あのジョロウグモが産卵をした!!(2016/10/19) #クモ学

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▼今年は、3匹のジョロウグモを継続観察していた。
 ところが先週末のはげしい風雨で、ネットの支えにしていた草が倒れ2匹が行方不明となっていた。
かろじていちばん近くにネツトをはっていたジョロウグモ一匹だけがそのまま居てくれた。
 19日の朝、その貴重な一匹の姿が見えなかった。枯れ葉のひっかかったネットだけが残っていた。
 最初は少しあせったが、「いや、きっと近くに居る!!」と落ち着けた。それは昨年度からの観察があるからだった。
 「こんなネットをそのままにして姿を消したりしない。ひよっとしたら大きなお腹になっていたから…」
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▼予想はあたっていた!!
このジョロウグモ、とんでもなくダイナミックなネットを張っていた。草むらの草の枝と高いトタン屋根に橋糸をかけていたのだ。そのトタン屋根の上に彼女を発見したのだ。
 そして、トタン屋根の裏側にあの「卵のう」をみつけたのである。
 産卵をしたのだ!!
 昨年度、最初に産卵を観察したのは10/24だった。今年はそれより5日早い産卵だった。
 そして、驚くべきことに昨年産卵の場所から50㎝と離れていない場所だった。
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▼朝のうち彼女は卵のうの周辺をいったり来たりを繰り返していた。
 この行動の意味も、昨年度の観察から理解できた。彼女は卵のうを覆い保護する枯れ葉のようなものを捜していたのだ。昨年度は、近くにぶらさがるヒモのクズを利用したぐらいそれがどうしても欲しいと思っていたのだろう。ところが場所が悪すぎた。トタン屋根のさびクズぐらいしかない。
 彼女は身を挺して卵のうに覆い被さった。
 そして、動きを止めてしまった。
 それは夕方までつづき、さらには昨日一日ずっとその体勢でいた。
 今日(21日)はどうするだろう!?
▼姿を消した2匹も気になっていた。
とりわけ3匹のなかでもっとも大きなお腹になっていたジョロウグモのことが気になっていた。
 倒れた草の枝のネットはそのままになっていたし、本人もしばらくその近くにいたのだから。
 近くの屋根も含めて周辺をずっと捜していた。奇しくも最後の一匹がトタン屋根に産卵をした日、昼前に捜していた巨大ジョロウグモを発見した。
 車庫の天井の柱に彼女をみつけた。
 今から産卵するところだろうかと観察を続けたが、よくわからない?
 ときどき方向を変えているように見えるが、ほとんど同じ体勢のままだ。
 白い点々がみられるが、それが「産卵」のはじまり…???
まる二日このままだ。さて今日(21日)は!?

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今年は3匹のジョロウグモと

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あのジョロウグモの「団居」(まどい)を見た!! #クモ学

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▼その「黒いかたまり」に気づいたのは、昨日(2016/05/05)、立夏の昼頃であった。
ひょっとしたらもっと前からそこにあったのかも知れないが、あの嵐の前とは考えにくかった。
 その「黒いかたまり」があのジョロウグモの「卵のう」から出てきた子グモたちが「団居」(まどい)をしているのだろうことはすぐわかった。
 なにしろあの「卵のう」から数十㎝の位置にあったのだから。
 近づいてじっくり見てみた。まちがいない子グモたちウジャウジャといた!!
いったい何匹ぐらいいるのだろう!?
百匹どころではないことは確かだ。
あのジョロウグモとのつき合いは長かった。
8月の終わり、まさに目の前にみごとなネットを張って、クモのスゴ技の数々を披露して見せてくれた。
目の前から消えたのは師走の終わりだった。
だから、彼女とのつき合いは4ヶ月にも及ぶものだった。
彼女が最初の「卵のう」を産卵したしたのは、昨年の10/24であった。
 それから約6ヶ月と10日で「出のう」してきたのだ。
 その期間、「卵のう」のなかで何が起きていたのだろう?
たいへん興味深いところである。
 彼女の産卵は一度ではなかった。一回目の産卵から3週間後の2015/11/15にも産卵していた。
その「卵のう」の方にも目をやった。こちらも、たしかに「出のう」の気配がある。
しかし、数がまったくちがうように見える。
これはどうして…(・_・)......ン?
ここでまた「ふしぎ!?」がふくらんでくる。
産卵のときがちがうのに、なぜ同時に「出のう」するのか?
「出のう」のサインは何?
気温? 
それとも…?
▼「蜘蛛の子を散らす」を見たくて、団居しているところを木ぎれで突いてみた。
一斉にバラバラの方向に拡がった!!
これぞまさに「蜘蛛の子を散らしたように」だった!!

