今年のコガネグモは別の場所に!! #クモ学

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▼私とコガネグモの本格的出会いは今から四年前の夏(2013.7.9)、偶然「狩り」の現場を目撃したことにはじまる。
 それから注意して家の周りの草むらを観察するようになり、毎年、何匹ものコガネグモに出会ってきた!!
 私は、自分の家の周りを勝手に「クモ観察園」と名づけていた。
▼今年も、すでに「大賀ハス観察池」のすぐ近くに小さなコガネグモを含めて何匹かをみつけていた。
我が「クモ観察園」にも数匹観察していた。
 ところが本格的夏の到来のこの時期になってすべて姿を消していた。
▼そのかわりといったらへんだが、我が「クモ観察園」以外のいろんな場所でみかけるようになっていた。
 昔からいろんなところで観察できたが、私が気づかなかっただけかも知れない。それは定かではない。
 なかでいちばん目立つのが、毎日の散策で立ち寄る図書館駐車場の植え込みの近くだ。昨日私が確認しただけでも6匹がいた。近くの草むらに一匹、合計7匹のコガネグモがいた!!
 昨日は朝の散策でしか持ち歩かない方のカメラを持っていって画像におさめてみた。
▼あらためて我が「クモ観察園」のアリガタミがわかる!!
 いつでも気が向いたらこんなのが観察できる環境にあったのだから。
 図書館駐車場近くと我が「クモ観察園」の共通することはなんだろう?
 なぜ我が「クモ観察園」から姿を消したのだろう?
 
 私はまだコガネグモの「卵のう」をしっかり観察していなかった。
「出のう」「団居」なども…はたして今年は観察できるだろうか? 

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子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?(4) #クモ学

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あのクモが空を飛行する!!

 知っている人にとってはアタリマエかも知れないが、羽も持たないあのクモが空を飛ぶなんてほんの数年前まで信じられなかった。ここでもやっぱり鍵をにぎるのは「クモの糸」だった。
 自ら出した糸と一緒に風に流されて浮遊するのである。それは気球に乗って空中を浮遊するようなものだから、
バルーニングと呼ばれるらしい。

▼ 東のトタン屋根の下の「卵のう」から出てきて「団居」をしていた子グモたち、すでに多くはそのバルーニングをして旅立っていた。最後のグループが昨日の朝、旅立とうとしていた!!
 「出のう」から8日目の朝だった。
▼今回の東のトタン屋根と玄関のジョロウグモの「団居」の観察を通していくつかのことがわかってきた。
 同時にあらたな「ふしぎ!?」も生まれた。

(1) 二次団居(3齢)のとき、下向きにそろって並んでいる!!「重力感覚」を身につけたか!?

(2) 二次団居からいっきょにバルーニングするのではない。分散、集合を繰り返して団居をする。

(3) 旅立つ(バルーニング)のは朝が多いのでは!?

(4) 昼間はぎゅっとかたまった団居をしている。

(5) 二次団居は「より高くへ」と限らないのかも?いったん下方へも? 


▼究極の「ふしぎ!?」 

子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?

に結論をだすにはあまりも少ない事例しか観察していない。
 仮説も立ててみたもののそれらは、これからの観察のための「作業仮説」にすぎない。
 それに まだ玄関の団居は続いている。

 自分の観察の事例だけでなく、多くの人の観察事例を知りたいものだ。

まだ
(つづく) としておく。
 
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 大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから5週目であった。 

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子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?(3) #クモ学

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▼昨日の朝はまだ雨が降っていた。
 しかし、あいつたちのことが気になったので、脚立をもってきて雨樋の下を見てみた。
 居た!!確かに居た、しかし数が少なくなった気がする。雨の中でも旅立ったやつがいるのだろうか?
 昼近くなり雨はやみ、全体に広がっていた「団居」は、4つぐらいの小さなグループの「団居」になった!!
 青空見え始める夕方までそれは続いた!!
 この子グモたちの旅立ちはいつだろう?
▼今一度、ジョロウグモの一生をふりかえってみておこう。
 知ったかぶりして言うが、
 クモは「変態」しない。生まれたときから、クモはクモのかたちをした赤ちゃんだ!!
 ここで決定的に「昆虫」とはちがう。クモのイモムシちゃんはいない!!
 クモは昆虫ではない!!
 ではどのように成長するのか?
 「脱皮」するのである!! 成長のプロセスはこうだ。
 卵のうのなかで孵化(1齢)→脱皮して(2齢)卵のうから出る(「出のう」)→一次「団居」→脱皮(3齢)→上方へ移動、2次「団居」→旅立ち(バルーニング) 自立!!
 このあとおおむねオスは六回、メスは7回脱皮して「成熟」するらしい。ただし「脱皮」回数はエサの量によって違いがあるらしい。
▼これを少し頭に入れて置いて、究極の「ふしぎ!?」

