本日(2024/06/07)、第381回オンライン「寅の日」!! #科学と文学 #traday #寺田寅彦

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▼今年も身近にやってきたコガネグモは、はや10号にもなっていた!!
 じっくり観察できると喜んでいたら、「X」の「飾り」だけ残して居なくなってしまった。
 「引っ越し」だろうか!?
 それとも!?
 「引っ越し」なら、たて糸とも横糸ともちがう特製の「飾り」を回収せずにとはモッタイナイ!!
 家主の居ないのにシロカネイソウロウグモだけか居た!?
 シロウト「クモ学」は、観察したことをまず「記録」することからはじめたい。

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▼本日(2024/06/07)は、第381回オンライン「寅の日」である。
 6月テーマは

【6月テーマ】「寅彦と科学と文学」

 である。
 読むのは 2回ともズバリ「科学と文学」である。本日はその1回目。


◆本日(2024/06/07)は、第381回オンライン「寅の日」!!

● 「科学と文学」(1)(青空文庫より) 

▼実に長編の作品である。
 寅彦自身も最後に記しているように、これは一つの「実験ノート」である。
 各自が自らの「文脈」に引き寄せながら読むのがふさわしいのではないかと思っている。

 自分に響いてくるところを、私の「文脈」に引き寄せてピックアップさせてもらおう。

全くそのころの自分にとっては科学の研究は一つの創作の仕事であったと同時に、どんなつまらぬ小品文や写生文でも、それを書く事は観察分析発見という点で科学とよく似た研究的思索の一つの道であるように思われるのであった。

象形文字であろうが、速記記号であろうが、ともかくも読める記号文字で、粘土板でもパピラスでも「記録」されたものでなければおそらくそれを文学とは名づけることができないであろう。

 ここで登場する「記録」こそ、私には最高のキーワードに思えるのだった。
人間霊知の作品としての「学」の一部を成すところの科学はやはり「言葉」でつづられた記録でありまた予言であり、そうしてわれわれのこの世界に普遍的なものでなければならないのである。

 言葉としての科学が文学とちがう一つの重要な差別は、普通日常の国語とはちがった、精密科学の国に特有の国語を使うことである。その国語はすなわち「数学」の言葉である。

 そして、うんと納得する次のコトバにつながるのだった。
一方で、科学者の発見の径路を忠実に記録した論文などには往々探偵小説の上乗なるものよりもさらにいっそう探偵小説的なものがあるのである。実際科学者はみんな名探偵でなければならない。

▼さらに次なるキーワードへと展開される。

 歴史は繰り返す。方則は不変である。それゆえに過去の記録はまた将来の予言となる。科学の価値と同じく文学の価値もまたこの記録の再現性にかかっていることはいうまでもない。

 そして、「お気に入り」のコトバがここで出てくる。
 顕微鏡で花の構造を子細に点検すれば、花の美しさが消滅するという考えは途方もない偏見である。花の美しさはかえってそのために深められるばかりである。花の植物生理的機能を学んで後に始めて充分に咲く花の喜びと散る花の哀れを感ずることもできるであろう。

これこそが、寅彦のスタンスと言ってよいのだろう。
そして、科学者の役割を次のように提言していた。
 それで、そういういろいろな物の見方に慣れた科学者が人間界の現象に対してそういう見方から得られるいろいろな可能性を指摘してそれに無関心な世人の注意を促すということは、科学者としてふさわしいことであって、そうしてむしろ科学者にしてはじめて最も有効に行ない得らるる奉公の道ではないかとも考えられるのである。

 さらに具体的に次のように言っていた。
科学者が科学者として文学に貢献しうるために選ぶべき一つの最も適当なる形式はいわゆるエッセーまた随筆の類であろうと思われる。

 科学的「エッセー」「随筆」が、ここにおける最大のキーワードである。
 実はここを言いたいがために、私には「科学と文学」を書いたのではと思われる。
 さらに詳しくは、次回につづけたい。

 私も私なりのシロウト「クモ学」を「記録」し、「随筆」が書けたらいいのにな。

(つづく)

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子規庵の糸瓜(6年目)を植え替えた!!そして…(2024/05/30) #子規 #子規庵 #糸瓜 #子規博物館 #コウガイビル

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▼子規庵の糸瓜の6年目の種蒔きをしたのは、5月のはじめだった。

