【お薦め本】『かがく教育研究所 研究紀要(創刊号)』(かがく教育研究所発行 2018.7.30)

Hyoshi1

▼待望の研究紀要(創刊号)が完成した!!

◆【お薦め本】『かがく教育研究所 研究紀要(創刊号)』(かがく教育研究所発行 2018.7.30)

とても充実した内容になっている。
▼いつもの【お薦め本】の要領でお薦めポイント3つあげてみると次のようになる。

(1) ファラデーラボ・かがく教育研究所の7年の歩みがわかる!!

(2) 多様なる「私の科学」に出会える!!

(3) ファラデーラボに参加してみたくなる!!

▼「蛇足」にならない程度に少しだけ補足してみる。
(1) ファラデーラボ・かがく教育研究所の7年の歩みがわかる!!
 かがく教育研究所代表の森本雄一さんの巻頭言「かがく教育研究所とファラデーラボの7年」は圧巻である。
 自らの物理教師としての半生記を熱く語ることからはじめられている。
 そして、「かがく教育研究所」(ファラデーラボ)の必然性、それにかける熱い思いがくわしく語られている。
 それは「思い」だけでない。
 7年の歩みの「事実」がある!! 
 巻末の「ファラデーラボイベント一覧表」は大いなる説得力を持つ!!
 「これから」に向けての提言もたいへん興味深い!!
 これを読むためにだけでも手に入れる価値はある。

(2) 多様なる「私の科学」に出会える!!
 ファラデーラボの「かがく」カフェに参加させてもらっていて、とても面白いなと思うことがある。
 それは、第一部で講演、レクチャーをしてくださる講師は必ずしも教育関係者とはかぎらず多様である。
  その道のプロたちの話は実に面白い!!
  なにより感動するのは、そこにはその人の「私の科学」が存在することだ!!
  あらたな「私の科学」に出会える。それは実に楽しいことだ!!

  紀要には盛りだくさんの多様なる「私の科学」が書かれていた。

(3) ファラデーラボに参加してみたくなる!!
 ここがいちばんのお薦めポイントだ。
 紀要記載された報告は実に多種多様だ。それが面白い!!
 最近のファラデーラボの「かがく」カフェ第二部も大いに盛り上がる。
 ワイワイガヤガヤ意見感想が飛び出す。まさに「科学」を共に愉しんでいるのである。
 私はそれを勝手に「共愉の科学」と呼んでいる。
 
 ファラデーラボには「共愉の科学」がある!!
 
 この紀要を読めば、きっと「次は私も書いてみよう!!」
 「一度、ファラデーラボに参加してみよう!!」 トナルハズ !!
 
▼本屋さんで売っている本ではないのでちょっと煩わしいかも知れないが、

 それも「歩み」に一緒に参加する第一歩と思えば…(^^)V
 
********************************************************
郵送希望の方は、1000円(郵送料込み)
        ※振り込み料はご負担ください
 住所・氏名・電話番号・所属などを記入し、
 faradaylabあnifty.com かがく教育研究所まで
 メールでお申し込みください。
  ("あ" は @ に変えてください)

*********************************************************


Mokuji

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【お薦め本】『せきらんうんのいっしょう』(荒木健太郎/作 小沢かな/絵 ジャムハウス) #せきらんうんのいっしょう

Dscn4725

Dscn4668

▼まだまだ旅の余韻のなかにいた。
  それにして暑い!!
  これならあの南国土佐より暑いのではないか!?
 試しに初日に訪れた「高知地方気象台露場」と「福崎」の最高気温をアメダスの記録で比較してみた。
       
            高知    福崎
・7/23日(月) 33.5℃(11:30) 36.8℃(12:20)
・7/24日(火) 35.7℃(11:50) 38.3℃(15:00)
・7/25日(水) 36.4℃(11;30) 36.7℃(14:00)
・7/26日(木) 33.9℃(11:50) 36.5℃(14:10)

やっぱりそうだ!!
 土佐の高知より福崎の方が最高気温がいずれの日も高いとは驚きだ。
 最高気温の時間帯も少しちがうようだ。ここからなにか面白いことがわかりそうな…。
 \(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

 その暑い暑い福崎!!夕方になるとあらゆる方向にもくもくと雲がのぼりはじめた。

▼旅に出るのと入れ違いに予約発注していた本が届いていた。
 帰ってすぐさま読んでみた。

◆【お薦め本】『せきらんうんのいっしょう』(荒木健太郎/作 小沢かな/絵 ジャムハウス 2018.7.20)

面白い!!
これは使える!!と思った。
3本の「解説動画」を見た!!
そしてもう一度読んでみた。(絵本だからもういちどじっくりながめてみた!!)
実にいい!!納得だ!! (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
ぜひとも【お薦め本】にあげたくなってきた。
▼思いばかりが先行した紹介になっては失礼だ。
 いつものようにお薦めポイント3つをあげておく。

(1) かわいく・うつくしく・楽しく表現された気象絵本だ!!
(2) 気象学的に正確に表現されている!!
(3) 「せきらんうん」と仲良くつき合う方法がわかる!!防災・減災にツナガル!!

 さてここからは思いつくままに…。
(1) かわいく・うつくしく・楽しく表現された気象絵本だ!!
 絵本だから、読者対象はいちばんは子どもたちということになるのだろう。むつかしい気象用語もさりげなく出てくるが、あまり気にならない。
 子どもたちにがよろこぶ本というのは、大人が読んでも良書である。これは鉄則だ!!

