Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(171) #天気コトワザ

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▼大賀ハス観察池は蓮根の植え替えからちょうど30週目だった。
 冷たい雨が降っていた。
 寒くなったとは言え、氷が張るのはまだまだ先のことだろう。
 私は例年、我が家の「初氷」の確認をこの大賀ハス観察池でおこなうことに決めていた。
 「初雪」もそうだ。
 この観察池の枯れ葉が半分以上雪で覆われたとき、それを我が家の「初雪」と決めていた

 以前にくわしい方から、気象台(気象庁)の発表する「初氷」は、露場に水を張った容器を置き、職員が自分の眼で確認して「初氷」を決めるのである、と教えてもらった。
 これを聞いてなにかとってもうれしい気分になった。
 そして妙に納得できた!! 「初雪」もしかりである。
▼「天気コトワザ」もしかりである。
 できるだけ身近なかたちでとらえていきたい。それは、ずっと昔からの願いだった。

 <コーヒーのにおいがしてきたら、明日は雨>
 これは以前に勤めていた学校でよく使っていたコトワザだ。
 これは地域の方から教えてもらったものか、それとも生徒たちと一緒につくりだしたものなのか今となっては定かではない。
 ともかくよく使っていた!!しかもよく当たった!!特に夏場に…。
 校区の南の方にコーヒー工場があった。校区の北の方にある学校には、夏場の湿った空気と一緒にコーヒーが混じっていた。
 「ただでコーヒーが飲めるからいいな」
 「でも雨が…」とやっていた。
▼今も「天気コトワザ」の究極は、自分たちでつくってみることだと思っている。

 このことに関しては、コトワザ教育に熱心で「コトワザづくり」を提唱されていた故庄司和晃先生が、

◆『うそから出たまこと~常識より科学へ3~』(庄司和晃著 国土社 1973.8.25)

のなかで次のように語られていた。

 コトワザづくりの効験としてはつぎのことをあげることができます。

① 人生の批評眼が育つ。

② 筋(道理・論理・法則的な事柄)の見つけ方がうまくなる。

③ 比喩なりたとえなりがじょうずになる。

④ ふつうの何気ない事象から、ある意味をかぎとる力ができる。(つまり客観的事象と生き方とを結びつける発見力が生まれる。)

⑤ 名言見つけが向上する。

⑥ 言語技術力(たとえば、題目つくりなど)が進歩する。
つまるところ、自分の言葉を持つようになるということです。

(同書P88より)

 「天気コトワザ」づくりに関連しては②④に注目したい。
 さらに蛇足をつけ加えれば
・日々の天気の変化をより興味を持って観察するようになる!!

▼ではそれをテキスト試案に入れてみよう。

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4 日々の天気の変化をよく観察して「天気コトワザ」づくりに挑戦してみよう。


▼できた「天気コトワザ」を使ってみよう。


▼その「天気コトワザ」はいつの季節によく使えそうですか。

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(つづく)


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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(170) #天気コトワザ

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<生野峠越えるときは弁当忘れても笠忘れるな>

 親から伝え聞いた数少ない天気コトワザのひとつだ。
 若い頃、ほんのわずかな期間だけ生野峠を越えて勤めたことがある。冬季だけだった。
 そのとき、これはほんとうだと思った。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
 
 昨日の朝はずいぶん冷え込んでいた。
 生野峠の向こうの山が白くなるのも近いのでは…

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▼私が最近「天気ばっかり病」を発症しているということで、友人のOさんが古い本をゆずってくれた。

◆『観天望気入門~天気変化を自分で知る本~』(藤井幸雄著 青春出版社 1976.8.29)

 この機会に読んでみた。
 ずいぶん古い本だが、実に面白かった!!
 この種の本にあたらしい古いはあまり関係ないのかも知れない。
▼特に興味深かったのは、巻末にある<科学に実証された観天望気・的中率一覧>(同書p233)というものだ。
あまりに興味深いので引用させてもらう。

