2019年1月(睦月)の俳句「歳時記」!!

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▼我らが寅彦は「俳句の精神」(青空文庫より)のなかに、俳句修業について次のように言っていた。

 俳句の修業はその過程としてまず自然に対する観察力の練磨(れんま)を要求する。俳句をはじめるまではさっぱり気づかずにいた自然界の美しさがいったん俳句に入門するとまるで暗やみから一度に飛び出してでも来たかのように眼前に展開される。今までどうしてこれに気がつかなかったか不思議に思われるのである。これが修業の第一課である。

ナットクである。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
不勉強省みることなく、私が俳句にこだわる本意がここにある。
「観察力の練磨」

▼今年も引き続き名句を楽しませてもらうところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 初富士を隠さふべしや深庇 阿波野青畝
(2) 初空のなんにもなくて美しき 今井杏太郎
(3) 初暦真紅をもつて始まりぬ 藤田湘子
(4) くれなゐといふ重さあり寒椿 鍵和田秞子
(5) はつ春や金糸銀糸の加賀手毬 田村愛子
(6) まだ誰も来ぬ玄関の注連飾 神尾季羊
(7) 餅花のなだれんとして宙にあり 栗生純夫
(8) 篝火やえぶり摺る影地に長く 吉田千嘉子 
(9) 万両のほかに生家の記憶なし 富安風生
(10) 城に灯が入りかまくらもともるなり 大野林火
(11) 水仙や古鏡の如く花をかかぐ 松本たかし

▼「観察力」に焦点をあてれば名句が名句である所以がわかるというものである。
 さて、無謀にも名句のなかから「シロウト選句」、今年も続けようと思う。

【私の選んだ名句ベスト3】

(9) 万両のほかに生家の記憶なし 富安風生

(3) 初暦真紅をもつて始まりぬ 藤田湘子

(2) 初空のなんにもなくて美しき 今井杏太郎

【次点】

(11) 水仙や古鏡の如く花をかかぐ 松本たかし

 やっぱり名句!! たいしたものだ。

▼まだまだ「俳句もどき」の域を脱することができないが、今年も自分でも作りつづけてみたい。
 そのときも、やっぱり寅彦のコトバが参考になりそうだ。

しかしそれよりも根本的なことは、書く事の内容の取捨選択について積まれた修業の効果によるのではないかと思われる。俳句を作る場合のおもなる仕事は不用なものをきり捨て切り詰めることだからである。(「俳句の精神」より)

 ひとり吟行もいっぱいでかけていきたいな。

 今年の夢は、人生初の「句会」に出席することだ!!

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2019年1月(睦月)の「雲見」は!?

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▼さあいよいよ平成最後の1月(睦月)だ。
 新しい年の今月はどんな「雲見」になるだろう!?
 
 その前に2018年12月(師走)の「雲見」をもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返ってみよう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴   1
・巻雲   1
・巻積雲   1 
・巻層雲  5 
・高積雲  2 
・高層雲  2 
・層積雲  5  
・積雲   5
・層雲   2     
・乱層雲   7   
・積乱雲  0

 目立つのは「乱層雲」7、「層積雲」5 だ。やっぱり冬の空になってきていると感じることもおおかった。

▼1月(睦月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年1月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2018年1月 (気象庁)

 アタリマエだけど日本列島に縦縞がかかっている日が多いな。
 やっぱり下旬の冷え込みがきびしくなるのだろうか。
 大雪はあるだろうか!?そのときの「雲見」は…。
 今年から、これまで以上に天気図と「雲見」の関係を意識していきたい。

▼「雲見」の予想について、これまではより自分の住む地域を意識するため、「近畿地方一ヶ月予報」「福崎アメダス」を参考資料としてみてきたが、少し変更する。
 もちろん地域の天気を重要視することは継続したままの変更である。

 以前に【お薦め本】にあげた


 ◆【お薦め本】『12ヶ月のお天気図鑑』(武田康男・菊池真以著 河出書房新社)

がとても気に入っていた。
 2016年一年間は、月ごとの「雲見」を予想するときに存分に活用させてもらった。
 実はそれ以降もずっと月の初めには、この本の写真を見せてもらい「雲見」の景を予想することをやってきていた。今年は、それをきっちりと復活させようと思う。
 具体的な景が見られるので、よし私もこんな景を…と目標ができやすいのだ。
 ちなみに1月はどんな写真が出ているのか、そのタイトルだけを引用させてもらう。

「冬晴れ」
「冬日」
「雪雲」
「寒の入り」
「波状の彩雲」
「ジェット気流」
「日本海の雪」
「旗雲」
「忍者雲」
「冬茜」
「寒風」
「夜景」
「雪あられ」
「雪まくり」
「ぼたん雪」

 さあ、このうちひとつでも…
▼2019年も、この究極の道楽「雲見」をつづけよう。
 「雲見」の旅もいっぱいふやしていきたい!!

