2020年11月(霜月)の俳句「歳時記」!! #歳時記 #オンライン句会

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▼我らが師・寅日子先生は、俳句の鑑賞について次のように言っていた。

 俳句がいわゆる「不易」なものの一断面「流行」の一つの相を表現したものである以上、人の句を鑑賞する場合における評価が作者と鑑賞者との郷土や年齢やの函数(かんすう)で与えられるのは当然であろう。これは何も俳句に限ったことでもないと思われる。(「思い出草」寺田寅彦 青空文庫より

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▼さあ、今月も名句の鑑賞から俳句修業をはじめる!!
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。

(1) 跳箱の突き手一瞬冬が来る 友岡子郷
(2) 切干も金星もまだ新しく 大峯あきら
(3) 流れ行く大根の葉の早さかな 高浜虚子
(4) 隼を見失なひたる比叡の空 千原叡子
(5) 神の留守なり酒神を呼び戻す 文挟夫佐恵
(6) 生麩買ひひろうすを買ひしぐれけり 西村和子
(7) 鎌倉の晴つづきけり七五三  高橋睦郎
(8) 海へ出て曲る鉄道石蕗の花  落合水尾
(9) 波へ飛ぶ十一月の荒鵜かな  宮田正和
(10) 銀杏散る思い出したるやうに散る 岩田由美
(11) 礼拝に落葉踏む音遅れて着く 津田清子

▼ 寅日子先生の言うようにいろんな「鑑賞」があって当然デアル。
 この自らの「鑑賞」に従い「選句」をしてみよう。
 俳句修業の第一歩は「選句」から!!

【私の選んだ名句ベスト3】

(3) 流れ行く大根の葉の早さかな 高浜虚子

(1) 跳箱の突き手一瞬冬が来る 友岡子郷

(10) 銀杏散る思い出したるやうに散る 岩田由美

【次点】

(2) 切干も金星もまだ新しく 大峯あきら

【選評】
・大根の葉っぱが流れていく景が一瞬に現われる!!やっぱり名句中の名句だ。
・「一瞬」「冬が来る」が実にいい!!ピーンと張りつめたその瞬間だ。
・「思い出したるやうに」の観察眼に乾杯だ!!

・「切り干し大根」と「金星」の取り合わせ お見事!!

▼現在、
 第3回オンライン句会「寅の日」11月例会
 を展開中である。
 11月15日23時30分までが「投句期間」となっている。
 この投句期間中であれば、あらたにこのオンライン句会に参加可能である。
 参加者募集中!!

 いっしょに俳句 愉しみませんか!?

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2020年11月(霜月)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール

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▼いっきょに寒くなり11月(霜月)がはじまった!!
 11月(霜月)の「雲見」を予想する前に10月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴     8
・巻雲     2
・巻積雲    3
・巻層雲    0   
・高積雲    2 
・高層雲    4   
・層積雲    2
・積雲     5 
・層雲     0 
・乱層雲    5 
・積乱雲    0

 なんと言っても「快晴」8が目立つ。「積雲」5も加えると13日だ!!
 いかに「これぞ秋晴れ!!」という日が多かったということだ。
 「乱層雲」5が示すように、周期的に天気が変化していったということでもある。

▼さあ、11月(霜月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年の11月の天気図を見てみる。

日々の天気図 2019年11月 (気象庁) 

 「冬仕度」!!
 空も山も野もこのコトバがふさわしい月だ。
 初霜はいつだろう!?
 冬型気圧配置をとることは何日ぐらいあるだろう。そして、そのときの「雲見」は!?