<科学に実証された観天望気・的中率一覧>
     (註) 数字は年平均パーセントを示す

 ・上海が雨になると翌日九州は雨 ・・・・・・・・・・ 74%
 ・笠雲がかかると雨  ・・・・・・・・・・・・・・・ 75%
 ・雨俵は雨の兆し   ・・・・・・・・・・・・・・・ 66%
 ・笠雲と雨俵が同時にできると雨 ・・・・・・・・・・ 85%
 ・うろこ雲がでると翌日、翌々日は雨 ・・・・・・・・ 73%
 ・雲の張りが北西から南東だと雨 ・・・・・・・・・・ 83%
 ・雲の張りが南西から北東にのびているとき晴れ ・・・ 83%
 ・波状雲がでると雨 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 67%
 ・高積雲に穴があくと雨 ・・・・・・・・・・・・・・ 63%
 ・乳房雲がでると雨 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 75%
 ・遠くの山が近くに見えると雨 ・・・・・・・・・・・ 68%
 ・蒸し暑い南風、翌日は雨 ・・・・・・・・・・・・・ 67%
 ・阿蘇の煙、西になびけば雨、南になびけば晴れ ・・・ 90%
 ・秋の彼岸前に東風が入っても天気は大きく崩れないが、
秋の彼岸すぎには一日、二日あとに大きく崩れる ・・ 90%
 ・秋の西風は二日は吹かない ・・・・・・・・・・・・ 67%
 ・大南風は大火をよぶ(百戸以上焼失の場合) ・・・・  86%
 ・夕焼けは晴れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66%
 ・朝焼けは雨 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63%
 ・日暈がでると翌日は雨 ・・・・・・・・・・・・・・ 60%
 ・月暈がでると翌日は雨 ・・・・・・・・・・・・・・ 63%
 ・雷が鳴ると梅雨が明ける ・・・・・・・・・・・・・ 84%
 ・雪おこしの雷が鳴ると雪が降る ・・・・・・・・・・ 77%
 ・初冬の雷は初雪を伴う  ・・・・・・・・・・・・・ 60%
 ・星がしげくまばたくと風強くなる ・・・・・・・・・ 70%
 ・潮目が陸によせると日和がおちる ・・・・・・・・・ 80%
 ・朝ニジ、 川越すな ・・・・・・・・・・・・・・・ 66%
 ・夕ニジに鎌をとげ(晴天率) ・・・・・・・・・・・・84%
 ・鐘の音がよく聞こえると雨 ・・・・・・・・・・・・ 80%
・早朝の雨はすぐやみ、
夜中にやんだ雨は又、すぐに雨になる ・・・・・・・ 73%
 ・早朝にあたたかいときは雨  ・・・・・・・・・・・ 61%
 ・雨ガエルが鳴くと雨 ・・・・・・・・・・・・・・・ 66%
 ・雨ガエルがはしごを登ったとき雨 ・・・・・・・・・ 70%
 ・朝、クモの巣に水滴かかっているのは晴 ・・・・・・ 56%

▼根拠となったデータの出典があきらかでないのが、少し残念だが、当時としては著者も自負しているように「画期的なこと」だと思う。
 これから40年以上の歳月が経ている。これ以後のデータも含めてもっとすごいものがあるのかも知れない。
 だが私はまだそれを知らない。

 昼過ぎになって、シートのうえでカマキリがひなたぼっこをしていた。
 目があったら、なにかを教えてくれているようにも思えたが、私にはまだわからなかった!!

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(169) #天気コトワザ

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▼細い月とともに一日の「雲見」がはじまった。
 「雲見」定点ばかりでなく、移動すればしたで、その移動先での「雲見」も楽しんだ。 

観天望気のはじまりは「雲見」から!!
 少し移動しただけでも「雲見」に変化がみられる気がした。
 周囲の地形(山、海)に大いに影響されるのだ。
 このアタリマエ!!

