2023年・今年もコガネグモと出会った!!(2023/06/05) #コガネグモ #クモ学 #隠れ帯 #コガネグモの狩り #ゴミグモ

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居た!!居てくれた!!
 今年もまた「コガネグモ」に出会った。

 腹部をむけているので、背のあの独特の「黄色と黒のストライブ」は見えぬにくい。
 あの出糸突起(糸疣)、面構え(失礼!!)には見覚えがあった。
 そして、なによりのわかりやすいのはあの「隠れ帯」だ!!
 まだ未完なのだろうか!? 
 「X」字形の「隠れ帯」は、まだ「ハ」字形だった。

▼これで、2013年の夏にはじめて出会って以来、連続して毎年同じような場所で彼女たちに出会っていることになる。
 そのすべてをここに「記録」していた。

◆「クモ学」のすすめ
 

 シロウト「クモ学」は、はじめて知ることばかりだった。
 こんな身近に、こんなに面白いものが!!

▼そもそものはじまりは、このコガネグモの「狩り」を偶然見たことからはじまった。

●コガネグモの「狩り」を見た!!(2013/07/09)

 このみごとな「狩り」に魅了された。
 感動した!!
 こんなにすごいやつがこんな身近に居るなんて!!
 このときまで、恥ずかしながら彼女の名前すら知らなかったのである。

▼今年の1号「コガネグモ」をじっくり観察したあと、まわりを見渡してみると 居た!!
 背を向けて、「X」字形の「隠れ帯」がみごとだが、体は小さすぎる。
 「コガネグモ」の小さいものだろうか?
 それとも「コガタコガネグモ」だろうか。
 近くにはゴミグモのネツトもみられた!!
 
 いよいよ今年も「クモ学」シーズンの到来である!!

 2023/06/06も1号「コガネグモ」を見に行ったら、「隠れ帯」はみごと「X」字形になっていた。
 あれ、いつのまに!?
 「隠れ帯」も「糸疣」から出すのかな!?
 そもそも「隠れ帯」って何!?

 今年はどんな「ふしぎ!?」と出会うかな!!

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2022年冬・私の「クモ学」は今!!(6)(2022/12/05) #クモ学 #ナガコガネグモ #クモの越冬 #ナガコガネグモの卵のう #卵のうと出のう

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▼私はもう一種類の「クモ」を継続観察をしていた。
 変な話であるが、観察を継続している「クモ」本体の姿はもうなかった。
 「クモ」本体の名前をナガコガネグモという。
 秋口にもっともよく活躍するクモで、コガネグモの「仲間」である。
 観察をつづけているのは、そのクモの「卵のう」である!!

 

▼その「卵のう」はほぼ同じ場所に3つあった!!
 「卵のう」ひとつを保護する「糸」は色が少しかわっていた。
 完全に「保護」されている感じだ。
 もう2つは鉄柵にブラブラとぶら下がっていた!!

 

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▼ここからは、私の思い込みと<予想>である。
 まずこれらがナガコガネグモの「卵のう」であることはまちずいなかった!!
 産卵の「現場」に立ち会うことがなかったものの、その近くでナガコガネグモをたくさん目撃したことは事実である。
 しかし、この「卵のう」たちのなかに、ナガコガネグモの「子グモ」たちが居ることは、まだ不明だった!!
 まだ「卵」のまま居るのか、それとも「子グモ」たちになっているのか!?
 どちらにしても「生きている」ことすら、はっきりしなかった!!
 私の勝手な<予想>では、色の変わった「糸」で保護された「卵のう」のなかだけに生きた「子グモ」たちが居ると思っていた。
 私は、まだジョロウグモとゲホウグモの「出のう」しか、この目で確かめたことがなかった。

 

▼いずれにしても来年の春先になれば、真実は明らかになる。
 ほんとうに「子グモ」たちが「出のう」してくるだろうか!?
 そして、やはり「団居(まどい)」をするだろうか!?
 それは、いつ頃の話だろう!?

