新・「自由研究」のすすめ試論(119)

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▼一昨日の雨で庭先のジョロウグモたちの配置が少し変わっていた。
 しかし、私がこれから長く継続観察しようと思っていた彼女はやはりそこにいた。彼女の方も長居のつもりか、ネットをより重層にしていた。クモたちのことはクモたちがいちばんよく知るのだろう。
 いつの間にやら例のイソロウくん(シロカネイソロウグモ)たちも出現していた。
▼私の「自由研究」の報告を続ける。
 次がこのクモたちのことだった。

(3) シロウト「クモ学」の研究

 この記録もまとまらぬかたちではあるが
◆「クモ学」のすすめ
に残していた。
 考えてみたら、いつのまにやら私は年がら年中クモのことばかり語るようになっていた。
 それにしても面白い世界だ。いつの季節にも観察すること欠かなかった。
 庭先から出て、いつものクモ散策園を歩いてみると、今いちばん目につくのはナガコガネグモの「隠れ帯」だった。
 そう言えば「隠れ帯」の「ふしぎ!?」だって保留のままだ。
 山際に近づくと今年いちばんの注目グモ、サツマノミダマシだ。ほんとハゼの実そっくりだ。
 今年は彼女のネットの「店じまい」も観察した。昨日は大物の狩りもやっていた。
 このようにシロウト「クモ学」まだまだつづく!!
▼次に行こう。

(4) 実生ヒガンバナの研究

 こちらの方、昨年の晩秋に大量に採集した「自然結実」種子がすべて発芽しなかったことで、ちょっとショックを受けて遠ざかっていた。またリコリスたちの季節がやってきた。
・実生コヒガンバナ
・実生キツネノカミソリ
そして
・実生ヒガンバナ
 庭の木の下に眠らせていた。また目立つところに出してこよう。
 昨年採集した自然結実ヒガンバナも植木鉢に植えていた。
 はたして今年も「自然結実」ヒガンバナに出会うことができるだろうか。o(^o^)o ワクワク

▼最後が、

(5) 播磨の「海陸風」の研究

だった。自分が暮らす地の謎解きを「アメダス」に残る記録をたよりにやってみるつもりだった。
 手始めに「生野」「福崎」「姫路」「家島」のアメダス観測所に行ってみることにした。
 「福崎」は毎日行っているので、あと三ヶ所だ。
 すでに「生野」「姫路」と行った。残るは「家島」だ!!
 アメダス観測地に行ってなにか特別のことをするということではない。
 そこで「雲見」をするだけである!!アメダス設置地点の地形・環境を知るのである。
 それだけでアメダスデータはうんとリアルで説得力をもつものになるだろう。
 アメダス GO !! プロジェクトだ。
 さあ
 「家島」はいつ行こうかな。

 この報告の結論は、きわめて簡単だ。
 すべてがまだまだ 「ふしぎ!?」保留中 ということだ。
「ふしぎ!?」を追う旅に終わりはない。いつまでも中間報告ということなのかもしれない。
そこで

(つづく)!!

としておく。

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新・「自由研究」のすすめ試論(118)

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▼「朝焼けは雨」というよく知られた天気コトワザがある。
 昨日はそれを立証するような一日だった。東の空は美しさを通り越して不気味さすら感じされる「朝焼け」だった。
雷も聞こえていた。
やがて雨ははげしく降りはじめた。
 そして、今年の8月中でもっともよく降った一日となった。
 「天気図」や宇宙からの「雲見」をしながら大気の動きを想像してみた。
「理科の自由研究」の「研究」というページを立ち上げて8年目だった。
今年の試論は、自分自身の「自由研究」にこだわることにした。
次の5つのテーマを設けていた。

(1) 大賀ハス「あこがれの4日間」の「ふしぎ!?」研究
(2) コウガイビルの「ふしぎ!?」研究
(3) シロウト「クモ学」の研究
(4) 実生ヒガンバナの研究
(5) 播磨の「海陸風」の研究

