【推薦本】『天気図がわかる』(三浦郁夫著)

Dscf0286▼昨日は、お昼近くなって「青空」がもどってきた。この時期の「青空」っていいですね。色がすこしうすい感じがする。濃い青ではない、それは大気が水蒸気を多く含んでいるからそうなっているんだろうか。
意識的に「雲見」をはじめてからもだいぶん日が過ぎてきた。
でも、まったく飽きることはない。だって「二度と同じ雲はない」、その瞬間、瞬間に更新されていっていると思うとすごい未知なるドラマを見ているようなものだ。
▼天気図も同じである。「人の指紋と同じように全く同じ天気図はないと言われます。」(P47)と語るのは西園寺さんこと三浦郁夫さんだ。
■『天気図がわかる』(三浦郁夫著 技術評論社)
 ついにこの本を紹介するときがやってきた。実は、この本が発刊されたのは昨年の2月だった。私は発刊されると同時に、この本を購入した。西園寺さんのblogに書き込みもした。著者からの「感想聞かせてください」のコメントをもらっていた。
 でもすぐさまは書かなかった。書けなかったというのが正しいのかも知れない。そのときは、授業からも遠ざかっていたし、なにか通り一遍の「感想」を書くのがもったいないような気がしたからだ。読むだけは読ませてもらっていた。そして、このときを待っていたのだ。
 今なら、実感をともなって書ける。
▼最近、私はほんとラッキーな人間だと思うことがある。元々パソコンなどとは、まったく「縁のなかった」、と言うより「大の苦手」人間が、パソコン通信(なつかしい響きだ)をはじめて、【理科の部屋】で多くの人と知り合いになれて、人生最大の宝物=ヒューマンネットワークを手に入れた。それを生かして、授業づくりをやっていっている。
 夢に描いたようなことを現実にしている。ありがたいかぎりだ。
 西園寺さんとのおつき合いも、その典型だ。
 ネットを介して、たくさんのことを教えてもらってきた。
たとえば、科学読み物「台風は水蒸気を食べて成長する」「雨粒の形と大きさ」などを書くときがそうだった。具体的にくわしくアドバイスをしてくださった。
▼世話になってきたのは「天気」のことだけではない。『私の【理科の部屋】活用法』に執筆してくださったり、パソコン通信が終焉をむかえたときには、「これから」を示唆してもらった。
 この私にこのblogを勧めてくださったも西園寺さんだ。従ってトラックバック第一号は、もちろん西園寺さんだ。
深謝。<(_ _)>
▼本自体の紹介が後になってしまっている。
ひとことで言うのはむずかしいが、あえて言うなら西園寺さん(三浦郁夫さん)でなければ書けない本になっている。この道の現場最前線にいる三浦さんだから書けること、それが満載である。

第1章 天気図を読むための予備知識 ─ 記号の意味を理解する
第2章 季節に典型的な天気図を攻略 ─ 気圧配置と天気の関係
第3章 歴史的な天気図を読みといてみよう ─ 進化する天気予報
第4章 仕事で使う,専門天気図の読み方 ─ より深い理解のために

からなっている。
とりわけ、第3章、第4章が読みどころである。類書にないせまり方である。
第3章の「歴史的な天気図」というのが面白い、非常に興味ぶかい。ここに毎日、毎日「天気図」が書かれる意味が語られている。「天気図」を書いて未来予測をして災害を防ぐのである。防災・減災にこそ意味がある。
そして、天気予報も進化してきている。進化は進行形だ。
 過去の記録「天気図」は、未来予測の大きな武器だ。
 見えない大気の運動を可視化した天気図、歴史的な天気図。その読みとりのノウハウが語られている。
プロ中のプロの人だから、ツボを心得ている。アタリマエと言えば当たり前だが、それがすごい。
▼第4章もそうだ。一般的な類書で敬遠するところだ。ところが三浦さんはちがっていた。「プロが使う天気図」を解説してくれているのだ。これは、きっと三浦さんが、こんな面白いこと「ひとりじめ」するのがもったいないと思われたからだろう。三浦さんたちプロの楽屋裏公開である。
 そこに、その世界の醍醐味があるからだろう。
ホンモノはいつも本質的で、高いレベルの科学を有している。見た目に誤魔化されてはいけない。ホンモノはいつも「シロウト」にわかりやすいのである。なぜなら、それがホンモノだから…。
▼三浦さんは、表紙の帯に、『いずれは気象予報士試験を受けてみたい人も、この一冊から!』 と書いておられる。これで、この本を手にした人のために、気象予報士の試験問題もいくつか取り上げられている。
 それに誘われるように、ポンコツ理科教師の私も、「いつも日か、気象予報士の試験に挑戦したい」という夢がふくらんでいきます。
 

