2023年9月(長月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会
▼寅日子先生もコスモスを詠んでいた。
コスモスや束ね上げてもからめても (大正15年)
▼今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
名句の参考にさせてもらうのは、いつものように
である。ここより巻頭の名句10句を引用させてもらう
(1) 大花野ときどき雲の影に入る 加藤瑠璃子
(2) コスモスの風ぐせつけしまま生けて 和田華凛
(3) 遠嶺みな雲にかしづく厄日かな 上田五千石
(4) 鶏頭の十四五本もありぬべし 正岡子規
(5) 鶏頭に一日執着す獺祭忌 石田波郷
(6) 梨買ふに足のマークの上に待つ 仁平勝
(7) 寝苦しき鬼が踏みしか折れ桔梗 中村苑子
(8) 落ちかゝる葉先の露の大きさよ 星野立子
(9) 月天心貧しき町を通りけり 蕪村
(10) 竹伐つて月の光に打たせあり 長谷川 櫂
▼さすがに名句である!!
どの句もすばしい。次は私の勝手なシロウト「選句」である!!
【私の選んだ名句ベスト3】
(4) 鶏頭の十四五本もありぬべし 正岡子規
(2) コスモスの風ぐせつけしまま生けて 和田華凛
(1) 大花野ときどき雲の影に入る 加藤瑠璃子
【次点】
(7) 寝苦しき鬼が踏みしか折れ桔梗 中村苑子
【選評】
・大好きな一句だ。特に「十四五本も」がすごい。子規庵を思い出す。
・「風ぐせつけしまま」が、最初の寅日子先生の句を思い出させた。
・あるあるの景ですね。こんな句がすっと詠めたらいいな。
・「寝苦しき鬼が」などという発想どこから来るのかな!?
▼「名句」を読ませてもらっていると、まだまだ奥深い世界の<修業>が必要だと痛感してしまう。
できれば愉しみながらの<修業>になるといいな。
オンライン句会「寅の日」は、いよいよ4年目に入る。
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