●「子規庵の糸瓜」6年目の種子を蒔いた!!(2024/05/03) #子規庵 #糸瓜 #糸瓜の種子

 多数が発芽して、大きく育とうとしていた。
 植え替えの時期がきていた。

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▼一昨年から「露地植え」に切り替えていた。
 すでに少々の肥料を入れ、畝をつくっていた。
 元気のよさそうな株から、植え替えていった。けっこう根が良く育っているのにおどろく。
 全部でちょうど20株を植え替えた。

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▼さあ、「子規庵の糸瓜」6年目!!
 どんな展開があるだろう。
 楽しみである。
 糸瓜忌(子規忌)には、いくつがまにあうかな!?
 今年中には、2つのスポットを再訪したいな。

●子規庵
●松山市立子規記念博物館

▼そして、昨日は「記録」しておくべきものに出会ってしまった。
 73号コウガイビルである。
 より正確に言えば、出会ったのは一昨日であるが、例により水とともにナイロン袋に入れたのは昨日(2024/05/30)なので、ここに「記録」しておく。
 のびたときの体長は、およそ15㎝近くあった。

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第46回オンライン句会「寅の日」6月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

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▼「チュウガタコガネグモ」!!
 コガネグモに似るが、腹部の黄色の横条の一部が切れているのでちがう。
 彼女とリアルでの「出会い」ははじめてであった。
 ひとり吟行の途中の坂道でのことだった。

▼手持ちの俳句歳時記(角川文庫)にも季語「蜘蛛」はあった。
 数多くの傍題も
 【蜘蛛 くも】
 蜘蛛の囲 蜘蛛の巣 蜘蛛の糸 女郎蜘蛛 蜘蛛の太鼓 蜘蛛の子

 あらたな季語との出会いも「句会」の大きな楽しみのひとつだった。

▼オンライン句会もはや第46回をむかえる。
 あらためて、6月例会の案内をあげておく。

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第46回オンライン句会「寅の日」6月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (参加を希望される場合は、「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを)
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 

5.【投句期間】
 2024年6月1日0時から15日23時30分まで
 
6.【選句期間】
 2024年6月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2024年6月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

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▼さあ、6月の句会では、どんな「季語」との出会いが待っているだろう。
 自分が詠む句の「季語」に興味あるのはもちろんのことであるが、他の方の詠まれる句の「季語」にもより興味がある!!
 その「季語」に教えられることも多い!!
 まるで、自分の世界がふくらんでいくようで、うれしい!!

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本日(2024/05/26)、第380回オンライン「寅の日」!! #科学上の骨董趣味と温故知新 #traday #寺田寅彦

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▼「ふしぎ!?」だ。
 ほんとうにこの「X」の「隠れ帯=飾り」が、昆虫たちがよく見ることのできる紫外線を中心に光を反射するのだろうか!?
 昆虫たちには花に見えて、おびき寄せられるのだろうか!?

 すっかりコガネグモの「ふしぎ!?」にはまってしまっていた。
 新旧いつの時代にも「ふしぎ!?」を追いかけるのは面白い!!

▼本日(2024/05/26)は、第380回オンライン「寅の日」である。
 5月テーマは、2ヶ月つづきで

【5月テーマ】「寅彦と科学教育」

 である。
 本日はその3回目、読むのは 「科学上の骨董趣味と温故知新」である。


◆本日(2024/05/26)は、第380回オンライン「寅の日」!!

● 「科学上の骨董趣味と温故知新」(青空文庫より) 

▼科学教育に直接的にはふれられていないが、とても示唆的なことが多く含まれる文章だった。
 こんな指摘からはじまっていた。

 科学者の修得し研究する知識はその本質上別にそれが新しく発見されたか旧くから知られているかによって価値を定むべきものではない。科学上の真理は常に新鮮なるべきもので骨董趣味とは没交渉であるべきように見える。しかし実際は科学上にも一種の骨董趣味は常に存在し常に流行しているのである。

 続けてこうも言う。
 もし科学上の事実や方則は人間未生以前から存していて、ただ科学者のこれを発見し掘出すのを待っているに過ぎぬと考える者の立場から見れば、このくらい古い物はない道理である。こういう意味からすれば科学者の探求的欲望は骨董狂の掘出し慾と類する点があると云われ得る。

科学者の知識は「物自身」の知識ではなくて科学者の頭脳から編み上げた製作物とも云われる。

 なんとも示唆的である!!
 誰もが「私の科学」を持っている。ズバリの指摘だ。
その人々の科学というものに対する見解やまたこれを修得する目的においても十人十色と云ってよいくらいに多種多様である。実際そのためにおのおの自己の立場から見た科学以外に科学はないと考えるために種々の誤解が生じる場合もある。

