【お薦め本】『天気のことわざかるた』(監修 武田康男 学研プラス)

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「そ 層積雲(くもり雲)空は暗いが雨降らず」
 それがピッタリとくる昨日の朝の「雲見」だった。

 今ずっと、Webテキスト試案『天気コトワザ』にはまっていた。
 なるほど「天気コトワザ」は凄い!!
 面白い!!
 しかし、これだけでは満足したくなかった。
 「これから」も使えるものにしたい。
 それを使って「自分で天気を予報できる」ようにしたい。それが本意だった!!
「むかしから日本に伝わる“天気のことわざ”をおぼえて、明日の天気を予報しよう!」
とそのケースの表に書かれていた。
 私の試みようとすることの本意ピッタリではないか。そんなものをみつけた。
 正確には本ではないが、今 最もお薦めの【お薦め本】としてあげる。

◆【お薦め本】『天気のことわざかるた』(監修 武田康男 学研プラス 2017.06.30)

▼例によってお薦めポイントは3つにしぼる。

(1)ゲーム感覚で「天気コトワザ」「気象用語」を楽しく学べる!!

(2) 読み札を「持ち運び図鑑」として活用できる!!

(3) もくもくシールとセットにして、「雲見」を楽しめ、「自分で天気を予報をする」のに役立つ!!


 もう少し具体的に思ったこと列挙してみよう。
(1)ゲーム感覚で「天気コトワザ」「気象用語」を楽しく学べる!!
 「読み札」をワープロで打ちながら感じた。
・うまい!!
・五七調で語呂がとってもいい!!だから憶えやすい。
・「歌留多」だからアタリマエ!!この手があったかと感動!!
・百人一首、「犬棒かるた」などをみればわかる。これが私たちにいちばんぴったりくるメソッド!!
・「十種雲形」はすべて登場する!!
・「偏西風」「春一番」「冷気」「ゲリラ豪雨」「上昇気流」などの気象用語がさりげなく詠み込まれている。

▼次は
(2) 読み札を「持ち運び図鑑」として活用できる!!
・読み札の裏はみごとな写真。空の写真家・武田康男さんの撮ったもの!!
・リングがついているのでバラバラにならないで携帯できる。
・季節毎に分けられた「一覧」があるので参考にして、携帯する札を季節毎にかえることもできる。
・実際の空と見比べながら詠み上げればインプットも簡単!!
・インプット簡単はアウトプットも簡単に通ずる。使いモノになる!!

(3) もくもくシールとセットにして、「雲見」を楽しめ、「自分で天気を予報をする」のに役立つ!!
・もくもくシールをカレンダーに貼るときに、関連の札を詠めば「十種雲形」もすぐだ!!
・「自分で天気を予報する」のがきっと楽しくなる。


これで今年のクリスマスプレゼントは決まりダ!!

来年のお正月は「天気のことわざかるた」を楽しもう!!


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【お薦め本】『ひまわり8号と地上写真からひと目でわかる 日本の天気と気象図鑑』(村田健史・武田康男・菊池真以著 誠文堂新光社)

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▼昨日の定点からの「雲見」は、一昨日とうって変わりずいぶんにぎやかであった。
 こうして「雲見」をしているといつも思う
 
 この雲を「宇宙」から見たらどう見えるのだろう?

と。
 アリガタイことに私たちは空想するだけでなくリアルタイムにこれを見ることができるのである!!
「宇宙」からの「雲見」!!
 それを可能にしてくれているのがひまわり8号だ。赤道上高度約36.000㎞の「宇宙」から「雲見」の画像を送り続けてくれている。
 Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』でも、この「宇宙」からの「雲見」を提唱はしていたがまだまだ具体ではなかった。
▼そんなとき、これにピッタリの本に出会った!!
 地上からの「雲見」と「宇宙」からの「雲見」をナビゲートしてくれるとても面白い本だ。まだ完全に読んでしまってはいないが、とりあえず大至急紹介したくてたまらなくなったので【お薦め本】にあげてみる。

◆【お薦め本】『ひまわり8号と地上写真からひと目でわかる 日本の天気と気象図鑑』(村田健史・武田康男・菊池真以著 誠文堂新光社 2017.7.14)

 長いタイトルだ。でも、このタイトルがこの本のすべてを表していた。
 著者たちも最高のメンバーだ。
 「ひまわり8号リアルタイムWeb」開発者、空の写真家、気象キャスターなんとも凄いプロたちのコラボだ。

▼もうこれだけで十分という気もするが、いつものように3つのお薦めポイントを蛇足的に付け加えておく。

(1) 三位一体(ひまわり画像・地上写真・天気図)でより楽しい「雲見」をナビゲートしてくれる!!

(2) 「ひまわり8号リアルタイム Web」の活用方法がわかる!!

(3) QRコードつきで瞬時にひまわり画像を楽しむことができる!!