 これを最終報告にするつもりはないが、ひとつずつ「現在地」を確認しておく。
▼まず、
(1) 大賀ハス「あこがれの4日間」の「ふしぎ!?」研究
である。その記録は
◆【大賀ハス観察日記】
にまとめてあった。
 「あこがれの4日間」が訪れた花は、今年は少なく5つだけであった。採集した種子も4つだけだった。それも土を入れた観察池ばかりであった。
 期待していた「水栽培」池の方からはひとつも咲かなかった。「ふしぎ!?」そのものの「研究」に大きな進展はなかった。「ふしぎ!?」の保留が課題だった。この後、観察池は私の「ビオトープ」としての役割が残っている。
▼次が、今年もっとも注目したい「研究」である。
こちらも、次のページに記録を残していた。
◆コウガイビルを追う。
 こちらもはじめて「コウガイビル」という生きものに出会って8年目だった。
 これまでいちばん多くのコウガイビルに出会った夏になった。なんとその数は25匹である。
 なぜだろう!?
 それ自体がとても「ふしぎ!?」だ。探しに捜しまくっていた生きものが、もっとも身近な場所に大量出現するとは…!?大量出現してくれたおかげでいろんな観察ができた。
・意図せぬ再生実験
・数時間で「とけていく」姿
・カタツムリの逆襲で即死するコウガイビル
・ナイロン袋の中で延命したコウガイビル
・乾燥死
・高温死
・水とコウガイビル
・大賀ハス観察池とコウガイビル!?
・大賀ハスの葉とコウガイビルの粘液!?
 いくつもの「ふしぎ!?」を膨らませてくれた。

 実は、私はまだ完全にはあきらめてはいなかった。雨が降り、涼しくなった今、再び26匹目の出現することはないのか。現に第1号コウガイビルにであったのは11/14だったのだから…。
(つづく)
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新・「自由研究」のすすめ試論(117)

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▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから19週目だった。
もうすっかり「葉の季節」へと移行していた。覆った葉をのけてみると第5号大賀ハスの果托が見えた。
やっぱり結実した種子はひとつだけだった。この一粒のため花茎・果托は緑を保持していた。
それはみごとなものだ!!
 第1号の果托からはすでに3粒の種子を回収していた。
▼この大賀ハスについても今年の私の「自由研究」のテーマだった。
今年の新・「自由研究」のすすめ試論は徹底して私自身の「自由研究」にこだわるときめていた。
テーマも欲張りして5つももうけていた。
(1) 大賀ハス「あこがれの4日間」の「ふしぎ!?」研究
(2) コウガイビルの「ふしぎ!?」研究
(3) シロウト「クモ学」の研究
(4) 実生ヒガンバナの研究
(5) 播磨の「海陸風」の研究
 明日からしばらく観察がとぎれる。
 そこで、これらの研究の中間報告をしておくことにする。
▼ひとずつ細かくは最終報告にゆずることにして、とりあえず緊急に報告しておきたいことにとどめる。

(1) 大賀ハス「あこがれの4日間」の「ふしぎ!?」研究
・「あこがれの4日間」の謎解きに大きな進展はなかった。「ふしぎ!?」はつづく!!
・葉の撥水性は果托にもある!?
・超撥水性はなんのため?
・コウガイビルはなぜ大賀ハスの葉に出現したのか?

