2019年・今年の私の「自由研究」は!?(1) #自由研究

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▼あれっ!?こんなところに!!
今年10番目に出会った10号コガネグモは、とんでもないところに出現した。
これまでのコガネグモとちがって草むらのなかではなかった。
そこから少し離れた橋の欄干のところだった。
なんでまたこんなところに ?(゜_。)?(。_゜)?
まさかロープの黄色と黒の縞模様が、自らの体の模様と近いから!?
そんなばかなことないか (^^ゞポリポリ
ところでクモの目は世界をどのように見ているのだろう!?
 またあらたな「ふしぎ!?」が生まれたのだった。
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▼この時期が来ると、毎年ワクワクドキドキの胸騒ぎがはじまるのである。
 言わば一種の「職業病」だろうか。
 そう、「自由研究」の季節がやってきたのだ!!
 ずいぶん長く新・「自由研究」のすすめ試論を展開したりして、「自由研究」のことを考えてきていた。
 今年は、ひとつ徹底して私自身の「自由研究」にこだわってみようと思う。
▼試論を展開するなかで、面白いことを提唱していた。
 「アカソナキヤ方式」の提唱デアル!!
◆アカソナキヤ方式
 タリマエ を当たり前として流さずに
 ンガエテミルト けっこう「ふしぎ!?」なことはいっぱいある。 
 ウイエバ そのこと教科書に、本に、Webにあったような。
 ントクナク でいい。その「ふしぎ!?」に予想をたててみよう。
 ットコウナルハズ の私の仮説をたててみよう。
 ッパリ そうだったか!!となれば、これは大発見だ。

▼今年の私自身の「自由研究」にも「アカソナキヤ方式」をあてはめてみよう。
 まず最初にくるのはテーマ選びだ。
 10号コガネグモの「ふしぎ!?」を出発点として、シロウト「クモ学」も有力なテーマになりそうだ。
 子規庵のヘチマ、三枚目の葉は勢いがあった。どう展開していくのだろう!? この観察日誌もりっぱなテーマになるかもしれない。
 夕方、少し高い所から「我がふるさと」を一望した。
 「我がふるさと」の動く大地の物語もテーマの候補だ。
 その上の「雲見」も
 「雲見」とflightradar24も
 考えればいろいろ出てきそうだ。
 テーマ選びをしばし楽しんでみよう。
(つづく) 
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牧野富太郎の『赭鞭一撻』を読む。(3)

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▼あれっ!?
 今年はじめて出会ったコガネグモ1号の近くに、もう一匹のクモが!?いや獲物だろうか!?
 近づいてじっくり見るとちがっていた。脚の模様の跡からもわかった!!
 脱皮したのだ!!
 クモは昆虫のように変態をしない。出のうしてきて、団居(まどい)をしているときからクモの姿をしたクモの赤ちゃんだ。
 脱皮を繰りかえしながら成長していくのだった。
 1号くんもこれでひとまわり大きくなったのかな。
 さあ、いつまでつき合ってくれるかな!?
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▼牧野富太郎の『赭鞭一撻』を最後まで続けよう。

〇跋渉ノ労ヲ厭フ勿レ
峻嶺岡陵ハ其攀登ニ飽カズ洋海川河ハ其渡渉ヲ厭ハズ深ク森林ニ入リ軽ク巌角ヲ攀(よ)ヂ沼沢砂場ニ逍遥シ荒原田野ニ徘徊スルハ是レ此学ニ従事スルモノヽ大ニ忽(ゆるがせ)ニス可ラザル所ニシテ当ニ務テ之ヲ行フベキナリ其之ヲ為ス所以ハ則チ新花ヲ発見シ土産ヲ知リ植物固有ノ性ト其如何ノ処ニ生ズルカヲ知ルニ足レバナリ

○植物園ヲ有スルヲ要ス
遠地ノ産ヲ致シ稀有ノ草木ヲ輸スルトキハ皆之ヲ園ニ栽(うえ)テ之ヲ験スベキナリ又賞玩ノ草木ニ至テハ随在之ヲ自生スルモノニ非ズ故ヲ以テ之ヲ園ニ培養セザルヲ得ズ又山地沼沢等ノ草木ヲ栽蒔(さいじ)シテ他日ノ考ニ備フルハ大ニ便ヲ得ル有ルナリ故ニ植物学ヲ修スルノ輩ハ其延袤(えんぼう)ノ大小ヲ問ハズ当ニ一ノ植物園ヲ設置スルヲ以テ切要トスベシ既ニ園ヲ設クレバ則チ磁盆鋤鍬(じょしょう)ノ類ヨリシテ園ニ俟(ま)ツノ物ハ一切予置スルハ更ニ論ヲ俟ザルナリ