ではひとつずつ
(1) 三位一体(ひまわり画像・地上写真・天気図)でより楽しい「雲見」をナビゲートしてくれる!!
 こんな本が欲しかった!!
 私はいささか、いやかなり興奮している。「地上写真」と「天気図」をリンクした本はこれまでにもあった。
 しかし、「ひまわり画像」までリンクしたものはなかったように思う。
 三位一体で読み解く「日本の天気」「10種雲形」は説得力をもつ。
 とてもわかりやすいナルホド!!である。

▼2つ目
(2) 「ひまわり8号リアルタイム Web」の活用方法がわかる!!
  「ひまわり8号リアルタイム Web」
はより「ひまわり8号」を活用するために開発された。
 これでパソコンでもスマホでも瞬時に「宇宙」からの「雲見」ができるのだ!!
 「ひまわり8号」活用のあれこれが具体的にあがっていた。
 最後の「ひまわり8号リアルタイム Webの教材利用」(p154)はきわめて興味深い。

最後は
(3) QRコードつきで瞬時にひまわり画像を楽しむことができる!!
 最後になってしまったが、私的にはこれが最高のお薦めポイントかもしれない。
 スマホでQRコードを本格的に利用したのはこれがはじめてであった。
 もう感動である!!
 なんと便利なものだ。瞬時にWebにつながるから、解説を読みながら前後の画像を見たり拡大したり縮小したり思いのままだ。
 これが「これから」の「図鑑」のかたちなのかも知れない(^^)V

 まずは手に入れてやってみてください!!
 そして教えて下さい!! この本のより楽しい活用方法を!!

 私自身はこれから何度も何度もこの本のことを書くことになるだろう。
 そんな予感がする。


 

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【お薦め本】『ナリカ製品とともに読み解く 理科室の100年』(中村友香著 幻冬舎)

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「SCIENCE IS JUST THERE」!!
とてもいい言葉だ。今年の冬にナリカ(旧中村理科)に遊びに行ったときに聞いた言葉だ。
 そのとき、こんな言葉も聞いた。

 「一生に1度の実験に穴をあけることはできない!!」

 「理科屋」ナリカの意気込みを象徴する言葉だった。理科教師として背筋が伸びる想いで聞いた。
それは同時にこのうえない理科教師へのエールようにも聞こえてきて感動した。
▼そのナリカは2018年、創業から100年を迎える。
 この節目に一冊の本を出版された。それが今回の【お薦め本】です。

◆【お薦め本】『ナリカ製品とともに読み解く 理科室の100年』(中村友香著 幻冬舎 2017.6)


▼いつものように先に3つのお薦めポイントをあげておく。

(1) 「理科屋」ナリカの100年の歴史を通して理科教育・実験の歩みを興味深く読める!!
 
(2) あの有名実験の開発物語がビジュアルに読める!!

(3) ナリカに遊びに行きたくなる本!!

ひとつずつもう少しだけくわしく
(1) 「理科屋」ナリカの100年の歴史を通して理科教育・実験の歩みを興味深く読める!!
 「理科屋」ナリカの姿勢は「あとがき「理科の先生を教室のスターに」」(p94)にあった。

 授業が始まると、実験道具は黒子に徹していきます。  実験道具とは、子どもたちの目を輝かせる  理科の授業のサポーターだからです。  主役は理科の楽しさを子どもたちに伝える先生方。  先生方に魅力溢れる授業をしてもらうために  黒子に徹することが、私たちの変わらぬ姿勢です。

 

最上級の黒子である努力を続けています。

 なんというプロ意識!!感動デアル!!冬にお聞きした言葉のほんとうの意味がわかりはじめた。
 では、この「理科屋」としてのプロ気質はどのようにして生まれ、今日まで継承されてきたのか。
それを語っているのが
・「ナリカの歴史」(p49)
年表にしてあってとてもわかりやすい。
 さらに「理科教育振興法」「100年間のカタログ」「銅板カタログ」にふれられているのもきわめて興味深い。
 
▼次である。
(2) あの有名実験の開発物語がビジュアルに読める!!
 この本は手に取ればすぐわかる。ともかくビジュアルできれいだ!!
 次々と一度はやったことのあるあの有名実験の開発物語が楽しく読める。
 「ゼネコン」
 「ビースピ」
 「虹ビーズ」等々
 これらの開発物語の続編に挑戦してみたくなるというものだ。

最後に
(3) ナリカに遊びに行きたくなる本!!
 この本の最後の方にとてもうれしいページがあった。
 「ナリカ本社は 外神田5丁目にあります」(p92)である。それはナリカからのwelcomeメッセージに読める。
 「近く来たら遊びにおいで!!」と。
 これまでにもずいぶんお世話になってきた。
ぶらりと立ち寄って「理科」を楽しむのもOK!!実際にものにふれることもできる!!

 「【理科の部屋】オフ常設会場」「記念オフ会場」として利用させてもらってきた。深謝!!
 今度はいつ遊びに行かせてもらおうかな。o(^o^)o ワクワク


  


  

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【お薦め本】『地球は本当に丸いのか?』(武田康男著 草思社)

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▼昨日、「ある一文」に出会うことによって2年前の夏に見た「富士山5合目からの日の出」の感動を思い出していた。
 それは『武田康男先生と行く 空の不思議「富士五合目」ツアー』の二日目のことだった。このツアーでは最高の「雲見」「宇宙見物」ができた。今も見たものの数々が鮮明に蘇ってくる!!
 その日の朝の行動開始は早かった。想像以上に寒かった。しかし、そんなことはいっさい苦にならなかった。
 待ちに待ってあの瞬間を見たのだから。感動であった!!

