今年はゴミグモとも仲良くしよう。(2024/06/13) #クモ学 #コガネグモ #ゴミグモ

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▼(゚o゚)ゲッ!!
 ゴミグモが、その定位置を離れていた。
 「狩り」だろうか!?
 ゆっくり観察する間もなくゴミ屋敷(失礼!!)の定位置にもどった。

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▼コガネグモは10号まで来ていた。
 しかし、10号は「X」の「飾り」を残したまま居なくなってしまった。
 引っ越ししたのだろうか。
 ともかく、それ以降11号にはなかなか出会えていなかった。
 どうしたんだろう。
▼その点、ゴミグモはなかなか引っ越しをしない。
 ネットの中央に縦に食べかす、脱皮がら、塵芥などのゴミを並べて「ゴミ屋敷」をつくり偽装する。
 引っ越すときは、「ゴミ屋敷」を解体するのだろうか!?
 それはともかく
 観察をするこちとしてはなかなかアリガタイ!!
 「ゴミ屋敷」を発見することは簡単だからだ。
 「ゴミ屋敷」の主に直接対面するのはむつかしいが。
▼今年は、少しこのゴミグモと仲良くしてみたい。
 手持ちの図鑑(=『日本のクモ』(新海栄一著 文一総合出版))をあけてみて、びっくりした。
 ひとくちに「ゴミグモ」といってもいっぱいその仲間がいるのだ!!
 コガネグモ科ゴミグモ属
・ヨツデゴミグモ
・オノゴミグモ
・ゴミグモ
・ヤマトゴミグモ
・シマゴミグモ
・ミナミノシマゴミグモ
・クマダギンナガゴミグモ
・ヤセゴミグモ
・カラスゴミグモ
・ハマゴミグモ
・マルゴミグモ
・トゲゴミグモ

 定位置を離れていたあのゴミグモはどれだろう!?
 やっぱりクモ学はどこまでも面白い!! 

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5号コガネグモも出現してきた、しかし…!!(2024/05/23) #コガネグモ #クモ学 #隠れ帯 #飾り #ゴミグモ #クモの食事 #クモの引っ越し

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▼次々と同じ土手にコガネグモが出現してしてきた。
 だからと言って、クモ本体にナンバリングするわけにもいかなかった。
 ネットを張った背景の風景から、判断するしかなかった。

 3号・4号はこのあたりにと捜していると、またちがったあたりに
 まちがいない 5号コガネグモだ!!

▼3号が居たあたりをじっくり見ていると
 あった!!「ハ」字の「飾り」だけが
 しかし、コガネグモ本体がみつからない。
 あれっ!? 「狩り」の途中で待機場所を離れているのかな!?
 引っ越しの準備中かな!?
 引っ越しのときは、「飾り」の回収はしないのかな!?

 少し離れた位置の4号は同じ体勢で待機していた。

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▼しばらく行って1号・2号コガネグモは、あいかわらずの体勢をとりながら待機していた。
 背を見せているのと、腹を見せているのと
 どうちがうのかな。
 いずれにしてもゆっくり観察さしてくれるのはアリガタイ!!

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▼野茨の近くのゴミグモたちも相変わらずだ。
 見かけぬ新顔も出現していた。

 いよいよクモたちの季節がやってきているのだ。

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4号コガネグモも同時に!!(2024/05/22) #コガネグモ #クモ学 #隠れ帯 #飾り #ゴミグモ #クモの食事

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▼そいつは3号から、1mと離れない位置にいた。
 小さい!!
 しかし、「飾り」の「X」ははっきりとしていた。
 まちがいない。4号コガネグモだ!!

▼近くの3号コガネグモに目をやれば、同じスタンスで待機を続けていた。
 今年も、コガネグモの狩り(食事)を目撃できるだろうか!?

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▼しばらく行って、1号・2号の居たところに恐る恐る近づいてみた。
 居た!!
 それも同じ体勢で、これだからコガネグモファンになってしまうんだ。
 何日も同じ場所で観察をつづけることができるなんて 最高!!
  
 これで、4匹のコガネグモを同時に観察することができた。

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▼さあ、次はゴミグモだ。
 ゴミグモの「ゴミ」は、クモの食事のあとの「食べかす」だと聞いていた。
 クモの食事は「体外消化」で、体外で液状にしてチュウチュウするんだ。
 赤い「食べかす」があった。
 ひょっとして、テントウムシ!?