「子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?」

に仮説を立ててみよう。仮説を立てて観察すれば、これまで見えなかったものも見えてくるかもしれない。
 シロウトが故の大胆な仮説だ!! 3つある。

(1) 団居は集団訓練の場である。(集団訓練所説)

(2) 団居は成長待機の場である。(「学校」説)

(3) 団居は危機回避作戦である。(目くらまし作戦)

 どれかひとつというのでなくこれらの複合かも知れない。ではひとつづつもう少しくわしくみてみよう。
(1) 団居は集団訓練の場である。(集団訓練所説)
 団居をしているあいだの子グモたちの様子をみていて考えた仮説である。
 クモたちの最強にして最高の「武器」「ツール」は糸である。糸を操る技術はこれから生きていくうえで必須である。子グモたちも、命綱であるしおり糸を出している。それをみごとに操り暮らしている。
 団居そのものをかたちづくているのも子グモたちが出した糸でつくられている。
 この地球上という自然界で暮らしていく上で忘れてならない見えない大敵がある。
 それが「重力」である!!
 今回の観察で確かめることができた。
 3齢になったときの子グモは、みんな一斉に下方を向いているのである!!
 今から大空へ旅立っていく前にどうしても身につけて置かなければならないスキルは 「重力感覚」である
 糸の操作術、「重力感覚」訓練の場、それが団居である。 

(2) 団居は成長待機の場である。(「学校」説)
 (1)と重なるが、いっきょに成長できるわけではないので、その時期を待たなければならない。
 共同で生活しながら、社会を学ぶのである。
 この期間のエサはどうするのだろう?
 あらたな「ふしぎ!?」も生まれてくるが\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

(3) 団居は危機回避作戦である。(目くらまし作戦)
 群れで暮らせばリスクが高まる。その一方で天敵である蜂などにとっては巨大にみえるということも確かである。仮に襲われたとしても、「クモの子を散らす」技術で危機を回避できる。
 ハイリスクハイリターンで身につけた技術こそ「クモの子散らす」なのでは…。

▼書きながら自分でも恥ずかしくなってくるような大胆な「仮説」である。(^^ゞポリポリ
 一匹のコガネグモの「狩り」を偶然見かけたことよりはじまった私のシロウト「クモ学」!!
 5年目の今年も大いに楽しみたい。

(つづく)
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子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?(2) #クモ学

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▼「何をしているんだい?」
  「何のためにそんなことしているんだい?」
 忙しく動き回るか、眠ったように休憩する子グモたちはとてもそんな質問に答えてくれそうになかった。
 ナラバしかたがない!!
 自分の眼で見た「事実」をつなげて勝手にストーリー(仮説)をつくるしかない。
 
 それが、私の無手勝流シロウト研究の流儀だった!!

▼そのためには見た「事実」は記録しておこう。
 ヘタな写真でもいっぱい撮っておこう。それが謎解きの大きなヒントを与えてくれるかも知れない。

 昨日(2017/05/24)の朝、団居をしていたジョロウグモの子グモたちはもう一昨日の場所にはいなかった。
 今度こそ、バルーニングスタンバイかと上を見た。なるほど上の雨樋のパイプに居た。
 朝食だけすましてくわしく観察しようと目を離してしまった。
 またしても同じ失敗をやらかしてしまった(^^ゞポリポリ
 朝食を済ませてその場所に行くとまたして消えていた。さらに上を見た!!
 居た!!
 今まさに旅立とうと(バルーニング)しているやつもいるようだ。

 何も旅立つのにこんな悪天候の日をえらばなくてもいいだろうに、なぜ?

 そう言えば昨年も、雨の日の旅立ちを観察していた。私はここでも勝手にひとつの作業仮説を立てていた。

 「クモは天気を予知できる。」
 「予知できるからこそ、上昇気流の起こる日を旅立ちの日とする。」
 「私たちの悪天候は、旅立つクモにとって好天気!!」
 
 ほんとうだろうか? 確信をもつためにはまだまだ「事実」が少なすぎた。
▼朝の「旅立ち」が終わったあと、残留組は再び「団居」をはじめた。
「団居」の結集度合いはお昼が近づくに従って強くなっていた。
これは一昨日と同じだ。
 ところが想定外(クモたちにとっては想定内か)のことが起こった。雨が本格的に降り出したのだ。
 雨粒のあたった「団居」は「クモの子を散らした」状態になった!!
 しかし、しばらく時間が経つと再度、結集度合いの強い「団居」を雨のあたらぬ雨樋の裏側に移動してつくっていた。

