今年もコガネグモに出会えた!!(2019/06/03) #クモ学

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▼一昨日(2019/06/03)の朝、金柑の木に団居(まどい)していた子グモたちのほとんどが、バルーニングによって大空に向けて旅立ってしまった。もっともっと観察していたかったのに…(/_;)

 少しさみしい思いで朝の散策に出た。
 そして、今年はじめてのあいつに出会った!!
 コガネグモである。まだまだ小さい!!
 コガネグモの小さいタイプに「コガタコガネグモ」というのがいるが、それもこれまでによく出会ってきたのでわかる。それではない、出会ったのはやっぱり小さいコガネグモだ!!

 昨日(2019/06/04)の朝も、その場所に行ってみた。
 きっちりとあいつはまだそこに居てくれた。一匹が居るのなら…と近くをていねいに見ていると、二匹目のあいつが居た。
 二匹目のあいつの近くには、はやくもシロカネイソウロウグモまで姿を見せていた。

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▼アリガタイ!!
 私はこれで連続して7年、家の近くでコガネグモに出会ったことになる!!
 そもそも、7年前にはじまった私のシロウト「クモ学」は、
 このコガネグモの狩りに偶然出会ったことからはじまる!!
 それまでは、こんなに身近にいながらもまったくクモには関心はなかった。
 だから、私にとってコガネグモこそが、「クモ学」の面白さを最初に指南してくれた師匠でもあった。
▼それにしても今もって不思議だ!!
 どうしてこんなに面白い「クモ学」に気づかずに生きてきたのだろう!?
 ちょっとその気になって観察すれば、次々と面白いことを教えてくれるクモたち!!
 理科の教師でありながら、またこんなめぐまれた環境に暮らしてきていながら、「昆虫少年」であった記憶はない!!
 そんな私が、この7年間、クモには夢中デアル!!
 「クモ少年」ならぬ「クモ爺」を自認する!!
 クモのことならなんでも知りたい!!
 なぜ、そんなに「クモ学」が面白いのか!? 思いつくままにならべてみる。
(1) クモは急に動かない!!ジックリ観察させてくれる。(なんでもゆっくりな私には最高にウレシイ)
(2) その気になって探せば、必ず身近に誰でも見つけることができる。
(3) 巧みな糸技の数々を見せてもらえる。
(4) 「昆虫」以上に知らなかった面白いことをいっぱい教えてくれる。
等々 シロウトにはなかなか伝えきれない!!

 プロたちに強く言いたい
  はやく『クモはすごい』を書いてくれ!! 

▼二匹のコガネグモのすぐ近くで名前の知らないクモが、巨大なカマキリ(?)の狩りをしていた。
 さあ、今年のシロウト「クモ学」では、どんな出会いがあるだろう。
 もうあのゲホウグモと出会うことはないのかな。
 いや、もっとちがうクモとの出会いがあるかな。 o(^o^)o ワクワク

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久しぶりに子グモたちの団居(まどい)を見た!! #クモ学 #コウガイビル