 「ある一文」を読んで今さらであるがトンデモナイ勘違いに気づいた。

▼その「ある一文」が載っているのが今回の【お薦め本】である。

◆【お薦め本】『地球は本当に丸いのか?~身近に見つかる9つの証拠~』(武田康男著 草思社 2017.6.22)

 
その文とはこうだ。

「富士山五合目からの日の出」
標高2300mの富士山五合目から見た日の出です。この標高になると、見かけの地平線を見下ろす角度は1.4度程度になりますが、これほど地平線を見下ろす経験はあまりありません。地平線が霞んでよくわからないこともあり、見ている人たちは空のオレンジ色の部分から太陽が出ると思って待っていたようです。予想外に下から太陽が顔を出して驚いていました。(同書 p27 より)

 
 私はこの文を読んで、このとき「下手な鉄砲」方式で撮りまくった写真をもう一度見直してみた。確かに「地平線」から太陽が顔を出していた。
▼私はこの本を予約注文しておいて手に入れた。表紙を見て面白そうに思えたからである。
 届くなりいっきょに読んでしまった!!やっぱり面白さは想像以上だった。書き始めたら話はいくらでも拡散してしまいそうなので例によってお薦めポイント3つをあげておく。

(1) アタリマエを「科学する」ことの面白さを教えてくれている!! 

(2) 美しい貴重な写真とわかりやすいイラスト!!

(3) 自分でも「地球は丸い」証拠をみつけたくなる!!


ひとつずついこう。
(1) アタリマエを「科学する」ことの面白さを教えてくれている!! 
 「地球は丸い」このアタリマエ!!
 「ではその証拠をあげよ」と言われて咄嗟に出てくるのはせいぜい2つ3つだ。そんなとても9つもあげることはできない。それにあげた2つ3つにしても詳しく問われるあやしい。
 アタリマエすぎるほどアタリマエのことはそんなものなのかも知れない。しかし、この本はちがっていた!!
 アタリマエをアタリマエと流さず、きっちりと具体的に「科学」していた。
 「科学する」ことの面白さを教えてくれていた。
 たとえばこうだ。
 「高いところにあがれば遠くまで見える」これだってアタリマエのこと考えている。「ではどのぐらい遠くまで?」とさらに問われれば答えることできない。
 この本ではこの問いに対して具体的数値をあげてくれていた。
「さまざまな高さからの水平線・地平線までの距離」(同書p11より)
 その計算方法についても巻末コラム「水平線までの距離を計算する」(同書p62)で説明してくれている。
 うっとうしいはずの数式が面白く感じてくるから不思議である。
 アタリマエの「科学」に納得し・感動するのである。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

 著者自身の言葉を借りよう。

 「地球は丸い」という、当たり前なのに実感できないことを、私が撮影した写真や図などを用いて、できるだけわかりやすく解き明かしたつもりです。身近でわかりやすい現象や、ちょつとおもしろい現象を題材として扱いました。(同書「はじめに」p3より)
   ▼次にいこう。 (2) 美しい貴重な写真とわかりやすいイラスト!!  空の写真家・武田康男さんがこれまで撮りためてきた写真は膨大である。これまでもずいぶんそれを楽しませてもらってきた。深謝。  もちろん量が膨大なだけではない。武田さんでなければ撮れていない貴重な画像を蓄積されているのである。 地球上どこでも「ねらったもの」が撮れるのであれば瞬時に駆けつける!!  今回も世界各地(南極等、飛行機からも含む)で撮った美しい貴重な写真が満載だ。  さらに今回はイラスト(図)がとてもたくさん使われている。それがとてもわかりやすいのだ。言葉だけではなかなか理解できないところをうまく図解されている。武田さんの説明はいつもほんとうにわかりやすい。  さすがだ!!

 最後に
(3) 自分でも「地球は丸い」証拠をみつけたくなる!!
 この本を読めば、きっと「では私も…」という気持ちになるだろう。
 ひょっとしたら、自分が撮ってきた写真のなかに「地球は丸い」証拠写真を発見できるかも知れない。
 巻末コラム「地球の大きさを測る」(p60)は夏休み「自由研究」のヒントになるかも知れない。

 この夏、山、海にでかけ前にぜひ読んでおきたい一冊だ!!


 

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【お薦め本】『地球は本当に丸いのか?』(武田康男著 草思社)

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▼昨日、「ある一文」に出会うことによって2年前の夏に見た「富士山5合目からの日の出」の感動を思い出していた。
 それは『武田康男先生と行く 空の不思議「富士五合目」ツアー』の二日目のことだった。このツアーでは最高の「雲見」「宇宙見物」ができた。今も見たものの数々が鮮明に蘇ってくる!!
 その日の朝の行動開始は早かった。想像以上に寒かった。しかし、そんなことはいっさい苦にならなかった。
 待ちに待ってあの瞬間を見たのだから。感動であった!!

 「ある一文」を読んで今さらであるがトンデモナイ勘違いに気づいた。

▼その「ある一文」が載っているのが今回の【お薦め本】である。

◆【お薦め本】『地球は本当に丸いのか?~身近に見つかる9つの証拠~』(武田康男著 草思社 2017.6.22)

 
その文とはこうだ。

「富士山五合目からの日の出」
標高2300mの富士山五合目から見た日の出です。この標高になると、見かけの地平線を見下ろす角度は1.4度程度になりますが、これほど地平線を見下ろす経験はあまりありません。地平線が霞んでよくわからないこともあり、見ている人たちは空のオレンジ色の部分から太陽が出ると思って待っていたようです。予想外に下から太陽が顔を出して驚いていました。(同書 p27 より)

 
 私はこの文を読んで、このとき「下手な鉄砲」方式で撮りまくった写真をもう一度見直してみた。確かに「地平線」から太陽が顔を出していた。
▼私はこの本を予約注文しておいて手に入れた。表紙を見て面白そうに思えたからである。
 届くなりいっきょに読んでしまった!!やっぱり面白さは想像以上だった。書き始めたら話はいくらでも拡散してしまいそうなので例によってお薦めポイント3つをあげておく。

(1) アタリマエを「科学する」ことの面白さを教えてくれている!! 