 「雲見」と「天気コトワザ」は深くリンクしている。

▼試案『天気コトワザ』を先に進めよう。
 どこでも使える汎用性の「天気コトワザ」だけでなく、自分が暮らす地域(ローカル)の「天気コトワザ」にこだわりたかった。
 その地域にしか通用しないもの。
 それは一見弱点であるようにみえるが、逆にそれこそが存在意義でもあるような気がする。
 
 その貴重な地域の文化遺産が、使われぬまま消え去ろうとしている。
 それはモッタイナイ!!

▼だからテキストはこう続けよう。
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3 あなたの暮らす地域に地域独特の「天気コトワザ」ありませんか。
  調べてみよう。

▼その「天気コトワザ」の科学的説明ができますか。


----------------------------------------------------------------------------

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(168) #天気コトワザ

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▼昨日も「雲見」のしめは勝手にネーミングした「観天望気の像」だった。
 その像は西の空に両手をひろげ「明日の天気は!?」と問いかけているようにも見えた。
 翼をひろげて明日に向う鳥のようにも見えた。

 観測定点をきめての「雲見」はいろんなことを教えてくれる。
 割れないザクロはまだ空からぶら下がっていた。
▼なぜ今さら、「観天望気」にこだわるのか?
 そのわけはいろいろある。
 「科学以前のもの」「非科学的」と捨てやるのはモッタイナイ!!
 ひょっとしたらここにこそ「ホンモノの科学」があるのでは。
 そんな思いが… 
▼ともかく前に進めよう。

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2 「観天望気」を進めていくうえで、天気コトワザはとても役に立ちます。
 あなたはどんな天気コトワザを知っていますか。

▼その天気コトワザを使って自分で天気を予報してみたことがありますか。
 あたりましたか?

▼その天気コトワザを科学的に説明することができますか。


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▼ここでぜひとも知っておきたいことが出てきた。

現在使われている小中学校で使われている理科教科書にどんな天気コトワザが出ているのか?

これをぜひとも知りたい!!
直接の情報でもよいし、またこれを調べる手立てがあるのならそれを教えてください。

よろしくお願いします。<(_ _)>

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(167) #天気コトワザ

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たしかに青空は西の空からひろがっていった!!
 朝から降り続いていた雨は午前中にやみ、午後になると青空がひろがりはじめたのだ。
 
 「光は東から天気は西から!!」

 はほんとうだと思った。
 偏西風帯の日本に暮らす我々にとってはとっても有効な「ルール」だ。
 ではハワイではどうだろう?
▼もうひとつ私がずっと使い続けて強力な「ルール」がある。
 それが

 「上がるとザアザア 下がるとカラカラ !!」

 である。これはいつでもどこでも有効だった。汎用性はいたって高い。
 天気の「大原則」だ!!
 天気の「ふしぎ!?」のすべてがこれで謎解きができた。
 日本の春夏秋冬いつでも使えた。世界の気候もこれを唱えれば見えてくる!!

▼「光は東から 天気は西から」「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」に勝るような「天気コトワザ」をみつけることができるだろうか?
 また、それらを有効に使うことができるだろうか?
 
 Webテキスト試案『天気コトワザ』を続けよう。
 「テキスタイル」を本格化していこう。
 その前に今一度、「テキスタイル」とは?
 

  ”テキスタイル”ということばは、いつとはなしに造り出され、使用されるようになった。”わたしたち”の造語である(textile=織物ではなくて、text+style=textyleである。)”わたしたち”が教えたい、わかってほしいと願う事柄がきまったからといって、それはまだテキストではない。テキストは、発問と、資料と、実験と、読み物などで構成されるが、とりわけ、どんな発問を、どんな順序で用意するかが重要である。いや、内容がきまってから「さて発問は?」というのでなくて、事例に関する発問、事例を法則の支配下に位置づけさせる発問、等を考える過程の中で、”わたしたち”の中に次なる内容が求められ、獲得されていくのである。(『極地方式入門』(高橋金三郎・細谷純編、国土社1974.3.20) p174より)
 

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▼さあ、はじめよう。
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1 あなたは「観天望気」(かんてんぼうき)ということばを聞いたことがありますか。


▼どんな意味ですか?