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▼私は生涯に一度はこの目で見ておきたいものがいくつかあった。
 そのひとつに
 「蜘蛛の子を散らしたように…」の「蜘蛛の子を散らす」があった。
 これをぜひ生で自分の目で観察してみたいと思っていた。
 アリガタイことにシロウト「クモ学」のすすめ はじめたら意図も簡単にアタリマエのように見るようになっていた。
▼「蜘蛛の子を散らす」を見るためには、まずは「蜘蛛の子」が、かたまっているところを見つけなければならない。
 子グモたちが「卵のう」から出てきて、集団でかたまって生活しているのを「団居」(まどい)という。
 2015年の夏の終りに出会った一匹のジョロウグモが、二度にわたる産卵し、そのすべてを見せてくれた。
 さらには翌年の春には、「卵のう」→「出のう」→「団居」(まどい)→バルーニング のすべてのプロセスを見せてくれた。
 うれしいことにこの偶然は数年続いた。すっかり有頂天になっていた。
 しかし、残念ことにジョロウグモがいた環境は一変してしまった。
 もうあれは観察できないものとあきらめていた。
 ところが、家の西にある金柑の木に、
 久しぶりに子グモたちの「団居」を発見したのである!!
 それも、ひとつではない!!少なくとも今のところ3つはある!!
 もちろん棒きれでちよっと突っついて
 「蜘蛛の子を散らす」を見た!!
▼それにして不思議だ!!
 こんな子グモたちが、一見リスクの高そうな集団生活をするのだろう。
 以前に作業仮説をいくつかたてていた。
 (1) 団居は集団訓練の場である。(集団訓練所説)
 (2) 団居は成長待機の場である。(「学校」説)
 (3) 団居は危機回避作戦である。(目くらまし作戦)
デアル。
 まだどの仮説が正しいのか、はたまたその複合なのかわかっていない。
 今回の観察でもいろいろ考えてみたいものだ。
 金柑の木の下の方の「団居」は、夕方には少し上の方に移動していっているようだった。
 最終的には大空にバルーニングして旅だっていくのだろう。それまでに…。
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▼「ふしぎ!?」発見といものは、よく重なってやってくるものだ。
 昨日もそうだった。
 昼すぎだ。
 妻がもったいぶって言った。『こんなやついらんか!?』
 すぐにピンときた。あいつだ!!コウガイビルだ!!
 植木鉢の周辺を掃除してみつけたらしい。「いらん」と断る理由もなかった!!
 43号コウガイビルとの出会いの日でもあった。

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2018年秋・私の「クモ学」はどこに!? #クモ学

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私の「クモ学」のはじまりのすべては、クモたちとの「偶然」の出会いからはじまっていた!!
・コガネグモ
・ゲホウグモ
そして最もありふれたあのジョロウグモの場合も!!
▼2015年夏の終り、一匹のジョロウグモに出会った。
 どこかに出かけて行って出会ったというのではない。彼女の方から近づいて来たのだ!!
 すべての自然観察の「基地」としているような場所があった。
 なにもかも雑居している物置小屋だった。
 その軒下に彼女がネットを張ったのだ!!「観察する」というものではなかった。
 その場に立てば目の前に彼女がいたのだ。
 彼女は狩りのすべてを見せてくれた。さらに驚くべき事に2度にわたる「産卵」を観察させてくれた。

 感動はそれに終わらなかった。2016年の春には、その「卵のう」から
 「出のう」→「団居」(まどい)→「クモの子散らす」→「バルーニング」(旅立ち)
 のすべてを見せてくれた!!
 2016年秋から2017年春にかけても同じことを見せてもらった。
▼その場所も今はない!!
 今年の秋も、あらたなジョロウグモとの出会いを願っていた。

 セレンディピティは待っているだけでは訪れない!!

 昨日の朝、あのゲホウグモが現われた柿の木にジョロウグモがみごとなネットを張っていた。
 「空ぶり」覚悟でこの彼女をしばらく継続観察してみることにする。

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▼シロウト「クモ学」はじめて6年!!
 まだまだ断定的なことは言えないが、そんな気がしてならない!!

・クモたちには季節の移り変わりをいちはやく認識する能力がある!!
・クモたちは「天気の変化」を予知できる!!

 これはアタリマエすぎるほどアタリマエのことなのかも!?
 さあ夜が明けたら…

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2018年夏・「クモ学」は今!! #クモ学

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2018/08/06 06:26
画像のタイムスタンプを見たら、そう記録されていた。
 これが、今年のコガネグモ最後の姿となってしまった。!!
 