▼「雲見」の予想のための資料、もうひとつは「天気コトワザ」だ。
 参考文献は次である。

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 ) 

番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。

(1) 奥山紅葉早ければ雪早い
(2) 朝霧深きは晴
(3) 秋冷やつけば冬暖かい
(4) ムギの発芽早ければ大雪の兆し
(5) 霜がおそい年は雪が早い
(6) 南東からの出雲は雨
(7) 西の山が見えれば天気
(8) 月夜の大霜
(9) 秋北春南
(10)高山に早く雪ある年は大雪なし
(11)青菜に雪がかかる年は雪が少ない
(12)秋の夜、北の風は晴となる
(13)霜が早く消えるとその日が雨
(14)富士山が帯を結んで西に切れると晴、東に切れると雨
(15)イワシ雲が夕刻出れば晴
(16)鱗雲が出た翌日は雨または風
(17)秋風と夫婦喧嘩は日が入るとやむ
(18)イチョウの葉が落ちれば根雪となる
(19)カモが早く来ると早雪
(20)秋、南風が多い時は大雪となる
(21)初冬に濃霧があると一月後に雪が降る
(22)一〇月二〇日(旧暦)に南風だと小雪、北風だと中雪、西風だと大雪
(23)ソバの豊作は大雪
(24)落葉早ければ雪が早い
(25)五七は雨に四つ日照り、六つ八つ風に九の病
(26)榛の葉の落ちぬうちは雪消える
(27)ダイコンの根の長い年は寒い
(28)渡り鳥が早く来ると寒気がはげしい

以前に今月の特徴を気づく範囲であげていた。

(1) 「雪」「大雪」に関してのものが多い!! 13/28ダ!!

(2) 生きもの(植物・動物)を示標・示準したものが多い!!
   「紅葉」「ムギの発芽」「青菜」「イチョウ」「カモ」「ソバの豊作」「落葉」「榛の落葉」「ダイコンの根」「渡り鳥」
   10/28ダ!!

(3) 目立つ気象現象!!
   「朝霧」「霜」「風向」「イワシ雲」「鱗雲」「濃霧」

 さて、これは ナルホド(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
 というのをみつけることができるだろうか。

▼あいかわらず、遠出の「雲見」の旅はひかえている。
 毎日のひとり吟行で「雲見」を楽しむのみだ。
 しかし、それだけでも、けっこう楽しめるものだとわかってきた!!

 オンラインで遠くの「あの人」の「雲見」を愉しませてもらうチャンスでもあるのかも知れない。
 

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2020年10月(神無月)の俳句「歳時記」!! #歳時記 #オンライン句会

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▼庭のシロバナヒガンバナがやっと咲き始めた!!
 例年より10日以上遅れている。
 遅かったそのぶんちょっとうれしいことがある。今年は伸びてきている花茎が多い。
 今のところ15本もある。
 これだけあれば、さらに遅れている隣の真っ赤なヒガンバナとのコラボも可能だ。
 楽しみである。o(^o^)o ワクワク
▼さあ、今月も俳句修業だ!!
 まずは、名句を楽しませてもらうところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。

(1) 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ 石田波郷
(2) 鳥渡る山々影を重ねあひ 桂信子
(3) 風の香を聞き過たず茸採 三村純也
(4) 蔵王嶺の晴れて始まる芋煮会 高橋悦男
(5) 知らで寄ることのゆかしき菊供養 永井龍男
(6) 菊人形胸もと花のやや混みて 福永耕二
(7) 軒下といふ冬を待つところかな  黛 執
(8) 山門をぎいと鎖すや秋の暮れ 正岡子規
(9) 火祭の終の火屑の夥し  中岡毅雄
(10) 黄落のはじまる城の高さより 野見山ひふみ
(11) うらがへる音もまじりて秋の川 山上樹実雄

▼ 今月も俳句修業の第一歩、シロウト「選句」からはじめよう。
 オンライン句会「寅の日」がはじまってなおさら思う。
 「選句」って面白い!!

【私の選んだ名句ベスト3】

(2) 鳥渡る山々影を重ねあひ 桂信子

(7) 軒下といふ冬を待つところかな  黛 執

(1) 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ 石田波郷

【次点】

(8) 山門をぎいと鎖すや秋の暮れ 正岡子規

【選評】
・「鳥渡る」はあこがれの季語!!いつか自分でも…
・「冬を待つところ」がいい (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン 割木が積んであったなあ。吊し柿も…
・「鶴をあゆましむ」で風がいっきょに可視化された!!おみごと。
・「ぎいと鎖す」に子規を見た!!

