オンライン「寅の日」8年間に何を読んできたのか!?(3) #traday #寺田寅彦

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オンライン「寅の日」がはじまった2012年の8月から、私のなかでは土佐に寺田寅彦を訪ねるのが恒例行事となってしまっていた。
 名づけて 「土佐の寅彦」詣!!
 「土佐の寅彦」詣で必ず訪ねる定番スポットがあった。今では定番スポットは5箇所になった。

(1)寺田寅彦記念館

(2)高知県立文学館(寺田寅彦記念室)

(3)寺田寅彦の銅像(2018.07.24~)

(4)高知地方気象台遠隔露場

(5)墓所

 12回目「土佐の寅彦」詣は秋まで延期となってしまった!!
 秋に墓所で近況報告をするのが、楽しみである。

▼さて
【お薦め随筆】寺田寅彦の「○○随筆」十選!!をつづける。

◆寺田寅彦「俳句入門」十選 !!
(1) 俳句の精神 7
(2) 天文と俳句 7
(3) 俳諧の本質的概論 4
(4) 思い出草 3
(5) 伊吹山の句について 2
(6) 俳句の形式とその進化 1
(7) 子規の追憶 1
(8) 俳諧瑣談 1
(9) 夏目漱石先生の追憶 1
(10) 連句雑俎 1

 私が「俳句入門」なんて自分でも不思議な感じがするが (^^ゞポリポリ
 寅彦の俳句関連の随筆を読んでいるうちに、ぜひ自分でも…となってしまったわけだ。
 ついには、俳句結社「寅の日」まで立ちあげてしまった。

▼最後の【お薦め随筆】である。

◆寺田寅彦「気象入門」八選 !!
(1) 颱風雑俎 7
(2) 茶わんの湯 6
(3) 夕凪と夕風 5
(4) 海陸風と夕なぎ 5
(5) 春六題 3
(6) 凍雨と雨水 2
(7) 伊吹山の句について 2
(8) 自然現象の予報 1

 賢治の「雲見」、寅彦の「宇宙見物」!!
 そう決め込んでいた。とんでもなかった。寅彦こそは「雲見」の超達人だった!!
 実にその観察眼はスルドイ!! 大いに学びたいものである。

▼最後になってしまったが、どこにも入れなかったが、どうしても【お薦め】の一編がある。

「科学と文学」(青空文庫より)  7

 超お気に入りの一編です。
 なぜそこまで言うのか!?
 ちょっと長編ですが、ぜひあなたも読んでみてください。

 さあ、8年の歩みが終り、4月からは9年目の歩みがはじまる!!

 ぜひぜひあなたも一緒に!!

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オンライン「寅の日」8年間に何を読んできたのか!?(2) #traday #寺田寅彦 

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▼私はどこまでも寅彦のにわかファンであった!!
 そんな私を寅彦に夢中にさせてくれた人たちいた!!
 それが

「土佐の寅彦 寺田寅彦記念館友の会」

である。この「友の会」の人たちは誰もが熱く熱く寅彦の魅力を語られた。それはもう圧倒されるばかりだった。
 いっぱいその「おすそ分け」をいただいてきた。
 オンライン「寅の日」をここまで続けてこられたのは、「友の会」との出会いのおかげである。深謝<(_ _)>

▼ 私は8年間に読んできた99編を勝手に少し強引に分類していた。

A 【防災・減災】『天災は忘れられたる頃来る』 9編
B 【科学・科学教育】『ねえ君、不思議だと思いませんか?』 71編
C 【俳句】『歳時記は日本人の感覚のインデックス(索引)である』 13編
D 【気象】寅彦の「雲見」!! 6編 

 なんとも自分の都合だけの勝手な分類だ!!