○博ク交ヲ同志ニ結ブ可シ
道路ノ遠近ヲ問ハズ山河ノ沮遮ヲ論ゼズ我ト志ヲ同クスルモノアレバ年齢ノ我ニ上下スルニ論ナク皆悉ク之ト交ヲ訂シ長ヲ補ヒ互ニ其有スル所ヲ交換スレバ其益タル少小ニ非ズシテ亦一方ニ偏スルノ病ヲ防グニ足リ兼テ博覧ノ君子タルコトヲ得ベシ

○邇言ヲ察スルヲ要ス
農夫野人樵人漁夫婦女小児ノ言考証ニ供スベキモノ甚ダ多シ則チ名ヲ呼ビ功用ヲ称シ能毒ヲ弁ズルガ如キ皆其言フ所ヲ記シ収ムベシ他日其功ヲ見ズンバアラザルナリ故ニ邇言(じげん)取ルニ足ラズト云ガ如キニ至テハ我ノ大ニ快シトセザル所ナリ

○書ヲ家トセズシテ友トスベシ
書ハ以テ読マザル可ラズ書ヲ読マザル者ハ一モ通ズル所ナキ也雖然其説ク所必ズシモ正トスルニ足ラザルナリ正未ダ以テ知ル可ラズ誤未ダ以テ知ル可ラザルノ説ヲ信ジテ以テ悉ク己ノ心ニ得タリト為シ独(た)ダ一ニ書ヲ是レ信ジテ之ヲ心ニ考ヘザレバ則点一ニ帰スルナク貿貿乎トシテ霧中ニ在リ遂ニ植学ヲ修ムル所以ノ旨ニ反シテ其書ノ駆役スル所トナリ其身ヲ終テ後世ニ益スルナシ是レ書ヲ以テ我ノ家屋ト為スノ弊タルノミ如此(かくのごと)クナラザル者ハ之ヲ心ニ考ヘ心ニ徴シテ書ニ参シ必シモ書ノ所説ヲ以テ正確ニシテ従フベキト為サズ反覆討尋其正ヲ得テ以テ時ニ或ハ書説ニ与シ時ニ或ハ心ニ従フ故ヲ以テ正ハ愈(いよい)ヨ正ニ誤ハ益(ますます)遠カル正ナレバ之ヲ発揚シテ著ナラシメ誤ナレバ之ヲ擯(しりぞけ)
テ隠ナラシム故ニ身ヲ終ルト雖ドモ後世ニ益アリ是レ書ヲ以テ家屋ト為せズシテ書ヲ友トナスノ益ニシテ又植学ヲ修ムルノ主旨ハ則チ何ニ在ルナリ

○造物主アルヲ信ズル毋(なか)レ
造物主アルヲ信ズルノ徒ハ真理ノ有ル所ヲ窺フ能ハザルモノアリ是レ其理隠テ顕レザルモノアレバ其理タル不可思議ナルモノトシ皆之ヲ神明作為ノ説ニ附会シテ敢テ其理ヲ討セザレバナリ故ニ物ノ用ヲ弁ズルコトハ外ニ明ナリト雖ドモ心常ニ壅塞ようそく丕閉(ひへい)シテ理内ニ暗シ如此ノ徒ハ我植学ノ域内ニ在テ大ニ恥ヅベキ者ナラズヤ是レ之ヲ強求スレバ必ズ得ルコトアルモ我ノ理ノ通ゼザル処アレバ皆之ヲ神明ノ秘蘊ニ托シテ我ノ不明不通ヲ覆掩修飾スレバナリ