(2) 気象学的に正確に表現されている!!
 二部の解説編を読んでふたたび絵本本編を読み返してみるとますます楽しめる。
 ちょっとした雲の陰影にも「深い意味」があるそうだ!!
 その気象学的な正確さが、何度も繰り返し読んでも飽きないことになるだろう。
 夏空の「雲見」を繰り返した後、またもう一度読んでみよう!! ということになるだろう。

▼最後に
(3) 「せきらんうん」と仲良くつき合う方法がわかる!!防災・減災にツナガル!!
 著者・荒木健太郎さんが、これまでの著書のなかでも、もっとも大切に追究してきたところである。
 「せきらんうん」は夏空の象徴!!
 美しくもあるが 危険のシグナルでもある。
 危険だからといって遠ざけるわけにはいかない!!
 誰もが一生仲良くつき合っていく必要がある!!
 まずは「せきらんうん」を愛でて、その正体を知ることが、「せきらんうん」事始め!!
 それには最適の絵本だ。
 きっと著者の意図する「防災・減災」事始めにツナガルだろう。
 絵本での挑戦は大成功だ。

 「#せきらんうんのいっしょう」とお気に入りページをあげておくとなにかいいことがあるそうなので、私は絵本部最後のP18~19をあげておく。o(^o^)o ワクワク

Dscn4756


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【お薦め本】『異常気象 天気のしくみ』(武田康男・監修 学研プラス)

Dscn3063

「大気の物理学実験室」!!
 このコトバがけっこう気に入っていた。
 そして、その実験室のなかでの「雲見」はやっぱり究極の道楽だった!!

 しかし、この度の豪雨の被害の全貌が見えてくるにしたがいそんな悠長なことを言っておれない気分になる。
 「かつて経験のしたことのないような…」この度何度も耳にしたコトバだ。
 我々が暮らす「大気の物理学実験室」のなかでなにか異変がおきているのだろうか!?
 もっとも身近な天気が変わりつつあるのだろうか!?

Dscn3096

Dscn3128

▼「異常気象」というコトバがある。
 最近特に耳にすることが多くなった。気象庁では、次のように定義しているようである。
 

 一般には、過去に経験した現象から大きく外れた現象のことを言います。大雨や暴風等の激しい数時間の気象から、数か月も続く干ばつ、極端な冷夏・暖冬まで含みます。また、気象災害も異常気象に含む場合があります。気象庁では、気温や降水量などの異常を判断する場合、原則として「ある場所(地域)・ある時期(週、月、季節)において30年に1回以下で発生する現象」を異常気象としています。

 しかし、ほんとうに「異常気象」に向き合い、防災・減災にツナゲテいくためには、「天気のしくみ」の基本を知って理解しておきたい。それにピッタリの本が出た。

◆【お薦め本】『異常気象 天気のしくみ』(武田康男・監修 学研プラス 2018.07.10) 

である。いつものようにお薦めポイント3つをあげておく。

(1) 自由研究参考文献に最適!!

(2) 「天気のしくみ」の基本的知識がとてもわかりやすく解説してある!!

(3) 「天気のしくみDVD」が最新情報たっぷり!!
 
▼ではひとつずつ少しだけ付け加えをしてみる。
(1) 自由研究参考文献に最適!!
 今、「自由研究」のすすめを書いているところなのでよけいにそう思うのかも知れない。
 「自由研究」をより興味深く展開していくためには、基本の基本をよく理解しておく必要がある。
 この本では、「天気」に関する基本は網羅している。
 コラム「気象と人類の歴史」「天気のことば」「日本の四季と二十四節気」「気候変動」などには自由研究ネタがゴロゴロころがっている。資料の最新情報がいっぱいだから参考文献としては最高だ!!

 『ひまわり8号と地上写真からひと目でわかる 日本の天気と気象図鑑』(村田健史・武田康男・菊池真以著 誠文堂新光社) と二冊そろつておれば天気の「自由研究」バッチリだ!!

(2) 「天気のしくみ」の基本的知識がとてもわかりやすく解説してある!!
 天気については、身近すぎるほど身近な毎日のことだけに「わかっているつもり」になっていることが多い。
 その「しくみ」についてあらためて訊かれるととっさに答えられない。
 そんなとき、この本が役に立つ。空の探検家・武田康男さんが監修しているだけあってとても説明がわかりやすい!!
 この本の中には、27の「Q」(質問)がでてくる。
1 雲が消えるのはなぜ?
2 雲はなぜ落ちてこないのか
3 雲の高さを知るコツはあるの?
4 水はどのように姿を変えるの?
5 霜柱はどうやってできるの?
6 太陽が出ているのに雨がふるのはなぜ?
7 人工雪ってどんな雪?
8 雷はどうやって起こるの?
9 虹は、なぜいろいろな色に分かれているの?
10 朝日と夕日は同じように見えるの?
11 海の色が青いのは、空と同じ理由なの?
12 日本でもオーロラは見られるの?
13 赤い月は、なぜ大きく見えるの?
14 山の上はなぜ寒いの?
15 地球の気温はなぜ下がりすぎないの?
16 「大気が不安定」ってどういう意味?
17 台風がすぎると天気がよくなるのはなぜ?
18 台風はふえているの?
19 竜巻は予測できるの?
20 日本には、なぜ四季があるの?
21 なぜ、春の天気は変わりやすいの?
22 秋の日暮れを早く感じるのはなぜ?
23 冬はなぜ星がきれいに見えるの?
24 2010年はなぜ猛暑だったの?
25 なぜ熱中症になるの?
26 二酸化炭素の排出量はどうやって調べるの?
27 隕石は、よく地球に落ちてくるの?

 とっさにいくつ答えられだろう!?

▼最後に
(3) 「天気のしくみDVD」が最新情報たっぷり!!
 である。最後に書きながら、実はこれが最高のお薦めポイントだ。
 本編だけで45分ある。このDVDだけ手に入れるだけでも価値がある!!
 ともかくわかりやすく面白い!!
 「十種雲形」の雲も今一度、画像でチェック!!
 画像・動画は美しい!!
 「台風の目に突入!」などの最新情報動画もたっぷりだ!!
  
 このDVDを見てから「自由研究」にかかれば、きっと面白い展開になるだろう!!