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3号コガネグモも出現した!!(2024/05/21) #コガネグモ #クモ学 #隠れ帯 #飾り #ゴミグモ

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▼またしても居た!!
 3号コガネグモだ!!
 「狩り」をしているようにも見えた!!
 居たのは同じ土手のより我が家に近いところだ。
 コガネグモの観察でうれしいのは、一度ネットを張った場所で通常数日は居続けてくれることだ!!
 それも同じ体勢で待機しながら。
 なんでもゆっくりな私にはアリガタイ!!
 同じ土手で、このように次々と見かけるということは、この近くに「卵のう」があったということだろうか?
 少し小さいのは、「出のう」したばかりということだろうか?
▼3号コガネグモから、20~30m離れた場所に、1号2号コガネグモは同じ体勢で居続けていた。
 「X」の「飾り」が少し変わったようにも見える。
 ネツトは張り替えたのだろうか。
 「狩り」に成功したのだろうか?

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▼しばらくいくと、大きく成長した野茨のかたまりがあった。
 白い花が甘い香りをはなっていた。
 クモたちにとっては、格好の「狩り場」なのかも知れない。
 そこに、例の「ゴミグモ」たちが居た!!
 ゴミに隠れたゴミグモが、どんな体勢なのかよくわからない。
 重力方向に逆らって、上向きに待機するゴミグモもいると聞いた。
 今年は、この「ゴミグモ」たちのことも よりくわしく知りたいな。

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▼近くには、水平方向にネットを張るクモたちもいた。
 名前はなんだろう!?

 さあ、今年も私の「クモ園」は本格的に開園だ!!

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2024年・今年もコガネグモと出会った!!(2024/05/20) #コガネグモ #クモ学 #隠れ帯 #飾り

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▼居た!!
 居てくれた!!今年もいつもの土手に出現してくれた。
 特徴的な黄色と黒のストライブ、そしてあの「X」の隠れ帯!!
 まちがいない コガネグモだ!!
 少し小ぶりだが。
 もっと、驚くべきことがあった。
 そのコガネグモから、50㎝ばかり離れたところに
 もう一匹のコガネグモがお腹をこちらに向けて居た!!
 2024年1号・2号コガネグモ同時出現!!

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▼今年の「クモ学のすすめ」は、2冊の【お薦め本】からはじまっていた。

◆【お薦め本】『クモのイト』(中田兼介著 ミシマ社)
◆【お薦め本】『まちぶせるクモ 網上の10秒間の攻防』(中田兼介著 コーディネーター辻 和希 共立出版)

 特に待望の前著から、「隠れ帯」について教えられていた。
 「隠れ帯」というコトバは、このごろほとんど使わず、「飾り」というらしいこと。
 そして、その「飾り」の驚くべき働き!!
 今年の観察から「飾り」というコトバを使おうと思う。

▼「飾り」についてだけでなく、あらたな視点でクモたちを観察できそうで楽しみだ。
 さっそく「ふしぎ!?」が浮かんできた。
 1号コガネグモと2号コガネグモ 50㎝と離れぬ同じ環境だ。

・背を向けているのと腹を向けているのどっちが正規の待機の姿勢だろう!?

 「正規」ってあるのかな!?
 気まぐれかな!?
 それとも!?

▼はじめてのコガネグモとの出会いから12年目の今年!!
 私の「クモ学」にどんな出会いがあるかな。
 楽しみである。 o(^o^)o ワクワク

◆「クモ学」のすすめ

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2023年・今年もコガネグモと出会った!!(2023/06/05) #コガネグモ #クモ学 #隠れ帯 #コガネグモの狩り #ゴミグモ

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居た!!居てくれた!!
 今年もまた「コガネグモ」に出会った。

 腹部をむけているので、背のあの独特の「黄色と黒のストライブ」は見えぬにくい。
 あの出糸突起(糸疣)、面構え(失礼!!)には見覚えがあった。
 そして、なによりのわかりやすいのはあの「隠れ帯」だ!!
 まだ未完なのだろうか!? 
 「X」字形の「隠れ帯」は、まだ「ハ」字形だった。

▼これで、2013年の夏にはじめて出会って以来、連続して毎年同じような場所で彼女たちに出会っていることになる。
 そのすべてをここに「記録」していた。

◆「クモ学」のすすめ
 

 シロウト「クモ学」は、はじめて知ることばかりだった。
 こんな身近に、こんなに面白いものが!!