▼これまでと同様、今回も『赭鞭一撻ノート』から現代語訳の一部を引用させてもらおう。

十. 跋渉(ばっしょう)の労を厭ふなかれ
ー方々の山野を歩きまわる努力を嫌がるな

十一. 植物園を有するを要す
ー植物園が必要である

十二. 博く交を同士に結ぶ可(べ)し
ー多くの同好者と友達になりなさい

十三. 迩言(じげん)を察するを要す
ー一般の人が使う名前や呼び名から推測することも必要である

十四. 書を家とせずして、友とすべし
ー本に書かれていると安心せずに、本を対等の立場の友と思いなさい

十五. 造物主あるを信ずるなかれ
ー神を信じてはいけない

▼今回もやっぱり納得することばかりだ!!
 二十歳前の少年(どう考えても青年)がこんなことを書いたのだろうか!?
 やっぱり牧野富太郎は知の巨人だ。
 どれも納得し、学ぶことばかりだが 特に次の三ついたく同感し感動するのである。

十一. 植物園を有するを要す
ー植物園が必要である
 大がかりな「植物園」とは限らない。
 身近にあって、自分の手で育ててみてはじめて「発見」することも多々あるのである。
 私にとって大賀ハス然り、実生ヒガンバナ然りなのである。
 先日、子規庵のヘチマ 発芽した4つを、大きな植木鉢に植え替えた。
 はたしてどこまで…
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 「植物園」にかぎらない!!毎日の散策コースは「クモ観察園」でもあった。
 少しだけ見方を変えたら、まわりは全て「自然観察園」だ!!

十二. 博く交を同士に結ぶ可(べ)し
ー多くの同好者と友達になりなさい

 これは日々実感しているところである。
 牧野富太郎のつくり出したヒューマンネットワークを知ればこのコトバがよりいっそう説得力を持ってくる。

十三. 迩言(じげん)を察するを要す
ー一般の人が使う名前や呼び名から推測することも必要である

 ここにこそ、生涯熱く学び続けた牧野富太郎の「原点」を見る思いだ。
 
 シロウト「研究」、私の「自由研究」の方向が見えなくなったら、またこの『赭鞭一撻』を読んでみよう!!


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牧野富太郎の『赭鞭一撻』を読む。(2)

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▼昨日(2019/06/13)、朝から日射しがきびしかった。
 でもやっぱり、やつらはその場所に居てくれた!!
 だから「クモ学」は大好きだ!!なんでもゆっくりな私にはこれがアリガタイ!!
 それにしても、紫外線対策どうしているのかな!?
 今年も出会ったコガネグモ!!出会った順番に号数をつけていた。
 昨日の段階で、9号にまでなっていた。そのうち3号だけ行方不明になったが、あと8匹は継続観察中だ!!
 8号はより家に近づいてきた。どうやら狩りを追え、獲物を捕獲しているようだ。
 2号は、少し場所を移動してネットを張り替えたようだ。
 家の庭とよんでもいいような場所に9号が出現していた。
 どのコガネグモも「X」字の隠れ帯がはっきりしてきたように思えた。
 どうして  ?(゜_。)?(。_゜)?
 そうだ隠れ帯の「ふしぎ!?」も完全には解決していなかった。
 
 シロウト「クモ学」研究はまだまだ続くのだった。
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▼このようにシロウト研究をすすめるときにも「赭鞭一撻」は、けっこう役に立ちそうだ。
 引用をつづけよう。

○書籍ノ博覧ヲ要ス
書籍ハ植物記載〔所載ノ意ナリ〕ノ書ニシテ仮令(たと)ヒ鶏肋ノ観ヲ為スモノト雖ドモ悉ク之ヲ渉猟閲読スルヲ要ス故ニ植学ヲ以テ鳴ラント欲スルモノハ財ヲ吝(おし)ム者ノ能ク為ス所ニアラザルナリ

○植学ニ関係スル学科ハ皆学ブヲ要ス
曰ク物理学曰ク化学曰ク動物学曰ク地理学曰ク天文学曰ク解剖学曰ク農学曰ク画学是皆関係ヲ植物学ニ有ス数学文章学ハ更ニ論ヲ俟(また)ザルナリ

○洋書ヲ講ズルヲ要ス
其堂ニ造ラント欲シ其※ししむらヲ啖(くら)ハント欲スル者ハ当(まさ)ニ洋籍ヲ不講ニ置ク可カラザルナリ是レ洋籍ノ結構所説ハ精詳微密ニシテ遠ク和漢ノ書ニ絶聳スレバナリ雖然(しかりといえども)是レ今時ニ在テ之ヲ称スルノミ永久百世ノ論トスルニ足ラザルナリ