▼本意は後半に集中しているように思えた。

最新の知識すなわち真である。これに達した径路は問う所ではないのである。実際科学上の知識を絶対的または究極的なものと信じる立場から見ればこれも当然な事であろう。また応用という点から考えてもそれで十分らしく思われるのである。しかしこの傾向が極端になると、古いものは何物でも無価値と考え、新しきものは無差別に尊重するような傾向を生じやすいのである。

 しかし自分の見る所では、科学上の骨董趣味はそれほど軽視すべきものではない。この世に全く新しき何物も存在せぬという古人の言葉は科学に対しても必ずしも無意義ではない。

 いよいよもっとも唱えたいことに迫っていく。
このような類例を探せばまだいくらでもあるだろう。新しい芸術的革命運動の影には却って古い芸術の復活が随伴するように、新しい科学が昔の研究に暗示を得る場合は甚だ多いようである。これに反して新しい方面のみの追究は却って陳腐を意味するようなパラドックスもないではない。かくのごとくにして科学の進歩は往々にして遅滞する。そしてこれに新しき衝動を与えるものは往々にして古き考えの余燼(よじん)から産れ出るのである。

 しかしその半面の随伴現象としていわゆる骨董趣味を邪道視し極端に排斥し、ついには巧利を度外視した純知識慾に基づく科学的研究を軽んずるような事があってはならぬと思う。直接の応用は眼前の知識の範囲を出づる事は出来ない。従ってこれには一定の限界がある。予想外の応用が意外な閑人的学究の骨董的探求から産出する事は珍しくない。

 そして、本論の結論に至る!!
自分は繰返して云いたい。新しい事はやがて古い事である。古い事はやがて新しい事である。

 かってに自分流に翻訳してしまうのだった。
 ホンモノの「流行」は、「不易」を内包する!!
 ホンモノの「不易」は、「流行」を創造する!!

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2024年6月のオンライン「寅の日」は #科学と文学 #traday #寺田寅彦

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▼私は、およそ文学とは縁遠い人間だった。
 しかし、ここには特別の思い入れを持っていた。 
 「高知県立文学館」である。
 そこには、「寺田寅彦記念室」があった。
 訪れたときは、いつも長居をする。貴重な展示、「寺田寅彦実験室」のビデオ等もさることながら、ここには独特の空気が流れている。
 いつしか寅彦と対話している気分になるのだった。

▼2024年6月のオンライン「寅の日」の計画をたてる時期である。
 6月はちょっと角度をかえて、寅彦を読み解きたい。

【6月テーマ】「寅彦と科学と文学」

 2024年6月のオンライン「寅の日」は2回ある。

■2024年6月のオンライン「寅の日」!!
◆第381回オンライン「寅の日」 …6/07(金)
◆第382回オンライン「寅の日」 …6/19(水)

▼では何を読むか!?
 このテーマのときは定番としてきたズバリ「科学と文学」を読みたい。
 「科学と文学」はかなりの長編である。
 今回は、2回に分けて読むこととしたい。

■2024年6月のオンライン「寅の日」!!

◆第381回オンライン「寅の日」 …6/07(金)「科学と文学」(1)(青空文庫より)

◆第382回オンライン「寅の日」 …6/19(水)「科学と文学」(2)(青空文庫より)


▼人は自らの「文脈」に引き寄せて文章を読み解く。
 アタリマエのことながら、6月のテーマのような場合はなおさらであろう。
 ひとそれぞれで、ちがった「文脈」を持っている。
 だから、読む人によって、まったくちがった感想・意見をもたれることだろう。
 ちがうから面白い!!
 とも言える。多くの人の感想・意見を聞きたいですね。

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本日(2024/05/14)、第379回オンライン「寅の日」!! #雑感 #理科教育 #traday #寺田寅彦

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▼不思議なものである。
 ずっと見慣れた「風景」が、まったくちがう景に見えてきた。
 その景に、なにか意味あるようにも思えてきた。
 それは、きっと「動く大地」を科学する をはじめたことと関係あるにちがいない。
 「科学する」とは そんなことなのかも!?

▼本日(2024/05/14)は、第379回オンライン「寅の日」である。
 5月テーマは、4月テーマにひきつづき

【5月テーマ】「寅彦と科学教育」

 である。
 本日はその2回目、読むのは 「雑感(『理科教育』より)」である。


◆本日(2024/05/14)は、第379回オンライン「寅の日」!!