▼さらには
【お薦め随筆】寺田寅彦の「○○随筆」十選!!
というのつくっていた。
 「寅彦の随筆のなにが面白いですか!?」に答えるための私のお薦めリストだ!!
 やっぱり私はここからはじめる。

◆寺田寅彦「科学(理科)教育」十選!!
(1) 科学者とあたま 8
(2) 研究的態度の養成 6
(3) 雑感(「理科教育」より) 6
(4) 科学上の骨董趣味と温故知新 5
(5) 物理学実験の教授について 5
(6) 方則について 1
(7) 物理学の応用について 1
(8) 知と疑い 1
(9) 疑問と空想 1   
(10) 科学に志す人へ 1

▼次は、そもそも私が寅彦を読むきっかけになった防災・減災である。

◆寺田寅彦「防災・減災」十選!!
(1) 日本人の自然観 9
(2) 天災と国防 8
(3) 津浪と人間 7 
(4) 颱風雑俎 7
(5) 地震雑感 4
(6) 神話と地球物理学 4
(7) 小爆発二件 2
(8) 流言蜚語 1
(9) 災難雑考 1
(10)静岡地震被害見学記 1

(つづく)

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オンライン「寅の日」8年間に何を読んできたのか!?(1) #traday #寺田寅彦 

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一九二八年(昭和3年)の春ころから、高嶺と寅彦は毎週一度のペースで、二人だけの昼食会を催すことになる。高嶺はこの日を「寅の日」、一方の寅彦は「高嶺デー」と呼んでいた。銀座、日本橋、神田、上野界隈までタクシーで足をのばし、毎回、ゆっくり食事をしながらおしゃべりに興じていた(中略)。学問の話もしたが、それ以外に気楽なテーマもよく話題にのぼったという。“高等遊民”を彷彿させる二人の姿が浮かんでくる。(『寺田 寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学』(小山 慶太著 中公新書 P15より)

・この「寅の日」を現代に蘇らせることはできないか?
・時空を超えるオンラインでは可能ではないか?
・オンラインならば誰でも参加できるのでは!?
・「寅の日」にちなみ12日に一回、干支「とら」(寅)の日に!!

 かくしてオンライン「寅の日」は2012年4月はじまった!!

▼この3月末で8年間の歩みとなる!!
・8年間(2012.04.01~2020.03.31)で249回!! 
・定例 2~3回/月
・特番オンライン「寅の日」毎年12/31(寅彦の命日 1935.12.31没)
『日本人の自然観』(1935.10発表)

▼ではその249回のオンライン「寅の日」で何を読んできたのか!?
 読んだ回数の多いものからいっきょにならべてみる。
 (ただし、この回数にはいろんな場合がある。たとえば「ルクレチウスと科学」など一ヶ月3回連続して読んだこともある。その場合は1回としてカウントした。)

【 オンライン「寅の日」で何を読んできたか(2012.04.01~2020.03.31)】
             (数字は読んだ回数)
1 日本人の自然観       9

2 天災と国防      8
3 科学者とあたま        8

4 津浪と人間           7
5 俳句の精神          7
6 天文と俳句          7
7 颱風雑俎      7
8 科学と文学       7

9 茶わんの湯          6
10 研究的態度の養成    6
11 雑感(「理科教育」より)   6

12 日常身辺の物理的諸問題    5
13 科学上の骨董趣味と温故知新 5
14 夕凪と夕風     5
15 海陸風と夕なぎ 5

16 俳諧の本質的概論      4
17 地震雑感     4
18 物理学実験の教授について  4
19 神話と地球物理学    4

20 思い出草     3
21 自然界の縞模様    3
22 線香花火     3
23 金平糖      3
24 身長と寿命         3
25 藤の実     3
26 春六題     3
27 量的と質的と統計的と     3
28 物理圏外の物理現象   3
29 地図をながめて    3
30 ルクレチウスと科学   3
31 物質群としてみた動物群 3
32 蓑虫と蜘蛛    3
33 蜂が団子をこしらえる話   3

34 5月の唯物観        2
35 からすうりの花と蛾 2
36 うじの効用    2
37 コーヒー哲学序説   2
38 西鶴と科学    2
39 レーリー卿     2
40 科学者と芸術家       2
41 コスモスとアリ(柿の種) 2
42 凍雨と雨水    2
43 伊吹山の句について 2
44 小爆発二件    2
45 団栗           2