○当ニ画図ヲ引クヲ学ブベシ
文ノミニテハ未ダ以テ其状ヲ模シ尽スコト能ハズ此ニ於テカ図画ナル者アリテ一目能ク其微妙精好ノ処ヲ悉(つく)ス故ニ画図ノ此学ニ必要ヤ尤(もっとも)大ナリ然而(しかりしこうして)植物学者自ラ図ヲ製スル能ハザル者ハ毎(つね)ニ他人ヲ倩(やとう)テ之ヲ図セシメザルヲ得ズ是レ大ニ易シトスル所ニ非ザルナリ既ニ自ラ製図スルコト能ハズ且加フルニ不文ヲ以テスレバ如何シテ其蘊(うん)ヲ発スルコトヲ得ルヤ決シテ能クセザルナリ自ラ之ヲ製スルモノニ在テハ一木ヲ得ル此ニ※もシ一草ヲ得ル此ニ写シ更ニ他人ノ労ヲ仮ラズ且加ルニ舞文ヲ以テセバ恰(あたか)モ晶盤ニ水ヲ加フルガ如ク彰々瞭々其微ヲ闡ひらキ其蘊ヲ発スルハ是レ易シトスル所ナリ之ヲ自ラ製スル能ハザルモノニ比スレバ難易ノ懸絶スルヤ一目其大ナルコトヲ知ルナリ

○宜ク師ヲ要スベシ
書籍ノミニテハ未ダ以テ我疑ヲ解クニ足ラズ解疑スルニ足ラザレバ師ニ就テ之ヲ問フノ外ニ道ナキナリ其師トスル処ハ必ズ一人ヲ指サズ我ヨリ先ニ之ヲ聴クモノバ生ルヽノ我ヨリ先後ニ論ナク皆悉ク之ヲ師トシテ可ナリ若シ年ノ我ヨリ幼ナルヲ見テ曰ク我ニシテ彼幼者ニ問フ羞ヅ可キノ至リナリト如此(かくのごとく)ニ至テハ如何シテ其疑ヲ解クヲ得ルカ其疑タル死ニ至テ尚未ダ解ケザルナリ

○吝財者ハ植学者タルヲ得ズ
書籍ヲ購(あがな)フ財ヲ要スルナリ器械ヲ求ムル財ヲ要スルナリ苟(いやしく)モ此学ノ考証ニ備ヘ此学ヲシテ益(ますます)明ナラシムル所以ノモノハ皆一トシテ財ヲ要セザルナシ財ヲ投ゼザレバ書籍器械等一切求ムル所ナシ故ニ曰ク財ヲ吝(おし)ム者ハ植学者タルヲ得ズト

▼続けて『赭鞭一撻ノート』より現代語訳の一部を引用させてもらおう。

四. 書籍の博覧を要す
ーたくさんの本を読むことが必要である

五. 植学に関係ある学科は皆学ぶを要す
ー植物に関係ある学科は全て学ぶことが必要である

六. 洋書を講ずるを要す
ー洋書を理解する必要がある

七. 当に画図を引くを学ぶべし
ー理屈にあった画図を引くを学ぶべし

八. 宜(よろ)しく師を要すべし
ー状況に適した先生が必要である

九. りん財者は植物学たるを得ず
ー植物学者はケチではいけない

▼このなかでは特に2つが強く納得する。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

五. 植学に関係ある学科は皆学ぶを要す
ー植物に関係ある学科は全て学ぶことが必要である

シロウト「クモ学」でもまったくそのとおりである。
ひとつの「ふしぎ!?」は、次々と別の「ふしぎ!?」とツナガッテイタ!!
それはあらゆる学問に言えることかも知れない。

八. 宜(よろ)しく師を要すべし
ー状況に適した先生が必要である

ほんとうにアリガタイことに私のシロウト研究には必ずすばらしい師がついていてくださった。
シロウト「クモ学」については、最初から鈴木勝浩先生がついていてくださった。
ヒガンバナ研究では、日本のヒガンバナ研究の第一人者・栗田子郎先生にいろいろ教えてもらっていた。
ほんとアリガタイかぎりだ!! 深謝<(_ _)>


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牧野富太郎の『赭鞭一撻』を読む。(1)

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▼2012年の夏よりはじめた「土佐の寅彦詣」は今年の4月で10回になっていた。
 そのうち2回、高知県立牧野植物園を訪れた。その充実ぶりに圧倒され感動した。2回ともミュージアムショップに寄って一冊のノートを手に入れていた。

◆赭鞭一撻ノート

である。「赭鞭一撻」(しゃべんいったつ)の現代語訳もついていてとてもいい!!
 大のお気に入りである。
 先日、毎日の「自然観察ノート」を新しくしたのをきっかけにこのノートを引っぱり出してきて、「赭鞭一撻」を読みなおしてみた。
▼現代語訳を読むうちに、この原本は読むことができないのか?と思うようになった。
 青空文庫でさがしてみた。あった!!