▼具体的な例をいっぱいあげてみてください。

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 「観天望気」からはじめてみた。
 昨日の夕方も見た「私の夕焼けスポット」である図書館前のモニュメント!!
 たった今、勝手にネーミングしてしまった。

 「観天望気」の像!! 

と。

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(166) #天気コトワザ

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▼大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから29週目。
 またしてもバッタがいた!!枯れた葉にかきつくように。
 何をしているのだろう? なぜここでなければいけないのだろう? 「ふしぎ!?」だ。

 軒下をみると、「水栽培」中の「自然結実」ヒガンバナの瓶の前のコンクリート上に一粒の完熟種子がころがっていた。小さいが、たしかに種子だ!!
 あわてて瓶の方を見ると、例の「目玉おやじ」がいた!!
 やっぱりこの時期なんだ。
 明日は、はじめて「自然結実」群落に出会った「自然結実」ヒガンバナ記念日!!

▼Webテキスト試案『天気コトワザ』をつづけよう。
 『天気のことわざかるた』(監修 武田康男 学研プラス)を繰り返し見ている。
 つくづく思う。
 ほんとうにうまくできている!!
 もうこれでいいではないか!!という気持ちにもなってくる。

 ちょっと気を取り直して、この「かるた」のうまい活用方法も含めて試案づくりを続けようと思う。
▼迷い始めたら授業にもどろう。私にはそれしかないのだから。
 授業【天気の変化】のなかでは、直接授業でふれられないときも必ず「天気コトワザ」に関するレポートを課していた。

 「気になる天気コトワザ10とこの地域ならではの天気コトワザは?」

 最後の授業したときの生徒たちがあげた「天気コトワザ」ベスト10はつぎのようになった。

1 夕焼け(の翌日)は晴れ (16)
2 ツバメが低く飛ぶと雨  (15) 
3 日笠・月笠になると雨  (13) 
4 朝焼けは雨        (10)
5 アリの行列見たら雨   (7)
6 煙が西に流れると雨   (7)
7 狐の嫁入り         (6)
8 朝虹は雨          (6)
9 朝雨に傘いらず      (5)
10 うろこ雲が出ると雨   (5)
次  雨蛙が鳴くと雨     (5)

▼さて、これらはふだんの生活のなかで使われているだろうか?
 使われてこそ意味あるモノになる。
 どこでも使える汎用性の高いモノばかりでなく、よりローカルなものにも目を向けたいな!!

 いよいよ本格的にテキスタイルに取り組んでいこう。

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(165) #天気コトワザ

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▼けっきょく昨日(2017/11/08)は一日雨だった。

 その雨は一昨日(2017/11/07)の「雲見」から私にも予測できた。
 アタリマエだけどなにかうれしい気分になった。
 雨なのに…。
▼そうそれこそがWebテキスト『天気の変化』の究極のねらいであった。
 試案『天気コトワザ』にこだわるのもそれ故だ!!

 自分で天気を予報ができる!!

 それをそのままタイトルにした本が出ていた。
 すでに【お薦め本】にあげていた。

◆【お薦め本】『自分で天気を予報できる本』(武田 康男著 中経出版)

▼雨の中、今一度読み返してみた。
 実にいい!!私にとっては「名著」だ。
 こんな「名著」がたった648円で手に入るなんて!!
 Amazonで調べたら今ならまだ手に入るそうな!!

 お薦めポイント例によって3つあげていた。

(1) 天気の学習の究極のねらいに沿った「使える本」である。
   「読む本」+「見る本」→「使える本」
(2) 使い勝手よくつくられている。
   6つの天気マーク、見開き2ページ一項目など
   「晴れの章」「雨の章」「変わり目の章」3章仕立て
(3) 自分なりにカスタマイズして使える発展性がある。

▼この本にこそ、Webテキスト試案『天気コトワザ』のヒントがいっぱい詰まっていると思った。

・使える「天気コトワザ」とは?

・その使い方とは?