夕方になってまたしても風が強くなった。団居のかたまりは、風にゆらされてトタン板にあたっていた。
子グモたちが不可思議な行動をとりだした。
団居のかたまりから離れて四方八方に次々と単独行動とりはじめた。
はやくも旅立ちの「バルーニング」かと思った。
しばらく見ているとどうも違う。
単独行動をとった子グモたちはしばらくすると団居のかたまりのなかにもどったのである。何をしているだろう?
 また強く風が吹いてきてわかった!!
子グモの歩いた後に糸が光った!!
 そうだ子グモたちは団居の補修・補強に出かけて行っていたのだ!!
きっとそうにちがいない!!
またひとつ、クモたちのスゴ技を見たようなきがした。

夜寝る前に団居を見に行った。また驚いた!!
団居はかたまりではなかった。大きく大きくひろがっていた。
今朝も起きてすぐ見に行った。また拡がり方がちがっていた。
「団居」って何なのだ!?
たいへんなリスクを冒して何をしているだろう ?????????
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▼活躍するのはジョロウグモの子グモたちではなかった。
あのゲホウグモの行動も活発化してきた。
昼間は「古びたナンテンの実」になりすましていたゲホウグモは、夜の9時前に活動を開始した。
ついに一昨年慣れ親しんだ柿の木とナンテンの木を橋渡してネットを張り始めたのだ。
夜中の3時頃見に行くと、あのみごとなレコード盤のようなネットをつくっていた。
そのすぐ後、「店じまい」の瞬間スゴ技を見せてくれた!! 

またしても当分、「クモ学(楽)」三昧の日々がつづきそうである。
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あのゲホウグモが帰ってきた!! #クモ学

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▼昨日(2016/04/29)の朝、私はいささか、いやかなり興奮していた。
いつもの朝の散策に出かけようとしたときだ。
庭のナンテンの木にそれがぶら下がっていた。

繭玉の上端がきれたような白い塊、表面の黄色い糸くずのようなもの!! 

確かに見覚えがあった。
それは2年前、138日もつき合ったゲホウグモの「卵のう」だ。
まちがいない!!
▼興奮する気持ちを抑えながら、朝の散策にでかけた。
散策のあいだ、138日間のゲホウグモの姿を思いかえしていた。
・産卵
・「卵のう」
・狩り
・団居
・「蜘蛛の子を散らす」
・バルーニング
・毎日更新するネットづくり
・みごとな糸技の数々
・早朝の店じまい
等々
もうすっかり彼女のファンになった。
それだけではなかった。「クモ学」に夢中にさせてくれた!!
でもおかしいと思った。
「卵のう」だけが、忽然とそこに出現するわけがない。
あそこに産卵した彼女がいるはずだ!!
散策から帰って、そこに行ってみた。
「卵のう」の周辺をていねいに捜して見た。
やっぱり 居た!!
「卵のう」から20㎝ばかり離れたところに、ナンテンの幹に!!
体育座りのように脚を折りたたみ、まったく木瘤のようにして幹に完全に同化していた!!

あのケホウグモが2年ぶりに帰ってきたのだ!!

▼昼になっても気持ちが落ち着かなかった。
何度も何度も見に行った!!
彼女はまったく同じ姿勢のまま少しも動いていなかった。
いろんな角度から写真も撮ってみた。
まちがいない。なつかしさすらおぼえるその姿だ!!
夕方になって、西日がさし「卵のう」の黄色い糸くずが輝いていた。
▼夜になった。
2年前の観察から、夜の8時半ごろ行動を開始することを知っていたので、その時間に行ってみた。
やっぱり動いていた!!
仮のネットのようなものをつくっていた。
あいかわらずみごとな糸技だ!!
まだ産卵をつづけるのだろうか、それとも…
9時前には、定位置にもどった。

ゲホウグモの再会はとてもうれしい!!
同時に「なぜ!?」という「ふしぎ!?」が次から次と噴き出してきた!!
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クモたちに春が来た!! #クモ学