46 アインシュタイン     1 
47 俳句の形式とその進化   1
48 音の世界    1
49 においの追憶   1
50 毛ぎらい         1
51 エレベーター       1
52 流言蜚語         1
53 田園雑感         1 
54 路傍の草    1
55 日本楽器の名称      1 
56 火山の名について     1
57 歌の口調    1
58 子規の追憶        1
59 詩と官能         1 
60 感覚と科学    1
61 俳諧瑣談    1
62 夏目漱石先生の追憶 1
63 蓑虫      1
64 案内者          1
65 化け物の進化       1
66 災難雑考    1
67 方則について       1
68 新春偶話         1 
69 物理学の応用について   1
70 物理学と感覚   1
71 知と疑い    1
72 自然現象の予報      1
73 怪異考          1
74 柿の種     1
75 連句雑俎    1
76 静岡地震被害見学記 1
77 沓掛より         1
78 とんびと油揚       1
79 小さな出来事       1
80 三斜晶系         1
81 やもり物語        1
82 夏の小半日        1
83 夏            1
84 秋の歌          1
85 カメラをさげて      1
86 疑問と空想        1 
87 科学に志す人へ      1
88 透明人間         1
89 視角           1
90 製陶実演         1
91 向日葵          1
92 竜舌蘭     1
93 映画の世界像   1
94 映画の時代    1
95 映画芸術    1
96 花物語     1
97 庭の追憶    1
98 電車の混雑について 1
99 とんぼ     1

なんと総合計 99編である。

▼【番外編】として、寺田寅彦以外が書いた随筆も2編あった。
 いずれも中谷宇吉郎の書いたものだった。
【番外編】 
1 「指導者としての寺田先生」(中谷 宇吉郎) 1
2 「寺田寅彦の追想」(中谷宇吉郎)       1

 アリガタイことに99編の随筆、たった今すぐにでも誰もが読むことができる!!

◆作家別作品リスト:No.42 寺田寅彦 (青空文庫)

 何度でも言う!!なんとアリガタイ時代だ!!

 8年間もオンライン「寅の日」を継続できたのは「青空文庫」のおかげである!!深謝!

(つづく)

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本日(2020/03/24)、第249回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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こんなところに城があったとはにわかに信じがたかった!!
 
 城の名前は「手城山城」!!
 確かに、山頂は削ったか平になっていた。木立のあいだから下をのぞけば市川が見えた!!
 南北の平野も見渡すことができた。記録によれば、1585年に落城したそうである。(本能寺の変の3年後 435年前)

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 私は歴史散策が主たる目的ではなかった。先日からあたらしく加えた夕方の散策コース!!
 私は、これを自分が暮らす地域の「動く大地の物語」のシナリオを考える取材散策としたかったのだ。
 帰りに高位段丘にある「旧街道」を歩いていると、少しばかりタイムスリップする気分になるのだった。

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▼本日(2020/03/24)は、第249回オンライン「寅の日」である。
 本年度最後のオンライン「寅の日」である。
 3月のテーマは、ズバリ
 警鐘「天災は忘れられたる頃来る」
 その二回目の本日は、「神話と地球物理学」を読む。

◆本日(2020/03/24)、第249回オンライン「寅の日」!!

「神話と地球物理学」(青空文庫より)

▼この随筆が発表されたのは、昭和8(1933)年8月である。
 最晩年まであと2年!!警鐘を打ち鳴らす手により力が入ってきていた。
 寅彦は警鐘に耳を傾けてもらうためには、あの手この手、使える手段はすべてを駆使した。
 「神話」と「地球物理学」一見無縁と思えることもツナイデみせてくれた。
 出だしはこうはじまる。

 われわれのように地球物理学関係の研究に従事しているものが国々の神話などを読む場合に一番気のつくことは、それらの説話の中にその国々の気候風土の特徴が濃厚に印銘されており浸潤していることである。

 「神話」のなかにも、私たちの暮らす大地の「動く大地の物語」が語られている!!
 これが、この随筆の主文脈である!!
 「神話」なんて!? と訝るひとには ちゃんと前置きしていた。

 誤解を防ぐために一言しておかなければならないことは、ここで自分の言おうとしていることは以上の神話が全部地球物理学的現象を人格化した記述であるという意味では決してない。神々の間に起こったいろいろな事件や葛藤(かっとう)の描写に最もふさわしいものとしてこれらの自然現象の種々相が採用されたものと解釈するほうが穏当であろうと思われるのである。

「神話」をも「自然現象観察」の貴重な「記録」とみる寅彦の視点がスバラシイ\(^O^)/

▼さらには、ウェーゲナーと「神話」をツナグくだりはみごと!!