 アクシデントはその日の午後に起こった。立秋の前日だ。
 例年そんなことはないのに、今年に限って、大がかりな草刈りが実地されたのだ。
 家から10mと離れてはいない土手とは言え、私有地ではないので文句は言えないが、私にとっては大切な「クモ観察園」!!
 昨日も、周辺にその姿をさがすがもうみつけることができなかった。

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▼少し落胆しながらも、「クモ観察園」を散策してみた。
 アリガタイ!!
 たとえコガネグモがいなくなっても、その仲間の「ナガコガネグモ」「コガタコガネグモ」は元気な姿を見せてくれていた。

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▼「ジョロウグモ」は「これからは我らの季節!!」と言わんばかりに元気に大きくなっていた。
 果敢に狩りをする姿は見ものだ。
 巧みに糸を操りネットを張る姿にも見ほれてしまう!!

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▼初夏より姿を見せている「サツマノミダマシ」は、巨大なハグロトンボを獲物にしていた。

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 「クモ学」はやっぱり面白い!!
 シロウト「クモ学」はまだまだ続くのだ!!

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今年のジョロウグモ継続観察は!? #クモ学 #ジョロウグモ

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▼ジョロウグモが目立つ季節になっていた。特に昨日は夏に逆戻りしたような暑い一日になったので、その動きが活発だった。
 私は迷っていた!!
 ここ数年は、「この彼女とつき合おう!!」と決めてジョロウグモの継続観察していた。
 「狩り」や「産卵」の様子まで観察してきた。
 さらには翌年の春には「産卵」した「卵のう」からの「出のう」「団居(まどい)」「旅立ち」までを観察させてもらっていた。
 これまでの観察は「クモ学のすすめ」に記録していた。
▼せっかく定着したかに見えたジョロウグモの継続観察であるが、困ったことが起きてしまった。
 その継続観察していた場所がなくなってしまったのだ!!
 事情あって納屋などを解体してしまったのである。
 だから、継続観察を続行するためには、別の場所のジョロウグモを指定する必要があるのだ。
 さんざん迷ったあげく3匹のジョロウグモに決めた。
 もっとも身近に居ていつでも観察できる3匹である。
 石榴の木にネットを張る2匹 仮に「A」「 B」としよう。
 ナンテンの木にネットを張る 「C」
▼さっそく「A」ジョロウグモが忙しく狩りをしていた。
 そのネットにきらりと光るものがいた。
 なんとあのイソロウ君だ!! シロカネイソウロウグモだ!!
 なんという目敏さだ。それにしても「ふしぎ!?」だ。

 なぜイソロウ君はここにくれば「おすそ分け」がいただけるとわかったのだろう?
 
▼A~Cのどのネットにもイソロウ君ではない別の小さなクモがいた。
 ジョロウグモによく似ているような気がする。でもからだはずいぶん小さい!!
 そうだ。オスのジョロウグモだ!!
 かならず一匹ないし二匹はいる!!

 恋のシーズンなんだろうか!?
 夕方には一匹が大きなメスのジョロウグモに近づこうとしていた!!

 産卵はいつだろう?
 どこに産卵するのだろう?
 できるだけわかりやすいところにお願いします。<(_ _)>
   
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今年のコガネグモは別の場所に!! #クモ学

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▼私とコガネグモの本格的出会いは今から四年前の夏(2013.7.9)、偶然「狩り」の現場を目撃したことにはじまる。
 それから注意して家の周りの草むらを観察するようになり、毎年、何匹ものコガネグモに出会ってきた!!
 私は、自分の家の周りを勝手に「クモ観察園」と名づけていた。
▼今年も、すでに「大賀ハス観察池」のすぐ近くに小さなコガネグモを含めて何匹かをみつけていた。
我が「クモ観察園」にも数匹観察していた。
 ところが本格的夏の到来のこの時期になってすべて姿を消していた。
▼そのかわりといったらへんだが、我が「クモ観察園」以外のいろんな場所でみかけるようになっていた。
 昔からいろんなところで観察できたが、私が気づかなかっただけかも知れない。それは定かではない。
 なかでいちばん目立つのが、毎日の散策で立ち寄る図書館駐車場の植え込みの近くだ。昨日私が確認しただけでも6匹がいた。近くの草むらに一匹、合計7匹のコガネグモがいた!!
 昨日は朝の散策でしか持ち歩かない方のカメラを持っていって画像におさめてみた。
▼あらためて我が「クモ観察園」のアリガタミがわかる!!
 いつでも気が向いたらこんなのが観察できる環境にあったのだから。
 図書館駐車場近くと我が「クモ観察園」の共通することはなんだろう?
 なぜ我が「クモ観察園」から姿を消したのだろう?
 