(2) 美しい貴重な写真とわかりやすいイラスト!!

(3) 自分でも「地球は丸い」証拠をみつけたくなる!!


ひとつずついこう。
(1) アタリマエを「科学する」ことの面白さを教えてくれている!! 
 「地球は丸い」このアタリマエ!!
 「ではその証拠をあげよ」と言われて咄嗟に出てくるのはせいぜい2つ3つだ。そんなとても9つもあげることはできない。それにあげた2つ3つにしても詳しく問われるあやしい。
 アタリマエすぎるほどアタリマエのことはそんなものなのかも知れない。しかし、この本はちがっていた!!
 アタリマエをアタリマエと流さず、きっちりと具体的に「科学」していた。
 「科学する」ことの面白さを教えてくれていた。
 たとえばこうだ。
 「高いところにあがれば遠くまで見える」これだってアタリマエのこと考えている。「ではどのぐらい遠くまで?」とさらに問われれば答えることできない。
 この本ではこの問いに対して具体的数値をあげてくれていた。
「さまざまな高さからの水平線・地平線までの距離」(同書p11より)
 その計算方法についても巻末コラム「水平線までの距離を計算する」(同書p62)で説明してくれている。
 うっとうしいはずの数式が面白く感じてくるから不思議である。
 アタリマエの「科学」に納得し・感動するのである。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

 著者自身の言葉を借りよう。

 「地球は丸い」という、当たり前なのに実感できないことを、私が撮影した写真や図などを用いて、できるだけわかりやすく解き明かしたつもりです。身近でわかりやすい現象や、ちょつとおもしろい現象を題材として扱いました。(同書「はじめに」p3より)
   ▼次に行こう。 (2) 美しい貴重な写真とわかりやすいイラスト!!  空の写真家・武田康男さんがこれまで撮りためてきた写真は膨大である。これまでもずいぶんそれを楽しませてもらってきた。深謝。  もちろん量が膨大なだけではない。武田さんでなければ撮れていない貴重な画像を蓄積されているのである。 地球上であればどこでも「ねらったもの」が撮れるのであれば瞬時に駆けつける!!  今回も世界各地(南極、飛行機からも含む)で撮った美しい貴重な写真が満載だ。  さらに今回はイラスト(図)がとてもたくさん使われている。それがとてもわかりやすいのだ。言葉だけではなかなか理解できないところをうまく図解されている。武田さんの説明はいつもほんとうにわかりやすい。さすがだ!!

 最後に
(3) 自分でも「地球は丸い」証拠をみつけたくなる!!
 この本を読めば、きっと「では私も…」という気持ちになるだろう。
 ひょっとしたら、自分が撮ってきた写真のなかに「地球は丸い」証拠写真を発見できるかも知れない。
 巻末コラム「地球の大きさを測る」(p60)は夏休み「自由研究」のヒントになるかも知れない。

 この夏、山、海にでかけ前にぜひ読んでおきたい一冊だ!!


 

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【お薦め本】『新・寺田寅彦断章』(上田壽著 高知新聞企業)

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▼私はまだ「2017年春・寅彦を訪ねて」の旅の余韻のなかにいた。
 土佐の高知に寅彦を訪ねるたびに必ず立ち寄るところがあった。
◆寺田寅彦記念館
◆高知県立文学館(寺田寅彦記念室)
◆寺田寅彦墓所
である。
 その他の場所はその都度のオプションで巡ることがあっても、この3ヶ所をはずすことはなかった。
▼今回は、旅の最後に行った◆高知県立文学館(寺田寅彦記念室)でやっと手に入れた本の紹介である。

◆【お薦め本】『新・寺田寅彦断章』(上田壽著 高知新聞企業 2010.11.13)

 私は、この本をずっとずっとさがしていた!!
 この度やっと手に入れて読んでみた!!あまりにうれしかったので【お薦め本】にあげる。
▼いつものように先にお薦めポイント3つをあげておく。

(1) 高知県立文学館(寺田寅彦記念室)の3本の「実験ビデオ」制作のくわしい経緯がわかる!!

(2) 寅彦の科学論文・随筆を読み解くヒントがある!!

(3) 高知の「寅彦」を知る手がかりがいっぱいだ!!

 まずひとつめから 
(1) 高知県立文学館(寺田寅彦記念室)の3本の「実験ビデオ」制作のくわしい経緯がわかる!!
 ずいぶんマイナーなお薦めポイントだ。
 しかし、正直に言うと、このことを紹介したくてこの本を【お薦め本】にしたぐらいだ。
 高知県立文学館(寺田寅彦記念室)にはとてもすばらしい3本の「実験ビデオ」があった。
(1) 「渦巻きの実験」
(2) 「地滑りの実験」
(3) 「割れ目と生命の実験」
である。
 どれもすばらしい傑作「実験ビデオ」である。よく科学館などでこのようなビデオを見せてもらうことがあるが、こんなすばらしいビデオを見せてもらったことがない。
 いずれも5分足らずの短編であるが、寅彦の「科学」をみごとに再現していた。
 寅彦が書き残してくれた随筆から「科学のコトバ」を引用しているのもいい!!
 前々回に訪ねたときなど半日かけて堪能させてもらった。
 「こんなすばらしいビデオを、誰がどのような経緯でつくられたのか?」
 ビデオを見せてもらう度に思う疑問だった。今回の友の会の懇親会でも質問したばかりだった。
 その答えがこの本にあった。
・ビデオ制作裏話(同書 p100~)
・“技術者魂”に(同書p107~)
 に制作意図から、テーマ選び、「実験」方法、制作方法等々にいたるまでたいへん詳しく書かれていた!!
 そうだ!!