● 「雑感(『理科教育』より)」(青空文庫より) 


▼前回の「研究的態度の養成」から、10年がたっていた。
 同じく『理科教育』への寄稿であった。
 体験的「理科教師論」からはじまっていた。

それは教科書や講義のノートの内容そのものよりも、むしろそれを教わった先生方から鼓吹された「科学魂」といったようなものであるかと思われる。
 ある先生達からは自然の探究に対する情熱を吹き込まれた。ある先生方からは研究に対する根気と忍耐と誠実とを授けられた。

 科学教育の根本は知識を授けるよりもむしろそういう科学魂の鼓吹にあると思われる。しかしこれを鼓吹するには何よりも教育者自身が科学者である事が必要である。先生自身が自然探究に対する熱愛をもっていれば、それは自然に生徒に伝染しないはずはない。実例の力はあらゆる言詞より強いからである。

ただ先生自身が本当に自然研究に対する熱があって、そうして誤魔化さない正直な態度で、生徒と共に根気よく自然と取込み合うという気があれば十分である。先生の知識は必ずしもそれほど広い必要はない。いわゆる頭の良い必要はない。

 私などそう言われると、ほっとするのだった。

▼それだけでない。きわめて示唆的な提言もしてくれていた。

先生自身の題目の研究をした方がよいと思う。先生自身の研究の挿話は生きた実例としてどれだけ強く生徒に作用するか分らない。

 間違いを教えたとしてもそれはそれほど恥ずべき事ではない。また生徒の害にもならない。科学の歴史は一面から見れば間違いの歴史である。間違える事なしには研究は進められない。誤魔化さないことだけが必要である。

何でも手近な題目を取扱い、そうして、自然が如何に分らない事だらけであるかという事、その分らない事が、熱と根気で向って行けば少しずつ少しずつ分って行く事、その少しずつ分って行く少なくも分ったような気がして行く事が如何に愉快なものであるかという事などを実習したらいいだろうと思う。先生の分らない事は大抵誰にも本当はよく分らない事である。分らない事は恥でも何でもない。分らない事を分ったような顔をするほど恥ずべき事はない。

 そして、またもうひとつの提言もしていた。
 手近い実例の人を動かす力は偉大なものである。そういう意味で、教師は時々は我邦(わがくに)の科学者の研究を生徒に紹介するがいいと思う。遠い西洋の大学者の大研究よりも手近い日本の小学者の小研究の方が遥かに切実な印象を日本の生徒の頭脳に刻みつけるであろう。そうして生徒自身の研究慾を誘発するであろう。

96年前の文章である。
もちろん時代背景もちがう。
しかし、時空を超えて、今なお有効なこともいっぱいあるのでは!?   

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「子規庵の糸瓜」6年目の種子を蒔いた!!(2024/05/03) #子規庵 #糸瓜 #糸瓜の種子

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▼そもそものはじまりは、二度目の子規庵の訪問のときだった!!
 このとき、私は5粒の糸瓜の種子を「おすそ分け」してもらった。
 その年から、「子規庵の糸瓜」として育てはじめた。
 5粒の種子は、4粒が発芽した。
 その後、毎年育て続けて今日にいたっている。
 だから、今年は6年目ということになる。

▼5年目「子規庵の糸瓜」からもたくさんの種子を採取していた。
 
◆子規庵の糸瓜(5年目)から種子を採取した!!(2024/02/27・28)

▼そのほんの一部の種子をつかって、6年目「子規庵の糸瓜」に挑戦である。
 ヒガンバナの実生実験などでくりかえしやってきた方法なので、ある程度修得してきた!!
・育苗プラグトレーを使用して、一粒ずつ種蒔きをした。
・土は市販の「培養土」を使った。
・種子は一晩、水につけておいた。
・90粒の種蒔きをして、残った種子は畑に蒔いた。
・苗はいつごろのびてくるだろう!?

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▼さあ、今年も「糸瓜忌(子規忌)」(9/19)に間に合うかな!?

 本家本元の「子規庵」の方は、糸瓜棚を修復されたようだ。
 また行ってみたいなあ!!