ウェーゲナーの大陸移動説では大陸と大陸、また大陸と島嶼(とうしょ)との距離は恒同(こうどう)でなく長い年月の間にはかなり変化するものと考えられる。それで、この国曳(くにび)きの神話でも、単に無稽(むけい)な神仙譚(しんせんだん)ばかりではなくて、何かしらその中に或(あ)る事実の胚芽(はいが)を含んでいるかもしれないという想像を起こさせるのである。あるいはまた、二つの島の中間の海が漸次に浅くなって交通が容易になったというような事実があって、それがこういう神話と関連していないとも限らないのである。

 また、いつものように最後の寅彦独特の言い回しの言は、今日も示唆的だった!!

 きのうの出来事に関する新聞記事がほとんどうそばかりである場合もある。しかし数千年前からの言い伝えの中に貴重な真実が含まれている場合もあるであろう。

 435年前も前に消えた「山城」と私が暮らす地域の「動く大地の物語」をツナグ作業ははじまったばかりだ。
 さあ、今日も歩いてみるかな。

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2020年4月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦

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オンライン「寅の日」は、2012年4月からはじまった!!
 まもなく8年の歩みが終り、9年目の歩みがはじまる。
 これまでに、12日に一度巡って来る「寅の日」と特番「寅の日」(寅彦の命日12/31)に寅彦の随筆を読み続けてきた。
 8年間一度も欠かすことなく、今のところ第248回まで来た!!

 これこそが、いつ読んでも寅彦は面白い!!
 寅彦は、いつも今日的である!!の証しである!!

 今こそ「オンライン」であることの意義を!!

▼9年目のはじまり4月のオンライン「寅の日」の計画を考える時期だ。
 今だからこそのテーマとしたい。またあらたな歩みが始まる季節でもある。
 それらを考えて、【4月テーマ】は、次のようにした。

 【4月テーマ】 「科学・科学者とは!?」

 4月は3回あった。

■2020年4月オンライン「寅の日」!!
◆第250回オンライン「寅の日」 …4/05(日)
◆第251回オンライン「寅の日」 …4/17(金)
◆第252回オンライン「寅の日」 …4/29(水)

▼今だからこそ問う。
・「科学」とは!?
・「科学者」とは!?
 この問いにきっと寅彦なら答えてくれているはず!!
 ダイレクトに答えはなくとも必ず考えるヒントは与えてくれるはず!!

 記念すべき第250回には、やはりいちばんお気に入りの「科学者とあたま」を読みたい。
 つづいて、新たに「科学」を志す人たちのことも考えて
 「科学に志す人へ」 「漫画と科学」を読みたい。

■2020年4月オンライン「寅の日」!!

◆第250回オンライン「寅の日」 …4/05(日)「科学者とあたま」(青空文庫より)

◆第251回オンライン「寅の日」 …4/17(金)「科学に志す人へ」(青空文庫より)

◆第252回オンライン「寅の日」 …4/29(水)「漫画と科学」(青空文庫より)

▼9年目のオンライン「寅の日」では、「オンライン」であることの優位性に注目した展開にも挑戦してみたい!!
 併せて
 オフライン「寅の日」の展開も!!

 あらたなオンライン「寅の日」参加者がひとりでもふえることを願いつつ9年目の歩みをはじめる!!

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子規庵の糸瓜から「へちまたわし」と「種子」を!! (2)(2020/03/12~/13) #子規庵 #糸瓜

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▼ずっと浸けていたたらいからやっと引き揚げた翌日(2020/03/12)。
 10本の「へちまたわし」に、大きい順番にナンバリングして札をつけた。
 ホースで水洗いすることにより回収できた「種子」を陽当たりのいいところで乾燥させた。
 全部をならべてみるだけでも、なかなか圧巻の景だった!!