 

 それまで、継続観察できるかな!?

 

(つづく)

 

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2022年冬・私の「クモ学」は今!!(5)(2022/12/05) #クモ学 #ジョロウグモ #クモの越冬 #Q10の法則 #クモのSCP

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▼最初に気づいたのは、一昨日(2022/12/04)の朝だった!!
 昨日(2022/12/05)も、やっぱり確認してみた。今も、柿の木のところに居るのはBとCだけだった。
 寒空の中、同じポーズでいつづけていた。

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▼ではAのジョロウグモ(♀)はどこに行ったのだろう!?
 Aの居た場所には、食べ残し(チュウチュウあと)とネットがまだあった。
 柿の木の上の方の枝を見たり、下の草むらのなかをかなり入念に調べたが、彼女は居なかった!!
 忽然と消えるわけはなかった!!
 鳥でも奪い去らないかぎり、忽然と姿がなくなるわけはなかった。
 2日間に渡る探索の結果、まだみつからない!!
 シロウトながらいろいろ<予想>してみるが、まだ真実はわからない!?

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▼これまでの「記録」を見てみる。

●師走の「雲見」とクモ学!!(5)(2015/12/17)


 本格的、寒波襲来のときの姿が「記録」されていた。
 いや、もっと遅くの「冬至」前日の元気な姿が「記録」されていた。

●【私の重大ニュース2015】(1)(2015/12/21)

▼「冬至」と言えば、昼がいちばん短い日だ!!
 「日の長さ」はクモたちの暮らしの大きな尺度になると聞いた事がある。
 ナラバ、「そのとき」がひとつの目安であろうか。
 「Q10の法則」
 「クモのSCP」
 等など知っているつもりのことをならべてみる!!

 さあ、Bさん、Cさんたちはこの後、どうするだろう!?
 Aさんは、どこに行ってしまったのだろう!?
 まだ、まだ 継続観察が必要なようだ!!

(つづく)

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2022年冬・私の「クモ学」は今!!(4)(2022/11/29) #クモ学 #ジョロウグモ #雨とクモ #Q10の方則 #クモのSCP

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▼終日はげしい雨だった!!
 しかし、彼女たち3匹(仮に、A子、B子、C子と勝手にしておく。失礼だが…)とも自分のネットで同じポースで元気だった。
 その同じポーズとは前脚4本(第1脚、第2脚というらしい)を揃えてダラリとさげていた。
 脚を含めて体全体に撥水作用が働くようにコーティングされているのだろうか!?
 そうだっらスゴイ!!

 雨の中でもジョロウグモの彼女たちはびくともせず元気に暮らしていた!!

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▼雨がやんだあとは、さらに寒くなるだろう。
 さらに気温が下がれば、彼女たちどうするのだろう。
 体が小さく変温動物である彼女たちの体温も当然下がる!!
 発育や呼吸、代謝といった生理過程は、基本的には化学反応だから「Q10の方則」に従う。

 「Q10の方則」=温度が10℃下がると、反応速度は半分以下になるという!!

 寒くなると彼女たちの活動もだんだん鈍ることになる。

▼もう少し極端な場合を考えてみよう。
 これまでの研究から、氷点以下の低温に対する生物の適応のあり方として、2つのやり方が知られているそうだ。
 2つの方法とは
 「耐凍型」(細胞外凍結)と「耐寒型」(凍結回避)である。
 クモたちは、もちろん凍結を回避する「耐寒型」である。
 これは前にもふれたが、これまでに凍っても生きていられるクモは一匹もみつかっていない。
 「耐寒型」の場合は、体組織の凍結が致命的である。
 従って、体組織の冷凍開始温度である過冷却点が大問題となる。

 過冷却点(SCP=supercooling point)は耐寒性の指標!!