◆子規庵 

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本日(2024/05/02)、第378回オンライン「寅の日」!! #研究的態度の養成 #traday #寺田寅彦

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▼私は、まだまだ先日の「土佐の寅彦」詣の余韻のなかにいた!!
 あの銅像の前に立つと、あのコトバが聞こえてきたような気がしたのだった。

 「ねえ君 ふしぎだと思いませんか」

▼本日(2024/05/02)は、第378回オンライン「寅の日」である。
 5月テーマは、4月テーマにひきつづき

【5月テーマ】「寅彦と科学教育」

 である。
 本日はその1回目、読むのは 「研究的態度の養成」である。

◆本日(2024/05/02)は、第378回オンライン「寅の日」!!

「研究的態度の養成」(青空文庫より) 


▼いきなりズバリの本論からはいった。

 理科教授につき教師の最も注意してほしいと思うことは児童の研究的態度を養成することである。与えられた知識を覚えるだけではその効は極めて少ない。

 そして、えらく具体的なアドバイスが続いた。
 これには最も必要なことは児童に盛んに質問させることである。何の疑問も起さないのは恥だという風に、訓練することが必要である。

 そのとき教師のとるべき態度として2つの場合があるとしていた。
 そして、その2つの場合の対応策を述べていた。
そうして児童の質問に対して教師のとるべき態度について二つの場合があると思う。その一は児童の質問に答うることの出来なかった場合である。その二は教師がよく知って答え得る場合である。

この時はむしろ進んで、先生はこれを知らない、よく調べて来ましょう、皆さんもまたよく考えてお出でなさい、いろいろ六(むつ)ヶしいまた面白いことがあるだろうと思いますといった風に取扱ってほしい。とにかく児童には、知らないことが恥でない、疑いを起さないこと、またこれを起しても考えなかったり調べなかったりすることが大なる恥である、わるいことであるといった精神を充分鼓吹(こすい)してほしいと思う。教師がこの態度になることの必要は申すまでもなかろう。

 第二の場合には、教師は、そんなことを知らないのか、それはこうだといった風に事もなげに答えてしまう傾きがまた少なくないように見受ける。これはまた理科教育上極めて悪いことである。何となれば児童は知らないという事が大変悪い事と思って恥じ恐れて、それきり更になんらの疑問を起したり調べたりしないようになってしまうからである。ところが如何なる簡単なることでも実際よく調べてみるとなかなか六ヶしいことが多く、世界中の学者がよっても解決の出来ないようなことが少なくはないのである。

 現実問題にも配慮しながら、やっぱりこのことを力説していた。
彼等の求知心を強からしめ、研究的態度に出でしむるようにありたい。科学的の知識はそうそうたやすく終局に達せらるるものではない事を呑み込ませて欲しいものである。時には更に反問して彼等に考えさせることも必要である。勿論児童の質問があるごとにかように話しているわけにはゆかないが、教師の根本態度が、この考えであってほしいのである。

▼さらに寅彦は興味深い提案もしていた。

 それから小学校では少し無理かも知らないが、科学の教え方に時々歴史的の色彩を加味するのも有益である。勿論科学全体の綜合的歴史はとても教えることは出来ないが、ある事項に関する歴史でよろしい。

これらの歴史を幾分でも児童に了解させるように教授する事はそれほど困難ではあるまい。かようにしていって、科学は絶対のものでない、なおいくらも研究の余地はある、諸子の研究を待っているという風にしたいと思うのである。

 最後に「注意すべき」ことにもふれながら、次のように述べていた。
従来の知識を無視して無闇(むやみ)に突飛(とっぴ)な事を考えるような傾向を生ずる恐れがある。この種の人は正式の教育を受けない独創的気分の勝った人に往々見受ける事で甚だ惜しむべき事である。とにかく簡単なことについて歴史的に教えることも幾分加味した方が有益だと確信するのである。

最後になったが、この文章がいつ・どこに発表されたのかに注目しておきたい!!
(大正七年十月『理科教育』)
となっている。
 大正七年=1918年!!
 日本理科教育史におけるこの年にぜひ注目しておきたいものである。

 

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第45回オンライン句会「寅の日」5月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

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先日の「土佐の寅彦」詣で、いつも起点にしている「寺田寅彦記念館」の庭にたった。
 アオギリの緑がうれしかった!!
 もうひとつ、うれしいものをみつけた。
 「俳句投句ポスト」である。
 ここにあってもなんの違和感もなかった。むしろ、あってアタリマエ!! 
 今まで何度も訪れながら気づかなかったとは!?

▼それは、しばらくご無沙汰しているあいだに、このオンライン句会「寅の日」をはじめたからだろう。
 詣の最後に訪れた墓所では
 寅日子先生の墓前で、オンライン「寅の日」の進捗状況とこのオンライン句会の報告をした。
 寅日子先生はなんと思われたかな!?