 あの傑作ビデオはこの本の著者・上田壽先生が中心になって制作されたものなんだ!! 

 この一事をもって、この本は絶対的【お薦め本】だ。
 次回も、あの「実験ビデオ」を見せてもらうのが益々楽しみなってきた!!
▼次に行こう。
(2) 寅彦の科学論文・随筆を読み解くヒントがある!!
 実はこの本は、平成11年9月から平成13年7月まで高知新聞に連載された記事をまとめたものだそうだ。
新聞に連載されただけあって、ひとつひとつの記事がとてもわかりやすく読みやすい。
 平易であるというだけでない。上田壽先生自身も「地球物理学」の研究者であり科学者である。
 寅彦の孫弟子にもあたられるそうだ。
 だから寅彦の「科学」のよき理解者であり、その魅力を熟知する人でもあった。
 寅彦の書いた多数の科学論文・随筆をシロウトにもわかりやすく ツナイデ 紹介してくださっていた。
 これがアリガタイ!!
 
(3) 高知の「寅彦」を知る手がかりがいっぱいだ!!
 「実験ビデオ」の他にも、高知県立文学館(寺田寅彦記念館)に常時展示してある資料などの解説もある。
 なかでも、あの中谷宇吉郎との手紙やりとりの資料を解説した第二部(p114~)もなかなか興味深い。
 
 また先生も寅彦と同じく絵の才能もお持ちのようだ。
 先生自身がスケッチされた
 ・寺田寅彦記念館
 ・高知県立文学館
 も見せてもらうことができる!!
 スバラシイ!!

 


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【お薦め本】『金沢のルーツ 砂金を探せ!』(四ヶ浦弘著 細川理衣 絵 金沢・金の科学館)

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ファラデーラボ創設6周年企画で四ヶ浦さんに「実験でたのしむ宮沢賢治・サイエンスファンタジーの世界」を楽しませてもらってはや3週間あまりが経とうとしている。
 しかし、私にはあのときの感動の余韻がまだまだ残っていた。
 そのとき、四ヶ浦さんは車にごっそりと実験道具を乗せて金沢から駆けつけてくださった。
 見せて(「魅せて」こちらの方がふさわしいかも)もらった実験は「宮沢賢治の世界」に関するものだけではなかった。
 「実験で楽しむ金属のサイエンス」関連も多く魅せてもらった!!
 こちらは四ヶ浦さんの長年の十八番だ!!
 さすがだ!! 実に面白かった!!
 感動!!感動!!感動!!
▼そのときに手に入れた本が今回の【お薦め本】だ。

◆『金沢のルーツ 砂金を探せ!』(四ヶ浦弘著 細川理衣 絵 金沢・金の科学館)

 実はこちらの方も手に入れてすぐ読み出そうとしたが、「宮沢賢治の世界」の方に余韻を残すためと急ぐ「仕事」があったのとで、あえてこの本に「封印」をしていた。
 新年度になって「封印」を解いて読み始めたら、いっきょに読んでしまった!!
 こんな調子で書き出したらヤバイ!! いくらでもベラベラやってしまいそうだ。
 いつものように先にお薦めポイント3つに絞ってあげておく。

(1) 『なにかを調べて世界を拓いていく面白さ』を教えてくれる!!

(2) ヒューマンネットワークが物語をより豊かに愉しくしている!!

(3) 自分でも「砂金」を探してみたくなる!!

▼これだけ言っておけばあとは、思いつくまま気ままに行こう。

(1) 『なにかを調べて世界を拓いていく面白さ』を教えてくれる!!
 この『なにかを調べて世界を拓いていく面白さ』(p61)は著者自身のコトバだ。
 これは金沢のルーツ「砂金」をめぐる探偵物語である!!
 四ヶ浦探偵はまちがいなく「名探偵」である。
 以前からこの物語を断片的には聞いていた。
 「面白そうだな」とは思っていた。
 こうしてまとめて読んでみてあらためて感動した!!
 ともかく面白い!!
 
 物語のはじまりは、今から32年も前の生徒の『先生、金沢で砂金、採れるの知っとるけ?』のひとことからだ。生徒の奥君は、もう48歳!?
 四ヶ浦探偵は愉快だ!!
 少々のことではへこたれたり、あきらめたりしない。
 持病「ばっかり病」の持ち主でもある。
 物語には思わず手をたたいたり、バンザイ\(^O^)/したり、大笑いする場面が多々あった。
 思いつくままに 
・瀬戸さんに「砂金とりにつれていってあげよう」と言われた場面。
・戦争が金沢のゴールドラッシュを生み出したと発見したとき。
・ついに手入れた砂金紛失!!<プチンととんでそれっきり…>のとき。
・高田先生が「やるまえにはっきりしておきたいんですけど、取れた砂金は山わけでいいですか?」と来られたとき。ホンモノは本気だ!! ヘ(^.^)/ 
 等々である。