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▼午後はいよいよ乾燥した「種子」の数をかぞえることにした。
 まだ糸瓜のなかにわずかに残っている「種子」があったが、その段階で回収できた分だけにした。
 簡単に「数をかぞえるだけ」と思ったが、やりはじめるとすぐ気づいた。
 これがとんでもく遠大なる作業であることに!!
 
 たまたま近くにあったプラスチック容器のフタを利用して、その上に10個のかたまりをつくりながらかぞえていた。
 まずは[1]である。
 数えても数えても終わらない!!
 ついに500個を越えしまった。 503個である!!
 [2]も黒い「種子」だ。それほどでもなく 181個だ。
 [3]~[6]は白い「種子」だった。白いのは未完熟ということか!?(まだ結論はわからなかった)
  白い「種子」ということで、最初は少しなめていた。
 [3][4]と400個越えをしたのだ (゜o゜)ゲッ!!
 正直言って、少しあきてきた。
 「もう、大量に!! でいいではないか」と思ったが、これは私にもできる作業と思い直し継続した!!

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▼[7]は、再び黒い「種子」だ。
 ボロボロになりつつある「たわし」のなかにも、いくつもが絡まり残っている。
 可能なかぎり回収してカウントした。
 [8]~[10]はいずれも小さな「たわし」だけに、「種子」の数も少なかった。
 翌々日(2020/03/13)、回収した「種子」の袋をならべてみた。

[1]…503個
[2]…181個
[3]…462個
[4]…421個
[5]…318個
[6]…288個
[7]… 52個
[8]…196個
[9]…111個
[10]… 30個

【総合計】2562個 !! 
圧倒的な数デアル!! 

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▼翌々日(2020/03/13)も、もう一度10本の「へちまたわし」をならべてみた。
 なかなかの圧巻デアル!!
 「へちまたわし」の乾燥がすすむにつれて、いくつかの「種子」がこぼれ落ちてきた。
 コンコンとたたくと、さらにいくつもが…。
 かのかぎり出して、追加カウントをしてみることにした。

[1]追加… +63個
[2]追加… +22個
[3]~[6]追加… +183個
[7]~[10]追加… +122個

 追加【総合計】+390個
 【最終総合計】2952個!!

【現段階での結論+作業仮説】
(1)「へちまたわし」は「水浸け法」によって比較的簡単にできる。
(2) 糸瓜は多数の「種子」をつくる。
(3) 陽当たり良いところで育った糸瓜は完熟「種子」をつくる!?

「これから」
 今年も子規庵の糸瓜づくりに挑戦!!
 この報告をかねて子規庵再々訪問!!さてそれはいつ…!?

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子規庵の糸瓜から「へちまたわし」と「種子」を!! (1)(2020/03/11) #子規庵 #糸瓜

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▼そもそものはじまりは、昨年の5月に子規庵を訪ねたときに5粒の糸瓜の種子を「おすそ分け」してもらったことからだった。
 思っていた以上にうまく育ち、遅れて収穫したのは11/21だった!!

●子規庵の糸瓜を収穫した!! #子規 #糸瓜(2019/11/21)

 ずいぶん遅れて収穫したのに、次の行動に移るのもまた遅かった。
 そこから、「へちまたわし」をつくろうと、たらいの水に浸したのは12/3であった。

●子規庵の糸瓜から「へちまたわし」を!? #子規庵 #糸瓜(2019/12/03)

 

▼もうそれから3ヶ月以上が過ぎ、100日を越えようとしていた。
 昨年内になんとかと思いながら、年を越して寒になってしまった。いくら暖冬とは言え、寒の水は冷たかろうと迷っている間についに春になってしまった。(^^ゞポリポリ
 一昨日(2020/03/11)、ついに決行することにした。
 重石にしていた桶の水をどけて、フタにしていた板もとった。
 すでに腐りかけていたものもあった。独特の「におい」がぷ~んとしてきた。
 たらいの水を溝に流すと、あの糸瓜たちが顔を出した。すでに乾燥してしまった一本をのぞき、12本の糸瓜を浸けたはず。
 しかし、かろうじて姿かたちが確認できるのは10本だけだった。
 たしかに腐り朽ち果てた残骸のようなものがみられた。

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▼かなざるのなかで、ひとつひとつ皮を剥ぎ、ホースで水洗いをして処理をしていく。
 「種子」が続々と かなざる のなかに落ちていった。
 糸瓜のなかからなかなか落ちてこない「種子」もあった。
 それにしても膨大な数の「種子」だ!! 
 水洗いを繰りかえすうちに、糸瓜はきれいな白い「へちまたわし」になった!!