 私の「雲見」定点に初日の出!!
 さあ、この一年どんな「雲見」が待っているだろう。o(^o^)o ワクワク
 
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2018年12月(師走)の俳句「歳時記」!!

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冬のヒガンバナ!!
 師走に入って庭の定点ヒガンバナは益々元気にひかり輝いていた。
 この姿を観察してこそ植物「ヒガンバナ」を観察したことになる!!
 毎年観察していてもやっぱり感動してしまう。
 
 植物「ヒガンバナ」の一年をかけてのみごとな戦略に!!

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▼季節は本格的に冬に向う。
12月(師走)も名句を楽しませてもらおう。

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 堅炭をもて堅炭を割りにけり 野田別天楼
(2) 一本はうしろ姿の冬木立 和田耕三郎
(3) 教会と枯木ペン画のごときかな 森田峠
(4) 囲みたる焚火の主を誰も知らず 大類つとむ
(5) 棚吊ればすぐ物が載り十二月 岡本差知子
(6) かいつぶりさびしくなればくゞりけり 日野草城
(7) 冬の水一枝の影も欺かず 中村草田男
(8) 冬の浪炎の如く立ち上り 上野泰
(9) スリッパの数見事なり忘年会 右城暮石
(10) 柚子湯沁む無数の傷のあるごとく 岡本眸
(11) また一つ風の中より除夜の鐘 岸本尚毅


▼名句のなかから、さらにシロウトの「お気に入り」を選句してみる。
 これまたなかなか楽しい作業である!!
 こんな楽しみ方があるから、俳句が好きだ!!

【私の選んだ名句ベスト3】

(7) 冬の水一枝の影も欺かず 中村草田男

(11) また一つ風の中より除夜の鐘 岸本尚毅

(10) 柚子湯沁む無数の傷のあるごとく 岡本眸

【次点】

(2) 一本はうしろ姿の冬木立 和田耕三郎

 選句のときに作者の名前を見て選ぶのは邪道らしい。しかし、今回はその邪道で選んでしまった。(^^ゞポリポリ
 ベストワンに選んだ「中村 草田男」は私にとって特別な存在である。
 なぜか心に響いてくるものがあるのだ!!

▼景を「5・7・5」で詠むことが、きわめてすぐれた自然観察の方法である。
 それを教えてくれたのもやはり寺田寅彦だった。
 
 今月もどんな景に出会い、どんな句が詠めるだろう!?
 シロウトの悪戦苦闘がつづく。
 それはまた最高にゼイタクな喜びでもある。

 蓮根の植え替えから36週目の大賀ハス観察池はすっかり干上がっていた。
 昨日の午後、ホースで水をいっぱい入れた。
 これで「初氷」もしっかり観察できるだろう。さて、それはいつだろう!?

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2018年12月(師走)の「雲見」は!?

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▼さあいよいよ平成最後の師走だ。
 師走はどんな「雲見」になるだろう!?
 
 その前に11月(霜月)の「雲見」をもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返ってみよう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴   2
・巻雲   1
・巻積雲   3 
・巻層雲  4 
・高積雲  7 
・高層雲  3 
・層積雲  3  
・積雲   5
・層雲   0    
・乱層雲   2   
・積乱雲  0

 「高積雲」7 「積雲」5 が目立つ。
 私には巻々三兄弟(「巻雲」「巻積雲」「巻層雲」)の合計8の方が印象にある。


▼12月(師走)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年12月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2017年12月 (気象庁)

 師走と言えば、「初雪」「初氷」はいつだろ!?
 「暖冬」といううわさだがほんとうだろうか。
 では、「雲見」はどうなるのだろう。天気図の「縦縞」が目立ってくるのはいつごろだろう。
 そのとき、空はどんな顔を見せてくれるのだろう。

▼もう少しローカルにいこう。
ひとつは

◆気象庁・一か月予報(近畿地方PDF版)

だ。
 やっぱりそうだ。
 「暖冬」はほんとうのようだ。さっそくあたたかい日々が続きそうだ。
 「西高東低」のおきまりの気圧配置も少ないようだ。
 
もうひとつも よりローカルに迫ってみよう。

◆兵庫県 福崎の気温、降水量、観測所情報(アメダス)

 雨温図によれば、12月は一年中で1月に次いで降水量が少ない。
 ナラバ どんな「雲見」になるのだろう!?
 