 気象災害の防災・減災にツナガルような「自由研究」を!!

 今日も暑くなりそうだ!!熱中症にご用心を!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【お薦め本】『科学のミカタ』(元村有希子著 毎日新聞出版)

_dsc8165

_dsc8183

▼「私の科学」に変更を迫ってくる生きものがいた!!
 コウガイビルである。つきあい始めてまもなく10年になる。

 36号コウガイビルは、エサなしで1年と10日あまり生きのびている。あの特徴的な頭は見られないが、まだ確かに動いた!!
 38号は先日、ナイロン袋に入ったばかりである。元気に動いている!!
 やっぱり「ふしぎ!?」だ!!
 
 動物の世界の謎解きの決め手は「食べる」であった。
 「なにをどのように食べるのか」それを追究すれば「ふしぎ!?」は解決した。
 それが「私の科学」だった。

 研究者は教えてくれた。
 「自らを食べて、からだを再生し続けているのだ!!」
 「それが生きていること!!」と。

 それはあの「オートファジー」と同じか、ちがうのか!?

▼その「オートファジー」についてもわかりやすく語ってくれる本に出会った!!
 読み始めたらなかなか面白くとまらなくなってしまった。
 読み終わったら、急にどうしても【お薦め本】にあげたくなってきた。

◆【お薦め本】『科学のミカタ』(元村有希子著 毎日新聞出版 2018.3.15)

 なぜこんなに面白く思ったのだろう!?
 グダグダ話になる前にお薦めボインと3つをあげておく。

(1) 話題の「科学」をわかりやすく語ってくれている!!

(2) 「科学する」ことの面白さを伝えてくれている!!

(3) 「一人称」の「科学」が興味深い!!

▼これで少し安心して、思いつくままに綴ってみる。

(1) 話題の「科学」をわかりやすく語ってくれている!!
 先の「オートファジー」をはじめ、新聞、TV、ネットのニュースには、「科学」に関する話題のコトバが次々と新しく登場する。
 それでも現役のときは、「授業で生徒に質問されたらどうしよう (^_^;)」とにわか勉強でもしていたが、今では…(^^ゞポリポリ
 ともかく次々と新しいコトバが登場してくる。はじめて聞いたときには、少し勉強してみるがポンコツ頭には正直難解すぎるのが多い。少しは「わかったつもり」になっても、すぐに謎解きの「暗号」のようになってしまう。

 著者は「科学」をわかりやすく伝えるプロだ。
 2006年、第一回科学ジャーナーリスト大賞受賞の経歴をもつ「科学」担当の新聞記者さんだ。
 さすがプロ!!
 うまい!! 
 「これなら、ポンコツ頭の私にもわかる!!」
 「最初からこう言ってくれ!!」とうなってしまうことしきりだった!!
 
もうひとつさすが、プロ中のプロとし感心してしまったのは、ストーレート球だけではなかった。
 誰もが豊かに「科学」に興味をもてるように球種ゆたかな変化球・工夫が用意されていた。
 その工夫のひとつが、「枕草子」風に「科学」を語ることでアル。
 目次を追ってみるだけでも感服デアル!!
 

《もくじ》
Ⅰ こころときめきするもの 《どきどき、わくわく》

Ⅱ すさまじきもの《あきれる話 興ざめな話》

Ⅲ おぼつかなきもの《心がザワつく、気がかりな話》

Ⅳ とくゆかしきもの《早く知りたい、もっと知りたい》

Ⅴ 近うて遠きもの、遠くて近きもの《生きること、死ぬこと》


  
次に行こう。
(2) 「科学する」ことの面白さを伝えてくれている!!
 最初の「オートファジー」もどろう。
 著者は、2004年すでに「オートファジー」研究に興味を持ち取材し、「オートファジー研究の歴史の中で一番大きい記事」を書いていた。
 「科学」を伝えるプロは、「科学する」面白さも熟知する人でもあった。
 2016年ノーベル医学生理学賞した大隅良典・東京工業大学栄誉教授にふれて次のように語っていた。

大隅さんは「どこに向っているか分からないから研究は楽しい」と話す。光学顕微鏡でイースト菌の細胞を観察しているときに、偶然見つけたこの現象に、大隅さんは魅せられた。 それが原点だ。役立てようとか、特許を取って稼ごうとか、そうした価値観とは無縁なだけに、その発見は気高い輝きを放つ。
 そして、そのわくわくする物語のおこぼれにあずかる私たちも、心をときめかせ、「科学っておもしろいよね」と安心して言えるのである。
 (同書P68より)

 著者はロンドンに留学していたことがあるそうだ。そのとき大英博物館にたびたび通っていたそうだ。(つい熊楠のことを思い出した。\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ)
 そして今思うそうだ。

 科学というと、難しくて肩が凝るイメージを持つ人が多いと思う。けれどもその始まりは、しっちゃかめっちゃかに集めたガラクタを、もっと詳しく知りたい、分解したり古い順に並べたりしたい、そして他人に自慢したいという、子どもみたいな願望も入り交じった試行錯誤だったはずだ。留学していたころは「いつでも見られる」と思い、見過ごした展示や素通りした部屋もたくさんある。まとまつた休暇が取れる身分になったら、また訪れよう。  そして科学に親しみ、ときめく方法を教えてくれたお礼に、今度は気前よく寄付しよう。(同書p70より)

と。
 この著を書いたのもこの「お礼」の一部かも知れない。

▼次を最後にしよう。 
(3) 「一人称」の「科学」が興味深い!!
 これだけならわけのわからぬお薦めポイントだ。
 しかし、実はこれがいちばん言いたいお薦めポイントなのである。