(2) コウガイビルの「ふしぎ!?」研究
 この夏のもっとも注目に値する研究はこれだろう。
今年の夏だけで出会ったコウガイビルは25匹になった。私はけっしてさがしたのではない!!
 偶然に目の前に出現したのだ。
・なぜだろう?
・26号コウガイビルからナイロン袋のなかで飼育(?)
・数時間のあいだに「とけて消える」姿を目撃!!
・ナイロン袋のなかで「乾燥死」も目撃!!これははじめてだった。
・生き延びるために必要なのは…「エサ」「水」「温度」なにが決定的か?
「ふしぎ!?」はどんどん膨らんでいく。
秋までなんとか一匹でも生き延びてほしいものだ。

▼まだまだある。
(3) シロウト「クモ学」の研究
 今年もたくさん観察してきたコガネグモだが、観察中はあと一匹のみになってしまった。
 最後の一匹のコガネグモも連日の猛暑で少しバテているのか脚を少しだらっとたらしているように見えた。
 次に観察するときには、もうそこにいないだろうか。
 コガネグモだけがクモではない。ナガコガネグモをはじめとする別のクモたちが次々と目立ちはじめている。
 今年あらたに注目したクモもいる。
そのうち昨年のように4ヶ月ものあいだつき合ったジョロウグモが出現するだろうか?
 考えてみたら年がら年中、シロウト「クモ学」は「クモ楽」ダ(^^)V

(4) 実生ヒガンバナの研究
 ナツズイセンが目立ちはじめた。また今年もリコリスたちの季節がはじまる。
 どんな展開がまっているだろうか楽しみだ。
 
(5) 播磨の「海陸風」の研究
 アメダスで「雲見」を!!プロジェクト展開中だ。
 アメダス「家島」はいつ行こうかな。o(^o^)o ワクワク

 はやくも「立秋」だ。
暦の上だけと思っていたら大切なものを見逃してしまいそうな気がする!!
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

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新・「自由研究」のすすめ試論(116)

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▼大賀ハス3号・4号「あこがれの4日間」の四日目。
風もないのに一枚の花びらがハラリと落ちた。また一枚と…。
次の瞬間だ。花びらとおしべがバサリとかたまって落ちた。花托がいくつかのおしべを残しながらも現われた。
 2時間ほどずれて4号大賀ハスにも同じことが起こった。
 もう何度も見てきた四日目だ。きっちりと四日間のルールは守られた。
 いったいどんな「からくり」になっているのだろう?
 どんな「時計」が埋め込まれているのか?
 この「ふしぎ!?」を私はどうしてもアタリマエでやり過ごすことができない。
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▼「ふしぎ!?」はいつも連続してやってくる。
3号大賀ハスの最初にハラリと落ちた花びらの側をあのコウガイビルが這っていた。
第29号コウガイビルだ。
 あわててナイロン袋のなかに少量の水とともにいれた。
 昨日の夕方現在、ナイロン袋のなかの第26号から第29号までの4匹のコウガイビルは姿かたちがあった。
 コウガイビルに出会った後、いつものクモ散策に出た。観察中の5匹のコガネグモのうち2匹が食事中だった。
コガネグモのエサも少し変わってきたようだ。
新・「自由研究」のすすめ試論の取り組みも今年で9年目になる。
 毎年目標を設定して展開してきたが、今年もそうしたいと思う。
 今年の目標はただひとつ!!

◆徹底して私自身の「自由研究」にこだわる!!

▼私自身の「自由研究」とは今のところ次のようなものがある。

(1) 大賀ハス「あこがれの4日間」の「ふしぎ!?」研究

(2) コウガイビルの「ふしぎ!?」研究

(3) シロウト「クモ学」の研究

(4) 実生ヒガンバナの研究

(5) 播磨の「海陸風」の研究

などである。
 これまでの取り組み活かすとともにまったくあらたな展開も期待しながらすすめたい。

今年はどこまでいけるだろうo(^o^)o ワクワク

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新・「自由研究」のすすめ試論(115)

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▼「空も秋めいてきて…」と言われても
ほんとかな!?
  私には正直に言って、そこまでは見えていなかった。
「雲見」を続けていればそこまで見えてくるのかな。
でも続けるためには、面白くなければ続けられない。それは大丈夫だ!!
確かに「雲見」は面白い!!
地上からの「雲見」だけでなく、宇宙からの「雲見」(気象衛星画像)・天気図もセットにするとなお面白い。
気象衛星画像は2.5分ごとの高頻度画像も見れるようになって、宇宙から「雲見」もよりリアルになってきた。
▼「大人の自由研究」は気儘だった。
面白くなければやめればいいのだ。続けるか続けないかそれは「自由」だった!!
面白いから続けてきた私の「自由研究」!!
「雲見」「クモ学」だけではなかった。他にもいくつかあった。