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▼確かに虹色に光ったんだ!!
彼岸の入りの昨日(2016/03/17)、朝の出かけたときだった。出発するとすぐだった。
草むらに虹色に光る糸が見えたんだ。土手の黒いシートがバックになるところは、それがよく見えた!!
そこかしこに虹色に光りたなびくクモの糸が見られたんだ。
▼植物たちにはすでに春がやって来ていた。
たなびく糸だけかと思ったらちがっていた。
あのみごとなネットがみられたんだ。朝のうちは、ネットを留守にしていた彼女たちも、暖かくなるにしたがって、次々と登場し活発に行動をはじめた!!
クモたちにも春が来たんだ!!
クモ学駆け出しの私には、まだ名前もわからない。
▼それで、急に気になって昨年あのジョロウグモの彼女が残していったふたつの「卵のう」を見てみたんだ。
最初に産卵した「卵のう」A。今さらであるが、ナイロン紐のクズでの保護に感動である。
まだなんの変化もない。
後に産卵した「卵のう」B。こちらも今のところ変化はない。
これを産卵した後の彼女の行動を思い出し、なつかしくもあった。
▼クモたちに春が来ると同時に私の今年の「クモ学」も始まる!!
4年目の私の「クモ学」!!
 今年はどんなクモたちに出会うだろう?
 何を見せてもらえるだろう?
 どんな会話ができるだろう?
楽しみである。o(^o^)o ワクワク
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2016年の「クモ学」はどこまで!? #クモ学

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▼15日正月の朝は「冬晴れ」だった。
風は冷たいが、陽が当たればあたたかい。その陽が彼女(ジョロウグモ)が残していった「卵のう」2つにあたろうとしていた。元々いたネットは、北風が直接あたらないせいもあるのだろうか、荒れ屋になりながらも、「保存食」とともに保存されていた。「卵のう」から子グモたちが出てくるのはいつだろう?
▼3年前の夏から突然はじまった私の拙い「クモ学」!!
今年はどんな「出会い」「発見」があるだろう。
どこまで、その「ふしぎ!?」を追うことができるだろう?
15日正月を過ぎた今、少し展望しておこうと思う。
▼思いつくままにならべてみよう。
まずは、クモごとにあげてみよう。
<コガネグモ>
 3年前の夏、貴奴の「狩り」に偶然出会ったのが、私の「クモ学」のはじまりだった。
それ以降、3年連続多数のコガネグモを観察することになった。
今年の夏も出現するだろうか。
 今年になって地域の方と話す機会があった。うれしい話がふたつあった。
 ひとつは、我が家の近くだけでなく、少し離れた場所でも貴奴が出現していると言うことだ。
そして、もうひとつは私の「観察」を知っていただいており、草刈りに配慮してもらっていた事実だ。
アリガタイ!!

<コガタコガネグモ・ナガコガネグモ>
 コガネグモほど大きくはないが、こちらの方がもっとふつうに多数見かけていた。
観察できる期間も長い。だから、もっともっと多くを学べそうだ。
今年はこれらの観察もじっくりやってみよう。

<シロガネイソウロウグモ>
 イソロウグモの存在はきわめて興味深い。なかでもシロガネイソウロウグモは面白そうだ。
あの銀ピカの「ふしぎ!?」は謎のままだ。

<ゲホウグモ>
 2014年の夏、庭の柿の木に偶然住みついた!!
そして数々の巧みな技をみせてくれた。
貴奴との138日間が私の「クモ学」への興味を大いに加速してくれたことはまちがいなかった。
2015年には出現しなかった。はたして今年はどうだろう?

<ジョロウグモ>
 彼女はもっともありふれたクモだ。しかし、昨年の4ヶ月にわたる「つき合い」は、けっしてありふれてはいなかった。彼女との「対話」は、数々の謎解きにヒントを与えてくれた。
 今年もあんな「つき合い」はあるだろうか?

<その他のクモ>
 まだ視野に入っていないクモはいっぱいいるだろう。いや、いる!!
 どんなクモか視界に入ってくるだろう?
 「そいつなら、いつも見ていたのに…」というやつが出てくるにちがいない。

▼今度はもう少し知りたい項目ごとにならべてみよう。
・「団居」(まどい)
・パルーニング
・体のつくり
・最強のツール、糸
・クモと「天気の変化」との関係(クモに関する天気コトワザ)
・引越し
・越冬
等である。

いろんな情報を入手したいものだ。
それには、例によって
「情報は発信するところに集まる!!」
でいきたいものだ。
 こんなところから、標榜する「新しい博物学」ははじまるのかも知れない。
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師走の「雲見」とクモ学!!(5)

