れた「教材」だった。
 これは、やっぱり「断捨離」対象からはずしておきたい。

▼「これまでの」と言っても、ほんとうに古い話だが、自分の「教材論」を人にお話しするときのために作ったページがあった。

◆新「私の教材論」(03年版)

 ほとんどが「リンクぎれ」になっている。根本的な考えの骨子は今もかわらない。
 いつかは修復したいと思っているうちに今日なってしまった。

「新・私の教材試論」を展開するうちに、私は面白いことを主張するようになっていた。
 ガラクタ教材の山から、「すぐれた教材」を発掘するための判断基準となる「法則」であった。
 これまでの「教材論」を集約するような「法則」だった。
 2つあった!!それらをこう勝手になづけていた。

●「3K1Aの法則」

●「3Hの法則」

 ひとつずつもう少しくわしく。

●「3K1Aの法則」
・「感動」のK
・「簡単」のK
・「きれい」のK
・「安全」のA 
 
 すぐれた教材の鉄則はまず教師自身の「感動」だ!!
 自らが「感動」しないようなものでは何も伝わらない。

 「原理・原則」がむき出しの「簡単」なものこそ「感動」を呼ぶ。
 如何に巧妙につくられたものでも「複雑」なものは、すぐれた教材にならない。
 「簡単」にする発明、工夫こそスバラシイ!!
 先の「新・新マグデブルク半球」はここに該当するのだろう。
 
 自然の法則は「きれい」だ!!
 法則に気づけば「きれい」に見えてくる!!とも

 「安全」特に現代は必須!!
 「安全」を考えることはけっして自然のダイナミック性を失うことにはならない。
 むしろ「安全」への配慮こそが自然とのつき合い方を教えてくれることになるのだ!!

▼もうひとつの法則に行こう。

●「3Hの法則」
・「ホット」(話題性)のH
・「本質的」のH
・「ホンモノ」のH

教材は自ずから時代や社会の影響を受けている。生徒たちの興味関心を惹くものでなければならない。
日常生活のなかの「科学」と結びついたものであることが大切。

 科学的基礎概念の形成に関わるもの。
 一見無関係に思えるものも、より「本質的」なものは面白い!!

 「ホンモノ」には2つある。
 「自然は最高の教科書!!」に由来するホンモノ。自然の具体物を教室に持ち込むのだ。
 もうひとつは
 プロの科学者・技術者たちがつかっているホンモノを教室に持ち込む。
 暮らしの中で自然にはたらきかける営みをしているプロたちのホンモノを教材に。
 先の「新・新マグデブルク半球」の吸盤はまさにこれだ!!
 この吸盤は、工場で大きな鉄板を運ぶのに使ったり、ガラス屋さんが手の届かない大きなガラスを運ぶのに使用している「ホンモノ」なんだ!! 
 
 これらの「法則」を少し意識し、吟味しながら「断捨離」を進めよう。

(つづく)

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新・私の教材試論(134) #店じまい #断捨離 #教材論

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▼堆く天井に達するまで積み重ねられたケース・段ボール箱!!
 なかには「教材」が入っていた。その都度、できるだけ処理をしてきたつもりだがまだ捨てられないものが残っていた。
 興味ない人にとってはただのガラクタの山!!
 でも、私にとってはタカラの山!!
 しかし、このままでは、ここはただの「物置」になってしまう!!

 なんとかして…。

▼私は、「教材」に関しての考えをシリーズでまとめる試みをはじめていた。

◆新・私の教材試論

である。その1回目を書いてからずいぶんの年月が経っていた。

●新・私の教材試論(1)(2008/10/18)

 また、前回にこの試論(133)を書いてからでも3年以上の月日が経っていた。

●新・私の教材試論(133)(2018/02/11)

▼なぜ唐突にこんなことを言い出したかというと、私の「店じまい」の時期がせまってきたからだ。
 「タカラの山」だけに固執していては、「物置」に死蔵することになり、ほんとうに「ガラクタの山」になってしまう。
 そこで
・徹底した断捨離の決行!!
・今一度、使いながら処分を考える!!
・新・私の教材試論を並行して再開する!!
 等を決意した。
 期限はない。でも やっぱり ゆっくり急ごう!!

▼その具体的な動きに入るまでにやっぱり今一度、私の教材論の「これまで」にふれておこう。

◆「連載:私の教材論(1)~(10)」

 読んでいたら、けっこう面白い!!
 ついつい手がとまってしまう。(^^ゞポリポリ

(つづく)

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新・私の教材試論(133)

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▼雪でなく
  霙でもなく
 雨だった!! 
 蓮根の植え替えから42週目の大賀ハス観察池に落ちた雨粒には春の光が内包されていると感じた。

▼少しは回復したというものの体調不調が続く。
 気分まで少し滅入る。
 少し意気込んで書き始めた「2018年版 教材の入手・開発の鉄則」も少し休憩の気分だ。
 できれば本日のファラデーラボの「かがくカフェ」にツナガレバ!!
 という思いがあったが…(/_;)

▼順番もまだまだ吟味の必要もあるだろうし、具体例ももっともっとあげる必要があるだろう、がとりあえず今までにあげているものだけをならべておこう。
 
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2018年版
【教材の入手・開発の鉄則】

(1) 先行する実践から貪欲に学ぶ。

(2) 校区(地域)の○○屋さんとは、仲良くしよう。
 ・ 教材屋さんだけに教材があるのではない。 
 ・ ○○さんは、その道のプロである。
 ●校区「教材マップ」の作成!!

(3) 「教材入手連絡一覧表」をつくろう!!

(4) 【入手DB】をみんなで構築しよう!!

(5) 「定番教材(実験)」のルーツを探ろう!!

(6) 仲間、子供と一緒にやろう!!

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▼こうしてならべて見るとアタリマエのことばかり!!
 さして大げさに言うほどのことではない。
 
 気分が回復してきたら、再吟味をはじめたい。
 とりあえずここまでで保留しておきたい。

いつかに
(つづく)

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