▼オンライン句会「寅の日」をはじめて見えてきたことも多い。
 「句会」というものが、俳句の楽しみを何倍にもふくらませてくれることを実感した!!
 そして、私のような初心者には、リアル「句会」よりもオンライン「句会」の方が自分のペースにあわせて楽しめるのかも!!
 と思い始めている。

 第2回オンライン句会「寅の日」10月例会は投句期間に入っている!!

 あなたもいっしょにやりませんか!!


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2020年10月(神無月)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール

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▼猛暑が遅くまで続いた9月は終わった!!
 10月(神無月)の「雲見」を予想する前に9月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴     4
・巻雲     1
・巻積雲    4
・巻層雲    1   
・高積雲    3 
・高層雲    3   
・層積雲    3
・積雲     4 
・層雲     0 
・乱層雲    7 
・積乱雲    0

 雨が降らなかった8月から9月に入ってきっちりと降ってきた。
 「乱層雲」7と「快晴」4+「積雲」4の繰りかえしであった。
 遅れていたヒガンバナも彼岸過ぎてからいよいよ本格化してきた。

▼10月(神無月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年の10月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2019年10月 (気象庁)

 「台風」についてもまだ安心はできない。
 天高く「秋晴れ」の日が期待できるだろうか。そうなると「雲見」の空は、どのシールが…!?
 後半になると「初霜」も気になるところだ。
 
▼「雲見」の予想のための資料、もうひとつは「天気コトワザ」だ。
 参考文献は次である。

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 ) 

番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。

(1)朝窓には雨が降る
(2)秋タンポポの花咲く年は雪が浅い
(3)朝露が降りると晴
(4)熊、初秋に出ると雪が早い
(5)三味、太鼓の音の濁るのは雨の兆し
(6)秋晴に夏の湿り
(7)男心に秋の空
(8)秋の夕焼は鎌を磨いて待て
(9)柿の実の多い年は寒気はげしい
(10)日がさ月がさが出ると雨
(11)秋雨は涼しくなれば晴れる
(12)ひと雨1度
(13)日本晴れ三日続けば三日以内に雨となる
(14)秋の日は釣瓶落し
(15)竹の葉から露が落ちると晴
(16)柿の葉の早落ちは早雪の兆し
(17)四方に雲なきは三日の雨
(18)返り咲きの花の多い年は霜も雪もおそい
(19)朝焼けは三日ともたぬ
(20)雲足丑寅の方へ行く時には雨、未申の方へ行く時は強い雨降る
(21)出雲は天気、入雲は雨
(22)落葉早ければ雪が早い
(23)秋に雨が降ればネコの顔が三尺になる
(24)渡り鳥早き年は雪多し
(25)秋の霞は三〇日以内に大雪となる
(26)東風吹けば雨
(27)落葉前に雪がくれば雪が少ない
(28)朝日天を焦がすごとく赤ければ大風

 このなかで、ナルホド(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
 と思うのは「(12)ひと雨1度」だ。少しずつ少しずつ寒くなっていくのだ!!

▼まだ今月も「雲見」の旅の予定はない。
 しかし、うれしいことがある。
 オンライン句会「寅の日」がついに実現し、今月はその第2回目デアル!!

 ひとり吟行にも、うれしい目的ができた!!
 「雲見」の景も もちろん 楽しみなネタである!! 
 
 植物「ヒガンバナ」の観察も 私には重要なテーマだ。 o(^o^)o ワクワク
 

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2020年9月(長月)の俳句「歳時記」!! #歳時記 #オンライン句会

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子規庵の糸瓜が少しずつ大きくなってきた!!
 でも昨年のような勢いを感じないのはどうして ?(゜_。)?(。_゜)?

 子規忌・糸瓜忌(9/19)には間に合うかな!?