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▼「種子」に黒いものと、白いものがある。
 これはどうゆうことだろう。 ?(゜_。)?(。_゜)?
 陽の当たるところで巨大に育っていた糸瓜の「種子」は黒色だ。
 半日、朝方だけ陽が当たっていたところの糸瓜の「種子」は白色か (・_・)......ン?
 白いものは未熟か。
 それとも黒色だったものが、腐って白色に (・_・)......ン?
 
 作業が終わる頃には日が暮れかけていた。

 「種子」の数数えは 「明日のこころだ!!」

(つづく)

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本日(2020/03/12)、第248回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼中谷宇吉郎はこのコトバについて次のように言っていた。

それでこれは、先生がペンを使わないで書かれた文字であるともいえる。(「天災は忘れた頃来る」青空文庫より)

 寺田寅彦記念館でこのコトバの前に立つとき、寅彦の鳴らし続けた警鐘が聞こえてくる気がするのだった。

▼本日(2020/03/12)は、第248回オンライン「寅の日」である。
 3月のテーマは、ズバリ
 警鐘「天災は忘れられたる頃来る」
 である。本日はその一回目、「地震雑感」を読む。

◆本日(2020/03/12)、第248回オンライン「寅の日」!!

「地震雑感」(青空文庫より)

▼まず私ごとをひとつ。
 私は昨日のblogを書きながら、滅茶苦茶驚いたことがある。
 あの3.11の三日前にこの「地震雑感」を読んでいた!!
 後付けのとってつけたような話に聞こえるかも知れないが、その事実に昨日はじめて気づいた。
 オンライン「寅の日」は、2012年4月からだから、まだはじまってはいなかった。オンライン「寅の日」のなかでも何回か読んできたが、まったくその事実に気づかなかった。

 本論に入る。
 この随筆は大正十三(1924)年五月『大正大震火災誌』に発表された。
 東京・上野で関東大震災に遭遇した翌年である。「地震」に関しての認識を実にうまくまとめた随筆である。

 「地震学」についてはこうだ。

 これらのあらゆる断面を綜合して地震現象の全体を把握する事が地震学の使命でなくてはならない。勿論、現在少数の地震学者はとうにこの種の綜合に努力し、既に幾分の成果を齎(もたら)してはいるが、各断面の完全な融合はこれを将来に待たなければならない。

また、きわめて先駆的な発言もしていた。

かくのごとく直接観測し得らるべき与件の僅少な問題にたいしては種々の学説や仮説が可能であり、また必要でもある。ウェーゲナーの大陸漂移説や、最近ジョリーの提出した、放射能性物質の熱によって地質学的輪廻(りんね)変化を説明する仮説のごときも、あながち単なる科学的ロマンスとして捨つべきものでないと思われる。今回地震の起因のごときも、これを前記の定説や仮説に照らして考究するは無用の業ではない。これによって少なくも有益な暗示を得、また将来研究すべき事項に想い到るべき手懸りを得るのではあるまいか。  地震だけを調べるのでは、地震の本体は分りそうもない。

▼実に的を射たコトバがつづく。

要は、予報の問題とは独立に、地球の災害を予防する事にある。
そうだとすれば、この最大限の地震に対して安全なるべき施設をさえしておけば地震というものはあっても恐ろしいものではなくなるはずである。  そういう設備の可能性は、少なくも予報の可能性よりは大きいように私には思われる。

 警鐘の本意はここにある!!
 すでに寅彦は警鐘を鳴らし始めていた!!最晩年まで11年!!
 より強くあの手この手を駆使して警鐘を鳴らし続けるのだった。

 96年の時空を超えて警鐘は、今も聞こえてくるのだった!!
 