 私はまだコガネグモの「卵のう」をしっかり観察していなかった。
「出のう」「団居」なども…はたして今年は観察できるだろうか? 

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子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?(4) #クモ学

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あのクモが空を飛行する!!

 知っている人にとってはアタリマエかも知れないが、羽も持たないあのクモが空を飛ぶなんてほんの数年前まで信じられなかった。ここでもやっぱり鍵をにぎるのは「クモの糸」だった。
 自ら出した糸と一緒に風に流されて浮遊するのである。それは気球に乗って空中を浮遊するようなものだから、
バルーニングと呼ばれるらしい。

▼ 東のトタン屋根の下の「卵のう」から出てきて「団居」をしていた子グモたち、すでに多くはそのバルーニングをして旅立っていた。最後のグループが昨日の朝、旅立とうとしていた!!
 「出のう」から8日目の朝だった。
▼今回の東のトタン屋根と玄関のジョロウグモの「団居」の観察を通していくつかのことがわかってきた。
 同時にあらたな「ふしぎ!?」も生まれた。

(1) 二次団居(3齢)のとき、下向きにそろって並んでいる!!「重力感覚」を身につけたか!?

(2) 二次団居からいっきょにバルーニングするのではない。分散、集合を繰り返して団居をする。

(3) 旅立つ(バルーニング)のは朝が多いのでは!?

(4) 昼間はぎゅっとかたまった団居をしている。

(5) 二次団居は「より高くへ」と限らないのかも?いったん下方へも? 


▼究極の「ふしぎ!?」 

子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?

に結論をだすにはあまりも少ない事例しか観察していない。
 仮説も立ててみたもののそれらは、これからの観察のための「作業仮説」にすぎない。
 それに まだ玄関の団居は続いている。

 自分の観察の事例だけでなく、多くの人の観察事例を知りたいものだ。

まだ
(つづく) としておく。
 
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 大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから5週目であった。 

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子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?(3) #クモ学

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▼昨日の朝はまだ雨が降っていた。
 しかし、あいつたちのことが気になったので、脚立をもってきて雨樋の下を見てみた。
 居た!!確かに居た、しかし数が少なくなった気がする。雨の中でも旅立ったやつがいるのだろうか?
 昼近くなり雨はやみ、全体に広がっていた「団居」は、4つぐらいの小さなグループの「団居」になった!!
 青空見え始める夕方までそれは続いた!!
 この子グモたちの旅立ちはいつだろう?
▼今一度、ジョロウグモの一生をふりかえってみておこう。
 知ったかぶりして言うが、
 クモは「変態」しない。生まれたときから、クモはクモのかたちをした赤ちゃんだ!!
 ここで決定的に「昆虫」とはちがう。クモのイモムシちゃんはいない!!
 クモは昆虫ではない!!
 ではどのように成長するのか?
 「脱皮」するのである!! 成長のプロセスはこうだ。
 卵のうのなかで孵化(1齢)→脱皮して(2齢)卵のうから出る(「出のう」)→一次「団居」→脱皮(3齢)→上方へ移動、2次「団居」→旅立ち(バルーニング) 自立!!
 このあとおおむねオスは六回、メスは7回脱皮して「成熟」するらしい。ただし「脱皮」回数はエサの量によって違いがあるらしい。
▼これを少し頭に入れて置いて、究極の「ふしぎ!?」