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▼さあ、今月も俳句修業だ!!
 まずは、名句を楽しませてもらうところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 沈みつゝ野菊流るるひかりかな 中島斌雄
(2) 芒野や浅間の煙吹き下ろす 高野素十
(3) をりとりてはらりとおもきすすきかな 飯田蛇笏
(4) 胡弓の音風に揺るがず風の盆 和田華凛
(5) 手に負へぬ萩の乱れとなりしかな 安住 敦
(6) 灯を消せば二階が重しちちろ鳴く 小川軽舟
(7) ふるさとの土の底から鉦たたき 種田山頭火
(8) 飽きられており木犀が金こぼす 田川飛旅子
(9) 秋彼岸山は入り日を大きくす 成田千空
(10) 月さして一間の家でありにけり 村上鬼城
(11) 月すでに湖ひきはなしつつありぬ 田畑美穂女

▼ 今月も俳句修業の第一歩、シロウト「選句」からはじめよう。
 「選句」という作業をオンライン句会「寅の日」の練習として楽しみたい。

【私の選んだ名句ベスト3】

(3) をりとりてはらりとおもきすすきかな 飯田蛇笏

(9) 秋彼岸山は入り日を大きくす 成田千空

(6) 灯を消せば二階が重しちちろ鳴く 小川軽舟

【次点】

(5) 手に負へぬ萩の乱れとなりしかな 安住 敦

【評】 
・「はらりとおもき」うまい!!全部ひらがななんてますますうまい!!
・夕方の「ひとり吟行」やっていると、この感じわかりますね。
・「二階が重し」と「ちちろ鳴く」をツナグ!!この技を身につけたいものだ。

・「手に負へぬ」とはよく観察していますね。見習いたいものだ。俳句修業の第一課程「観察」!!

▼この毎月の俳句「歳時記」も、オンライン句会「寅の日」の「選句」の練習と思えばなかなか楽しいものだ。

 実は第1回オンライン句会「寅の日」9月例会は始まっています!!
 今は投句期間です。
 9月15日23時30分まで です。
 投句期間内なら、今月のオンライン句会に参加することができます。
 
 できるだけ早めに
 自分の希望する「俳号」を決めて
 【句会「寅の日」参加希望】というタイトルで
 楠田までメールをください。
 お待ちしています。<(_ _)>

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2020年9月(長月)の「雲見」は!? #雲見

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▼ほんとうに暑かった8月は終わった!!
 9月(長月)の「雲見」を予想する前に8月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴    6 
・巻雲    1
・巻積雲   3 
・巻層雲   3
・高積雲   4
・高層雲   1
・層積雲   0 
・積雲   13 
・層雲    0  
・乱層雲   0  
・積乱雲   0

 ともかく「積雲」13+「快晴」6=19 すべてをが物語っていた。
 雨は2度の夕立・雷雨だけである。
 メモ書きにもアメダスの記録した「最高気温」を書き込むことが多かった。
 なんと「猛暑日」は20日前後に達した!!
▼「猛暑日」は続くのだろうか!?
 9月(長月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年9月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2019年9月 (気象庁)

 やはりいちばん気になるのが「台風」である。
 「台風」は雨もつれてくるのだろうか?
 そして「猛暑日」はいつまで!?
 
 9月の「雲見」の空は!?

▼「雲見」の予想のための資料、もうひとつは「天気コトワザ」だ。
 ちょっと古いが

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15) 