 Ⅴ 近うて遠きもの、遠くて近きもの《生きること、死ぬこと》
 で、著者は「死」について語る。
 最初にとらえていた死は「三人称」であった!!
 父の死に出会うことにより「二人称」の死になった。
 そして、自分自身のがんが見つかることにより死は「一人称」になったのだ!!
 私はこの章をいちばん夢中になって読んだ!!
 さらに正直に言えば、この章を読んだからこそ、【お薦め本】にあげる気になったのだ。

 「一人称」の「科学」!!
 「一人称」の死の話は出てくるが、こんなコトバは出てこない。
 私の勝手なこじつけデアル!!
 しかし、私はこの著の語る究極の「科学」はここにあるように思えてしかたがない。

 『科学のミカタ』とはちょっと変わったタイトルだ。「ミカタ」とカタカナにした意図はどこに?
 「おわりに」それは書かれていた。

  この本は、科学の世界の個別具体的なトピックを取り上げて紹介しつつ、まとめて眺めたときに、どう受け止めるかを考えるヒントになればと思いながら書いた。題名の「ミカタ」には、「味方」もあるけど、「見方」という意味も込められている。  もちろん、私個人の「見方」なので、あなたのそれと違っていても全然いい。(同書p252より)
 

?(゜_。)?(。_゜)?

「題名の「ミカタ」には、「味方」もあるけど、「見方」という意味も込められている。」

どういうこと(・_・)......ン?
 ふつうは「見方」ではないの?
 正義の「味方」の「味方」!!(月光仮面は正義の「味方」…♪ 古~(^^ゞポリポリ) 
 科学の「味方」って何? 
 これは「科学」を味方につけよというメッセージか!?

 あらためて「表紙」「裏表紙」のイラストを見ると面白い。
 「表紙」…試料瓶のなかの「世界」=「科学」を外から人が観察している。
 「裏表紙」…人は試料瓶のなかで本を読んでいる。「世界」=「科学」は試料瓶の外に広がっている。
 私は今、どこに居るのか!?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【お薦め本】『いきいき物理マンガで実験』(奥村 弘二 マンガ・著 日本評論社)

Dscn2551

▼表紙を見ているだけでもワクワク気分になってくる楽しい本に出会った!!
 いや「再会」したという方がピッタリかも知れない!!
 それが、今回の【お薦め本】である。

◆【お薦め本】『いきいき物理マンガで実験』(奥村 弘二 マンガ・著 日本評論社 2018..06.25)

 なんとも「なつかしい」気分にもなってきた!!
 それにはわけがあった。
 あの名著『いきいき物理わくわく実験』(愛知・岐阜物理サークル編著 新生出版 1988.5.15)から今年でちょうど30年だ。この本をはじめ、本シリーズのすべてのイラストを描いてきたのが、この本の著者・奥村弘二さんだった。
 道理で「なつかしい」わけである!!

▼自分でいつものお薦めポイントに入る前に著者自身の紹介を聞いておこう。
 的外れの紹介しては申し訳ないので。

 本来、初めて行う実験が成功することはまれなのです。  実験するということは、失敗することなのだと、開き直りたくなるほどです。でも好奇心を原動力として、幾多の失敗にめげず、工夫し続けることこそ、実験の本質なのです。  この本では、それぞれの実験のくわしい説明はもちろん、実験に挑む強い動機や、実験するときに避けては通れない失敗、そしてそれらを含めた実験の楽しさを、限られた枚数の中で、できるかぎり印象深く描こうと努めました。(同書 P169より)

 著者の思いはみごとに実現しています!!

 ここからは、手前勝手なお薦めポイント3つです。

(1) 「実験教室」テキストとして最適である!!

(2) マンガ・イラストでわかりやすく解説。必ず自分でも挑戦してみたくなる!!

(3) ものづくり・実験をやりながら楽しく物理が学べる!!

▼お薦めポイント3つは重なったり、前後するところもあるが気儘に書いてみよう。
(1) 「実験教室」テキストとして最適である!!
 16もの楽しい実験の紹介がある。
 「空き缶で手作り綿菓子機」
 「大道芸!レンガ割り」
 「ミニ熱気球コンテスト」
 「電気パンと感電実験」
 「カンタン!手作りモーター」
 「なんでもスピーカー&マイク」
 「元祖! 水ロケット」
 等々 タイトルを見るだけでも今ではお馴染みの実験の数々だ。
 水ロケットをはじめ 元祖はここにある。
 「元祖」が意味あるのはプライオリティだけの問題でなく、そこにその実験にいたる必然が語られているからである。
 クラブ活動や「実験教室」テキストにふさわしいと思うもうひとつのわけは、この本の中でもしばしば登場する

 「コンクール形式」の提案である!!

 これまた著者のコトバを借りよう。

物理コンテストと自然探求の本質  作り方が単純で、工夫の余地がある熱気球はコンテスト形式の探求活動にぴったりのテーマです。「ミニ熱気球コンテスト」は小さな熱気球ほどあがりにくくなるという物理的な制約の中で、どこまで小さいものを上げられるかという、挑戦的な実験で、成功したときの達成感は格別です。(同書P65 より)

 
 はっきりとした目的意識をもった実験はモチベーションを高める。
 すばらしい発明・工夫もそこに生まれる。
 (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン 納得デアル!!
 随所にみられる「コンクール形式」の提案とコンクールの「ルール決め」の方法はとても参考になるはずだ!!