▼それでは、彼女たちのSCPはどれほどなんだろう。
 それも、やはり暮らす地域や季節によってちがうらしい。季節をどのようにして読むのだろう!?
 彼女たちは、気温もさなから、「日の長さ」に左右される行動をとることが多いようだ!!

 ナラバ彼女たちはいつまで、ここ(柿の木)に居るだろう!?
目の前から消えるはいつだろう!? ソレマデハ…!!

 今朝は雨がやんで、なおいっそう寒くなるでは

(つづく)
 


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2022年冬・私の「クモ学」は今!!(3)(2022/11/28) #クモ学 #ジョロウグモ #クモの越冬 #ジョロウグモの一生

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▼彼女たちは3匹とも、まだ柿の木に居てくれた!!
 前にくらべると少しお腹が大きくなったような気がした。
 「えっ!?」まだ産卵するのか!?
 それにしては、周辺にあの小さな彼氏の姿がなかった。
 「食事だろうか!?」
 確かに彼女の周辺のネットにはエサになる虫たちがいっぱいひっかかっていた!!

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▼彼女たちはいつごろまで<産卵>するのだろう。
 過去の観察を振り返ってみた。

●あのジョロウグモが再び産卵を!! #クモ学

 11月中旬に再び「産卵」した記録が残っていた。
 その後の彼女の記録も残していた。
 「師走の「雲見」とクモ学!!」として…。
▼今一度、彼女たちはここに居るだろう!?
 とことんつきあってみようと思う。
 そう言えば、現在「食事中」の彼女も居た。
 彼女たちの食事は、「体外消化」で、液にしてから吸うのだった。
 ダカラ「食事」=「チュウチュウ」する のである。
 彼女のまわりには、「食べかす」もいっぱいだった!!(「チュウチュウ」した残りだった。)


▼しかし、考えてみるとコレはおかしい!?
 体が「凍結」してしまわないために胃の中は「からっぽ」の方が都合良かったのでは!?
 いや やっぱり「越冬」のためには「エネルギー補給」が必要では!?
 どちらだろう!?
 今一度、冬の「クモ学」を楽しんでみよう。

 最重要参考文献は次である。

◆『クモの生物学』(宮下直編 東京大学出版会)「耐寒性と季節適応」(P52~)田中一裕)

(つづく)

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2022年冬・私の「クモ学」は今!!(2)(2022/11/24) #クモ学 #ナガコガネグモの卵のう #クモの越冬 #ナガコガネグモの一生

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▼「冬場」のクモたちの観察で最大のポイントは

・クモたちがどのようにして「越冬」するかである!?

 寒さは変温動物であるクモたちに強敵であった。
 これまでに体が凍っても生きていられるクモは一匹もみつかっていないそうである。

▼ナラバ
 「卵」の状態で「越冬」するというのも、ひとつの「戦略」である。
 事実、先のジョロウグモならば、冬に入る前に産卵し、翌年の春先に子グモたちが「出のう」し、「団居(まどい)」をして、その後にバルーニングをして旅立って行く。一部始終を観察したこともある。

 さて他のクモの場合どうだろう!?
 事情があって、しばらくその場所に行けなかった。
 一昨日(2022/11/24)、その場にいってみた。池の淵にある鉄柵には3つのナガコガネグモの「卵のう」がぶら下がっていた。
 前に観察したときに、それはナガコガネグモの産卵したものであることは確かめていた。
 夏の終りから、秋にかけて大活躍していたナガコガネグモである。
 前に観察したときは壺形の一個だけだったが、一昨日は3個になっていた。
 同じメスが産卵したものかはわからない!?

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▼さて、この「卵のう」から子グモたちが「出のう」してくるのはいつだろう!?
 ジョロウグモたちと同じく、翌年の春先だろうか!?
 私はまだそれを観察したことがないのでわからない。
 ひょっとしたら、私がしばらくご無沙汰したその間だったかも知れない。
 私の「クモ学」はまだまだ知らないことでいっぱいだ。

▼他のクモたちは、この「冬場」どのようにしてすごしているだろう。
 シーズンオフとばかり思い込んでいる冬場の「クモ学」は、ていねいにゆっくり観察すれば、

 思いもせぬ「大発見」があるかも知れない!?