「子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?」

に仮説を立ててみよう。仮説を立てて観察すれば、これまで見えなかったものも見えてくるかもしれない。
 シロウトが故の大胆な仮説だ!! 3つある。

(1) 団居は集団訓練の場である。(集団訓練所説)

(2) 団居は成長待機の場である。(「学校」説)

(3) 団居は危機回避作戦である。(目くらまし作戦)

 どれかひとつというのでなくこれらの複合かも知れない。ではひとつづつもう少しくわしくみてみよう。
(1) 団居は集団訓練の場である。(集団訓練所説)
 団居をしているあいだの子グモたちの様子をみていて考えた仮説である。
 クモたちの最強にして最高の「武器」「ツール」は糸である。糸を操る技術はこれから生きていくうえで必須である。子グモたちも、命綱であるしおり糸を出している。それをみごとに操り暮らしている。
 団居そのものをかたちづくているのも子グモたちが出した糸でつくられている。
 この地球上という自然界で暮らしていく上で忘れてならない見えない大敵がある。
 それが「重力」である!!
 今回の観察で確かめることができた。
 3齢になったときの子グモは、みんな一斉に下方を向いているのである!!
 今から大空へ旅立っていく前にどうしても身につけて置かなければならないスキルは 「重力感覚」である
 糸の操作術、「重力感覚」訓練の場、それが団居である。 

(2) 団居は成長待機の場である。(「学校」説)
 (1)と重なるが、いっきょに成長できるわけではないので、その時期を待たなければならない。
 共同で生活しながら、社会を学ぶのである。
 この期間のエサはどうするのだろう?
 あらたな「ふしぎ!?」も生まれてくるが\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

(3) 団居は危機回避作戦である。(目くらまし作戦)
 群れで暮らせばリスクが高まる。その一方で天敵である蜂などにとっては巨大にみえるということも確かである。仮に襲われたとしても、「クモの子を散らす」技術で危機を回避できる。
 ハイリスクハイリターンで身につけた技術こそ「クモの子散らす」なのでは…。

▼書きながら自分でも恥ずかしくなってくるような大胆な「仮説」である。(^^ゞポリポリ
 一匹のコガネグモの「狩り」を偶然見かけたことよりはじまった私のシロウト「クモ学」!!
 5年目の今年も大いに楽しみたい。

(つづく)
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子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?(2) #クモ学

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▼「何をしているんだい?」
  「何のためにそんなことしているんだい?」
 忙しく動き回るか、眠ったように休憩する子グモたちはとてもそんな質問に答えてくれそうになかった。
 ナラバしかたがない!!
 自分の眼で見た「事実」をつなげて勝手にストーリー(仮説)をつくるしかない。
 
 それが、私の無手勝流シロウト研究の流儀だった!!

▼そのためには見た「事実」は記録しておこう。
 ヘタな写真でもいっぱい撮っておこう。それが謎解きの大きなヒントを与えてくれるかも知れない。

 昨日(2017/05/24)の朝、団居をしていたジョロウグモの子グモたちはもう一昨日の場所にはいなかった。
 今度こそ、バルーニングスタンバイかと上を見た。なるほど上の雨樋のパイプに居た。
 朝食だけすましてくわしく観察しようと目を離してしまった。
 またしても同じ失敗をやらかしてしまった(^^ゞポリポリ
 朝食を済ませてその場所に行くとまたして消えていた。さらに上を見た!!
 居た!!
 今まさに旅立とうと(バルーニング)しているやつもいるようだ。

 何も旅立つのにこんな悪天候の日をえらばなくてもいいだろうに、なぜ?