 極めつけは、後で再度見た「ブラタモリ」で「金ウン」の話が出たときだ。
 大笑いしてしまった。

▼こんな調子だとほんとうに終わらない。(^^ゞポリポリ
スピードアップする。

(2) ヒューマンネットワークが物語をより豊かに愉しくしている!!
 名探偵四ヶ浦さんは話がうまい!!
 この物語にはたくさんの登場人物がいる。いったい何人だろう!?
 それぞれの登場人物が、これまた凄い!!その道の<プロ>ばかりだ。
 芋づる式に次々と<プロ>をひっぱり出してくるには名探偵ならでは技があった。

 「これまで」のストリーを面白く語るのである。 

 この話がうまいときているから、<プロ>たちもついつい引き込まれていくのだった。
 そして、「砂金」探偵団を組織していくのだった。
 その探偵団は物語をうんと豊かに愉快にしてくれている。

(3) 自分でも「砂金」を探してみたくなる!!
 読み終わった後、すぐ思い出したところがある。
 それは、私の最後の勤務校の校区にあった「富栖鉱山跡」のことだ。
 そこも昔、金を掘り出していたという。ずいぶん栄えたそうだ。
 「ひょっとしたらあの山の近くの川でも…」とつい思ってしまったのだ。
 この本を読めば必ず、誰もが「ぜひ、自分でも…」と思ってしまうだろう。
 具体的な「砂金」採取の道具、方法も記してある。

 もうひとつ忘れてはならぬ大事なお薦めポイントがあった。
イラストだ!!
 この探偵物語にピッタリのイラストだ。
 特に『金沢・金の科学館』のマスコットキャラクターにもなっていると言う「Kii君」がいい (^^)V
 
 名探偵「Kii君」が次はどんな探偵物語を語ってくれるだろう。
 楽しみだo(^o^)o ワクワク

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【お薦め本】『ねえ君、不思議だと思いませんか?』(池内了著 而立書房)

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▼「雲見」をしたり、「高層天気図」を参考にしながら「天気の変化」の謎解きを愉しんでいると、つくづくと不思議に思うことがある。
「38万㎞もかなたの月が今夜どう見えるのか。」
「1億5000万㎞も遠くにある太陽の表面でなにが起こっているのか。」
「日食・月食はいつ起こるのか。」
「いつどこから観察できるのか。」
 等々がいや、
 もっと「何億光年もかなたの宇宙のこと」がかなり正確にわかるのに、たかだか高さ十数㎞の空間で起こる「大 気の運動」のことはまだ正確にはわからない!?
 『それはアタリマエ!!、「大気の運動」がそれだけ複雑なものだ。』と言ってしまえばそれまでなのかも知れない。
 でもやっぱり私は寅彦のあのコトバを言いたい!!

 「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」

▼寅彦のこのコトバをそのままタイトルする本が出ていた。それが今回の【お薦め本】です。
 
◆【お薦め本】『ねえ君、不思議だと思いませんか?』(池内了著 而立書房 2016.12.20)

この本は著者がここ数年雑誌、新聞などに書かれた文章を集めたものである。
 そのときどきに発表されたものなので、少し補足する意味で「後日談」もときどきついている。発表されたメディアごとに3部構成になっていた。
 同じことを書かれてもメディアによって少し切り口がちがっていた。
 それがまた面白い!!
 Ⅰ 現代科学の見方・読み方
 Ⅱ 時のおもり
 Ⅲ 科学の今を考える 

ぜったいに話が拡散してしまいそうなので、いつものように先にお薦めポイント3つをあげておく

(1)「私の科学」をより豊かにしてくれる!!

(2)社会における「科学」の「現在地」を教えてくれる!!

(3)これからの「科学」を示唆してくれている!!

▼ ひとつずつ行こう。
(1)「私の科学」をより豊かにしてくれる!!

著者はこれまでに2つの「道標」を立ててくれたと私は思っていた。
「等身大の科学」と「新しい博物学」(そこから発展しての「オープンサイエンス」)という「道標」である。(くわしくは『科学のこれまで、科学のこれから』(池内 了著 岩波ブックレット 2014.6.4)等参照)
とりわけ「等身大の科学」という「道標」が私は気に入っていた。
私の「○○の科学」遍歴の終着点がここだと思っていた。ところが少し疑問が出てきた。いや疑問というよりそれはピッタリとこない違和感のようなものだ。
「等身大」と言ってもその大きさは人それぞれの「大きさ」があるのではないか?
 「等身大」とひとくくりしていいものだろうか?
人それぞれの「等身大」にこそ意味があり、面白いのではないか。
そこで私は「等身大の科学」に変えて「私の科学」を使うことにした。

Ⅰ 現代科学の見方・読み方

では、著者池内了氏自身の「等身大の科学」が多く語られていた。
 それが実に 面白い!!
はじめて知ることも多かった。
やっぱり「科学・技術」(ここでは「科学」のみならず「技術」もセットで)は面白いと思った。
読み進めるうちに「私の科学」がより豊かになっていく気分になった。

▼次に行こう。
(2)社会における「科学」の「現在地」を教えてくれる!!

 これについても、これまですでに『科学・技術と現代社会 上・下』(池内了著 みすず書房 2014.10)等でくわしくまとめられていた。
 しかし、ここの
 Ⅱ 時のおもり
 おさめられたのは、新聞の「時事コラム」として書かれたものである。
 だからとてもリアルタイムだ!!
 そのときどきの科学者としての発言がするどい!!
 後日談が現在進行形をよく物語っている。

 最後に行こう。
(3)これからの「科学」を示唆してくれている!!
 