番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。

(1)二百十日に東方の雲に光あらば台風来る
(2)ナマズが騒ぐと地震がある
(3)地震の後には風が吹き雨が降る
(4)夜露多ければ晴
(5)雲が東より西に向かって急走すれば暴風あり
(6)カゼクサの茂り多き年は暴風あり
(7)サケ、マスの豊漁は早冷
(8)シケグサの葉に節ができると暴風があり、その節の数は暴風の回数を示す
(9)山に黒雲かかれば暴風雨
(10)海鳴が聞こえると暴風雨が来る
(11)五七は雨に四つ日照り、六つ八つ風に九の病
(12)暴風雨来る前には松の緑が風に来る反対に曲がる
(13)夕方草葉に早く露をおく時は翌日晴
(14)暁の白雲急に散れば大風となる
(15)煙突の煙が下を這うと風の兆し
(16)池に唾してひろがれば晴、ひろがらなければ雨
(17)ソバの殻ばかりで実の無い年には早霜
(18)秋に海潮満つる時は雨となる
(19)暑さ寒さも彼岸まで
(20)彼岸坊主の大袈裟流し
(21)モズの高鳴き七五日
(22)夜非常に喉が渇き水の飲みたい晩は翌日雨
(23)西が海鳴すると天気悪くなる
(24)ミンミンゼミが早く鳴いた年は霜が早い
(25)作物のみのりが早ければ雪が早い
(26)山の私雨
(27)敷石が濡れれば雨
(28)秋雨蒸暑ければ大風
(29)返り花の多き年は大雪となる

やっぱりここでも「台風」に関するものが多い。

ほんとうに
(19)暑さ寒さも彼岸まで
となるだろうか!?

▼まだ遠くへの「雲見」の旅ができない。(/_;)
 残念でならない。
 かくなるうえは、究極の道楽 賢治の「雲見」と寅彦の「宇宙見物」だ!!
 そして、もうひとつ 第三の究極の道楽 「俳句」「句会」だ!!
 
 オンライン句会「寅の日」9月例会は、投句期間に入っています!!

 ひとり吟行にでかけるかな。

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2020年8月(葉月)の「雲見」は!? #雲見

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▼昨日(2020/07/31)、やっと梅雨明けだった。
 8月(葉月)の「雲見」を予想する前に7月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴    0 
・巻雲    1
・巻積雲   2 
・巻層雲   0
・高積雲   1
・高層雲   6
・層積雲   5 
・積雲    5
・層雲    0  
・乱層雲   0  
・積乱雲  11 

「乱層雲」11、「高層雲」6、「快晴」0 は長引いた梅雨を象徴していた。
明らかに日照時間が少なかった。いつもいつも雨が降っていた。
そう言えば、台風こなかったな!?

▼さて8月(葉月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年8月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2019年8月 (気象庁)

 気になるのが「猛暑」と「台風」だ!!
 コロナ禍のなかの「猛暑」は、いままでの夏よりきびしいものがある。
 「積乱雲」は、何日ぐらい見ることできるだろう!?
 梅雨明け10日 は正しいだろうか!?

▼「雲見」の予想のための資料、もうひとつは「天気コトワザ」だ。
 ちょっと古いが

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。

(1)夏の南風は晴
(2)月色きわめて赤きは千天の兆し
(3)高い山に縁取雲(くまどりぐも)が現れると雨
(4)夏の入道雲は晴
(5)山に鉢巻がかかれば晴れる
(6)東の雷、雨降らず
(7)山に笠雲かかれば風雨の前兆
(8)電光北西方は雨降る
(9)流星多ければ日照り続く
(10)風なき年は日照り年
(11)太陽黒点の極少期に凶冷
(12)雲が南から東へ動くと晴
(13)夕虹は晴
(14)雷はげしく鳴る時は後晴
(15)沖ばえ雨
(16)猫が草を食うと雨
(17)三日月が上向いた月は雨が多い
(18)夕虹三日の照り
(19)彗星は天変地異の兆し
(20)雲が早く走る時は天気が悪くなる
(21)ソバの花がよく咲くと大雪
(22)白雲糸を引けば暴風雨
(23)アリが巣を高い所につくると洪水、低い所につくると暴風
(24)東天に赤雲の出るは大雨の兆し
(25)木の実の少ない年は大風吹かず、たくさんなる年は大風
(26)太鼓の音さえるは晴、にごるは雨
(27)池・沼・河の水の泡立ち多き時は雨近し
(28)沖鳴は雨
(29)水田の除草不用の年は冷害

これからも使えそうな普遍的なものはどれだろう。シロウト判断では
(4)夏の入道雲は晴
(13)夕虹は晴
(14)雷はげしく鳴る時は後晴
(18)夕虹三日の照り

ぐらいだろうか。
「虹」は見るかな!?
さあどんな「雲見」になるだろう!?