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(164) #天気コトワザ #クモ学

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▼ 「クモは天気予知ができる!!」

 それは5年にわたるシロウト・クモ学から生まれた「作業仮説」だった。
 この「作業仮説」にかなりの自信を持っていた。

 なかでも2015年の夏の終りに出会った一匹のジョロウグモがそれを教えてくれた。
 2度にわたる産卵、そして2016年の春の「出のう」→「団居」「クモの子を散らす」→「バルーニング」等々すべてを見せてくれた。
 2016年にも継続観察できる特定のジョロウグモ3匹にも出会った。
 2017年の春にも同様の観察をさせてもらった。今年も来年の春に向けて同様の観察を思い特定のジョロウグモを決めた。
 ところがそのクモたちは台風の風でどこかに行ってしまった。悲しい(/_;)
 別の場所にもジョロウグモはいる。
 どうしたものだろうか。
▼話を本筋にもどす。
 たとえば子グモたちが、団居から大空に旅立つとき、つまり「バルーニング」するときだ。
 
 子グモたちは、きっと「上昇気流」を予知しているはずだ!!

 凧の足のようにお尻からだした糸にぶらさがって風に乗って旅立つ。
 ならばそのタイミングをいつにするか?
 それは即、死活問題だ!! これは一例にすぎぬ。
 これまでにクモたちに見せてもらった「スゴ技」の数々から類推して、「天気を予知する」程度はごくごくアタリマエにやってしまうのでは…。それが現段階の私の結論だ。

▼昔の人はクモをどのように観察してきただろう?
 また、天気との関係でどう見ていただろう? 
 その疑問に答えるため再び

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

のお世話になってみよう。
 「天気予知ことわざ総覧」(同書 P190)よりクモが登場するものをビックアップさせてもらう。

【クモで雨を予知】
(1)クモが大きい巣をはると翌朝雨が降る
(2)クモが巣を変えたら雨(広島県)
(3)クモが巣をつくると雨が降らない(長野県北安曇野郡)
(4)クモが巣をつくると雨が降る(福井県南条郡)
(5)クモが巣を離れて安全な場所に行くと雨(長野県長野市)
(6)クモが巣を張りだすと雨があがる
(7)クモが地上に垂直に網を張ると雨(宮城県)
(8)クモが軒下に多く巣をかけると雨(長野県南安曇野郡)
(9)クモが葉の裏にかくれると雨
(10)軒下にクモが巣を張ると雨となる(茨城県)

▼まだまだ続いた。

【雨晴の予知】
(1)クモ網を張れば翌日晴、網を収むれば翌日雨か風(北海道十勝地方その他)
(2)クモが巣を低くかける時は雨、高くかければ晴(福島県石川郡浅川町)
(3)クモが縦に巣をつくる時は晴、横ならば雨(長野県飯田市)

【風雨の予知】
(1)クモが巣を戸外でなく家の中などにつくりたがると雨や大風となる(群馬県前橋市)
(2)クモの糸が丈夫な時は雨か風(長野県須坂市)

【雷雨の予知】
(1)クモが巣を補修すると夕立になる(群馬県前橋市)

【晴天の予知】
(1)朝クモの巣に水滴がかかっていればその日は晴天
(2)朝霧が露に変わり、クモの巣にその露が白く見える時は晴(長野県諏訪郡)
(3)芝生のクモの巣に白露深ければ晴(茨城県その他)
(4)朝クモが巣を造るとその日晴(群馬県利根郡新治村)
(5)朝クモの巣に露がかかっていればその日は晴天(青森県)
(6)クモが網を張るのは晴天が長く続く兆し(長野県その他)
(7)クモが雨中に巣を作れば間もなく晴れる(群馬県沼田市)
(8)クモが大きい網を張れば天気続く(長野県南安曇野郡その他)
(9)クモが多く巣を張る時は晴(群馬県高崎市)
(10)クモが地に巣を張れば天気(長野県上田市、宮城県その他)
(11)クモが夕方巣を張れば翌日晴天(長野県北安曇野郡その他)
(12)クモの巣作り晴天続く(香川県)
(13)クモの巣に朝露あれば晴(長野県上田市)
(14)クモの巣に露が白く光っていると晴(群馬県群馬郡倉淵村その他)