 次に行こう。

(2) マンガ・イラストでわかりやすく解説。必ず自分でも挑戦してみたくなる!!
 「マンガ・イラストだからわかりやすい」というのは安直すぎる。
 マンガ、イラストだからこそ語れることがある!!
 実にうまくそれを実現していた。登場人物に著者の思い入れがのりうつっていた。

科学隊のメンバー四人は、それぞれ、物理学に必要な四つの要素を象徴しています。 物理の研究でもっとも重要な「疑問に思う心」を象徴するのが隊長のとっぴ、矛盾なく論理を積み重ねる「論理能力」はあかね、人間の経験から演繹できない事実を予想する「数学センス」はむんく、そして、実験の創意工夫をしつづける愚鈍なほどの「粘り強さ」がろだんです。(同書P168より)

うまい!!
 マンガのストリーを使って、やってしまいそうな「失敗」もうまく語っていた。
 「失敗」を失敗に終わらせない。「成功」への必然のプロセスなんだという著者の強い主張が見えてきた。

 「よし!!自分でも挑戦してみよう!!」
 と思うこと間違いナシだ。

▼少し蛇足がすぎるようだ。(^^ゞポリポリ
 もう少しにしておこう。
(3) ものづくり・実験をやりながら楽しく物理が学べる!!
 アタリマエすぎるほどアタリマエのこの本の本意デアル!!
 とても気に入ったコトバがあった。再び引用させてもらう。

自然科学の重要な側面は、新しい現象の発見ですが、一般的には「自然科学といえば論理の積み重ね」という認識が強いのではないでしょうか。でも、新しい発見が生まれるときは、実験においても、理論においても、それまでの思考の枠組みを超えた発想の転換が必要なのです。これを専門用語では「パラダイムシフト」と呼びます。

(中略)

常識にとらわれない人はまず、手を動かします。実際にやってみると、そこからいろんなヒントが見えてきます。「手で物を考える」ことのできる人だけが、あたらしい発見ができるのでしょうね。(同書 P126より)

 

納得デアル!!
 長年の蓄積から生まれた本書は、具体的に説得力をもってそのことが熱く語られている!!

 蛇足の蛇足。
 あかねちゃんがしばしばひっぱり出してくる
 「お父さんのスクラップブック」!!
 実在するのかな!? 実在するならぜひ見てみたいな!!

 本書の続編
 『いきいき物理マンガで冒険(仮題)』(奥村 弘二 マンガ・著 日本評論社)
 も10月刊行予定であるという。楽しみだ!!  o(^o^)o ワクワク

Dscn2536


 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【お薦め本】『宮沢賢治の元素図鑑』(桜井 弘著 化学同人)

Dscn2179

▼この本を手にするなり思い出すことが2つあった。

◆宮沢賢治生誕120年記念企画イベント『化学と宮沢賢治』(大阪市立科学館)

◆『実験で楽しむ宮沢賢治・サイエンスファンタジーの世界』(講師 四ヶ浦弘 ファラデーラボ創立6周年記念企画)

デアル!! 2つはツナガッテイタ!!

▼逆の言い方をすれば、2つのことがなければ、この本を手に入れて読むことはなかっただろう。
  この本とは

◆【お薦め本】『宮沢賢治の元素図鑑ー作品を彩る元素と鉱物』(桜井 弘著 化学同人 2018.06.10 )

である。実に面白い!!
 ひととおりざっと読んでみた。予想通り、いや予想以上に面白いと思った!!
 まだ深く読み解くなんてやっていないが、ともかく熱いうちに【お薦め本】にあげておく。

▼いつものようにお薦めポイントは3つだ。

(1) 宮沢賢治作品に登場する45元素のすべてがくわしく解説されている!!

(2) 必ず今一度、宮沢賢治作品を読みたくなってくる!!

(3) 必ず今一度、周期表をじっくりながめたくなってくる!!

では少しだけ詳しく
(1) 宮沢賢治作品に登場する45元素のすべてがくわしく解説されている!!
 ここがこの本のいちばんの売りの部分だ。
 先にあげた『化学と宮沢賢治』のときにも45種もの元素が登場すると教えてもらってはいた。しかし、具体的にどの作品にどんなかたちで登場するのか知らなかった。
 この本では、登場する作品を具体的に引用して、解説してくれている。
 とても わかりやすく!! これがもうひとつのミソである。
 この本は、徹底して漢字にルビがふってあった。だから初学者にもわかりやすい。
 心憎い気配りだ!!
 添えられた鉱物の写真がとてもきれいだ。

(2) 必ず今一度、宮沢賢治作品を読みたくなってくる!!
 この感じは、以前に四ヶ浦さんに実験を見せてもらったときと同じだ。
 まずは驚いてしまうのだった。
 作品に登場する元素にそんな意味があったのか!!
 コトバが彩られカラーに見えてくるのだ!!
 
 読んだつもりのあの作品を今一度読み直してみたくなるのだ!!

▼もうひとつだ。
(3) 必ず今一度、周期表をじっくりながめたくなってくる!!
 この本でもっともお気に入りのものがあった。
 「宮沢賢治の元素周期表」(同書 p12~13) デアル。
 なにが気に入ったかと言うと、賢治の作品に登場する45種の元素には例の「賢治のシルエット」が付け加えられているのである。
 これでひと目でわかる!!
 宮沢賢治はまぎれもなく化学者である!!

 この本はほんとうにていねいである。賢治作品に登場する元素だけでなく、118元素について最新情報も加えてくわしく解説してあった。
 読み終えたとき

 今一度、周期表をじっくりながめたくなるはずである!!
 そして感動するだろう。
 この世界は この元素からできているダ !!と。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

【お薦め本】『ジャガイモの花と実』(板倉聖宣著 楠原義一画 福音館)

_dsc5695

▼昨年ジャガイモを育てていた畝に取り残しのイモがあったのか、りっぱに花を咲かせるまでに育っていた。
 今年の畝のジャガイモは不作だ!!
 とは言ってもそのままにしておくわけにはいかない。
 少しずつ掘り起こして新ジャガをいただいている。おいしい!!

 隣の畑から分けてもらったジャガイモの実を黒い紙の上に置いてゆっくりながめて見た。

 やっぱり ほんとそれはミニトマトだった!!