◆牧野富太郎自叙伝・第二部 混混録 (牧野富太郎)(青空文庫より)

 ここに「余ガ年少時代ニ抱懐セシ意見」として出てくるのである。
 「赭鞭一撻」までの「所感」等を読んでいるとあの牧野富太郎の学問への情熱が伝わってくるようでたいへん面白い!!
「余ガ年少時代ニ抱懐セシ意見」では、「赭鞭一撻」のことを次のように説明していた。

左の一篇は私が年少時代にわが郷里土佐高岡郡佐川町の自宅に於てその当時私の抱懐していた意見を書き附けたもので、「赭鞭一撻(しゃべんいったつ)」と題してあった。これは今から六十六、七年前の明治十四、五年、私が二十歳頃に書いたものである。そして今日これを読んでみると私は実に感慨に堪えないものがある。

またこのようにも書いていた。
 今左にわざとその「赭鞭一撻」の一字一句も改竄せずに、極めて拙文のままその全篇を掲げて、読者諸君の一粲(いっさん)に供えてみよう。私は上に述べたように今は何んにも出来ていないが、それでも一度はこのような希望に燃えていた少年であった事を思い遣って下さい。

アリガタイ!!
▼「赭鞭一撻」は現代に通用する「勉強心得」「研究心得」デアル!!
 この機会に原文と「赭鞭一撻ノート」の現代語訳をならべて読ませてもらいながら、少年牧野富太郎にじっくり学んでみたい。
 全部で15項目ある。今日のところは3つだけにしておく。

赭鞭一撻       結網子 稿

○忍耐ヲ要ス
堅忍不撓ノ心ハ諸事ヲ為スモノノ決シテ欠クベカラザル者ニシテ繁密錯雑ナル我植学ニ在テモ資ヲ此ニ取ラザルハ一トシテ之ナキナリ故ヲ以テ阻心ヲ去テ耐心ヲ存スルモノハ其功ヲ就(な)ス易々タルナリ

○精密ヲ要ス
周密詳細モ亦決シテ失フ可ザルモノニシテ之ニ忍耐ヲ添加シテ其功正ニ顕著ナリ精細之ヲ別テ両トナス心ト事ト是ナリ解剖試験比較記載ヨリ以テ凡百ノコトニ至テ皆一トシテ此心ノ精ヲ要セザルナク又事ノ精ヲ要セザルナシ故ヲ以テ此心ヲシテ恒つねニ放逸散離セシメザレバ一睹(いっと)スル者此ニ瞭然一閲スル者此ニ粲然

○草木ノ博覧ヲ要ス
博覧セザレバ一方ニ偏辟ス一方ニ偏在スレバ遂ニ重要ノ点ヲ決スル能ハズ要点ヲ発見スル無キハ是レ此学ノ病ニシテ其病タル博覧セザルニ座スルモノナリ

現代語訳(「赭鞭一撻ノート」より一部のみ引用させてもらう)では

一. 忍耐を要す
-我慢することが必要である

二. 精密を要す
ー正確であることが必要である
   
三. 草木の博覧を要す 
ー草や木についての豊かな知識が必要である

(つづく)


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2018年・「自由研究」のすすめサイト集(6) #自由研究

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▼久しぶりにコガネグモの狩りの後を見た!!
 獲物は大きかったようだ。
 そう、私の「クモ学」のはじまりは、このコガネグモの狩りの偶然の観察であった。
 5年前の夏のできごとだった!!

 「コガネグモ」だけでなく「ナガコガネグモ」、「コガタコガネグモ」それに「サツマノミダマシ」などのクモの姿が目立ちはじめた。
 「隠れ帯」はなんのため!?
 等々の未解決の「ふしぎ!?」が「クモ学」には残っていた!!