◆大賀ハス「あこがれの4日間」の「ふしぎ!?」
 8年目の観察研究だった。8個の大賀ハスの「あこがれの4日間」を観察した。
例年のように花びら、雄しべの数を数えた。
しかし、4日間開閉の「ふしぎ!?」の謎解きは大きくは進展しなかった

◆「コウガイビル」の「ふしぎ!?」
 第8号との出会いはあった。しかし、すぐに消えてしまった。
「ふしぎ!?」は膨らむ一方だった。

◆ヒガンバナ実生の「ふしぎ!?」
 これは、この秋の展開が楽しみなところである。

▼もうひとつ、番外編があった。
それが
◆191日立ち続けた【立春の卵】の「ふしぎ!?」
 もう倒れてしまったから終わりではなかった。「卵立て」普及のためにも、取り組みのすべてを記録化したいところである。ページ化を検討している。

そうそれ!!
「研究」を、記憶せずに記録する!!
記録したものを、もう少しパブリックな場に発表する。
それこそが次にめざしたいものだった。
▼繰り返すが、今年の「自由研究」のすすめのテーマは3つあった。
(1) 大人の「自由研究」!!
(2) プロの「研究者」との連携!!
(3) 「研究発表」の場の創設!!

(1)(2)はそれなりに進んできた。
ところが(3)はまったく進んでいなかった。
「パブリックな場で発表」の場づくりであった。子ども自由研究発表の場はすでにいくつもある。
しかし、「大人の「自由研究」」発表の場はなかった。
 いや私が知らないだけでそうしたものはすでにあるのかも知れない。
考えようによっては、それはプロたちの「学会」とはそんなものかも知れない。
 しかし、それは少し趣旨もちがうし、敷居も高い。
なければ「創ろう!!」というのが、私の提案だ。
 なにをどうすればいいのか。それこそ雲をつかむような話だ。
 しかし、それも何年も言い続ければ、ひょっとしたら道が見えてくるかも知れない。
まあ、ゆっくり 急ごう!!
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新・「自由研究」のすすめ試論(114)

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▼クモは「昆虫」ではない。
でもクモも「昆虫」も我々も動物である!!
動物の謎解きは「食べる」からはじめるのが一番だ!!
 現に私の稚拙なる「クモ学」も、コガネグモの「狩り」からはじまっていた。あのゲホウグモの場合も同じだった。
昨日(2015/08/27)の朝は、今度はここのところめっきり目立つ存在になってきたジョロウグモの「狩り」を目撃した。
 それはほんとうに瞬間のことだった。
 瞬間動いたと思ったら、センター(こしき)に戻りじっとしてして動かない。あの衝撃のコガネグモの「狩り」とはずいぶんちがっていた。もっともっとダイレクトだった。
 センターに戻った彼女は動かなかった。獲物にかぶりついたままだった。
獲物はなんだろう?反対側に回り込みじっくり観察してみるがわからなかった。
ハネのあるなにかだ。
 クモの「食べる」は、そう言うより「吸う」と言った方がいいだろう。獲物の外骨格はそのままにして、体液を時間をかけて「吸う」のである。食事中はずっとずっと続いていた。
▼この夏、「クモ学」の「ふしぎ!?」はどこまで進んだのだろう?
夏のはじまりには、こんな「ふしぎ!?」をあきらかにしたいとあげたこともあった。
・今年もコガネグモは現れるだろうか?
・そしてあの驚異のゲホウグモは!?
・「団居」はなんのため?
・「隠れ帯」は?
・飛翔するクモの「ふしぎ!?」は?
等々である。
 さすがにゲホウグモには再会できなかったが、何匹ものコガネグモたちに3年連続して出会うことができた。
お目当てのクモだけでなくたくさんの種類のクモにも出会うことができた。
▼あらたな「ふしぎ!?」もいくつも生まれてきた。
○そもそも、なぜコガネグモはここに出現するのか?
 いくつかの「仮説」を立ててみたものの、真実はまだわからない。