【風の予知】
(1)クモが巣から離れて安全な所に行くと風が強くなる(長野県長野市)
(2)クモが巣の上にまた巣を張ると翌日は風(群馬県前橋市)
(3)クモが巣の糸を小さくしっかり結ぶと風(群馬県館林市)
(4)クモが軒下に巣を張れば風が吹く(広島県豊田郡)
(5)クモの下る時は風(群馬県高崎市)
(6)クモの巣をつくる時は、その翌日風吹かず(北九州市その他)

見落とし、チェック漏れがなければ以上である。

それにしてもこの「観察眼」に感動である!!
ヨクゾココマデ!!
これらからも言えるのでは
「クモは天気予知ができる!!」
と。

 昨日朝方、キンカンの木の上に見た細かな目のネットのようなものはなんだったのだろう?

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(163) #天気コトワザ

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今日は「立冬」だ!!
 暦のうえでの冬がはじまる!!

 暦のうえをあなどってはならない。案外そちらの方に「科学」をみつけたりするものだ。
 昨日(2017/11/06)の空も青空が続いた。
 10月の悪天候をとりかえすように11月に入ってずっと「秋晴れ」が続いていた。
 この青空に最初に出現する雲は…?
 「雲見」定点からの青空はずっとずっと続いた!!

▼変な質問を考えていた。

「雲見」と「宇宙見物」どちらの方が律儀か?

 もちろん答えは決まっていた。「宇宙見物」だ!!
 あんなに遠くの天体の動きがきっちりとわかるのに、たかだか十数㎞の空間のことがわからないのか?
 やっぱり言ってしまう。
 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

▼その不思議な天気の「天気コトワザ」を続けよう。

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

から引用させてもらって【冬編】を続けよう。
 ちょうど「立冬」に【冬編】とはなんという偶然!!

strong>【冬編】天気コトワザ

【12月(師走)】
(1) 朝トビ川越すな、夕トビ傘持つな
(2) 霜の早い年は雪がおそく、霜のおそい年は雪が早い
(3) 霜の多い朝は晴
(4) カモが早く来ると早雪
(5) 初雪の早い年は根雪も早い
(6) 山に三度雪降れば里にも雪降る
(7) 西方の鐘がよく聞こえるときは晴
(8) ガンの行列南へ行けば寒気強し
(9) ツバキの蕾が葉の上に出ている年は小雪
(10)焚火が火を吹けば風
(11)かまどの煙がたなびけば雨
(12)家の中に煙がこもったら翌日は雨
(13)ウシが丸くなって寝ていると天気が悪くなる
(14)鳥が高いところに巣を作れば大雪
(15)霜柱がよく立つ日は天気がよい
(16)冬の雨は三日降らず
(17)ムギの葉幅狭く、短い年には大雪降る
(18)霜多く厚い年は大雪
(19)カモメが里近く来て鳴けば荒れる
(20)日の出後霜解けぬ時は晴天
(21)冬、山に霧多きは大雪の兆し
(22)年末低気圧

【1月(睦月)】
(1) 餅に赤カビ生えれば日照り、青カビ生えれば雨
(2) 鏡餅の割れ多ければ豊作
(3) 鶴仰ぎ鳴くは晴、うつむき鳴くは雨
(4) 塩堅きはお天気続き
(5) 炭火よくおこるは晴
(6) 冬、北風つのれば雪となる
(7) 煙が直立して上がれば晴、たなびけば雨の兆し
(8) 寒中の南風俵を編んで待て
(9) 冬スズメが群がり鳴く時は雪
(10)煤が落ちると雨模様
(11)煙突の吸い込みが悪いときは雨
(12)冬の霞は雪となる
(13)冬の三日の大荒れなし
(14)冬、月夜のときは翌朝か、翌日の昼から雪
(15)冬空に大音響あれば、大雪の兆し
(16)磯鳴りは西風強くなる兆し
(17)一月の寒の入りに雷鳴あれば、その年大雪あり
(18)冬の夜ざえは雨近し
(19)冬期、風が東より西に吹けば雪
(20)冬、山に霧多きは大雪の兆し
(21)冬の夜の明るいのは雪の降る兆し
(22)寒に霜多きは年は夏干ばつあり
(23)寒中霧を見る時には晩霜あり
(24)寒に雨なければ夏日照り
(25)フクロウが鳴くと天気
(26)寒が暖かいと凶作
(27)寒中の雷は豊作の兆し