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▼「自由研究」のすすめサイト集をつづける。
 「自由研究」のすすめサイト と言えば、私には忘れることのできないサイトがあった!!

(15) 「理科の自由研究室」
 理科の「自由研究」の元祖!!
 その「更新履歴」のはじまりはこう記してある。

・(H7) 1995/7/21  神戸市のインターネットカフェで初めてホームページを作成。

なんとそれは今から23年前である。
それは阪神淡路大震災の年でもあった!!
▼「更新履歴」を見せてもらっているといろいろの面白いことが見えてくる。

・これぞ「自由研究」のすすめ サイトの「歴史」だ!!
・とんでもない膨大なアクセス数の意味することは!?
・「自由研究」のすすめサイトに人々が望んだのものは?
・「自由研究」の進め方 を提案した最初のサイトでもあった!!

▼このサイトは、「これから」をも示唆してくれていた。
 このサイトが大人気だった理由のひとつに次のことがあると思っている。
 
 「掲示板」「談話室」「喫茶室」を設けていた!!
 つまり
 情報の双方向性(インタラクティブ性)は確保されていのだ!!

 このサイトはこれからどのように進化していくのだろう!?
 興味津々だ o(^o^)o ワクワク

(つづく)

 

 

 

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2018年・「自由研究」のすすめサイト集(5) #自由研究

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▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから16週目だった。
 たったひとつ「あこがれの4日間」を迎えた果托には、辛うじて4つだけ「実」ができようとしていた。
 なんとも淋しい観察池だ。
 10年以上に及ぶ我が観察池の歴史から見ても、もっとも淋しい年となるかも知れない。

▼「自由研究」のすすめサイト集をつづける。
 今回は少し「自然観察」から離れて、「実験・工作(ものづくり)」に関するものをみてみる。
  
(14) 智恵の楽しい実験・工作
 
 こんな凄いページを見たことがない!!
 どれもこれもが感動の連続デアル!! うれしいことに私はこれまでにこの凄い「作品」を目の前で見せてもらった。触らせてもらった!!
 もっとアリガタイことにこのうち2つの作品「永久ごま」「光ファィバーコマ」をつくらせてもらった\(^O^)/
 不器用な私にもできた!!
 作り方の詳しい方法、原理はblogに書いてある。
 それを読み解くだけでも、けっこう面白い自由研究になるだろう。
 材料入手の顛末記も、りっぱな「自由研究」だ。

▼これだけあると完成作品を見せてもらうだけでも、「自由研究」のヒントとなるだろう。
 モチベーションも高まってくるというものだ!!

◆Flashで作成したページリンク

の方にも、たいへん興味深い実験が紹介してある。
 100円ショップ等で手に入るものでというのが、またうれしい!!

▼この夏とてもうれしい企画がある。

**********************************************
◆知恵の楽しい実験・工作展
●日時 2018/08/10(金) 13:00~17:00
2018/08/11(土) 10:00~16:00
●場所 ファラデーラボ神戸
●入場無料(申し込み不要)
・作者本人が案内されます。
・夏休みの工作や自由研究のヒントがいっぱい。
・工作材料、実験器具や完成品の販売もあります。
**********************************************
 ぜひぜひ生にその凄さに触れてみてください。
 そして…。

(つづく)


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2018年・「自由研究」のすすめサイト集(4) #自由研究

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昨日の朝の散策もやっぱりいくつかの「ふしぎ!?」に出会った!!

 竹藪の下の「山ノ下」にさしかかったころ、やつがいた!!
 全身真っ白のサギだ。(シラサギと仮に呼んでいるが、正式には何と呼ぶのか!?)
 いつもアオサギと一緒にいるやつだった。
 毎日みかけるやつだった。先日も増水した川をじっとながめていたやつだ。
 いつもだつたら近づくとすぐ飛び立ってしまうのだが、昨日の朝はちがっていた。
 近づけど近づけど飛び立とうとしない。
 どうしたんだろう。「ふしぎ!?」だ ?(゜_。)?(。_゜)?
 ついには1m近くまで近づいてもじっとしたままだ。けがでもしたのだろうか!?
 10分近くその姿を間近で観察させてもらった。こんなことは生まれてはじめたてだ!!
 おまけに翼まで広げてみせてくれた!!
 私がその場をはなれてもやつはまだそこにじっとしていた。

 毎日ように見ているやつだが、急に愛おしくなってきた!!