▼そもそものはじまりは、このコガネグモの「狩り」を偶然見たことからはじまった。

●コガネグモの「狩り」を見た!!(2013/07/09)

 このみごとな「狩り」に魅了された。
 感動した!!
 こんなにすごいやつがこんな身近に居るなんて!!
 このときまで、恥ずかしながら彼女の名前すら知らなかったのである。

▼今年の1号「コガネグモ」をじっくり観察したあと、まわりを見渡してみると 居た!!
 背を向けて、「X」字形の「隠れ帯」がみごとだが、体は小さすぎる。
 「コガネグモ」の小さいものだろうか?
 それとも「コガタコガネグモ」だろうか。
 近くにはゴミグモのネツトもみられた!!
 
 いよいよ今年も「クモ学」シーズンの到来である!!

 2023/06/06も1号「コガネグモ」を見に行ったら、「隠れ帯」はみごと「X」字形になっていた。
 あれ、いつのまに!?
 「隠れ帯」も「糸疣」から出すのかな!?
 そもそも「隠れ帯」って何!?

 今年はどんな「ふしぎ!?」と出会うかな!!

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2022年冬・私の「クモ学」は今!!(6)(2022/12/05) #クモ学 #ナガコガネグモ #クモの越冬 #ナガコガネグモの卵のう #卵のうと出のう

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▼私はもう一種類の「クモ」を継続観察をしていた。
 変な話であるが、観察を継続している「クモ」本体の姿はもうなかった。
 「クモ」本体の名前をナガコガネグモという。
 秋口にもっともよく活躍するクモで、コガネグモの「仲間」である。
 観察をつづけているのは、そのクモの「卵のう」である!!

 

▼その「卵のう」はほぼ同じ場所に3つあった!!
 「卵のう」ひとつを保護する「糸」は色が少しかわっていた。
 完全に「保護」されている感じだ。
 もう2つは鉄柵にブラブラとぶら下がっていた!!

 

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▼ここからは、私の思い込みと<予想>である。
 まずこれらがナガコガネグモの「卵のう」であることはまちずいなかった!!
 産卵の「現場」に立ち会うことがなかったものの、その近くでナガコガネグモをたくさん目撃したことは事実である。
 しかし、この「卵のう」たちのなかに、ナガコガネグモの「子グモ」たちが居ることは、まだ不明だった!!
 まだ「卵」のまま居るのか、それとも「子グモ」たちになっているのか!?
 どちらにしても「生きている」ことすら、はっきりしなかった!!
 私の勝手な<予想>では、色の変わった「糸」で保護された「卵のう」のなかだけに生きた「子グモ」たちが居ると思っていた。
 私は、まだジョロウグモとゲホウグモの「出のう」しか、この目で確かめたことがなかった。

 

▼いずれにしても来年の春先になれば、真実は明らかになる。
 ほんとうに「子グモ」たちが「出のう」してくるだろうか!?
 そして、やはり「団居(まどい)」をするだろうか!?
 それは、いつ頃の話だろう!?

 

 それまで、継続観察できるかな!?

 

(つづく)

 

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2022年冬・私の「クモ学」は今!!(5)(2022/12/05) #クモ学 #ジョロウグモ #クモの越冬 #Q10の法則 #クモのSCP

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▼最初に気づいたのは、一昨日(2022/12/04)の朝だった!!
 昨日(2022/12/05)も、やっぱり確認してみた。今も、柿の木のところに居るのはBとCだけだった。
 寒空の中、同じポーズでいつづけていた。

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▼ではAのジョロウグモ(♀)はどこに行ったのだろう!?
 Aの居た場所には、食べ残し(チュウチュウあと)とネットがまだあった。
 柿の木の上の方の枝を見たり、下の草むらのなかをかなり入念に調べたが、彼女は居なかった!!
 忽然と消えるわけはなかった!!
 鳥でも奪い去らないかぎり、忽然と姿がなくなるわけはなかった。
 2日間に渡る探索の結果、まだみつからない!!
 シロウトながらいろいろ<予想>してみるが、まだ真実はわからない!?

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▼これまでの「記録」を見てみる。

●師走の「雲見」とクモ学!!(5)(2015/12/17)


 本格的、寒波襲来のときの姿が「記録」されていた。
 いや、もっと遅くの「冬至」前日の元気な姿が「記録」されていた。

●【私の重大ニュース2015】(1)(2015/12/21)

▼「冬至」と言えば、昼がいちばん短い日だ!!
 「日の長さ」はクモたちの暮らしの大きな尺度になると聞いた事がある。
 ナラバ、「そのとき」がひとつの目安であろうか。
 「Q10の法則」
 「クモのSCP」
 等など知っているつもりのことをならべてみる!!