 これからの「科学・技術」についてもいくつか提言され実際に展開されていた。
そのなかで私がいちばん興味を持っているのは「オープンサイエンス」の取り組みだ。
 それについては、「市民科学に求められること」(p67)にくわしく書かれた。
 また、
 Ⅲ 科学の今を考える 
 には、これからの「科学」を考える上でとても示唆的文章が多くあった。
 なかでも
 「科学者・技術者の条件」(p256)がとてもいい!!
 タイトルの「ねえ君、不思議だと思いませんか?」はここに出てくる。
 引用された中谷宇吉郎「「霜柱の研究」について」(青空文庫より)を今から読んでみようと思う。


 

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【私の読んだ本・ベスト13】2016!!

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▼今年もあと3日となってしまった。
 ここのところ恒例としている【お薦め本】にあげた本を、再度リストアップすることにより今年の読書をふり返ってみたい。【お薦め本】にあげた本はすべてで13冊ある。本棚から出してきて、机の上に読んだ順番にならべてみた。これを今年の「ベスト13」とする。順番はあくまで読んだ順番であり、けっしてお気に入りの順番ではない。

▼名づけて【私の読んだ本・ベスト13】2016!!
はじめよう。

【ベスト1】•【お薦め本】『中谷宇吉郎の森羅万象帖』(福岡伸一・神田健三・中谷芙二子著 LIXIL出版)
 著者の神田健三先生の話を聞いたあとだっただけに非常に面白かった。今見ても「中谷宇吉郎の世界」入門には最適の書だ。貴重な写真も満載だ!!

【ベスト2】【お薦め本】『科学者が人間であること』(中村桂子著 岩波新書)
 今年は中村桂子さんの話をはじめて聞いた年でもある。映画も見せてもらった。感動であった!!

【ベスト3】【お薦め本】『仕事で得する天気の雑学』(片平 敦著 いろは出版)
 今年もほぼ毎日、片平さん「お天気」(ワンダー)を楽しませてもらった。つくづく思う、「うまいなー!!」と。

【ベスト4】【お薦め本】『植物は<知性>をもっている』(S・マンクーゾ、A・ヴィオラ著 NHK出版)(1)
    【お薦め本】『植物は<知性>をもっている』(S・マンクーゾ、A・ヴィオラ著 NHK出版)(2)
 やっぱりそうだったかと思った。生きもの「植物」の見方が変わる!!

【ベスト5】【お薦め本】『科学者の目、科学の芽』(岩波書店編集部編 岩波書店)
 現在最前線で活躍中の科学者たちの書いたエッセー集である。どれも実に面白い!!
 「科学者は随筆を書け」と言った寅彦は正しい!!

【ベスト6】【お薦め本】『「空のカタチ」の秘密』(武田康男著 大和書房)
 「空の写真家」武田康男さん写真集。「雲見」のともに最適!!コンパクトで安価なのがとてもうれしい!!

【ベスト7】【お薦め本】『地図がわかれば社会がわかる』(田代 博著 新日本出版社)
 地図が面白い!!を教えてくれている。私がiPhoneを手に入れるきっかけになった本でもある。

【ベスト8】【お薦め本】『鉄をつくる 出雲のたたら』(大竹三郎著 大日本図書)
 出雲へ「雲見」の旅にでかけたのをきっかけに久々に再読した。このシリーズの大竹先生の本は名著ぞろいだ。とてもわかりやすく面白い!!

【ベスト9】【お薦め本】『庄司和晃先生追悼 野のすみれさみしがらぬ学立てよ』(全面教育学研究会編刊 )
 今年9月に参加させてもらった「庄司和晃先生を偲ぶ会」は、生涯の忘れられない思い出となるだろう。これからは著書を通して庄司先生から学び続けたい!!

【ベスト10】【お薦め本】『面白くて眠れなくなる天文学』(縣 秀彦著 PHP研究所)
 毎日の「宇宙見物」をうんと楽しくしてくれるだ。身近な観察のことから最新研究の情報までわかりやすく書いて
あるのがうれしい。「宇宙見物」のとも として最適!!

【ベスト11】【お薦め本】『クモの糸でバイオリン』(大﨑 茂芳著 岩波書店)
 「クモ学」の面白さを教え加速させてくれた著者の最新著書。大先達はやっぱり極めていた!!
 読み始めたらとまらない本だ!!「研究」とはかくありたいものだ。
 大﨑先生の弾くバイオリンを聴いてみたいな!!

【ベスト12】【お薦め本】『雪と氷の図鑑』(武田康男著 草思社 )
 さあ、いよいよこの本を何度も開く季節がやってきた。
 武田さんなら、この景をどう撮っただろうと見せてもらうのもなかなか面白い!!今が旬の本だ!!
 
【ベスト13】【お薦め本】『増補版 実験で楽しむ宮沢賢治~サイエンスファンタジーの世界』(四ヶ浦弘著 細川理衣 絵 金沢・金の科学館)
 来年、四ヶ浦さんの「実験」を見せてもらうのがとても楽しみだ o(^o^)o ワクワク
 つづきをぜひ書いてみたい!!

▼こうしていっきょにリストアップしてみるといろいろわかってきた。

・一見バラバラに見える本もツナガッテイル!!
・読んだときに追いかけているものと深くツナガッテイル!!

等々である。 やっぱり本って面白いな!!

さあ、来年はどんな本に出会うだろう?
とても楽しみだ!!