 師走ナラデワの「雲見」はあるだろうか。

▼【理科の部屋】25周年記念オフでは、「空の探検家」・武田康男さんのミニ講座を受けた。
 さらには、「もくもくシール」の理科ハウスも同席されていた。
 私の「雲見」人生にとっては超スペシャルのオフになった。
 
 あまりにいっぱいありすぎて、この「雲見」そのものことを話題としなかった。
 モッタイナイ!!ことをしてしまった(^^ゞポリポリ

 まあ、これはこれからも毎日「雲見」を楽しみ続けるということで取り返していきたい。
 そんなにいきがることでもないが。

 「雲見」は私の究極の道楽だ!!
 
  

 

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2018年11月(霜月)の俳句「歳時記」!!

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▼賢治の「雲見」と寅彦の「宇宙見物」は究極の道楽である!!
 これほど簡単にできて、奥の深い楽しみはない。

 もっとアリガタイ道楽がある。
 俳句である。
 誰もが共通のインデックスである「季語」を使って、その瞬間の景を詠む!!
 
 11月に入ったとたん、空も晩秋を宣言していた。
 夕方には「北風」が冷たかった!!

▼11月(霜月)も名句を楽しませてもらおう。

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 火を焚くや枯野の沖を誰か過ぐ 能村登四郎
(2) 立冬のことに草木のかがやける 沢木欣一
(3) 突堤のあおぞら冬に入りけり  中岡毅雄
(4) 一の酉夜空は紺のはなやぎて  渡邊千枝子
(5) 二の酉に寄らずに乗りし電車かな 松尾隆信
(6) さざん花の長き睫毛を蕊といふ 野澤節子
(7) 茶の花や母の形見を着ず捨てず 大石悦子
(8) よろこべばしきりに落つる木の実かな 富安風生
(9) 土擦つて門ひらかれぬ石蕗の花 鈴木鷹夫
(10) 銀杏ちる兄が駈ければ妹も 安住 敦
(11) 掃かれゆく落葉の中に石の音 上野章子

▼名句のなかから、さらに「お気に入り」を選句してみる。
 これまたなかなか楽しい作業である!!

【私の選んだ名句ベスト3】

(3) 突堤のあおぞら冬に入りけり  中岡毅雄

(8) よろこべばしきりに落つる木の実かな 富安風生

(11) 掃かれゆく落葉の中に石の音 上野章子

【次点】

(10) 銀杏ちる兄が駈ければ妹も 安住 敦

 昨夜選んだのと、今朝選んだのでは順番が入れ替わっていた(^^ゞポリポリ
 俳句のすばらしいと思うのは、読み解きは読者にゆだねられているところだ。
 「ねばならい」より多様な「読み」にこそ価値がある!!
 アリガタイ!!
▼やはり究極の道楽としては、自分でも「俳句もどき」を詠んでみることだ。
 まず、そのためには 詠んでみたい瞬間の景にであうことだ。

 ひとり吟行の旅にも出たい!!
 遠出だけが旅ではない!!それもまた…
 
 さて、今月はどんな景に出会えるだろう o(^o^)o ワクワク

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2018年11月(霜月)の「雲見」は!?

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▼寒い{{ (>_<) }}
 寒さは加速度的に進む。晩秋というより冬が近づいているという方が実感がある。
 いよいよ11月(霜月)の「雲見」である。

  その前に10月(神無月)の「雲見」をもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返ってみよう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴   5
・巻雲   2
・巻積雲   4 
・巻層雲  2 
・高積雲  1 
・高層雲  2 
・層積雲  2  
・積雲   9
・層雲   0    
・乱層雲   4   
・積乱雲  0

 「積雲」 9 + 「快晴」 5 =14日 約半月になる。これで10月がどんなにいい天気が続いたかわかる。
「秋晴れ」の一口コメント頻繁にでてきている。

▼11月(霜月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年11月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2017年11月 (気象庁)

 「小春日和」「立冬」「紅葉」そして後半の「初氷」「初雪」「冬型気圧配置」のキーワードがつづく。
 はたして「雲見」は!?
 十種雲形ではなにがもっとも多いだろう?

▼もう少しローカルにいこう。
ひとつは

◆気象庁・一か月予報(近畿地方PDF版)

だ。
 たしか木曜日に最新情報にかわるだろうから、それから参考にすればいいのかも知れない。
 「光は東から 天気は西から」がもっとも有効な季節なようだ。
 西の空を見ながら明日の「雲見」を予想してみよう。
 
もうひとつも よりローカルに迫ってみよう。

◆兵庫県 福崎の気温、降水量、観測所情報(アメダス)

 雨は10月よりさらに少なくなりそうだ。
 「初霜」はいつだろう?