○コガネグモの「引っ越し」は、どれだけのインターバルで?
 そしてそれは何のため?
 「引っ越し」場所の選定はどのようにして?
 これもまた不明のことばかりだ。いくつかの事実は観察したが、それだけでは「仮説」を立証するに足りない。

○クモは天気の変化を予知できるのでは?
 クモは「観天望気」をやっている。ではどのようにして?
 これが今いちばん興味あるところである。

▼「クモ学」の「ふしぎ!?」は膨らむ一方で、謎解きは遅々として進んでいない。
私はそれでいいと思っている。
「自由研究」最大の肝はここにある。

「ふしぎ!?」をどこまで保留できるか!!

「ふしぎ!?」を保留し、寝かせ、ツナグのである。
それでこそ、「自由研究」の真価がきまる。
「自由研究」に終わりはないのである!!

ジョロウグモのネットは、ちょっと変わっていた。
一層では、多層マンションのようになっているのである。別の層にいて、彼女の「食事中」をながめているのは、彼氏だろうか?
 なにかを待っているのだろうか?
(つづく)
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新・「自由研究」のすすめ試論(113)

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▼台風一過の朝。
いつものクモ散策コースを歩いてみた。
コガネグモはもうみられなくなっていたが、成長したコガタコガネグモの姿がめだっていた。
 「コガタ」と言えどもその姿はりっぱであった。コガネグモ、ナガコガネグモに比べて貴奴には誇れるものがあった。その俊敏な動きだ!!
 ちょっとしたもの音(振動)だけで、センター(こしき)から目にも留まらぬ速さで動く。
その駆動力はどのクモよりりっぱなものだ!!
 あらたな場所で、「団居」「蜘蛛の子を散らす」も見た!!
今年4度目である。どんな種類クモの子グモなのかはまだ不明だ。
何度、繰り返しみていても飽きない。とても面白い!!
この状態からバルーニングまでをしっかりと見届けたいが、なかなか実現していない。
▼これを、家に持ち帰りじっくり観察した観察名人がいた。
それが、あのジャン・アンリ・ファーブル(1823-1915年)である。
先日からあらためて
◆『ファーブルの昆虫記 下』(大岡信編訳 岩波少年文庫 )「クモ」
を読んでみた。
 驚いた!!いや感動したという方が正しい。
 実に面白いのである。
「よくぞそこまでやってくれた」という話、
「そうそう 私の見た場合もそうだった!!」という話が次々と出てくるのだ。
誰もがなぜこの『昆虫記』を絶賛するのか少しだけわかりはじめた。
「クモ」はこの「1 クモの巣立ち」と言う話からはじまっていた。
ただ見ているというだけの「観察」ではなかった。
クモたちに「問いかけ」「はたらきかけ」、そして「楽しみ」とことんクモたちと「つき合って」いた。
トハタツ方式を実践していた。
まさにファーブルは、トハタツ名人だった!!
2年前からはじまった私の「クモ学」。
これも、また今年の夏の「自由研究」の中心的なテーマだった。
私には「昆虫少年」であった記憶などまったくない。ましてや「クモ」などにはまったく興味関心がなかった。
それがどうして、こんなにもはまってしまったのか。
自分でもそれが「ふしぎ!?」だ。
 今では、最大の不思議は「なぜ、こんな身近に一緒に暮らしているクモに今まで興味を持たなかったのか?」
であると言い切るまでになった。
 はじまりは一昨年の夏に一匹の「コガネグモの狩り」をたまたま目撃してしまったことだった。
そして、決定的にクモの大ファンになったのは、昨年の夏の「ゲホウグモ」の出会いだった。
138日間に及ぶゲホウグモと「つき合い」は、今思いだしても面白すぎた!!
▼3年目の今年の夏。
 残念ながら、あのゲホウグモと再会することはできなかったが、今年もコガネグモは何匹もほんとうに庭先までやってきてくれた。
 巧みな糸技の数々を披露してくれた。
私の拙い「トハタツ」にも応えてくれた。
アリガタイかぎりだ!!
いちど、現時点での「ふしぎ!?」の整理をしておくことも必要だろう。