▼自分の観察と平行して、文献によって謎解きを試みようとした。
 シロウト「クモ学」はじめて日の浅い私は、クモに関する本はあまりたくさんは持っていなかった。
 限られた手持ちの本には、「団居」の事実はでてくるが、「なぜ?」は出てこなかった。
 私のお気に入りの『クモ学』(小野 展嗣著 東海大学出版会)にも

 なぜ、「まどい」をするのか、はよくわかっていない。(同書P59より)
 

 こう書かれてからでも15年が経過している。
 研究はどこまで進んでいるのだろう?
 どんな「仮説」が出てきているのだろう?
 
 私は、今、それが知りたい!!

(つづく)

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子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?(1) #クモ学

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▼その異変が起きたのは、「出のう」から4日目の昨日(2017/05/23)の朝のことだった!!
 いつものように、玄関のジョロウグモの「団居(まどい)」を観察しようとしたそのとき気づいた。
 団居のなかに脱皮したあとの脱殻は見られるものの本体の子グモたちの姿が少ないと思った。
 そのときだ!!団居から上にのびるロープに気づいた。
 見ればそのロープをつたい次から次へと子グモたちが移動していっているではないか。
 子グモたちの大移動がはじまっていたのだ。
 次なる団居の場所は、これまでよりも高い位置にある雨樋のパイプだった。
 バルーニングに向けた移動かととりあえず納得した。

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▼朝食をすませて再び観察してみようと玄関に出てびっくりしてしまった。
 先ほどせっかく大移動した場所に、まさにクモの子一匹としていなかったのだ。
 (゜o゜)ゲッ!! そんなバカな。
 たった一時間もたたないあいだに何が起きたのだ?
 どこに行ったのだ? 私はあせった!! 
 鳥にでもまとめてパクリと食べられてしまったのだろうか?(内心思った。だからいわないことではない。団居はリスクかたかすぎる!!)
 いやいやそんなことない。この4年間、いやというほど見せてもらってきたクモのスゴ技!!から考えてそんなことはアリエナイとある程度確信を持てた。しかし、いないのは現実だ!!
 周辺をさがした。みつからない。さらに高い位置へいどうしたのだろうか?
 はしごでもかけてさがすかと思ったそのときだ。
 居た!!

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▼居たのはまったくの予想外の場所だった。
 同じ雨樋のバイブでも もっともっと低い位置だった!!
 つまりは 私のまったくの目の前だった!!
 「これで観察しやすいだろう。しっかり観察せよ!!」と言わんばかりの位置だった。
 でもどうしてだろう?
 どうして低い位置へ? 
 その位置が納屋の屋根との関係で朝日の射す位置であることは確かだった。

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 再び大移動がはじまるかと思っていたが、昨日は夕方までそこで団居をつづけていた。

▼こんなラッキーな観察の機会を得たことによって、かねてより気になっていた「ふしぎ!?」に挑戦してみたくなった。

 子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?

 どう考えても「団居」はリスクが高すぎる!!
 子グモを捕食する天敵からみれば、これほど都合のいいことはない。おいしいご馳走が「かたまり」で山盛りぶら下がっているのだから。
 そう考えてしまうのはシロウト考えだろうか?
 4億年も前から、この地球上で暮らしてきたクモたちの「スゴ技!!」の秘密がここにもあるのだろうか?

 私は思わずまたつぶやいてしまうのだ!!
 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」


(つづく)

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今年も子グモたちが「団居」(まどい)を始めた!! #クモ学 (2017/05/19)

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ついにあのジョロウグモの卵のうから子グモたちが出てきて「団居(まどい)」をはじめた!!
 実はなかばあきらめかけていた。まだクモたちと本格的につき合うようになって日の浅い私は、絶対にここから子グモたち出てくると確信をもって言うことができなかったからだ。
 昨年の「出のう」は5月5日だった。今年はそれとくらべると遅れること2週間、昨日(2017/05/19)だった。
 「出のう」して「団居(まどい)」をはじめる時期はなにによってきまるのだろう?
 それも私はまだ知らない。
▼それにしても子グモたちの数は半端ではなかった。いったいいくらくらいの子グモたちがいるのだろう?
写真を拡大して数え始めたが途中でやめてしまった。
まずは数十匹ではおさまらない数百のオーダーだろう。でもこのうち、大人のジョロウグモになるのは一匹か二匹か、いや0かも知れない。
 さてずっと「ふしぎ!?」に思っていることがある。

 子グモたちはなぜこんな団居をするのだろう?