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本日(2020/02/29)、第247回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼少し遠回りをして、川向かいの「アメダス」観測所に立ち寄ってみた。
 近くで見ると風向風速計は軽やかに動き、わずかな風の動きをとらえているように見えた。
 ここで日々刻々と「気象」データは記録・蓄積されていた。
 そのデータを我々はいつでも見ることができる!! アリガタイ!!

 「アメダス」の記録・蓄積されたデータと「生きもの観察」とをリンクする!!

 それはまだ実現していない私の夢でもあった。

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▼本日(2020/02/29)は、第247回オンライン「寅の日」である。
 2月のテーマは
●「寅彦」の生きもの観察!!
 である。本日はその3回目(最終回)、「とんぼ」(『三斜晶系』二より)を読む。

◆本日(2020/02/29)、第247回オンライン「寅の日」!!

●「とんぼ」(『三斜晶系』二より)

▼今回読む『三斜晶系』は、寅彦の最晩年(1935年)の11月に発表された随筆である。
 寅彦は、この年の大晦日に亡くなっている。
 それだけに「寅彦」がずっと語ってきたことが集約されているように思う。

 「生きもの観察」についても、「寅彦」の生きもの観察!!ダイジェストが熱く語られていた。
 少しくどくなるがその【手法】をみてみよう。

(1)事実の【観察】
 

夕日がもう低く傾いていて、とんぼはみんなそれに尻(しり)を向けているのであった。

(2)【仮説】をたててみる。
 

当時ほとんど無風で、少なくも人間に感じるような空気の微動はなかったので、ことによるととんぼはあの大きな目玉を夕日に照りつけられるのがいやで反対のほうに向いているのではないかとも思われた。

(3)【仮説】にもとづく【観察】【記録】

  試みに近い範囲の電線に止まっている三十五匹のとんぼの体軸と電線とのはさむ角度を一つ一つ目測して読み取りながら娘に筆記させた。その結果を図示してみるとそれらの角度の統計的分布は明瞭(めいりょう)に典型的な誤差曲線を示している。三十五匹のうち九匹はだいたい東西に走る電線に対してその尻を南へ十度ひねって止まっている。この最大頻度(ひんど)の方向から左右へ各三十度の範囲内にあるものが十九匹である。つまり三十五のうちの二十八だけ、すなわち八十プロセントだけは、三十度以内まで一定の方向にねらいをつける能力をもっていたといわれる。

(4)結果の【考察】

 しかしまた考えてみると、とんぼの方向を支配する環境的因子はいろいろあるであろうから、他の多数のとんぼが感じないようなある特殊な因子に敏感な少数のものだけが大衆とはちがった行動を取っているのかもしれないと思われた。そのようなことの可能性を暗示する一つの根拠は、最大頻度方向より三十度以上の偏異を示す七匹のどれもがみんなその尾端を電線の南側に向けており、反対に北側に向けたのはただの一匹もなかったという事実である。

(5)【追試】及び再度【仮説】をたてる。

その翌日の正午ごろ自分たちの家の前を通っている電線に止まったとんぼを注意して見ると、やはりだいたい統計的には一定方向をむいているが、しかし、太陽に尻(しり)を向けるという仮説には全然適合しない方向を示していた。ちょうど正午であるから、たとえどちらを向いてみても目玉を照らされるのはだいたい同じだから、少々この場合には何か他の環境条件に支配されているだろうと思われた。

(6)継続【観察】と【結論】

それから、ずっと毎日電線のとんぼのからだの向きを注意して見たが、結局彼らの体向を支配する第一因子は風であるということになった。

太陽の影響は、もしいくらかあるにはあるとしてもそれは第二次的以下のものであるという結論になるのである。

 少しくどくなりすぎたが、流石である!!
 寅彦の「生きもの観察」からは、やはり多くの学ぶべきものがあるのである!!