▼11月(霜月)の「雲見」にはとてもうれしいイベントがある!!
 
◆11/23(祝・金)【理科の部屋】25周年記念オフ

において、空の探検家・武田康男さんのミニ講座があるのだ。
「雲見」ファンには最高の企画だ!!
「雲見」のプロフェショナルに美しい画像でどんな空を紹介してもらえるのか最高に楽しみだ!!
o(^o^)o ワクワク

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スカイツリーで「雲見」「月見」を楽しむ!!

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▼いつのころからか、東京へ向うときは富士山を撮ることをきめごとのようにしていた。
 新幹線の車窓からのベストシャッターチャンスもだいたいわかってきた。
 その場所も時間も…。
 なのに今回はその瞬間を「失敗」だ。(^^ゞポリポリ
 かくなる上は東京に着いてからリベンジだ!!
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▼その計画は、実は出発の当日(10/25)の朝も思いついたのだ。
 最近、すっかり「雲見」の旅がご無沙汰だった。今回もそんなにゆっくりの時間はない。
 恥ずかしながらまだ一度も東京スカイツリーにのぼったことがなかった。
 以前に「スカイツリーからダイヤモンド富士を撮る」という企画があった。
 参加を予定していたが、急用で断念したことがある。
 今回、ダイヤモンド富士は無理しても、サンセットは見えるのではないか。
 スカイツリーからの「雲見」と「夕日」…。想像するだけでも  o(^o^)o ワクワク。

 JR錦糸町駅からはずいぶん大きく近く見えた。15時42分だ。
 だんだん近づくにしたがい大きく高くなっていくのが面白く歩いてみることにした。
 やっと着いたときは、16時02だった!!
 見上げてみてあらためてその高さに感動だ。
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▼思いつきの計画は少し甘かった。
 当日券を買って、450mの「展望回廊」まであがったときは、時間は17時21分になっていた。
 もう夜景を楽しむしかなかった。
 いやそれもとても美しいものだった!!
 さらにうれしいことにほぼ満月の「月見」ができた!!
 これまた最高!!

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▼スカイツリーを降りてきて、再び見上げたときは19時36分となっていた。
 今度はのぼる時間帯、季節を変えてリベンジだ!!
 
 どんな「雲見」がてきるか楽しみだ。o(^o^)o ワクワク

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2018年10月(神無月)の俳句「歳時記」!!

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▼あれはなんだろう!?
 今まで何気なく見ていた景が、突然として輝き始める瞬間がある。
 思わず 美しい!!
 昨日の朝露にぬれたエノコログサがそれだった!!

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 ひとつが、そう見えてくると他の景もまたそれにつられて見たことない美しさを内包しているのではと注意深く観察するのだった。
 これこそが寅彦の言う俳句「修業の第一課」なのかも知れない。
▼10月(神無月)も俳句「歳時記」を続ける。引用させてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 水澄みて水澄みて人新たなり 星野立子
(2) みづうみに四五枚洗ふ障子かな 大峯あきら
(3) 水よりも水音いそぐ下り簗 若井新一
(4) やはらかく叩いて均す菊枕 菊田一平
(5) 勉強部屋覗くつもりの梨を剝く 山田弘子
(6) 火祭の鞍馬の夜を焦しつつ 後藤立夫
(7) 山暮れて紅葉の朱を奪ひけり 蕪村
(8) この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 三橋鷹女
(9) 日あたりや熟柿の如き心地あり 夏目漱石
(10) 案山子よりからからと抜く竹の棒 今瀬剛一
(11) いちまいの刈田となりてただ日なた 長谷川素逝

▼シロウトの我流選句を今月もつづける。
 ここがシロウトがシロウトたる所以だろうか、読むたびにベスト3が入れ替わるのである。
 今朝の時点では次のようになった。

【私の選んだ名句ベスト3】

(11) いちまいの刈田となりてただ日なた 長谷川素逝

(2) みづうみに四五枚洗ふ障子かな 大峯あきら

(1) 水澄みて水澄みて人新たなり 星野立子

【次点】

(10) 案山子よりからからと抜く竹の棒 今瀬剛一

 最初とまったくちがった結果となってしまった。
 それでも自分の選句にはなにかひとつの傾向があるようだ。
 いつかどこかで出会った景が詠まれた句を選びたがっているようだ。

▼さあ、10月はどんな景に出会うことができるだろう。
 その景は遠くにあるのだろうか!?
 