▼その寅日子先生にも案内するつもりで、第45回5月例会の案内をあげておく。
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第45回オンライン句会「寅の日」5月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを)
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 

5.【投句期間】
 2024年5月1日0時から15日23時30分まで
 
6.【選句期間】
 2024年5月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2024年5月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

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▼「土佐の寅彦」詣の余韻のなかで、5月例会も楽しんでいきたいものだ。
 ひとり吟行のコースも少しずつ拡げていきたい。
 どんな景と出会うことができるだろう。
 あの人はどう詠むのかな。
 寅日子先生だったら !?

 

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久々の「土佐の寅彦」詣は最高!!(2) #土佐の寅彦 #寺田寅彦銅像 #高知県立文学館 #高知地方気象台遠隔露場 #墓所

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▼「土佐の寅彦」詣では、いくつかの定番スポットをきめていた。
 二日目のスタートは
●寺田寅彦の銅像(2018.07.24~)
 「土佐の寅彦」詣の象徴のような存在だった。初日も訪れていたが、あらためてゆっくり訪れた。
 月曜日の朝ということで、前日とはちがう景がゆっくりみられた。
 「ねえ君、不思議だと思いませんか!?」と問いかけられたような気がしてくるのだった。

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▼さて次も欠かすことのできない定番スポットだった。
●高知県立文学館(「寺田寅彦記念室」)
 特にここには「寺田寅彦記念室」が常設されていた。アリガタイ!!
 寅彦に関する豊富な資料が、ストリーをもって展示されていた。
 またそのなかでも特にお気に入りコーナーがあった。
●「寺田寅彦記念室 映像コーナー「寺田寅彦実験室」」  
 ここでは、とても示唆的で寅彦の実験を再現するような三本のビデオが見ることができる。
・渦巻きの実験 4分30秒
・地滑りの実験 4分7秒
・割れ目と生命 4分10秒
である。どれもスバラシイ!!最高傑作だ。
 ビデオの最後には、寅彦の随筆から引用された寅彦のコトバが紹介される。
 これがまたいい!! すっかり寅彦の世界に引き込まれるのである。
 以前にメモ書きしておいて、最後のコトバをさがしたことがある。
 それが正しければ、次のようになる。
(1) 「渦巻きの実験」 「物理学圏外の物理的現象」(青空文庫より)

 広大無辺の自然にはなお無限の問題が伏在しているのに、われわれの盲目なためにそれを問題として認め得ない結果、それが存在しないかのように枕(まくら)を高くしているのである。

(2) 「地滑りの実験」 「自由画稿」はしがき(青空文庫より)

どんな瑣末(さまつ)な科学的知識でも、その背後には必ずいろいろな既知の方則が普遍的な背景として控えており、またその上に数限りもない未知の問題の胚芽(はいが)が必ず含まれているのである。

(3) 「割れ目と生命の実験」 「空想目録」二 製陶実演 (青空文庫より)

学問の場合には、素材というものの価値が実は非常に重大である。いい素材を発見しまた発掘するということのほうがなかなか困難であってひと通りならぬ才能を要する場合が多く、むしろそれを使って下手(へた)な体系などを作ることよりも、もっとはるかに困難であると考えられる場合も少なくはない。そうして学術上の良い素材は一度掘り出されれば、それはいつまでも役に立ち、また将来いかなる重大なものに使用されるかもしれないという可能性をもっている。

 ついつい何度も繰り返し見てしまうのだった。何度見ても飽きない!!これぞ傑作の所以だろう。
 また、あらたにインターネットで見ることのできる「寺田寅彦実験室」シリーズもできているようだ。
 こちらもぜひ…!!

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▼次は、私が勝手に「ゆかりの地」として、定番スポットにしてしまったところだ。
● 高知地方気象台遠隔露場
 寅彦は日本でいちはやく「高層気象観測」の必要性を説いた科学者でもあった。
 ここには、「ウィンドプロファイラ」もあった!!

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▼そして、最後の定番スポットである。
●寺田寅彦の墓所
 ここで、いつもオンライン「寅の日」の進捗状況を報告した。
 前回からの大きな変化して、オンライン句会「寅の日」のことも報告した。
 さて次回はどこまで報告できるかな。
・オンライン「寅の日」
・オンライン句会「寅の日」

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 定番スポットとまで言わないが、思わぬところで寅彦に出会うこともあった。
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(了)

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