子規庵の糸瓜(5年目)から種子を採取した!!(2024/02/27・28) #子規庵 #糸瓜の種子 #ヘチマタワシ

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▼そもそものはじまりは、二度目の子規庵の訪問のときだった!!
 このとき、私は5粒の糸瓜の種子を「おすそ分け」してもらった。
 その年から、「子規庵の糸瓜」として育てはじめた。
 5粒の種子は、4粒が発芽した。
 その後、毎年育て続けて今日にいたっている。
▼5年目の「子規庵の糸瓜」の一年をふりかえってみる。

●「子規庵の糸瓜」5年目の種子を蒔いた!!(2023/05/02) #子規庵 #糸瓜 #糸瓜の種子
●子規庵の糸瓜(5年目)を植え替えた!!(2023/05/28) #子規 #子規庵 #糸瓜 #子規博物館
●子規庵の糸瓜(5年目)を収穫した!!(2023/11/01) #子規庵 #糸瓜

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▼実は収穫後、「自然乾燥」にまかせて、放置していたのである。
 種子の採取をはやくやらねばと思いつつ、一昨日になってしまったのである。
 方法は意図も簡単だった!!
 ヘタ(糸瓜の底)をとって、箕の上でトントンとすれば、いっきょに「種子」がこぼれ落ちてくる。
 自然界では、こうして「種子撒き」をするのだろう。
 「種子」が完全に出てきたことを確認すれば、今度は「ヘチマタワシ」とりである。
 乾燥してペリペリになった皮を、表皮の繊維を利用しながら剥いでいけば、これも簡単にとれた。
 それでも、作業は2日間にわたった!!

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▼採取できた「種子」と「ヘチマタワシ」をながめながら、6年目の取り組みを構想するのだった。
 どこまでも「子規庵の糸瓜」であることにこだわりたかった。

●子規庵

●松山市立子規記念博物館
 
 再訪したいな!!

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第43回オンライン句会「寅の日」3月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

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「落ちざまに虻を伏せたる椿かな」

この時期になると思い出す漱石先生の一句である。この句に触発された寅日子先生は、椿の花は地面に落ちたとき仰向き状態にあるのか、うつ伏せ状態あるのか実際に調べるのである。
 「思い出草」(青空文庫より)のなかで次のように言っていた。

 こんなことは右の句の鑑賞にはたいした関係はないことであろうが、自分はこういう瑣末(さまつ)な物理学的の考察をすることによってこの句の表現する自然現象の現実性が強められ、その印象が濃厚になり、従ってその詩の美しさが高まるような気がするのである。

 そして、ついにはそれを科学研究の論文にまで仕上げてしまうのである。

▼そんな寅日子先生に師事する句会が、オンライン句会「寅の日」である。
 「寅の日」では特別賞として
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 という賞を設けている。
 これもまた楽しい試みだと自画自賛している!!

▼その句会も、この3月ではや43回目である。
 あらためて、3月例会の案内をあげておく。

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第43回オンライン句会「寅の日」3月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 

5.【投句期間】
 2024年3月1日0時から15日23時30分まで
 
6.【選句期間】
 2024年3月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2024年3月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

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▼毎年、椿の花が落ち始めると寅日子先生の真似をして、「仰向き」「うつ伏せ」の花の数を数えるようにしている。
 いっきょに落ちるのは
 それはいつだろう!?

 楽しみだ!!


 

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2024年3月のオンライン「寅の日」は #防災 #減災 #traday #寺田寅彦

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「天災は忘れられたる頃来る」

 「土佐の寅彦」詣で出会う寅彦の警鐘はいつもこうだった!!
 今、さらに重く響いてくるのだった。
 オンライン「寅の日」は、2012年の4月にはじまった。
 この3月で、12年が過ぎる。

▼2024年3月のオンライン「寅の日」の計画をたてる時期である。
 3月は、定番化してきたテーマでやりたい。
 寅彦の警鐘に耳を傾けながら

【3月テーマ】「寅彦と防災・減災」

 2024年3月のオンライン「寅の日」は3回ある。

■2024年3月のオンライン「寅の日」!!
◆第373回オンライン「寅の日」 …3/03(日)
◆第374回オンライン「寅の日」 …3/15(金)
◆第375回オンライン「寅の日」 …3/27(水) 

▼同様のテーマで、繰り返し読んできた随筆があった。
 それに加えて、あらたな随筆も読んでみたかった。
 そこで、次の3作品の随筆に決めた。
 「銀座アルプス」 「天災と国防」「津浪と人間」

■2024年3月のオンライン「寅の日」!!

◆第373回オンライン「寅の日」 …3/03(日)「銀座アルプス」(青空文庫より)

◆第374回オンライン「寅の日」 …3/15(金)「天災と国防」(青空文庫より)

◆第375回オンライン「寅の日」 …3/27(水)「津浪と人間」(青空文庫より)

▼何度読んでも、読むたびにあらたな「発見」があるのが、寅彦随筆のすごさだった!!
 今、寅彦の警鐘はどんな響きをもって聞こえてくるのだろう!?
 
 12年間の歩みをふりかえりながら読んでみたい!!
 

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本日(2024/02/20)、第372回オンライン「寅の日」!! #怪異考 #traday #寺田寅彦

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▼「そんな非科学的な!!」
 「でも…」

 「民話」「昔話」「伝説」「伝承話」等に対して、そう評価されることがある。
 ナットクする反面
 「それでも…」と反駁するコトバももたない。
 でも思うんだ

 「科学的って何?」

 ▼本日(2024/02/20)は、第372回オンライン「寅の日」!!
 2月テーマは

【2月テーマ】「寅彦と科学・非科学」

 である。
 本日はその二回目、読むのは「怪異考」である。
 

◆本日(2024/02/20)、第372回オンライン「寅の日」!!