▼今月もあまり自由に「雲見」の旅にでれそうにない。
 それが淋しい!!
 しかし
そのぶん可能なこときっとあるはず!!

 いつでも どこでも
 賢治の「雲見」と 寅彦の「宇宙見物」は 究極の道楽!!
 
 

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2020年7月(文月)の俳句「歳時記」!! #歳時記 #句会

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「句会に参加してみたい!!」

 なんて言えば、昔からの友人は笑うだろうか!?
 実は私は、まだ一度も「句会」なるものに参加したことがないのだ。
 それは私にとって一種の「あこがれ」のようなものがある。
 かつてネットの世界に入ってきたとき、「オフ」(オフラインミーティング)にあこがれたように…。

▼さあ、今月も俳句修業だ!!
 まずは、名句を楽しませてもらうところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) みつ豆はジャズのごとくに美しき 國弘賢治
(2) 滝の上に水現われて落ちにけり 後藤夜半
(3) 噴水のしぶけり四方に風の街 石田波郷
(4) 美しき緑走れり夏料理 星野立子
(5) ところてん煙のごとく沈みをり 日野草城
(6) じゃがいもの花の三角四角かな 波多野爽波
(7) のぼりゆく草ほそりゆくてんと虫 中村草田男
(8) 小判草引けばたやすく抜けるもの 星野 椿
(9) 鬼灯市夕風のたつところかな 岸田稚魚
(10) 昇降機しづかに雷の夜を昇る 西東三鬼
(11) 向日葵の群れ立つは乱あるごとし 大串 章

▼ 今月も俳句修業の第一歩、シロウト「選句」からはじめる。
 「選句」という作業を「句会」参加への準備体操として楽しみたい。

【私の選んだ名句ベスト3】

(11) 向日葵の群れ立つは乱あるごとし 大串 章

(2) 滝の上に水現われて落ちにけり 後藤夜半

(7) のぼりゆく草ほそりゆくてんと虫 中村草田男

【次点】

(6) じゃがいもの花の三角四角かな 波多野爽波

【評】 

・家の前の向日葵が「乱」の予兆に見えてきた!!タイムリー賞だ。
・「水現われて」が実にリアルだ。あるある賞!!
・シロウトついつい詠み手で選んでしまう。何も知らないくせに私は草田男の大ファンだ。

・「花の三角四角」なんとよく観察していることだろう。観察賞だ!!

▼先にあげた◆NHK「俳句」 テキストの今月号(7月号)に興味深い特集が組んであった。
●特集「集わない俳句」である。
・昭和アナログ派 稲畑汀子・正木ゆう子
・令和デジタル派 夏井いつき・長嶋有
として、4名の著名な先生が、今の時代・「これから」の時代の「句会」について語っている。きわめて面白い!!

 なにかはじめてみようかなという気になっている。
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
 まずは、今朝も ひとり 吟行だ。

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2020年7月(文月)の「雲見」は!? #雲見

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▼暮らしが少しずつ動き出した6月だった。
 7月(文月)の「雲見」を予想する前に6月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴    5 
・巻雲    1
・巻積雲   0 
・巻層雲   5
・高積雲   1
・高層雲   2
・層積雲   2
・積雲    3
・層雲    0  
・乱層雲   9  
・積乱雲   2

「乱層雲」9、「積乱雲」2 はさすが梅雨期ということだろう。
一方で「快晴」5、「積雲」3 が示すように「梅雨の晴れ間」というのも印象的だった。暑かった!!