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▼「自然観察」に関係するような「自由研究」おすすめサイトを続けよう。

(9) モニタリングサイト1000(環境省生物多様性センター)
 「自由研究」に限らずふだんの自然観察ツナガルのがうれしい!!
 一生つき合っていくサスティナビリティな自然環境!!
 「自由研究」がそのきっかけなれば最高だ。

▼個別の生きものについての「研究」サイトも興味深いものが多くある。

(10) ナメクジ捜査網(宇高寛子・京都大助教(namekujida@gmail.com))
 私はこういう「研究」が大好きだ!!
 ネット駆使することでこのような取り組みが増えてきたら面白いだろうな。
 誰が「コウガイビル」についてもこんなサイト立ち上げてくれないかな。

(11) アカハネオンブバッタ分布調査(大阪市立自然史博物館)
 こんな「かわりだね」バッタがいるんだ!!
 こういう取り組みは、博物館や科学館が基地になってやってくれるとアリガタイ!!
 かつての「はしりものかわりだね」実践を思い出した(^^)V

(12) 瀬戸内海東部のイルカやクジラの目撃や座礁情報(神戸市立須磨海浜水族園)
 夏休みだ!!
 海にでかける機会も多いかも知れない。
 目撃・発見の顛末記はりっぱな「自由研究」になる。
 出かけていった先の水族館等の施設にもそこ独特のいろんな呼びかけがあるかも知れない!!

▼また身近にもどろう。

(13) 庭のチョウ類調査(日本チョウ類保全協会)
 ファラデーラボ『子どもたちにもっと生命(いのち)を伝えたい!』を思いだした!!
 「自由研究」という機会をとらえて、身近な自然の観察を愉しみたいものだ!!

 竹藪のなかにも入ってみたんだ!!
 なんとあらたに3つの「キヌガサダケ」をみつけたんだ!!

 やっぱり

 最大の「ふしぎ!?」は最も身近にある!!

 はほんとうだ!!

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2018年・「自由研究」のすすめサイト集(3) #自由研究

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▼36号コウガイビルを亡くして私は少し凹んでいた!!
 
 クモ散策道で今年最初にみつけた1号コガネグモも「引っ越し」をして居なくなっていた。
 2号だけがかろうじて近くに居てくれた。お腹を見せてくれていた。
 もっともっとコガネグモと出会いたいと思っていた。念じ続ければ叶う!!
 それはほんとうだった。
 2013年、2014年あたりにたくさんみつけたクズが目立つ土手で
 4号、5号コガネグモに出会った!!
 近くでコガタコガネグモも多数みかけるようになった!!

 これで今年も「クモ学」を楽しめるぞ!! o(^o^)o ワクワク

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▼「自由研究」ネタとして、身近な生きものの観察も面白い。
 しばし それをすすめてくれるサイトを見ていこう。

(6) 自然しらべ2018 「身近なアリしらべ!」(日本自然保護協会) 
 自然保護協会の今年のミッションは最も身近なアリだ!!
 もっとも身近にこそ、もっとも面白い「ふしぎ!?」がある。それは私の持論だ!!
 自然観察のプロたちのおすすめサイトだ。
 調べ方のマニュアルもあるし、アリの画像データベースにもリンクしてくれている!!
 今すぐはじめることができる。最高におすすめ!!
 
▼アリ以外の生きものの観察ということであれば次がお薦めだ。

(7) お庭の生きもの調査(生態教育センター)
 「生きもの調査」に参加を呼びかけるサイトであるが、どんな「生きもの」を、どのように調べるのか大いに参考になることが多い。
 庭(身近な場所)の「生きもの調査」「生きもの分布マップ作成」など自分なりにアレンジしてみるのも面白いかも知れない。

▼さらに身近な自然ということでは、こんなのもある。

(8) ベランダバードウォッチ~身近な野鳥調査(バードリサーチ)
 「身近な鳥図鑑」は参考になるかも。
 [身近に」に限定することよって見えてくる世界がアル!!
 それが面白い!!

 竹藪のぞいてみたら、あらたに2つの「キヌガサダケ」を見た!!
 私が観察しなかっただけで毎年こんなにたくさんの「キヌガサダケ」が見られたのだろうか!?
 夕方、玄関の網戸に思わぬ闖入者、いや訪問者がいた!!

