
▼もうあきらめた!!
私の相反する2つの持病の完全治癒は不可能である!!
かくなるうえはこの2つの持病とうまくつき合っていくしか方法はなかった。
「ばっかり病」!!
と
「あれもこれも病」!!
▼今年になって、急激に再発症してきた「ばっかり病」に「マッチばっかり病」がある。
6月の後半から、いろいろの「あれもこれも病」にまぎれて、すっかり忘れてしまうところだった。
ところが先日、それを思い出させてくれるひとつの文章に出会った。
その文章は、今月号の『科教協 ニュース』(No.711 2018・12・1(12月号))にあった。
◆『シリーズ実験観察91 マッチは、擦り方の訓練だけなんてもったいない~マッチは文明の利器、楽しく遊びながらマッチの科学を学ぼう! 菅原正志』
実に興味深い報告・提案である。
納得も共感もできる。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
そう言えば私も…と、「マッチばっかり病」を思い出した次第だ。
▼マッチ専門店『マッチ棒』で手に入れ、そのままになっていたマッチの数々をラボの机のうえにならべてみた。
たったそれだけの作業をしているだけで、自覚症状に気づいた!!
「マッチばっかり病」再々発症を!!
▼ポンコツ頭、再々「整理」のため、「これまで」を繰り返してみよう。
◆『燐寸(マッチ)一本 化学の元!!』
半年以上前に番号付けをしていたそのままに列挙してみる。
(1) 「マッチ一本 化学の元 !!」プロジェクトは7年前から頭のなかで「醸成」したきたこと。
(2) なぜ今、私は「燐寸(マッチ)」に注目するのか!?
・理科室のマッチが今、「風前の灯火」だ!!
・こんなすぐれもの「教材」の火を消してはならない!!
・マッチでなければできなない理科実験がある!!
・「より簡単に」「より安全に」の歴史は近代化学の歴史である!!
・マッチづくりは誇りある姫路の地場産業だ!!全国生産の7~8割がココで!!
(3) マッチの歴史(「マッチの世界」 日本燐寸工業会) はココできまりだ!!アリガタイ!!
(4) THE MAKING (101)マッチができるまで (サイエンスチャンネル 科学技術振興機構) マッチはこのようにしてつくられる!! わかりやすい貴重なビデオである!!
(5) 「マッチの火をつける」だけでもりっぱな実験デアル!!
くり返しになるが、これを私は大いに強調しておきたい。「実験の安全性」とあわせて指導すれば、充分一時間楽しめる実験である。子どもたちには大人気だ!!
(6) ぜひとも「マッチ」を使用したい実験(中学校を中心に)
(a) 水でマッチに火をつける。(過熱水蒸気の実験)
(b) 流れる食塩でマッチに火を!!(【三態変化】より)
(c) FeとSの「化合」は発熱反応であるを、マッチで確認する!!(【化学変化】より)
(d) 「気体」確認にマッチを使用する。水素の燃焼はマッチで!!
等々 まだまだいっぱいありそうだ!!
ともかく理科の授業でも
マッチ棒一本からはじまる化学の世界!!
を大いに楽しみたいものだ!!
(7) ファラデーは『ロウソクの科学』(1860年)で何を使ってロウソクに火をつけたのだろう!?
・『ロウソクの科学』第一講~第六講をていねいに見るが、マッチが見あたらない?
・「安全マッチ」は使えたのか!? 微妙 (・_・)......ン?
(8) マッチの語源は『蝋燭の芯』という意味である。
・ロウソクとマッチの関係は?
(9) 小箱マッチには平均44本のマッチ棒が入っている!!
実際に数えてみると多い少ないアリ!!
(10) 燐寸(マッチ)には4つのタイプがある!!
(a)初期型「黄燐マッチ」
(b)改良型「黄燐マッチ」
(c)赤燐を用いた分離型「安全マッチ」
(d)どこで擦っても発火できる「硫化燐マッチ」
(11) 『マッチ売りの少女』が売ったのは、「安全マッチ」でなく改良型「黄燐マッチ」である可能性が高い!!
(12) マッチ専門店「マッチ棒」にマッチ情報のすべてがある!!
(13) 宇田川榕庵が『舎密開宗』(せいみかいそう 1837年)で燐寸についてふれていた!?
・「第百三十章 燐の燃焼性」おそらくこの部分だろう。
(14) 津山洋学資料館に宇田川榕庵に関する資料がいっぱいある!!
・榕庵はきわめてマルチに活躍していた!!
(15) 『舎密開宗―復刻と現代語訳・注 (1975年)』 (講談社 宇田川 榕菴 (著),田中 実 (著))は面白い!!
・ついに手に入れてしまった!!
(16) 久米通賢が「わが国最初の国産燐寸(マッチ) 」(1839年 天保10年)を作っていた。!!
・雷汞(らいこう)マッチは「黄燐マッチ」ではなかった!!
(17) 鎌田共済会 郷土博物館に久米通賢の資料が集中してあった!!必見!!
(つづく)





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