【2月(如月)】
(1) 冬季、山谷に風なければ好天
(2) 深山の雪崩が砲弾型にころがり落ちる年は豊作、平面にすべり落ちる年は不作
(3) 節分に雪が降れば四八日荒れる
(4) 立春に雪が降れば三〇日雪が続く
(5) 旧元旦の朝、水一升の目方四百二、三〇匁の時は平年、目方少なき時は干ばつ、多いときは冷、水害あり
(6) 雲中に大音響あるときは大雪の兆し
(7) 冬晴れた日の磯鳴りは西風強くなる兆し
(8) 寒九の雨
(9) 火事の後には雨が降る
(10)八方曇の中天晴は荒れる
(11)雪少なければ干害あり
(12)月に近く星あれば海荒れる
(13)すじ雲東へ進めば晴天続く
(14)トビが低く飛べば雨、高く飛べば晴
(15)朝の川靄白きは晴
(16)雪の降らない年は水不足になる
(17)北風は天気が続き、南風は雨の兆し
(18)冬の南が雪くれた
(19)三寒四温
(20)西風は日いっぱい
(21)北風つのれば必ず山間部は雪となる
(22)帯状すじ雲が出たら雨
(23)梅の花、上向きに咲く年は晩霜あり
(24)夜、北の空が光ると雨
(25)高い山が見えれば晴

▼これで春編~冬編すべて終えた。
 まず驚いてしまうのはこの膨大さだ!!
 
 この膨大な「天気コトワザ」が教えてくれるのは、昔から暮らしと天気はツナガッテイル!!

 ということだ。
 それは「昔から」であり「これから」も言えることだ。

 この大いなる遺産を活かしていく道はないものだろうか?

(つづく) 

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Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(162) #天気コトワザ

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▼木々の紅葉・黄葉がはじまっていた。
 「冬支度」に入っているだ。!!

 蓮根の植え替えから28週目の大賀ハス観察池は、すっかり「冬支度」を完了させていた。
 庭の定点ヒガンバナの葉は青々と茂っていた。
 冬こそ「ひとり舞台」のヒガンバナとってはこれが「冬支度」!!

▼倉庫軒下の隅で、アマガエルくんが「冬支度」に入る前のひなたぼっこを楽しんでいた。
 そうだ!!

 この時期の生きものたち(植物・動物)の最大のテーマは「冬支度」だ!!