・集団生活のメリットは?
・集団でいるリスクは? 天敵はなんだろう?
・旅立ちまでの集団訓練?
・団居は子グモたちの「学校」!?
・エサはどうするのだろう? 共食いは?
等々
 次々と「ふしぎ!?」はふくらむ一方だ!!
「クモの子を散らす」コトバとして知っていても、実感をともなってわかったのは最近だ。
落ちている棒きれで、団居するところを突いてみた。
ものすごいスピードで四方八方に散らばっていった。
 「クモの子を散らす」は団居のリスク故に身につけたスゴ技なのかも知れない。
▼さていつまで団居をするだろう?
 バルーニングして旅立っていくのはいつだろう。
 その瞬間を今年も目撃できるだろうか?
 他の場所の卵のうも見てみた。
 車庫の上はまったく変化なかった。玄関ではわずかな子グモたちが「出のう」してきているように見えた。
 
 今年もまた、クモたちから目を離せない季節がやってきた。
 シロウト「クモ学のすすめ」も5年目が本格的に始動する!!

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子グモたちの「団居」(まどい)はまだか!? #クモ学

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▼アマガエルが柿の木の上でのんびりとうたた寝をしていた!!
ひと雨毎に季節は加速されて前に進む。
「晩春」から「初夏」へと!!
▼今年もいよいよ本格的にクモたちが活躍する季節がやってきつつある。
昨年の晩秋にジョロウグモの産卵を確認していた。
家の三ヶ所で確認し、継続観察をするつもりでいた。
・東のトタン屋根の裏側
・車庫の上の柱
・玄関先の外灯の側
▼こんなありふれたクモたちの観察を本格的にはじめたのはごく最近のことだ。
 今では、こんな身近にこんなに面白い生きものが一緒に生きていることに気づかなかったのが、最大の「ふしぎ!?」である。
 この「卵のう」からやがてジョロウグモの子グモたちが続々と「出のう」してくるだろう。
そして「団居」(まどい)をするだろう。
 ときに「蜘蛛の子を散らす」を見せてくれるだろう。
 それを繰り返し、やがて空高くへ旅だっていくだろう。(バルーニング)
 今年は、どこまでそれを観察できるだろう。
 楽しみである。 o(^o^)o ワクワク
 ちなみに昨年、「団居」に最初に気づいたのは5/5こどもの日だった。
▼他のクモたちはどうだろう?
 三度、あのケホウグモが現われることはあるだろうか。
 ゲホウグモが昨年再び帰ってきてくれたのが4/29だった!!
 4年連続して、家の前に多数あらわれたコガネグモはどうだろう!?
 クモたちと出会いが楽しみな季節がやってきた\(^O^)/

 シロウト「クモ学」はどこまで…。 

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あのジョロウグモが産卵をした!!(2016/10/19) #クモ学

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▼今年は、3匹のジョロウグモを継続観察していた。
 ところが先週末のはげしい風雨で、ネットの支えにしていた草が倒れ2匹が行方不明となっていた。
かろじていちばん近くにネツトをはっていたジョロウグモ一匹だけがそのまま居てくれた。
 19日の朝、その貴重な一匹の姿が見えなかった。枯れ葉のひっかかったネットだけが残っていた。
 最初は少しあせったが、「いや、きっと近くに居る!!」と落ち着けた。それは昨年度からの観察があるからだった。
 「こんなネットをそのままにして姿を消したりしない。ひよっとしたら大きなお腹になっていたから…」
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▼予想はあたっていた!!
このジョロウグモ、とんでもなくダイナミックなネットを張っていた。草むらの草の枝と高いトタン屋根に橋糸をかけていたのだ。そのトタン屋根の上に彼女を発見したのだ。
 そして、トタン屋根の裏側にあの「卵のう」をみつけたのである。
 産卵をしたのだ!!
 昨年度、最初に産卵を観察したのは10/24だった。今年はそれより5日早い産卵だった。
 そして、驚くべきことに昨年産卵の場所から50㎝と離れていない場所だった。
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▼朝のうち彼女は卵のうの周辺をいったり来たりを繰り返していた。
 この行動の意味も、昨年度の観察から理解できた。彼女は卵のうを覆い保護する枯れ葉のようなものを捜していたのだ。昨年度は、近くにぶらさがるヒモのクズを利用したぐらいそれがどうしても欲しいと思っていたのだろう。ところが場所が悪すぎた。トタン屋根のさびクズぐらいしかない。
 彼女は身を挺して卵のうに覆い被さった。
 そして、動きを止めてしまった。
 それは夕方までつづき、さらには昨日一日ずっとその体勢でいた。
 今日(21日)はどうするだろう!?
▼姿を消した2匹も気になっていた。
とりわけ3匹のなかでもっとも大きなお腹になっていたジョロウグモのことが気になっていた。
 倒れた草の枝のネットはそのままになっていたし、本人もしばらくその近くにいたのだから。
 近くの屋根も含めて周辺をずっと捜していた。奇しくも最後の一匹がトタン屋根に産卵をした日、昼前に捜していた巨大ジョロウグモを発見した。
 車庫の天井の柱に彼女をみつけた。
 今から産卵するところだろうかと観察を続けたが、よくわからない?
 ときどき方向を変えているように見えるが、ほとんど同じ体勢のままだ。
 白い点々がみられるが、それが「産卵」のはじまり…???
まる二日このままだ。さて今日(21日)は!?