コガネグモたち変わってジョロウグモたちの姿が目立つ季節になってきた。
あきらかに秋ははじまっていた。

(つづく)
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新・「自由研究」のすすめ試論(112)

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▼「風を背にして立つとき、左手前方に低気圧の中心がある。」(ボイス・パロットの法則)
ほんとうだろうか?
 昨日(2015/08/25)、朝からいつもの「雲見」定点観測地に立ち、台風15号の「現在地」と見比べながらやってみた。例のアメダスで刻々と記録されていく風向でも確認してみた。
ホントウだ!!
アタリマエだけどいたく感動した。
私はやっぱりホントウに「大気の物理学実験室」のなかで暮らしているんだ!!
▼今年の夏、最大の「発見」も同じようなことだった。
寺田寅彦は「海陸風と夕なぎ」(青空文庫より)のなかで次のように教えてくれていた。

 夏期瀬戸内海(せとないかい)地方で特に夕なぎが著しいのはどういうわけかと思って調べてみると、瀬戸内海では、元来どこでもいったいに強くない夏の季節風が、地勢の影響のために特に弱められている。そのために海陸風が最も純粋に発達する。

 こう言われても私はまだピンと来ていなかった。自分がその「瀬戸内海地方」に暮らしているという意識がなかった。瀬戸内海は遠くに思っていた。
 試しに例のアメダスの記録を見て驚いてしまった。昼と夜では、まったく違う方向から風が吹いているのだ。
まさに「海陸風」の典型がみられたのである。
「海陸風」は教科書の世界の話ではなかったのだ。
▼ここまでだけでも私にとっては「大発見」だったが、まだその続きがあった。
2015/08/08 科教協のナイターで
◆『気象学から見た大気環境-風のモデル実験』(河野 仁 兵庫県立大学名誉教授)
のお話を聴いた。
 「風はどうして生まれるのか」からはじまって具体的な実験を伴ってのお話はとても興味深く、面白かった。
それだけではなかった。
レジメの中に「福崎」の文字をみつけたのだ!!
「関西の代表的海風」「関西の代表的陸風」「播磨平野の海陸風」「海陸の気温差と海陸風の出現がよく対応している(播磨平野、8月)」というお話のなかに登場するのである。
「播磨平野の海陸風の統計的解析」の研究ももうすでにすすんでいたのである。
もう間違いなかった。
私は「海陸風」典型の「実験室」なかで暮らしていた!!
▼今年の「自由研究」すすめの2つ目の課題の

(2) プロの「研究者」との連携!!

がここにあると思った。
 自分が「ふしぎ!?」と思うことは、きっとこれまでにも「ふしぎ!?」と思った人がいたはずだ。
 そして、その「ふしぎ!?」の謎解きのプロ「研究者」がいるはずだ。
そこから大いに学びたいものだ!!

 そして、もうひとつのことも確認した。
最大の「ふしぎ!?」はいつも最も身近にある!!