(つづく)

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2018年・「自由研究」のすすめサイト集(2) #自由研究

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▼ついには「避難勧告」まで出るまでにいたった。
 サギたちも、波打つ濁流をぼう然とながめていた。

 大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから15週目だった。
 「水栽培」池のみに顔を出した2つの花芽。
 ひとつは「あこがれ4日間」も過ぎ、果托が佇立していた。
 もうひとつは無惨な姿で枯れてしまった。
 本命の観察池から花芽が顔を出すことはないのだろうか!?

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▼2018年・「自由研究」のすすめサイト集をつづける。

(4) 科学自由研究.info 
 これから「自由研究」をはじめようとするものにとって、これほどアリガタイサイトはない!!
 「研究テーマのネタ探し」「進め方やまとめ方」「コンテスト応募まで」を自由研究コンテスト受賞経験者がボランティアで作成してくれているのだ。
 言わば「自由研究」の先達たちがつくるサイト!!
 ここから各種「自由研究」コンクールサイトへとべる!!

▼次にいく。これまたお気に入り中のお気に入りだった。

(5) 理科自由研究データベース(お茶の水女子大学・サイエンス&エデュケーションセンター)
 これはスバラシイ!!
 私が長年「理想」と思ってきたことが、すでに実現していた。
 過去の各種「自由研究」コンクールでの受賞作品が蓄積されデータベースとなっているのである。
 どんな「研究」に取り組もうか?
 これについては、過去にどこまで「研究」されているのか?
 それらがすぐわかるのである。アリガタイ!!
 試しに今年自分が取り組んでみようかなテーマをキーワードに検索してみよう!!

▼過去の「自由研究」について少し

・科学者たちの「研究」も、「自由研究」もある面おなじ「研究」だ!!
 その「ふしぎ!?」についてどこまでわかっているのか?
 どんな「研究」がこれまでになされてきているのか?
 それらを知ることは、これからはじめる自分の「自由研究」に大いに参考になる。

・著作権について
 過去の「自由研究」の安易なるコピペは絶対にしてはいけない!!
 せっかくの自分の「研究」を台なしにしてしまう。
 参考にさせてもらった場合は、必ずそのことを明記しておくこと。
 それが「研究」する者のマナーでありルールである!!


(つづく)

  
 
 

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2018年・「自由研究」のすすめサイト集(1) #自由研究

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▼雨はやむことはなかった!!
 川の水かさは増える一方である。濁流が波打つのすら見える。

 8府県に「大雨特別警報」まで出ている。
 被害がさらに大きくならないことを祈るのみである。

▼夏休みの「自由研究」の季節が今年もやってきた。
 自分自身の「自由研究」に取り組みながら、ここ10年ほど 「理科の自由研究」の研究を

◆新・「自由研究」のすすめ試論

というかたちで展開するなかで、ひとつの結論に達した。
それは

 「自由研究」のすすめは究極の『学問のすすめ』である!!

ということである。
 現代において「自由研究」を語ることは、「学問」そのものの意義や「学び方」を問うことにツナガル!!
 それは確かである。
▼そこで今年の「試論」は、2018年夏の現時点における、「自由研究」をすすめる上で参考になりそうなWebサイトの紹介からはじめてみたい。
 題して
◆2018年・「自由研究」のすすめサイト集!!  

 私の個人的な「お気に入り」リンク集のようなものだ。
 さっそくリストアップしていこう。

(1) シゼコン(自然科学観察コンクール OLYMPUS)
 これは大のお気に入りだ。
 「自由研究のヒント」が特にいい!!「自由研究」をすすめる具体的方法がわかりやすく書いてある。
 過去の入賞作品を見るのも楽しい!!
 「科学する心を育てる人へ」は大人もぜひ読んでおきたい。

▼続けよう。

(2) 日本学生科学賞(公式サイト)
 伝統ある賞の公式サイトである。
 「後輩へエール」「喜びの声」には勇気づけられるヒントいっぱいだ!!
 なにより過去の入賞作品がみれるのがうれしい。
 中・高校生対象であるが、小学生でもヒントになること多いはず!!

(3) 高校生科学技術チャレンジ 
 こちらも高校生・高専生が対象であるが、小中生でも参考になる。
 国際大会にまでつながっているというのが夢があってうれしい!!

(つづく) 

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