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【推薦本】『理科は感動だ!』

▼今日は、冬至だ。南京をたべる日だ。
昨日は、ひとくぎりつけた日だった。時間があったので、やっとビデオに取っておいてもらった
●NHKスペシャル『雨の物語~大台ヶ原 日本一の大雨を撮る~』を観た。
これは、ほんと感動である。\(^O^)/
よくぞ撮ってくれたという感じですね。
いっぱい「教材」につながるシーンがあった。
貴重な映像群だ。
それにしてもすごい雨粒が降るものだ。かつて「雨粒」について
多くの人に教えてもらいながら
『雨粒の大きさと形』という文章を書いたことがある。
 しかし、ここの雨粒は、その常識を超えていた。
一粒の雨粒からはじまる生命の物語。
映像が美しい。感動の連続である。
そして、ぜひこの大台ヶ原に行ってみたいと思った。
行ってみたいところばかりつくることになるが、ここにはぜひとも…。
▼「感動」といえば、昨日
この本を読んだ。
『理科は感動だ!』~子どもたちを理科好きに~(小森栄治著 明治図書 2008.12)
そうだ、えーちゃんこと小森栄治さんの本だ。
小森さんは、今年の3月で「現場」を離れ
さらに拡がった「現場」で、発信をつづける「理科教育コンサルタント」として活躍しておられる。
タイトルの『理科は感動だ!』は、小森さんの一貫したモットーである。
【理科の部屋】で、交流しているとき、何度も何度も聞かされたことば・・・。
私は、今年の4月から、久しぶりに「授業」を再開している。
小森さんが「現場」をはなれるのと入れ違いになってしまった。少し残念なところはあるが、小森さんのことだから
もっともっと拡大した「現場」から、情報をいっぱい発信されるだろう。
そのはじめがこの本なのかも知れない。
「授業」を再開してみて、よく小森さんのこの言葉を思い出す。
『理科は感動だ!』
なんと、みごとに的を射たフレーズだ。
「感動」なきところに、授業は成立しない。
▼では、「感動」はどこから生まれるのか。それを書いてくれているがこの本だ。
これまでに雑誌に記載されたものを編集されたそうだが、
単に集めてきたというのだけでない。一挙にならべてみることによって、発信しづけてきた「文脈」がより力強く、鮮明になってきている。
 単なる「焼き直し」ではないのだ。あらたな「書き下ろし」以上のものがある。
それは、彼の理科教育にかける姿勢と深く関係しているように思う。
小森さんのことだから、徹底して「現場」に則しているのだ。けっして、先に「理論」があってというのではない。
「現場=理科室」から生まれて、「現場=理科室」で活きる願いがあるだけだ。
その願いとは、「子どもたちを理科好きに」である。
理科教師なら、誰もが願うことを願い
誰もがやれそうなことを、誰もできないぐらい徹底して繰り返しやる。
授業づくりも
理科室経営も
形成的テストも
教材研究も
すべてがそれだ。
そのノウハウが書かれた「はじめの」本。

私は、ゆっくりだ、今さらのごとく授業をやりながら「理科は感動だ!」のフレーズに納得している。
同時に、私は同時代の理科教師として、「小森栄治」さんという理科教師に感動する。
いつも、等身大にすごい実践を「やさしく」語り続ける彼の姿勢を尊敬する。
これからも大いに学び続けたい。
「理科教育コンサルタント」という立場で、どんな情報を発信されるか。
これから、ますます楽しみである。