 案外毎日見ている景が輝きはじめるのかも知れない。
 その瞬間をとらえて、どんな句をつくれるだろう。
 「俳句もどき」をいっぱい連発してみよう。

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2018年10月(神無月)の「雲見」は!?

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▼台風一過の青空がうれしかった!!
 もう10月の「雲見」ははじまっていた。今月はどんな雲見が待っているのだろう!?

  その前に9月(長月)の「雲見」をもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返ってみよう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴   1
・巻雲   0
・巻積雲  1  
・巻層雲  1 
・高積雲  4 
・高層雲  4 
・層積雲  1  
・積雲  6
・層雲   0     
・乱層雲 12   
・積乱雲  0

 圧倒的にめだつのは「乱層雲12」である。
 つまり雨と台風(21号、24号)の9月だった!!

▼2018年10月(神無月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年2017年10月の天気図だ。
 
◆日々の天気図 2017年9月 (気象庁)

 昨年ならまだまだ台風がやってきていた。今年はどうだろう!?
 とても不安である。
  同じ台風と言っても、今年の台風は今までの台風とはけた違いスケールの大きさを感じるから。
 美しい青空、星空がどれほどみられるだろう。
 月末になれば「初冠雪」「木枯らし」もみられるのだろうか?

▼もう少しローカルにいこう。
ひとつは

◆気象庁・一か月予報(近畿地方PDF版)

だ。
 やがて移動性高気圧と低気圧が交互にやってきて、周期的な天気の変化をみせるのだろうか。
 どうも遅くまであたたかい予想のようだ。
 
もうひとつも よりローカルに迫ってみよう。

◆兵庫県 福崎の気温、降水量、観測所情報(アメダス)

 雨ばっかりだった9月にくらべ、ずいぶん少なくなるようだ。
 「例年だったら…」が通用しないこの頃の天気だ。10月ははたしてどうなるだろう。

▼9月「雲見」カレンダーには、ヒガンバナ開花を意識して、最高・最低気温をメモしてきた。
 ヒガンバナは今年もやっぱり律儀に、「お彼岸」を忘れなかったようだ。
 平均気温「25~20℃」がやっぱりひとつの目安のようだ。
 そのヒガンバナの「種子」を今年もみつけることができるか、は10月の自然観察の目玉のひとつでもある。

 「秋晴れ」
 「うろこ雲」 「ひつじ雲」
 「夕焼け」
 さてさて、どんな「雲見」が待っているのだろう o(^o^)o ワクワク


 

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2018年9月(長月)の俳句「歳時記」!!

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▼水不足になった大賀ハスの葉は周辺から枯れ始めていた。
 やっとの秋雨は間に合わなかったようだ。
 そんな葉もまた美しい!!
 「水栽培池」の大賀ハスは完全に枯れてしまっていた。
 これまた美しい!! と思えた。
 
 大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから23週目であった。
 来年の植え替えまで半年以上ある。
 その間に私はどれほどの「美しい」ものに出会えるだろう!?

▼9月(長月)も俳句「歳時記」を続ける。引用させてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 月さして一間の家でありにけり 村上鬼城
(2) ひざまづく八千草に露あたらしく 坂本宮尾
(3) 岐れてもまた岐れても花野みち 富安風生
(4) 見えさうな金木犀の香なりけり 津川絵理子
(5) 竹を伐る無数の竹にとりまかれ 鈴木六林男
(6) 蟷螂のをりをり人に似たりけり 相生垣瓜人
(7) 西国の畦曼珠沙華曼珠沙華   森 澄雄
(8) ぬくもりのたゝむ手にあり秋袷 武原はん
(9) 鈴虫のいつか遠のく眠りかな  阿部みどり女
(10) 月の雨こらへ切れずに大降りに 高浜虚子
(11) 生涯にかかる良夜の幾度か   福田蓼汀 

▼シロウトの我流選句を今月もつづける。

【私の選んだ名句ベスト3】

(7) 西国の畦曼珠沙華曼珠沙華   森 澄雄

(4) 見えさうな金木犀の香なりけり 津川絵理子

(9) 鈴虫のいつか遠のく眠りかな  阿部みどり女

【次点】

(6) 蟷螂のをりをり人に似たりけり 相生垣瓜人

 今年もまた「曼珠沙華」「金木犀」の季節がやって来たのである。
 今年はそこへ玄関の「鈴虫」も加わった!!

▼「定番」の景を楽しむだけでなく、遅れん坊や走りも愉しみたいものだ!!
 「美しい」景に出会うためには、単に動くだけでなく
 五感のレセプター全開にして…
 「こだわり」捨てて…
 
 客観写生!!

 さあ… o(^o^)o ワクワク

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