▼その「ミニトマト」をながめていると、無性にあの本を読んでみたくなった。
 あの本とは

◆『ジャガイモの花と実』(板倉聖宣著 楠原義一画 福音館 1968.07.01)

である。もう何度も読んだはずだが、はじめて読むように面白かった!!
 あまりに面白かったので、今さらであるが【お薦め本】にあげることにした。

 著者の板倉聖宣先生は、今年(2018年)の2月7日に亡くなられた。
 今年のジャガイモの花も実も見ずに…。

 板倉先生はよく知られているように、1963年「仮説実験授業」を提唱された。
 この本はそれから5年後の夏に初版が出された。
 
 ちょうど今から50年前、半世紀前である!!

▼半世紀も経っているのにとても新鮮で読み始めたらやめられない。
 この面白さはどこからくるのだろう!?
 ぐだぐだ長くなってしまいそうだ。いつものようにはじめにお薦めポイント3つをあげておく。

(1) 大人も楽しめるホンモノの子ども向け「科学書」である!!

(2) ジャガイモ発明発見物語が面白い!!

(3) 等身大科学研究の道を示唆してくれている!! 

ではひとずついこう。
(1) 大人も楽しめるホンモノの子ども向け「科学書」である!!
 私は子ども向け「科学書」を読むのが大好きだ!!
 子ども向け「科学書」を書ける人こそホンモノであるとかたく信じている。
 著者・板倉先生はこの本の「あとがき」で次のように言っていた。

『ジャガイモの花と実』ーこれは、ジャガイモについての知識の本ではありません。ジャガイモの花と実という、ふだんは全く問題にもされないものを一つの手がかかりにして、自然のしくみのおもしろさと、それを上手に利用してきた人間の知恵ー科学のすばらしさとを描き出そうとしたものです。(同書「あとがき」より)

(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
さらに続けて

 一般的にいって、これまで出版された子ども向きの科学書は、内容がもりだくさんすぎます。一冊の本の中にあれもこれもとたくさんの知識を書き並べているので、目新しさばかりが目にうつって、じっくりと考えているひまがないように思われます。そこで、思いきって主題をしぼって、読者を科学の世界にひきずりこむことを考えました。この本はそのような試みの一つの成果です。(同書「あとがき」より)

この試みはみごとに成功しており、下手な解説は蛇足というものだ。

(2) ジャガイモ発明発見物語が面白い!!
 (1)とは一見相矛盾するようだが、この部分も私のように児童書で勉強する人間にとっては重要デアル。
 「目次」は次のようになっていた。
「目次」
・ジャガイモとわたし
・植物の花と実とたね
・生物の再生の力
・たねから育てたジャガイモ
・たった一個のジャガイモの実
・植物の魔術師
・野生のジャガイモ草
・ジャガイモの歴史
 
 これを見ればわかるように、アンデス山脈の高地にあった植物が、どのようにして我が家の畑までやってきたのか、花と実の関係に触れながら興味深く語られている。
 読み終えたらちょっとしたジャガイモ博士になった気分になる。
 その面白さを人に語ってみたくなることまちがいなしだ。

▼できるだけ簡潔にポイントをおさえてと思うがついついながくなってしまう。
 最後に

(3) 等身大科学研究の道を示唆してくれている!! 
 実は私が、この本でいちばん気に入っているところは、「ジャガイモとわたし」の話からはじめているところです。
 著者自身がはじめてジャガイモ作ったときのことからはじまります。
 それは、今から語るジャガイモの「科学」を等身大にとらえていくという宣言にように思えたからです。 

 この本にかけた意気込み、志はなみなみならぬものがあったようだ。
 再び「あとがき」から板倉先生のことばを借りよう。

 いわゆる子ども向きの科学書には、「自然の本」ではあても「科学の本」でないものがたくさんあります。自然科学の研究対象である自然界のおもしろそうな事物についてさまざまな知識を教えて、子どもを科学の世界に近づけようというのです。しかし、わたしはそのような考えに賛成することがでません。科学は人間がつくりあげてきたものであって、自然の事物そのものとはちがいます。科学のおもしろさは、すばらしさは、自然の個々の事物のものめずらしさ以上のものです。(同書「あとがき」より)

続けてこうも

ところが多く人が手にする図鑑風の本には、科学のもたらした知識の断片が書きつらねてあるだけのものが多いので、科学というものは冷たいものだと思われたりしてきたのです。 しかし生きた科学の世界を知らせる本は、まだ見知らない事物の存在について豊かな夢をもたせ、新しいものを見い出しつくりだしてゆくおもしろさを知らせ、そういうことを可能にした人間の知恵のすばらしさをしみじみと感じさせるものになりうるはずです。わたしはこの本で、そういうものを書きたいと思ったのですが、いかがでしょうか。 (同書「あとがき」より)

 「仮説実験授業」提唱5年後!!
 私には、これらの言葉が、一冊の子ども向けの科学書についてのみならず、「これから」の科学教育に向けて発せられた宣言に読めてくるのだった!!

半世紀たった今、確信を持って言おう!!

半世紀前の『ジャガイモの花と実』は、「科学読み物」の金字塔である!!

_dsc5767

_dsc5809

_dsc5717

| | コメント (2) | トラックバック (0)

【お薦め本】『蘭学者 川本幸民』(北 康利著 PHP研究所)

_dsc3567

▼「日本のマッチの歴史」を追って、三田に川本幸民を訪ねてからはや2週間が過ぎた。

◆私の「科学」雑話(23) #マッチ #川本幸民 #化学新書

◆私の「科学」雑話(24) #マッチ #川本幸民 #化学新書

 まだまだこの旅の反芻作業をくりかえしていた。

▼その作業の過程で出会った本が、今回の【お薦め本】だ。

◆【お薦め本】『蘭学者 川本幸民 ~近代の扉を開いた万能科学者の生涯~』(北康利著 PHP研究所 2008.7.2)

 私はこの種の本をあまり読まない。
 【お薦め本】にあげるのもはじめてかもしれない。いつもそんなところが幾分かはあるのだが、今回は特別にその傾向が強い!!
 これは【お薦め本】と言うより、私自身のための「覚え書き」である。

▼ともかく、はじめて知ることも多くとても面白かった!!
 いつものようにお薦めポイント3つあげておく。

(1) 科学者・川本幸民の全体像(人物像)が見えてきた!!