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今年読んだ本「ベスト○!?」

Dscf7910▼一昨日、すきま時間を利用して、加茂神社の「丑」を見てきた。それにしてもみごとなものだ。
今年のはじめには、こんなかたちで、これが見ることができるなんて思ってもいなかった。
ちょうど、師走の風があるとは言え、天気がよくポカポカ陽気で、のんぴりとこの芸術作品を観ておられる老夫婦もおられた。あいさつはただひとつ。「ほんと、すばらしいですね」の繰り返しだ。
▼そうだ、この季節になっているのである。今年もあと残すところ2週間をきった。
そうだ今年も、ゆっくりと歩んできた私の小さな歩みをふり返ってみよう。
まずは、手始めに、今年出会った「本」をふりかえってみる。
「今年読んだ本ペスト○」としたいが、気まぐれな私のことだ。
そんな枷をつくってしまっても意味はない。
ふり返りながら楽しむに重きを置いて、書き綴ってみよう。
▼読んだ本というならば、まず持ってこの一冊をあげる必要があるだろう。

【1】『知的生産の技術』(梅棹忠夫 岩波新書 1967.7.21)
 この本との出会いは、今年ではない。最初の出会いから38年近くたっているだろう。
この間に何度か読んだのだろう。
 しかし、それは「眺めた」だけかも知れない。
今年の出会い・「読み」は特別だった。
2月6日に、このblogで読み始めている。
 blogで本を読む。私にとってははじめての試みだ。多くの人にコメントもいただいた。あらたな人とのつながりもできた。
 私にとっては、「原点」の見直しであり、これから展望するのに意義ある「読書」となった。
なんと、それは3月8日までかけて読んでいる。2ヶ月以上かけているのである。
その軌跡を、自分自身の歩みの参考とするためWebページ『知的生産の技術』を読むにもしてみた。
 今読み返してみても面白い。

▼あれ、やっぱりそうだ。
一冊だけ語るのにこんな時間を使っている。(^^;ゞポリポリ
やっぱり「ベスト○○」にしない正解のようである。
また、時間ができたらつづけよう。

<つづく>

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本「身のまわりで学ぶ生物のしくみ」

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北海道の青野さんたちが本を出版した。

Wisdom96監修 青野裕幸・桑嶋幹編著
スーパーマーケットでやさしく学ぶ、生物のイロハ
身のまわりで学ぶ生物のしくみ
実は、私はまだ手にしていない。でも、青野さん達が、この十年間なにをしてきたかみてきたつもりである。またその取組から多くを学ばせてもらってきた。そのことから考えて、きっとすばらしい本だろうと思う。
タイトルもとってもいい。青野さんたちらしいタイトルである。

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「楽しい気象観測図鑑」届く

職員旅行から帰る。bk1より例の『楽しい気象観測図鑑』(武田康男著)が届いていた。
想像どおり、すばらしい本である。これぞやはり『お薦め本』に値する。なにがすばらしいかというと、まず写真である。帰宅して手にしたのが夜なので、夜空しかだめであるが、明日目ざめたら、絶対に空を見上げてみよう。この雲さがしてみよう。私も、空にカメラをむけてみよう。いろいろ期待をもたせてくれる。
私たちは、この壮大なドームシアターの中で、日々刻々と変わるスライドショーを見ながら暮らしている。それをもっともっと意識的に観て楽しまなければ、損をしているような気がしてきた。そのショーの「からくり」を知って観るとさらに楽しみは倍増しそうである。
 こんないい本を出してくださった武田さんにあらためて感謝する。
 

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【お勧め本】『楽しい気象観察図鑑』

【理科の部屋】でおなじみの武田康男さんが、新しい本をだされた。
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「楽しい理科観察図鑑」(草思社 武田康男著)
これまでも空を見る楽しみを存分に教えてきてくださってきている武田さんの写真が満載なそうである。
武田さんの言葉によると『中学生でも読めるようなやさしい文章にしましたが,200枚ほどの写真で小学生にも楽しんでもらえると思います。明日あたりから本屋に並ぶと思います。子どもたちや先生に是非読んで欲しいと思っています。』ということですので、これはぜひとものお勧め本です。
私は、さっそくオンラインで注文しました。
 夏休みの自由研究を「天気」「気象関係」のテーマで取り組んでいる子どもたちに、この上ない参考図書になるのではないかと思います。
 手にされたら、感想などは【理科の部屋3】まで、ぜひお寄せ下さい。
武田さんも【理科の部屋3】に来ておられますよ。 

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