 そう言えば昨年も、雨の日の旅立ちを観察していた。私はここでも勝手にひとつの作業仮説を立てていた。

 「クモは天気を予知できる。」
 「予知できるからこそ、上昇気流の起こる日を旅立ちの日とする。」
 「私たちの悪天候は、旅立つクモにとって好天気!!」
 
 ほんとうだろうか? 確信をもつためにはまだまだ「事実」が少なすぎた。
▼朝の「旅立ち」が終わったあと、残留組は再び「団居」をはじめた。
「団居」の結集度合いはお昼が近づくに従って強くなっていた。
これは一昨日と同じだ。
 ところが想定外(クモたちにとっては想定内か)のことが起こった。雨が本格的に降り出したのだ。
 雨粒のあたった「団居」は「クモの子を散らした」状態になった!!
 しかし、しばらく時間が経つと再度、結集度合いの強い「団居」を雨のあたらぬ雨樋の裏側に移動してつくっていた。

▼自分の観察と平行して、文献によって謎解きを試みようとした。
 シロウト「クモ学」はじめて日の浅い私は、クモに関する本はあまりたくさんは持っていなかった。
 限られた手持ちの本には、「団居」の事実はでてくるが、「なぜ?」は出てこなかった。
 私のお気に入りの『クモ学』(小野 展嗣著 東海大学出版会)にも

 なぜ、「まどい」をするのか、はよくわかっていない。(同書P59より)
 

 こう書かれてからでも15年が経過している。
 研究はどこまで進んでいるのだろう?
 どんな「仮説」が出てきているのだろう?
 
 私は、今、それが知りたい!!

(つづく)

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子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?(1) #クモ学

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▼その異変が起きたのは、「出のう」から4日目の昨日(2017/05/23)の朝のことだった!!
 いつものように、玄関のジョロウグモの「団居(まどい)」を観察しようとしたそのとき気づいた。
 団居のなかに脱皮したあとの脱殻は見られるものの本体の子グモたちの姿が少ないと思った。
 そのときだ!!団居から上にのびるロープに気づいた。
 見ればそのロープをつたい次から次へと子グモたちが移動していっているではないか。
 子グモたちの大移動がはじまっていたのだ。
 次なる団居の場所は、これまでよりも高い位置にある雨樋のパイプだった。
 バルーニングに向けた移動かととりあえず納得した。

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▼朝食をすませて再び観察してみようと玄関に出てびっくりしてしまった。
 先ほどせっかく大移動した場所に、まさにクモの子一匹としていなかったのだ。
 (゜o゜)ゲッ!! そんなバカな。
 たった一時間もたたないあいだに何が起きたのだ?
 どこに行ったのだ? 私はあせった!! 
 鳥にでもまとめてパクリと食べられてしまったのだろうか?(内心思った。だからいわないことではない。団居はリスクかたかすぎる!!)
 いやいやそんなことない。この4年間、いやというほど見せてもらってきたクモのスゴ技!!から考えてそんなことはアリエナイとある程度確信を持てた。しかし、いないのは現実だ!!
 周辺をさがした。みつからない。さらに高い位置へいどうしたのだろうか?
 はしごでもかけてさがすかと思ったそのときだ。
 居た!!

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▼居たのはまったくの予想外の場所だった。
 同じ雨樋のバイブでも もっともっと低い位置だった!!
 つまりは 私のまったくの目の前だった!!
 「これで観察しやすいだろう。しっかり観察せよ!!」と言わんばかりの位置だった。
 でもどうしてだろう?
 どうして低い位置へ? 
 その位置が納屋の屋根との関係で朝日の射す位置であることは確かだった。

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 再び大移動がはじまるかと思っていたが、昨日は夕方までそこで団居をつづけていた。

▼こんなラッキーな観察の機会を得たことによって、かねてより気になっていた「ふしぎ!?」に挑戦してみたくなった。

 子グモたちはなぜ「団居(まどい)」をするのか!?

 どう考えても「団居」はリスクが高すぎる!!
 子グモを捕食する天敵からみれば、これほど都合のいいことはない。おいしいご馳走が「かたまり」で山盛りぶら下がっているのだから。
 そう考えてしまうのはシロウト考えだろうか?
 4億年も前から、この地球上で暮らしてきたクモたちの「スゴ技!!」の秘密がここにもあるのだろうか?

 私は思わずまたつぶやいてしまうのだ!!
 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」


(つづく)

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