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▼昨日(2015/12/17)、いよいよ本格的寒波が…。
私  『おはよう!!元気!?』
彼女『うん、なんか久しぶりのような。』
私  『ほんまやね。話するん久しぶりのような。』
彼女『どっか遠いところに行っとったんやろ?』
私  『南国土佐の方へ、あれ、言うてなかったかな。それもずいぶん前に帰ってきていたで。』
私  『帰ってきてすぐ見たら、元気でいてくれからうれしかったわ。』
彼女『ところで、どうやったあっちの方では、あたたかかったやろから、私らの仲間いっぱいおった?』
私  『ああ、いたなあ。でも君のような大きなやつは見いひんかったな。』
彼女『…』
▼私『寒なったんやけど、頑張ってるな。』
私  『とくになんか今度のネットりっぱに見えるな。ものすごう頑丈に…。』
私  『小さい虫いっぱいひっかかっとるようやし。』
彼女『うん、まあな。』
私  『また、少し角度かわったみたいやし、橋糸の端も何本もあるように見えるけど。』
私  『それに、これは今朝きづいたんやけど、橋糸の端ってずいぶん離れたところまで行っているんやな。あんな離れた瓦屋根のところまで…』
彼女『それは前からや。』
私  『そうやったん。まだまだ見てないな。\(__ ) ハンセィ』
私  『聞きたいやけど、橋糸の端ものに引っかけるときなんかものすごくきっちりとつけとるな。あれってどうしてやるん?』
私  『あれはずれたら、全部ダメになってしまうやろし、でもそんな時間かけていないようやし…?』 
彼女『…』
私  『瞬間接着剤みたいな糸があるん?』
彼女『それは企業秘密や!!勉強!!勉強!!』
私  『はあ。?(゚_。)?(。_゚)?』
▼昼頃になって、陽が当たるところはあたたかったが、風は冷たさを増していった。
私  『あれ!?例のポーズやな。それって、防寒ポーズなん?』
彼女『そりゃ、自分のこと考えたらわかるやろ。寒いときどうすんねん!!』
私  『なんとなくわかったような。』
私  『ところで、今のうちにぜったい聞きたいことあるねんけど。』
彼女『まあ、今やったら日向ぼっこあいだやから…』
私  『その巧みな糸技をいっぱい見せてもらっているんやけど、今いちばんきっちりと見たいというワザがあるねん。』
彼女『なんやねん。』
私  『糸をうまく使って飛ぶって聞いたんやけど…』
彼女『ああ、パルーニングか。』
私  『それそれ!!バルーニングというのん、それらしいものを見たことあるんやが、きっちりと見たことないねん。』『だから、一生にいっぺんはきっちり見たと思っているねん。』
彼女『その瞬間を見るのはむつかしいやろな。』
私  『…』『でも、どうしても…』
彼女『まあ、これからしっかり見とったら…』『でも、今の季節は難しいで…』
私  『では、いつごろ。』
彼女『春先かな。まあ、それまでにそれもよう勉強して…』
▼夕方になってますます寒さはましてきた。
私  『ますます寒なってきたな。』
彼女『ああ。』
私  『雪がふるかも知れへん言うとるで、大丈夫か?』
彼女『…』
私  『その後、またあたたかくなるそうからがんばっとってや!!p(^^)qガンバッテ!』
彼女『…』

(つづく)
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師走の「雲見」とクモ学!!(4)