▼「生きもの観察」の基本的手法を教えてくれるだけでなく、貴重な提言もしてくれていた。

 いちばん安全な方法はやはり野外でたくさんの観測を繰り返し、おのおのの場合の風向風速、太陽の高度方位、日照の強度、その他あらゆる気象要素を観測記録し、それに各場合の地形的環境も参考した上で、統計的分析法を使用して、各要素固有の効果を抽出することであろうと思われる。
 風速によってとんぼの向きの平均誤差が減少するであろうと想像される。その影響の量的数式的関係なども少し勉強すれば容易に見つかりそうに思われる。アマチュア昆虫生態学者(こんちゅうせいたいがくしゃ)にとっては好個のテーマになりはしないかという気がしたのであった。

少し余談になるが、こんなことも書いてくれていた。

現在測候所で用いているような風速計では感度が不十分であるから、何か特別弱い風を測るに適した風速計の設計が必要になるであろうと思われた。また一方とんぼの群れが時には最も敏感な風向計風速計として使われうるであろうということも想像された。

 寅彦がこう書いてから85年たった今、先の「アメダス」の風向風速計はどうなんだろう?
 調べてみた。
 風速が0.2m/s以下の場合は「静穏」として風向は観測しないことになっているらしい。
 やはり今もとんぼの方に軍配があがるのだろうか!?

 最後には、いつもの寅彦ならではの「アイロニー」でしめていた。

 そうしていっそう難儀なことはその根本的な無知を自覚しないでほんとうはわからないことをわかったつもりになったりあるいは第二次以下の末梢的(まっしょうてき)因子を第一次の因子と誤認したりして途方もない間違った施設方策をもって世の中に横車を押そうとするもののあることである。  人類を幸福に世界を平和に導く道は遼遠(りょうえん)である、そこに到達する前にまずわれわれは手近なとんぼの習性の研究から完了してかからなければならないではないか。  このとんぼの問題が片付くまでは、自分にはいわゆる唯物論的社会学経済学の所論をはっきり理解することが困難なように思われるのである。

やっぱり「寅彦」は面白い!!

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2020年3月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦

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▼「寺田寅彦の銅像」の説明板にQRコードが設置されている。
 聞いてみると、きわめてコンパクトに的を射て「物理学者 寺田寅彦」が語られていた。
 その冒頭に、「警句 天災は忘れられたる頃来る」が登場した。
 その言葉は、もちろん台座にもあった。
▼2020年3月のオンライン「寅の日」の計画を考える時期である。
 2012年4月からはじめたオンライン「寅の日」。8年目最後の月である。
 3.11 の月でもある。
 ここ何年も3月のテーマは決まっていた!!
 警鐘「天災は忘れられたる頃来る」
 である。今年の3月は2回ある。

■2020年3月オンライン「寅の日」!!
◆第248回オンライン「寅の日」 …3/12(木)
◆第249回オンライン「寅の日」 …3/24(火)

▼オンライン「寅の日」8年の歩みの中で、寺田寅彦「防災・減災」三部作として最晩年に書いた3つの随筆をあげていた。
・「日本人の自然観」(1935年)
・「天災と国防」(1934年)
・「津浪と人間」(1933年)
 これらを繰りかえし繰りかえし読んできた。
 今年の3月は、この三部作以外を読むことにしたい。次によく読んできた2つをとりあげたい。
・「地震雑感」(1924年)関東大震災後に書かれた随筆、ここにすでに「天災は忘れられたる頃来る」の思いが。
・「神話と地球物理学」(1933年)こんな随筆を書くからこそ、「寅彦」ファンになってしまう!!

■2020年3月オンライン「寅の日」!!

◆第248回オンライン「寅の日」 …3/12(木)「地震雑感」(青空文庫より)

◆第249回オンライン「寅の日」 …3/24(火)「神話と地球物理学」(青空文庫より)

▼3.11よりまもなく9年!!
 寅彦が最晩年まで、鳴らし続けた警鐘「天災は忘れられたる頃来る」に耳を傾け、その意味をより深く、より豊かに読み解きたい。
 それこそが、「防災・減災」へとツナガル道と信じて!!

 誰もが、いますぐはじめることができる第一歩!!
 「寅彦」を読もう!!

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