(2) この時代の「科学と社会」の関係が少しわかってきた!!

(3) 「科学する」面白さは時空を超えて不易であることを教えてくれていた!!

ではひとつずついこう。
(1) 科学者・川本幸民の全体像(人物像)が見えてきた!!
 私は常識の範疇を超えて無知であった。特に「歴史」というものについて不勉強であった。
 川本幸民という人物についても、マッチについて調べはじめるまでまったく知らなかった。
 この点、この本はとてもアリガタイ!!
 いろいろのエピソードを交えてのこの「川本幸民物語」はとても面白かった。
 この幕末を生きた万能科学者のファンになってしまった。

(2) この時代の「科学と社会」の関係が少しわかってきた!!
 これまたこの時代に限ったことではないが、科学・技術は深く社会とかかわっていた。
 西洋からやってきた「科学」はどのように受け入れられたのだろう!?
 それを見ることは、ひょっとしたら「これから」の科学・技術を考えるうえでもおおいに参考になるかも知れない。

▼最後にもうひとつだ。
(3) 「科学する」面白さは時空を超えて不易であることを教えてくれていた!!
 これがいちばん言いたかったことだ。
・「舎密」から、はじめて「化学」というコトバを使った人
・宇田川榕庵の後継者
・はじめてマッチをつくった人 
・はじめて和製ビールをつくった人
等々
 多くの業績を残した偉大なる万能科学者である!!
 それは間違いない。
 なかでも私が特に驚いたことはふたつある。
 ひとつは
 「すべての根本に科学を据えようとしていた。」ということだ。
 ひとつだけ引用させてもらう。

 中でも斬新だったのが、「理科は諸科の総領」であるという林宗の考え方をより具体的にして、<医学の基礎は物理学にあり>と語っていることである。  当時のわが国において科学の中心は医学であり、化学は薬品製造のための補助的分野にすぎないと見なされていた。だが幸民は、物理学こそ医学の「本原」だと主張し、次のように述べて医学を目指す者に物理学を学ぶように勧めている。    医をなす者はまずこれヒシカ(物理学)について万有の理をきわめ、次にかのヒシヨロギー(生理学)をつまびらかにし、しかして後、パトロギー(病理学)に入るべし。                                              (同書 P147より) 


 もうひとつは「科学することを楽しんでいた。」ということだ。
どんな苦境に立とうとも、「科学する」こと・学問をすることの面白さを忘れなかった。
 なによりすごいのは、そんなに充分な器具や道具あったとは思えないが、必ず得た知識を実際に確かめる「実験」をしていたということだ。
 マッチやビールは、そんな取り組みのひとつの成果なのだろう。

「マッチの歴史」を追う旅、次は誰に出会うのだろう。o(^o^)o ワクワク 

Dscn0750


 


| | コメント (0) | トラックバック (0)

【お薦め本】『世界でいちばん素敵な 雲の教室』(荒木健太郎著 三才ブックス) #雲の教室

Dscn9704
「一日いちばんきれいな空」にも季節の移り変わりがある!!
 それはきわめてアタリマエ!!
 太陽の昇ってくる位置、時間、大気中にふくまれる水蒸気の量等々の条件が変わればちがう景が見えてくる。  当然とは言え、それもまた楽しいものである。

 そんな空ではじまる一日の「雲見」にここ数日ちょっとした異変が起きていた。
 どの方向を見ても雲のない「雲見」が続いていたのである。

 気温はどんどんあがり「夏日」が続いていた!!

▼いずれにしても「雲見」というものは楽しいものである。
 その「雲見」の楽しさを何倍、いや何十倍にも膨らませてくれる本に出会った!!
 それが今回の【お薦め本】!!。

◆【お薦め本】『世界でいちばん素敵な 雲の教室』(荒木健太郎著 三才ブックス 2018.4.1)
 
▼例によってお薦めポイント3つを先にあげておく。

(1) 「解説動画」と連動しながら雲のことを楽しく学べる!!

(2) 一期一会の「雲見」の楽しみをより豊かに膨らませてくれる!!

(3) 「感天望気」の世界にやさしく誘ってくれる!!

 これだけあげておけば後は、思いつくままに…。少しくわしく…。
(1) 「解説動画」と連動しながら雲のことを楽しく学べる!!
 「解説動画」と連動!!
 これがこの本でいちばん気に入ったところである。
 部分的にちょっとオマケに「解説動画」があるというのではなかった。
 34のQ&AのすべてについてYouTubeの「解説動画」があるのである!!
 これは実にアリガタイ!! 
 私は日々TwitterやFacebookなど通して著者から多くを学ばせてもらっていた。
 「おすそ分け」画像を愉しませてもらっている「雲友」でもあった。
 いつの日か直接お会いしてお話を聞きたいと思っていた。そんな私にとっては、とてもうれしい「解説動画」なんである。
 その気になれば、何度でもその部分をくり返し見ることができた。写真だけではなかなか理解できないところも動画であればより説得力をもつのである。
 文字だけではなかなかインプットできないことも、著者のわかりやすいやさしい語りで「わかった!!」となるところも多々ある。
 

(2) 一期一会の「雲見」の楽しみをより豊かに膨らませてくれる!!
 本は「あるある」の34のQ&Aから構成されていた。
 34Qは、基本から発展まですべて網羅されていた。
 それぞのAがシンプルでするどい!!
 さらにくわしく知りたければくわしい解説を読めばいいようになっている。
 追加、関連のQも用意されている。
 解説もわかりやすいフローチャート、リファレンスが用意されている。
 例の「パーセルくん」「たつのすけ」「力士」なども登場する。
 「雲見」をより愉しむための、「雲友」への誘いはうれしい!!
 ともかく
 今、最先端を行く「雲見」入門書!!と言えるだろう。