 さあ、Bさん、Cさんたちはこの後、どうするだろう!?
 Aさんは、どこに行ってしまったのだろう!?
 まだ、まだ 継続観察が必要なようだ!!

(つづく)

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2022年冬・私の「クモ学」は今!!(4)(2022/11/29) #クモ学 #ジョロウグモ #雨とクモ #Q10の方則 #クモのSCP

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▼終日はげしい雨だった!!
 しかし、彼女たち3匹(仮に、A子、B子、C子と勝手にしておく。失礼だが…)とも自分のネットで同じポースで元気だった。
 その同じポーズとは前脚4本(第1脚、第2脚というらしい)を揃えてダラリとさげていた。
 脚を含めて体全体に撥水作用が働くようにコーティングされているのだろうか!?
 そうだっらスゴイ!!

 雨の中でもジョロウグモの彼女たちはびくともせず元気に暮らしていた!!

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▼雨がやんだあとは、さらに寒くなるだろう。
 さらに気温が下がれば、彼女たちどうするのだろう。
 体が小さく変温動物である彼女たちの体温も当然下がる!!
 発育や呼吸、代謝といった生理過程は、基本的には化学反応だから「Q10の方則」に従う。

 「Q10の方則」=温度が10℃下がると、反応速度は半分以下になるという!!

 寒くなると彼女たちの活動もだんだん鈍ることになる。

▼もう少し極端な場合を考えてみよう。
 これまでの研究から、氷点以下の低温に対する生物の適応のあり方として、2つのやり方が知られているそうだ。
 2つの方法とは
 「耐凍型」(細胞外凍結)と「耐寒型」(凍結回避)である。
 クモたちは、もちろん凍結を回避する「耐寒型」である。
 これは前にもふれたが、これまでに凍っても生きていられるクモは一匹もみつかっていない。
 「耐寒型」の場合は、体組織の凍結が致命的である。
 従って、体組織の冷凍開始温度である過冷却点が大問題となる。

 過冷却点(SCP=supercooling point)は耐寒性の指標!!


▼それでは、彼女たちのSCPはどれほどなんだろう。
 それも、やはり暮らす地域や季節によってちがうらしい。季節をどのようにして読むのだろう!?
 彼女たちは、気温もさなから、「日の長さ」に左右される行動をとることが多いようだ!!

 ナラバ彼女たちはいつまで、ここ(柿の木)に居るだろう!?
目の前から消えるはいつだろう!? ソレマデハ…!!

 今朝は雨がやんで、なおいっそう寒くなるでは

(つづく)
 


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2022年冬・私の「クモ学」は今!!(3)(2022/11/28) #クモ学 #ジョロウグモ #クモの越冬 #ジョロウグモの一生

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▼彼女たちは3匹とも、まだ柿の木に居てくれた!!
 前にくらべると少しお腹が大きくなったような気がした。
 「えっ!?」まだ産卵するのか!?
 それにしては、周辺にあの小さな彼氏の姿がなかった。
 「食事だろうか!?」
 確かに彼女の周辺のネットにはエサになる虫たちがいっぱいひっかかっていた!!

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▼彼女たちはいつごろまで<産卵>するのだろう。
 過去の観察を振り返ってみた。

●あのジョロウグモが再び産卵を!! #クモ学

 11月中旬に再び「産卵」した記録が残っていた。
 その後の彼女の記録も残していた。
 「師走の「雲見」とクモ学!!」として…。
▼今一度、彼女たちはここに居るだろう!?
 とことんつきあってみようと思う。
 そう言えば、現在「食事中」の彼女も居た。
 彼女たちの食事は、「体外消化」で、液にしてから吸うのだった。
 ダカラ「食事」=「チュウチュウ」する のである。
 彼女のまわりには、「食べかす」もいっぱいだった!!(「チュウチュウ」した残りだった。)


▼しかし、考えてみるとコレはおかしい!?
 体が「凍結」してしまわないために胃の中は「からっぽ」の方が都合良かったのでは!?
 いや やっぱり「越冬」のためには「エネルギー補給」が必要では!?
 どちらだろう!?
 今一度、冬の「クモ学」を楽しんでみよう。

 最重要参考文献は次である。

◆『クモの生物学』(宮下直編 東京大学出版会)「耐寒性と季節適応」(P52~)田中一裕)

(つづく)

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