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今年は3匹のジョロウグモと

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あのジョロウグモの「団居」(まどい)を見た!! #クモ学

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▼その「黒いかたまり」に気づいたのは、昨日(2016/05/05)、立夏の昼頃であった。
ひょっとしたらもっと前からそこにあったのかも知れないが、あの嵐の前とは考えにくかった。
 その「黒いかたまり」があのジョロウグモの「卵のう」から出てきた子グモたちが「団居」(まどい)をしているのだろうことはすぐわかった。
 なにしろあの「卵のう」から数十㎝の位置にあったのだから。
 近づいてじっくり見てみた。まちがいない子グモたちウジャウジャといた!!
いったい何匹ぐらいいるのだろう!?
百匹どころではないことは確かだ。
あのジョロウグモとのつき合いは長かった。
8月の終わり、まさに目の前にみごとなネットを張って、クモのスゴ技の数々を披露して見せてくれた。
目の前から消えたのは師走の終わりだった。
だから、彼女とのつき合いは4ヶ月にも及ぶものだった。
彼女が最初の「卵のう」を産卵したしたのは、昨年の10/24であった。
 それから約6ヶ月と10日で「出のう」してきたのだ。
 その期間、「卵のう」のなかで何が起きていたのだろう?
たいへん興味深いところである。
 彼女の産卵は一度ではなかった。一回目の産卵から3週間後の2015/11/15にも産卵していた。
その「卵のう」の方にも目をやった。こちらも、たしかに「出のう」の気配がある。
しかし、数がまったくちがうように見える。
これはどうして…(・_・)......ン?
ここでまた「ふしぎ!?」がふくらんでくる。
産卵のときがちがうのに、なぜ同時に「出のう」するのか?
「出のう」のサインは何?
気温? 
それとも…?
▼「蜘蛛の子を散らす」を見たくて、団居しているところを木ぎれで突いてみた。
一斉にバラバラの方向に拡がった!!
これぞまさに「蜘蛛の子を散らしたように」だった!!

夕方になってまたしても風が強くなった。団居のかたまりは、風にゆらされてトタン板にあたっていた。
子グモたちが不可思議な行動をとりだした。
団居のかたまりから離れて四方八方に次々と単独行動とりはじめた。
はやくも旅立ちの「バルーニング」かと思った。
しばらく見ているとどうも違う。
単独行動をとった子グモたちはしばらくすると団居のかたまりのなかにもどったのである。何をしているだろう?
 また強く風が吹いてきてわかった!!
子グモの歩いた後に糸が光った!!
 そうだ子グモたちは団居の補修・補強に出かけて行っていたのだ!!
きっとそうにちがいない!!
またひとつ、クモたちのスゴ技を見たようなきがした。

夜寝る前に団居を見に行った。また驚いた!!
団居はかたまりではなかった。大きく大きくひろがっていた。
今朝も起きてすぐ見に行った。また拡がり方がちがっていた。
「団居」って何なのだ!?
たいへんなリスクを冒して何をしているだろう ?????????
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▼活躍するのはジョロウグモの子グモたちではなかった。
あのゲホウグモの行動も活発化してきた。
昼間は「古びたナンテンの実」になりすましていたゲホウグモは、夜の9時前に活動を開始した。
ついに一昨年慣れ親しんだ柿の木とナンテンの木を橋渡してネットを張り始めたのだ。
夜中の3時頃見に行くと、あのみごとなレコード盤のようなネットをつくっていた。
そのすぐ後、「店じまい」の瞬間スゴ技を見せてくれた!! 

またしても当分、「クモ学(楽)」三昧の日々がつづきそうである。
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