 (つづく)

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2022年冬・私の「クモ学」は今!!(1)(2022/11/24) #クモ学 #ジョロウグモ #クモの越冬 #ジョロウグモの一生

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▼私が「現場」を離れてから、いちばん興味をもっている「学問」は「クモ学」である。

◆「クモ学」のすすめ

 ページの最初にはこう書いていた。

 最大の「ふしぎ!?」は最も身近にある!!
 知れば知るほど面白い「クモ学」!!
 観察すればするほど不思議な「クモ学」!!
 これは「クモ学」超初学者が体験的に語る
 「クモ学」入門のすすめ

▼今では、最大の「ふしぎ!?」は、この年になるまでなんでこんなに身近に暮らしている「クモたち」に興味をもたなかったのだろう!?
ということである。こんなに面白いのに、「ふしぎ!?」ダ!!
 私のシロウト「クモ学」は、「コガネグモの狩り」を偶然目撃したことにはじまる。

●コガネグモの「狩り」を見た!!(2013/07/09)   

 だから、それ以来「クモ学」は夏が「本番」とばかり思い込んでいた。
 事実、「クモ学」の記事も夏に多く書いていた。
 しかし、その後の観察で「夏場」以外の秋・冬・春にもたいへん興味深いクモたちの「暮らし」があることを知った。
 ひょっとしたら、「夏場」以上に面白いかも知れない!!

▼冬の寒さをいかにして乗り切るか、これは温帯にすむクモ類にとっては大問題である。
 からだが小さくて変温動物であるクモたちは、気温が下がるとただちに体温も下がる!!
 さて、クモたちはどうするのだろう。

 今、庭の古びた柿の木に3匹のジョロウグモが居た。
 チュウチュウと食事中のやつもいた。
 さて、彼女たちはこのあとどうするのだろう!?
 しばし、観察をつづけてみようと思う。

(つづく)

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コガネグモ0号は2号に!!(2022/06/10) #クモ学 #コガネグモ #隠れ帯

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▼あれっ!?
 彼女が居ない!!「X」字形の隠れ帯のセンター(「こしき」というらしい。)、それが彼女の定位置だった。
 少しあせった!!
 しかし、すぐわかった!!彼女は定位置からさほど離れないところに平気な顔して(表情までは読めるはずはないが(^^ゞポリポリ)居た。
 何をしているのだろう?
 散歩かな、狩りの見回り、それとも「引っ越し」の準備!?

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▼実は彼女に最初に出会ったの古かった。
 コガネグモ1号に出会う(2022/05/22)より以前だった。
 画像を残していた。(2022/05/19)
 その時の彼女はあまりにも小さすぎた。同じ「X」字形の隠れ帯をはる「コガタコガネグモ」かと思ったが、少し動きがちがうと思った。
 これまでの観察から「コガタコガネグモ」なら、もっと俊敏な動きをすると判断した。
 そこで、迷うところなので、彼女を「コガネグモ0号」と名づけた。
 彼女がいる場所は、なんと1号と出会った場所よりも近かった。
 我が家の庭である!!
 いつでも観察できた。毎日観察しようと思わなくても、その姿が目に入ってきた。
 なんと不思議なことに、彼女はいつまでその場所に居たのである。
 2022/06/07にも画像におさめていた。

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▼昨日(2022/06/10)で、最初に出会ってから3週間を越えていた。
 2013年からはじめたシロウト「クモ学」史上はじめてのことだった。
 コガネグモなら出会ってから一週間前後で「引っ越し」して、どこかに行ってしまう。
 今年の2022/05/22に出会ったコガネグモ1号も2022/05/26には、どこかに行ってしまった。
 3週間以上もここに居座っている彼女は、狩りもし大きく育ってきた。
 もう迷うことなく

 彼女を「コガネグモ2号」と呼ぶことにした!!