 

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【お薦め本】『増補版 実験で楽しむ宮沢賢治~サイエンスファンタジーの世界』(四ヶ浦弘著 細川理衣 絵 金沢・金の科学館)

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▼昨日は雲ばっかりの「雲見」からはじまった。雨もときおり降ってきた。
 しかし、夕方ちかくになると青空も見えて広がっていった。どのときの「雲見」もいい!!
 それぞれの味わいがあっていい、いくらやっていても飽きない!!
 「雲見」はもっとも安上がりの私の究極の道楽だ!!

 その「雲見」を最初に言ったのはあの宮沢賢治だ。

眺(なが)めても眺めても厭(あきな)いのです。そのわけは、雲のみねというものは、どこか蛙の頭の形に肖(に)ていますし、それから春の蛙の卵に似ています。それで日本人ならば、ちょうど花見とか月見とか言う処(ところ)を、蛙どもは雲見をやります。
「どうも実に立派だね。だんだんペネタ形になるね。」
「うん。うすい金色だね。永遠の生命を思わせるね。」
「実に僕(ぼく)たちの理想だね。」
宮沢賢治『蛙のゴム靴』青空文庫より

▼残り少なくなった今年は、その宮沢賢治の生誕120年!!
 生誕で思い出すのが、5年前の賢治115歳の誕生日(2011/8/27)のことだ。その日、私は偶然にも生誕の地に立っていた。「デクノボーの科学」を訪ねての旅だった。
 先日、この宮沢賢治に関するたいへん興味深い本を手に入れた。面白くていっきょに読んでしまった。
 【お薦め本】にあげるのは、実験を見せてもらった後にしようかと迷っていたが、やっぱり感動のうすれぬ今あげておくことにした。

◆【お薦め本】『増補版 実験で楽しむ宮沢賢治~サイエンスファンタジーの世界』(四ヶ浦弘著 細川理衣 絵 金沢・金の科学館 )

▼感動した点はいっぱいありすぎて、また話が拡散してしまいそうだ。
 だから、最初にいつものようにお薦めポイント3つをあげておく。

(1)「宮沢賢治の世界」を楽しむあらたな方法の提案がある!!

(2)アートとサイエンスのコラボレーションに成功している!!

(3)もう一度「宮沢賢治」を読んでみようという気持ちにさせてくれる!!

 ひとつめから行こう。
 (1)「宮沢賢治の世界」を楽しむあらたな方法の提案がある!!
 「金」の「ふしぎ!?」を追いかけ、ついには「金沢・金の科学館」までつくってしまう四ヶ浦さんだ。
 今回はどんな展開を見せてくれているのか、本を手にする前から楽しみだった。
 期待どおりだった、いやその何倍も面白かった!!
 最初に気に入ったのは「はじめに」のコトバだった。

 ところが興味を持って作品を手にしてみると、なんだかよくわからず(宮沢賢治ってこんなだったっけ?)と本を閉じてしまうことが…。実は、私がそうでした。親しみやすそうで難解な宮沢賢治の世界。そんな彼からのメッセージを確実に受け取れる方法があるのです。その方法で、ご一緒に賢治のサイエンスファンタジーの世界を楽しんでみませんか?

 「そうなんですよね!!」と思わずうなづいた。
 私も、「デクノボーの科学」なんてカッコつけて言っていても、ほんとうはよくわかっていなかった。
ましては「宮沢賢治の世界」を楽しむなんていうのはとてもとてもだった。
 そこで、いかにも四ヶ浦さんらしい方法の展開がある。
 それを語る四ヶ浦さんの口調もとても気に入った。どこまでも等身大だ!!
 わからないことはわからないと言い。
 「ふしぎ!?」だと思うことは不思議がり、驚き、感動する!!
 このアタリマエがとってもいい!!

 そこで四ヶ浦さんがとった方法は? これも四ヶ浦さんのコトバを借りよう。


  賢治の作品には色々な味わい方があるように思います。ここで紹介してきたような<描かれたひとつひとつの表現を、実物や実験で確かめていく>という味わい方は、実験をやりながら、科学を学んでいく感覚に似ている様に感じられます。(そのうち何かがひらめくんじゃないかな?)と期待して少しずつ読み進めていけばいいような気がします。(同書 p20より)
 

 そう実験をするのです!!
 実際のモノを見るのです!!
 賢治がやったであろう実験を再現するのです!!
 賢治は「理科の教師」であり、科学者でした。実験も大好きだったのではと想像できます。
 
 具体的に扱った作品は『春と修羅』のなかの「真空溶媒」「蠕虫舞手」です。

 ここで私も今すぐできる<実験>をやってみました。
 この本を読んだ後、青空文庫をひらいて「真空溶媒」を読んでみました。

 なんとカラーで読めてくるのです!!
 
 この一事をもって四ヶ浦さんの試みは成功していると思った。
▼ダメだ。こんなふうに書いていたら、いくらでも出てくる。
 先を急ごう。

(2)アートとサイエンスのコラボレーションに成功している!!
 これも追加ですが、「第2部 賢治の作品に描かれた科学を楽しもう」がとてもいいです。
 きれいな写真とともに実験方法が具体的に紹介されています。
 表紙、中表紙のイラストもすばらしい!!
 場面場面のイラストは「賢治の世界」のイメージを豊かにふくらませてくれています。

(3)もう一度「宮沢賢治」を読んでみようという気持ちにさせてくれる!!
 これは今の私の心境そのままです。

 今回はこれぐらいにしておいて、またつづきをぜひ書きたいと思います。
だから…

(つづく)


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