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▼昨日(2015/12/11)昼過ぎになってやっと雨はやんだ。
私  『それにしてすごい雨風やったな。』
彼女『…』
私  『あれ、ネットの張り替えをしているんな。何度かみせてもらったけどみごとなもんやな』
彼女『またまたあんたか!!この忙しいときになんや!?』
私  『いやいや、久しぶりやし、またいろいろ聞こうと思って…』
彼女『この忙しいのに、邪魔なやつやな。』
私  『その糸の張り方にちゃんと順番があるんやな?』
彼女『アタリマエやろ!!』
彼女『あんたらかて家建てるとき、立てる柱に順番があるやろ。』
私  『(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン』
私  『その張られた糸見とったら、力の合成・分解の授業思いだしたわ。』
彼女『はあ…?(゚_。)?(。_゚)?』
▼しばらく経ってから
私  『あれ休んでいるんやな。』
彼女『そりゃ、そうやろそんないっぺんにできひんがな。』
私  『ところでねその糸なんやけど、たしか雨降る前にいっぺん回収しよったな?』
彼女『なんやみとったんか。もちろん回収しよったで!!』
私  『リサイクルするんやな。』
彼女『そりゃそうや限りある資源やからな。』
私  『それで不思議におもうやけど、お腹なかどうなっとるん?糸巻きみたいなものあるん?』
彼女『それは、自分で勉強してみんか。』
私  『はあ…』
私  『それにしてもその糸って不思議な物質やな!!』
彼女『まあ、これは先祖伝来の最強のツールやからな。4億年来の企業秘密や!!』
彼女『なんか最近あんたらの仲間が、これを人工的につくりはじめたんやて!?』
私  『ああなんか聞いたことあるわ。』
▼夕方になって
私  『おおう、やっているやっている。うまいもんや!!』
私  『そんなりっぱなネットリニュアルして、ひょっとしてまたしても産卵とか?』
彼女『なんぼあたたかい言うても、前に言うた「日の長さ」がかわるわけやないからな…』
彼女『卵産んでも、産まれてくる赤ちゃんがうまく育つか…???』
私  『まあ、それにオスの姿見んね。あたたかくなってイソウロウはどこからか出現しとるけど。』
私  『ふつう産卵って何回ぐらいするもんなん?』
彼女『まあ、それはこれから何年ものつき合いなったらわかるんととがうん?』
彼女『今は忙しいからな…』
私  『あっ、ゴメンゴメン』
▼今朝になって
私  『おはよう!!やあ、りっぱにリニュアルしたな。』
彼女『朝早うからどないしんや。』
私  『ちょっと旅に出ようと思うんで、あいさつだけしとこと思って…』
彼女『どこへいくんや?』
私  『南国土佐の方へ…』
彼女『あちらの方、もっとあたたかいと思うので今も仲間たちがんばっとるかも知れへんな。』
私  『出会ったらよろしゅう言うとくわ。』
私  『しばらく顔見いへんけど、元気でな。帰ってくるまでここにおってや!!』
彼女『それはわからんな。まあ…』
私  『ではまた…』
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師走の「雲見」とクモ学!!(3)

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▼2015/12/09早朝。細い月と金星、そして「一日でいちばんきれいな空」がコラボしようとしていた。
気温は2.5℃までさがり、寒かった。夜が明けて、青空が広がった。
私  『おはよう!大丈夫!?』
彼女『うーん?なんでや。』
私  『朝から下で見ているけど、まったく動いていなようやし。足揃えてかたまったしまったようなポーズやし…』
彼女『寒いんや{{ (>_<) }}』
私  『もう日当たっているのに?』
彼女『あほか!!日が当たったから言うてすぐあたたかくなるか。なんでもそうやろ!!そんなこともわからんのか!!』
私  『スミマセン。ところで昨日最後のことがごっつう気になるんやけど聞いてもええか?』
彼女『なんやねん?』
私  『昨日、日の長さがわかるいうたやろ。それにあわせて生きているとも言うたやろ。そのことなんやけど…』
彼女『ああ、言うたで!!それはアタリマエのことやろ!!』
彼女『日の長さというのがいちばん確かなんや。今年の師走は「あたたかいな」「寒いな」と言うことがあっても、今年の冬至(日がいちばん短い日)は「遅いな」「早いな」と言うことあるか!?』
私  『ホンマやな!!(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン』『感動するわ。』
彼女『なにアタリマエのことに感動しとるねん。地球上に生きとるものの常識中の常識や!!』
彼女『あんたらかてカレンダー(暦)つくって、それにあわせて一年間の生活をしとるとちがうんか。私らはあらかじめ体の中にカレンダーをインプットしているんや!!』
私  『(゚o゚)ゲッ!! (゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン』
▼昼にかけてどんどん気温はあがり、昼過ぎには14℃近くまで上がった。
空には巻雲、巻積雲がめだちはじめた。
私  『だいぶん体あたたまってきたみたいやな?』
彼女『なんやまたあんたか。やっぽどひまなんやな。』
私  『(^^ゞポリポリ』
私  『ところであんまり狩りをしていないようやな?』
彼女『まあな。』
私  『凍結防止にエサはとらん方がいいゆうて聞いたで。それでなん?』
彼女『?(゚_。)?(。_゚)?』『まあねそれも…』
彼女『それよりもまずだいいち獲物がおらんがな。でも今日はちがうで…』
私  『やっぱり、それもわかるんやな。今日はほんまあたたかで妙にクモの糸がいろんなところで流れているのを見たわ。楽しみやな。』
▼夕方、彼女がいる場所にはすでに日はあたらなくなっていた。
私  『やったー\(^O^)/。君の言うとった通りやったな。獲物ゲットしとんやな。』
彼女『うーん、食事中!!』
私  『そうやな。へならうなずくだけでもええわ。』
私  『それにしてもまたまた感動や。やっぱり君は天気の変化が予知できるんやろ。』
彼女『…』
私  『絶対そうや。言うとった通り小さな虫もいっぱいネットにかかっとるし…、あれイソウロウまで来ているやンか。』
私  『これが私がいちばん知りたかったことなんや。私は、絶対に君等は天気の予知ができると思っているねん。だから、そのことを聞きたいねん。』
私  『食事中やから、また後で…』
▼しばなく時間が経って再び…。
私  『あれ、まだ食事中か。』
私  『食事中にあんまり話しかけるあかんな。』
彼女『…』
私  『まだ、まだ聞きたいこといっぱいあるねん。でも今日はここまでに…』
私  『では、また明日…』