▼さて7月(文月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年7月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2019年7月 (気象庁)

 何と言っても関心事は「梅雨明けはいつか?」ということだ。
 そして、梅雨期・梅雨明け近くの豪雨だ!!大きな災害に結びつかないことを願うばかりだ。
 さらに心配なのが、猛暑だ!!
 すでにその兆しがみえるだけに不安である。
 「雲見」としては、「積乱雲」「乱層雲」、梅雨明けの「快晴」が増えてくるのかな。

▼今年後半も「雲見」の予想のための資料、もうひとつは「天気コトワザ」だ。
 ちょっと古いが

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15) 

 7月(文月)のところには、27個もあがっていた。番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。

(1)北東の風長く続く時はその年凶作
(2)蚊柱立てば雨
(3)雷鳴れば梅雨明ける
(4)空梅雨土用蒸し
(5)星がチラチラすると雨
(6)八専の入りに晴れれば、一二日間天気よし
(7)花多ければ大風
(8)午前南風、午後北風なら明日は晴
(9)梅雨あがりの東風は千害を起こす
(10)六歳に一饑、一二歳に一荒
(11)五風一〇雨は作がよい
(12)白虹張れば千天
(13)夏寒く冬暖かきは雨の兆し
(14)雲が沖から静かに上がればよい天気
(15)梅雨あがりの東風は千害を起す
(16)夜、東京の方の空が明るく見えるのは晴
(17)夏の東風は凶冷
(18)夏の南風は晴
(19)太陽の真っ赤な時は日照りとなる
(20)九つどきの雨あがり蓑笠いらず
(21)流星多い年には異常気象が起る
(22)雲が西にはいる時は雨、出雲の時は晴天
(23)朝曇は日照りのもと
(24)空に雲一つない夜ならば明日は晴天
(25)馬の腹と土用波とは鳴るほどいい
(26)深夜池面に水蒸気の上昇する時は干ばつの兆
(27)朝東風、夕西風、大日照りのもと
 
 やはり「梅雨明け」「干害」「日照り」「干ばつ」「凶冷」等が気になるようだ。
 それは今も変わらぬ事。
 以前に比べ「集中豪雨」「水害」「猛暑」のことがより気になりだした。

▼昨年の7月は、下旬に長い「雲見」の旅に出ていた。
今年はどうするか!?
 まだ決めていない。
また、これまでにない
 あたらしい「かたち」の「雲見」の旅を構想するのも面白いかも知れない。

 どんな「かたち」が…!?


   

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Webテキスト『天気の変化』はどこまで!?(43) #Webテキスト #テキスタイル #天気の変化

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▼ 雨粒が水たまりに落ちて波紋を描いた!!
  前の田にも
  流れる川にも

 降りだした雨は、小降りになることはあってもやむことはなかった。
 あの雲から雨粒が落ちてきた!!
 あの雲はどうしてできたんだ!? 
 アタリマエすぎるほどアタリマエの不思議!!
 それをカガクしたい!!
 それを愉しみたい!!

「Webテキスト『天気の変化』はどこまで!?」というタイトルで連載を始めたのが今年の2月だった。
 それからでも4ヶ月近くがたった。
 その間に、「オンライン授業」等のことが話題になったり、「これから」の学びについて考える機会も屢々あった。
 長く構想してきた「Webテキスト」もあらたな意義を見いだすことができるような気がしてきた。

 遅々たる歩みではあったが、いくつかの試案をまとめることもできた。
 そのなかで、確認したことがある。
 
 「テキスタイル」は私にとって最高の学びの方法である!!

 ということだ。

▼「試案」はあくまで「試案」で、完成したのではない。
 やっとここから「はじまる」ということである!!
 ここまでで5つの試案を発表した。以下の5つである。

◆Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』 

◆Webテキスト試案「アメダス」(PDF版)

◆Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」(pdf版)

◆Webテキストミニ試案「エマグラム~エマグラム鉄道物語~」

◆Webテキストミニ試案「ウィンドプロファイラ(風の横顔)」

▼これらの「試案」をこれからどう展開させていくか。それこそが本番であるとも言える
 「試案」の更新こそがこの試みの本義であるのだから!!
 それはずっとこれからも変わらない!!

 しかし、本タイトル「Webテキスト『天気の変化』はどこまで!?」での連載はここまでとしたい。

(了)

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