さあ、台風一過の「雲見」どんなものだろう。

(つづく)
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新・「自由研究」のすすめ試論(111)

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▼昨日(2015/08/24)も「雲見」三昧の一日だった。
朝方は、雲ひとつない青空が広がっていた。ところが時間がたつにしたがって次々と雲が登場してきた。
「台風は雲の展覧会」と聞いたことがあるがほんとうかも知れないと思った。
 そう、この「雲見」こそ今年の私自身の「自由研究」の一番ネタであった。
▼「自由研究」を整理しておくべき時期だ。
「大人の自由研究」には、期限はないだがやっぱり区切りをつけておいた方が、次なる展開が見えてくるだろう。
そう思って少し整理をしてみる。
まず、「現在地」確認だ!!
 どこまで「研究」が進んだか。
それを見えるかたちにしてみよう。
そして報告してみよう。
▼「現在地」が確認できたら、それを「評価」してみよう。
「評価」の第一基準は
次なる トハタツ が生まれたか?
だ。
 研究対象の「ふしぎ!?」に対して、次なる「問いかけ」「はたらきかけ」がはじまり、さらにその謎解きを「楽しみ」「つき合っていく」気持ちになったか?
それがすべてである!!
そうなってこそ「研究」の名に値するのだろう。
▼もっと具体的に行こう。
◆「雲見」と「観天望気」の研究
でいこう。
 ひょっとしたら、この「発見」が、この夏、最高の成果かもしれないのでゆっくりていねいに行こう。
まず、そのはじまりは2015/07/25の第3回オンライン「寅の日」にあった。
 そこで、「海陸風と夕なぎ」(青空文庫より)を読んだ。寅彦にあらためて「気象学」に誘われる思いで読んだ。
 そして、毎日そこまで散歩しているアメダスにつないでみた。
 私は、驚いてしまった!!このアタリマエに!!

(つづく)
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新・「自由研究」のすすめ試論(110)

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▼雨あがりの草むらを歩いた!!
そこはまさに「クモ天国」だった。ナガコガネグモをはじめ何種類ものクモたちがネットを張っていた。
ネットは縦タイプのものもあれば水平タイプのものもある。
せっかく造っているネット を避けて畦道を進もうとすると一歩も前に進めない状態だ。
巧みな糸技を見物させてもらっていると時間が過ぎるの忘れてしまう。
 例のジュズダマに造られた子グモたちの「団居」もまだ続いていた。
なぜなんだろう!?
 やっぱり、私の作業仮説「クモは観天望気をやっている!!」は正しいのでは。
▼「クモ学」は今年もやっぱり面白い!!
今年の私の「自由研究」ネタのひとつでもあった。
「自由研究」と言えば、そろそろ今年の取り組みをまとめておく時期が来ていた。
今年の取り組みに3つの課題を設定していた。

(1) 大人の「自由研究」!!

(2) プロの「研究者」との連携!!

(3) 「研究発表」の場の創設!!

どこまで来たのだろう?
現在地は?
▼(1)(2)については、それなりにけっこう進んできたように思う。
でも(3)については、提案したそのままだ。
まったく進んでいないと言ってよい。それはそれでもいいと思っている。
今年の夏で歩みをとめるつもりはさらさらないので、そのうち道が拓けるかも知れない。
もうひとつ妙な提案をしていた。
<トハタツ>方式!!
である。
・<トイカケル>  自然そのものにトイカケル(問いかける)!!
・<ハタラキカケル> 自然にハタラキカケル(はたらきかける)!!
・<タノシム> 自然を観察すること自体をタノシム(楽しむ) !!
・<ツキアウ>  自然とこれからもずっとツキアウ(つき合う) !!
▼今、ファーブルの昆虫記「クモ」を読んでいる。
驚いた!!
ファーブルも<トハタツ>方式そっくりそのままやっているのだ。
さすがだと思った。
急に<トハタツ>方式に自信が持てるようになった。

 朝の散策から帰ってから、大賀ハス観察池の観察をした。
蓮根の植え替えから21週目であった。いちばんたくさんの種子を手に入れることになった第7大賀ハスの果托が、首をうなだれるように下向になっていた。
 それをじっくり見ているとわかってきた。枯れた葉がぶら下がっているのに酷似していた。
きっと果托(花)は葉が進化してできたものだ!!
ここでも<トハタツ>使ってみたくなった。

(つづく)
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