▼コガネグモ2号は昼ごろには定位置にもどるかと思って見ていたが、いっこうにその気配はなかった。
 ついに夕方になってしまった。
 それでも変化はなかった。
 コガネグモ2号のまわりに、あらたな糸が目立つように思えた。
 空き家となった隠れ帯に夕陽があたっていた!!

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2022年・今年もコガネグモと出会った!!(2022/05/22) #コガネグモ #クモ学 #隠れ帯 #コガネグモの狩り

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▼ちょっと小さい!!
 しかし「X」字形の隠れ帯。黄色と黒のストライブ!!
 まちがいない コガネグモだ !!
 場所は玄関を出て 約35m、それは「庭先」と呼んでもいいところだった。
 
 今年も私の「クモ園」開園である!!

▼そもそものはじまりは、このコガネグモの「狩り」からはじまった。

●コガネグモの「狩り」を見た!!(2013/07/09)

 このみごとな「狩り」に魅了された。
 感動した!!
 こんなにすごいやつが身近に居るなんて!!

▼でも不思議な話だ。
 2013年のこのときまで、コガネグモが自分の身近に棲んでいるなんて知らなかった!!
 ところが、それ以来連続して毎年コガネグモと出会ってきたのだ。
 今年で10年目だ。
 きっと、2013年から突然コガネグモが身近に出現したわけではないだろう。
 以前からそこに居たが、私の目に入らなかっただけなのだろう。
 そして、思った!!

 最大の「ふしぎ!?」は最も身近にある!!

 と。
  そこから、またシロウト「クモ学」がはじまった。

◆「クモ学」のすすめ


▼さあ、今年は何匹のコガネグモと出会うことができるだろう!?
 今年も「狩り」をやってみせてくれるかな!?

 どんな「クモ学」の「ふしぎ!?」を教えてくれるかな。
 楽しみだ。o(^o^)o ワクワク

 

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ジョロウグモたちも冬仕度か!? #ジョロウグモ #クモの産卵 #耐寒性 #クモ学

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あれ!?お腹がへこんでいる!!いつのまに?

 昨日は朝から北風が冷たかった。
 先日まで、大きなお腹をしていた彼女が、お腹がへこませて戻って来ていた!!
 きっと産卵をすませたのだろう。
 どこに産卵したのだろう!? 「卵のう」はどこにあるのだろう!?
 かなり時間をかけたがまだみつからない。

古びた柿の木にネットをはっている4匹のジョロウグモに焦点をあて、継続観察をしようと決めたのは10月はじめだった。
 4匹のうち、いちばん大きなネットをつくっていた彼女の姿は今はもうない。
 巨大なネットだけが残っていた。
 これを誰か別のジョロウグモが使うことはないのだろうか?

 3匹がまだ残っていた。
 お腹がへこんだ先の彼女以外にあと二匹だ。二匹ともお腹は大きかった
 彼女たちが姿は消すのはいつだろう!?
 注意しながら観察をつづけたい。

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シロウト「クモ学」で、今までの観察からそうだろうと思っていることがいくつかあった。

(1)ジョロウグモは複数回産卵する!!

(2)産卵後も産卵前と同じネットを使用する!!

 これらは正しいだろうか。
 さらにわかってくることはないだろうか。

▼温帯にすむ<変温動物>であるクモたちにとって冬の寒さは大敵である。
 クモや昆虫の体の中で起こることも化学変化である以上は、「Q10の法則」(=温度が10℃下がれば反応速度は半分以下になる。)に従わざるを得ない。
 ではジョロウグモの産卵のタイムリミットはいつだろう。

 どこまでの耐寒性をもっているのだろう。
 ジョロウグモたちがここから姿を消してしまうのはいつだろう!?
 それまでになんとか「卵のう」をみつけたいものだ。

 

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