(つづく)
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師走の「雲見」とクモ学!!(2)

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▼私『おはようございます。寒いですね!』
彼女『ああ、またあんたか。どないしたんや、えらく今日はていねいやないか。』
私  『あんまり馴れ馴れしいのもあかんのかと思って、それに知れば知るほど尊敬してしまって…。』
彼女『はあ?(゚_。)?(。_゚)?、あんたも変わったやつやな。』
彼女『だいたいあんたらは、私らのことあんまり知らんとってこわがったり気持ち悪がったりするやけど…。』
私  『はい!私も3年ほど前まではそうでした。こんなに近くで暮らしていてまったく知らんかったし、興味もなかったです。まだようわかっていないけど興味だけはもつようになりました。』
彼女『その急にていねいなことば気持ち悪いな。ふつうで…』
私  『はあ』
彼女『それでちょっとは勉強したん?』
私  『うん、ちょっとだけやけど…』
▼私『それでええかな。いくつか聞いてみたいことあるんやけど…』
彼女『邪魔くさいやつやな。なんやねん?』
私  『今日なんか雲が出てきて昨日よりは寒くなりそうなんやけど、大丈夫なん?』
私  『寒うないん?体温もさがっているんとちがうん?』
彼女『そりゃ寒いわ。私らは周りが寒なったら、それにあわせて体温もさがるからな。』
私  『やっぱりあたたかい方が好き?』
彼女『そりゃ、そうやろ。獲物もいっぱいおるしな。』
私  『生きものは、それぞれに適当な温度ってあるんやろか。妙な話するけど、この冬一緒に乗り越えようとつかまえていたコウガイビルという生きもの、残念ながら消えてしもたんや。』
彼女『なんやそりゃ、殺したんか。』
私  『いやそうではないけど、死んでしもたんや。』
私  『それで、今さらながら思ったんやけど生きものにとって温度って大切やな。』
彼女『…』
▼私『寒さに耐えるといってもやっぱり限界というものがあるんやろ。』
彼女『まあ、そりゃな。寒くなりすぎたら凍ってしまうしな。』
私  『本で読んだけど、これまでに体が凍ってしまって生きたクモって一匹もいないんやて。』
私  『これも本の受け売りやけど、だから体が凍り始める温度=過冷却点SCP(supercooling point)を知ることが大切とそれを研究しているクモ学者もいるんやて。』
彼女『へー物好きな人間もいるんやな。』
私  『それで、君の場合はそれは何℃ぐらいなん?』
彼女『そんな知らんわ!!そんなのおまえ等が勝手に調べとるだけやろ!!』
私  『ゴメン!!また怒らしてもうたな。』
私  『話変えて、この寒さに耐えるためにどないしとるん?』
彼女『そりゃ、見ていたらわかるやろ!!』
私  『う~、ひょっとしたら日向ぼっこ!?』
彼女『まあ、そんなもんかな。』
▼私『やっぱり、そうなん!!ネットの角度を変えたり、一日のうちにでも姿勢を変えたりして、ちょっとでもたくさん日に当たるようにしているとか…。』
彼女『…』
私  『そうだとしたら、それも段々厳しくなるな。だんだん日は短くなってきているんやから…。』
彼女『うん、そうやねん。それはわかっとるぜ!!』
私  『(゚o゚)ゲッ!! それ知ってるん!?』
彼女『なにびっくりしとんね。アタリマエやろ。日の長さにあわして生きとるんやんか!!』
彼女『そんなこともわかっていなかったんか。まだまだやな…。』
私  『…』 

(つづく)
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