▼本書にならって、シンプルにするどくと行きたいが、私の場合なかなかそうはいかない。(^^ゞポリポリ
 最後は次である。
(3) 「感天望気」の世界にやさしく誘ってくれる!!
 「感天望気」は聞き慣れぬコトバです。
 「観天望気」の間違いかと思ったらそうではないのです。
著者の本意から編み出したコトバのようです。少しながくなりますが、著者の説明を聞いてみましょう。
 

雲は人と同じ個性があり、相手を知れば仲良くなれます。
雲とのコミュニケーションを通して雲を知り、声を聞き
雲の心を感じれば、天気の変化も読めるようになるのです。
これを私は「感天望気」と呼んでいます。
雲をシンプルに読む観天望気から一歩先へ進み、
雲への愛をもとに雲の心を感じ、「感天望気」で雲と上手く付き合えば、
私たちは充実した雲ライフを送ることができるようになるのです。
「感天望気」の本質は、日常的に雲を愛でて親しみ、
雲を楽しむために使っている気象情報がいざというときに役に立つ、
「能動的で楽しい防災」なのです。(同書 P150より)

「能動的で楽しい防災」にこそ著者の究極のねらいがあるようです。
同感です!!
そこから逆算して、著者のいろんな取り組み、プロジェクト、研究活動をみれば驚くほどすっきり見えてきました。 
大いに共感するところであり、これからも大いに学ばせてもらいたい。

さあ、もう一度、「あそこの」解説動画を見せてもらおう。o(^o^)o ワクワク

Dscn9718

Dscn9720

Dscn9722


 昨日の朝、大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから4週目であった。
 「浮葉」がついに葉を広げてきた!!

 _dsc2037


 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【お薦め本】『おーい、コンペートー』(中田友一著 あかね書房)

Dscn7983
▼実は昨日(2018/04/04)のオンライン「寅の日」のためにあらかじめ袋入り「金平糖」1Kgをネットで注文して手に入れていた。いったん外に出してしまった以上、後の管理をどうしたものかと迷っていた。
 100円ショップに行って適当ないくつかの容器を手に入れた。
 やっばり昔なつかしい駄菓子さんにあった風の容器がいちばん似合うな!!
▼そうその「金平糖」のことを予習している過程で出会った本が、今回の【お薦め本】だ。

◆【お薦め本】『おーい、コンペートー』(中田友一著 あかね書房 1990.3)

もう28年も前に出された本だ。
私はネットで古書としてただ同然のような値段で手に入れた!!(まだ少し残っていた)
 あまりに面白かったのでここで紹介しておく。
 「課題図書」にもなったことがあるようなので、今も図書館で出会うことができるかもしれない。

▼いつものことながら、少し興奮気味の紹介だ。(^^ゞポリポリ

 ともかくこれは名著中の名著だ!!

 先にいつものように3つのお薦めポイントをあげておく。

(1) 金平糖のすべてが語られている!!

(2) 「ふしぎ!?」を追いかける面白さを教えてくれている!!

(3) 「知りたい病」が人生を愉しくすると語っている!!

では、ひとつずつゆっくり行こう。
(1) 金平糖のすべてが語られている!!
 一応、子ども向けの本だ。それが私にはうれしい!!
 およそ「金平糖」について私が知りたいと思っていることがすべて語られていた。
 3つの章からできていた。
 「金平糖はおもしろい」
 「金平糖はむずかしい」
 「金平糖はすばらしい」
 どの章も面白い。「たかが金平糖、されど金平糖」からはじまり、あの角のはなし、その「ふしぎ!?」を追っての工場見学、自らの研究「金平糖の角の発生についての統計的研究」についてのくわしい話、そして「金平糖」の歴史、「金平糖」にまつわる雑話等々!!
 およそ「金平糖」すべてが面白く語られていた。

▼次に行こう。
(2) 「ふしぎ!?」を追いかける面白さを教えてくれている!!
 この本で語られている「ふしぎ!?」を追いかける姿勢、情報入手の方法、その面白さは、「金平糖」に限ったことではない。対象が変わっても通用する汎用性の高いことばかりだ!!
 ホンモノは不易である!!
 とても面白い偶然があった!! 著者は最初に2つの作戦を立てていた。

・作戦その1 金平糖を作っているお菓子屋さんをさがす。  ・作戦その2 金平糖についての情報を集める。      (同書 p11より)

 そしてついには金平糖を作っているお菓子屋さんの工場見学にでかけるのです。
 そこでまた、次なる「ふしぎ!?」に出会うのですが…。
 偶然というのは、そのお菓子屋さんの名前です。 
 
 春日井製菓!!

 (゜o゜)ゲッ!! それはこの度、入手した1Kg入り袋に書かれていた製造者「春日井製菓株式会社」と同じではないか!!

最後に
(3) 「知りたい病」が人生を愉しくすると語っている!!
 著者ももちろん寺田寅彦の「備忘録」の「金平糖」を読んでいた。読むどころか、次のようにまで言っていた。

 じつは、わたしの金平糖へのこだわり、つまり知りたい病は、少年時代のこの「備忘録」との出会いのときに、ひそかにめばえていたのです。  (同書p30より)

 著者の持病「知りたい病」は、私の持病「ばっかり病」にツウズルところがあると思った。
もちろんレベルはちがうだろうが…。
 
 著者の「知りたい病」はかなりの感染力をもつようだ!!
 
 私もぜひ金平糖をつくっている工場見学をしたい!!

と思うようになってきた。

Dscn7881

Dscn7889

Dscn7935

Dscn7962

Dscn7974

 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