 もちろん生きものの仲間である私たちにとっても「冬支度」は重大なテーマだ。
 「冬支度」に参考になるような「天気コトワザ」はあるだろうか。

▼「天気コトワザ」一覧を続けよう。

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

から引用させてもらって【秋編】を続けよう。

【秋編】天気コトワザ

【9月(長月)】
(1)二百十日に東方の雲に光あらば台風来る
(2)ナマズが騒ぐと地震がある
(3)地震の後には風が吹き雨が降る
(4)夜露多ければ晴
(5)雲が東より西に向かって急走すれば暴風あり
(6)カゼクサの茂り多き年は暴風あり
(7)サケ、マスの豊漁は早冷
(8)シケグサの葉に節ができると暴風があり、その節の数は暴風の回数を示す
(9)山に黒雲かかれば暴風雨
(10)海鳴が聞こえると暴風雨が来る
(11)五七は雨に四つ日照り、六つ八つ風に九の病
(12)暴風雨来る前には松の緑が風に来る反対に曲がる
(13)夕方草葉に早く露をおく時は翌日晴
(14)暁の白雲急に散れば大風となる
(15)煙突の煙が下を這うと風の兆し
(16)池に唾してひろがれば晴、ひろがらなければ雨
(17)ソバの殻ばかりで実の無い年には早霜
(18)秋に海潮満つる時は雨となる
(19)暑さ寒さも彼岸まで
(20)彼岸坊主の大袈裟流し
(21)モズの高鳴き七五日
(22)夜非常に喉が渇き水の飲みたい晩は翌日雨
(23)西が海鳴すると天気悪くなる
(24)ミンミンゼミが早く鳴いた年は霜が早い
(25)作物のみのりが早ければ雪が早い
(26)山の私雨
(27)敷石が濡れれば雨
(28)秋雨蒸暑ければ大風
(29)返り花の多き年は大雪となる

【10月(神無月)】
(1)朝窓には雨が降る
(2)秋タンポポの花咲く年は雪が浅い
(3)朝露が降りると晴
(4)熊、初秋に出ると雪が早い
(5)三味、太鼓の音の濁るのは雨の兆し
(6)秋晴に夏の湿り
(7)男心に秋の空
(8)秋の夕焼は鎌を磨いて待て
(9)柿の実の多い年は寒気はげしい
(10)日がさ月がさが出ると雨
(11)秋雨は涼しくなれば晴れる
(12)ひと雨1度
(13)日本晴れ三日続けば三日以内に雨となる
(14)秋の日は釣瓶落し
(15)竹の葉から露が落ちると晴
(16)柿の葉の早落ちは早雪の兆し
(17)四方に雲なきは三日の雨
(18)返り咲きの花の多い年は霜も雪もおそい
(19)朝焼けは三日ともたぬ
(20)雲足丑寅の方へ行く時には雨、未申の方へ行く時は強い雨降る
(21)出雲は天気、入雲は雨
(22)落葉早ければ雪が早い
(23)秋に雨が降ればネコの顔が三尺になる
(24)渡り鳥早き年は雪多し
(25)秋の霞は三〇日以内に大雪となる
(26)東風吹けば雨
(27)落葉前に雪がくれば雪が少ない
(28)朝日天を焦がすごとく赤ければ大風

【11月(霜月)】
(1) 奥山紅葉早ければ雪早い
(2) 朝霧深きは晴
(3) 秋冷やつけば冬暖かい
(4) ムギの発芽早ければ大雪の兆し
(5) 霜がおそい年は雪が早い
(6) 南東からの出雲は雨
(7) 西の山が見えれば天気
(8) 月夜の大霜
(9) 秋北春南
(10)高山に早く雪ある年は大雪なし
(11)青菜に雪がかかる年は雪が少ない
(12)秋の夜、北の風は晴となる
(13)霜が早く消えるとその日が雨
(14)富士山が帯を結んで西に切れると晴、東に切れると雨
(15)イワシ雲が夕刻出れば晴
(16)鱗雲が出た翌日は雨または風
(17)秋風と夫婦喧嘩は日が入るとやむ
(18)イチョウの葉が落ちれば根雪となる
(19)カモが早く来ると早雪
(20)秋、南風が多い時は大雪となる
(21)初冬に濃霧があると一月後に雪が降る
(22)一〇月二〇日(旧暦)に南風だと小雪、北風だと中雪、西風だと大雪
(23)ソバの豊作は大雪
(24)落葉早ければ雪が早い
(25)五七は雨に四つ日照り、六つ八つ風に九の病
(26)榛の葉の落ちぬうちは雪消える
(27)ダイコンの根の長い年は寒い
(28)渡り鳥が早く来ると寒気がはげしい

▼「これから」も使えそうな「天気コトワザ」はあるだろうか?
 そこがいちばんの問題だと思っていた。

 単なる常民の「文化遺産」にしてしまうのはあまりにもモッタイナイ!!

「天気コトワザ」を使えるモノにする。
それが、あらたなミッションだ。
  
(つづく)

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