●「怪異考」(青空文庫より)


▼寅彦は最初に自分のスタンスをあきらかにしていた。

 物理学の学徒としての自分は、日常普通に身辺に起こる自然現象に不思議を感ずる事は多いが、古来のいわゆる「怪異」なるものの存在を信ずることはできない。しかし昔からわれわれの祖先が多くの「怪異」に遭遇しそれを「目撃」して来たという人事的現象としての「事実」を否定するものではない。われわれの役目はただそれらの怪異現象の記録を現代科学上の語彙(ごい)を借りて翻訳するだけの事でなければならない。

つづけて、こうも言っていた。
ただできうる唯一の方法としては、有るだけの材料から、科学的に合理的な一つの「可能性」を指摘するに過ぎない。

従ってやや「もっともらしい仮説」というまでには漕(こ)ぎつけられる見込みがあるのである。そこまで行けば、それはともかくも一つの仮説として存在する価値を認めなければならず、また実際科学者たちにある暗示を提供するだけの効果をもつ事も有りうるであろうと思われる。

 それで、ただここにはほんの一つの空想、ただし多少科学的の考察に基づいた空想あるいは「小説」を備忘録として書き留めておく。もしこれらの問題に興味をもつほんとうの考証家があればありがたいと思うまでである。

そしてここから二つの具体例があがっている。
そのひとつが、「孕のジャン」である。

 その怪異の第一は、自分の郷里高知こうち付近で知られている「孕(はらみ)のジャン」と称するものである。孕は地名で、高知の海岸に並行する山脈が浦戸湾うらどわんに中断されたその両側の突端の地とその海峡とを込めた名前である。

 この地形を自分の目で確かめたくて、「高知県立牧野植物園」への道を車でのぼったこともある。
 さて、この後の展開は寅彦らしいみごとなものだった。
そのほんとうの原因的機巧はまだよくわからないが、要するに物理的には全くただ小規模の地震であって、それが小局部にかつ多くは地殻ちかく表層ひょうそうに近く起こるというに過ぎないであろうと判断される。
 もし「孕(はらみ)のジャン」として知られた記録どおりの現象が、実際にあったものと仮定し、またこれが筑波地方(つくばちほう)の地鳴りと同一系統の地球物理学的現象であると仮定すると、それから多少興味のある地震学上のスペキュレーションを組み立てる事ができる。
 
さて、これらの大地震によって表明される地殻(ちかく)の歪(ひずみ)は、地震のない時でも、常にどこかに、なんらかの程度に存在しているのであるから、もし適当な条件の具備した局部の地殻があればそこに対し小規模の地震、すなわち地鳴りの現象を誘起しても不思議はないわけである。そして、それがある時代には頻繁ひんぱんに現われ、他の時代にはほとんど現われなくなったとしても、それほど不思議な事とは思われない。

 それで問題の怪異の一つの可能な説明としては、これは、ある時代、おそらくは宝永地震後、安政地震のころへかけて、この地方の地殻に特殊な歪を生じたために、表層岩石の内部に小規模の地すべりを起こし、従って地鳴りの現象を生じていたのが、近年に至ってその歪が調整されてもはや変動を起こさなくなったのではないかという事である。

このみごとな作業仮説に感心してしまう!!
それ以上に寅彦がすごいと思い、注目したいのは次だ!!
しかしもし現代の読者のうちでこれと類似の怪異伝説あるいは地鳴りの現象についてなんらかの資料を教えてくれる人でもあれば望外の幸いである。

これは「現代」にも通ずる!!
今だからこそという言う思いもある!!

▼もうひとつの具体例はこうである。

 次に問題にしたいと思う怪異は「頽馬(たいば)」「提馬風(たいばふう)」また濃尾(のうび)地方で「ギバ」と称するもので、これは馬を襲ってそれを斃死(へいし)させる魔物だそうである。

 これに反して、ギバがなんらかの空中放電によるものと考えると、たてがみが立ち上がったり、光の線条が見えたり、玉虫色の光が馬の首を包んだりする事が、全部生きた科学的記述としての意味をもって来る。また衣服その他で頭をおおい、また腹部を保護するという事は、つまり電気の半導体で馬の身体の一部を被覆して、放電による電流が直接にその局部の肉体に流れるのを防ぐという意味に解釈されて来るのである。 
「科学的」謎解きの展開が面白い!! 最後のしめくくりもみごとである。
結局は実際の野外における現象の正確な観察を待つ必要がある。
 ギバの現象が現時においてもどこかの地方で存在を認められているか。もしいるとすればこれに遭遇したという人の記述をできるだけ多く収集したいものである。読者の中でもしなんらかの資料を供給されるならば大幸である。

 「現代」だからこその「多くの収集」の手段も考えられるのかもしれない。
 
 最後の最後に寅彦はこう記していた。

(この「怪異考」は機会があらば、あとを続けたいという希望をもっている。昭和二年十月四日)

 寅彦の「にわかファン」である私は、「怪異考」の続編を書いたのか知らない。
 
 「科学的って何?」

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本日(2024/02/08)、第371回オンライン「寅の日」!! #化け物の進化 #traday #寺田寅彦

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▼「お化け」「化け物」「妖怪」等のたぐいの話を、怖がりのくせにあまり嫌いではない。
 なぜそんな話が、今なお語りつがれてきたのだろうか!?
 それも全国に同じような話が存在するというのが、「ふしぎ!?」だ。
 「ふしぎ!?」が「科学」のはじまりだとしたら
 これって「科学」!?

▼本日(2024/02/08)は、第371回オンライン「寅の日」!!
 2月テーマは

【2月テーマ】「寅彦と科学・非科学」

 である。
 本日はその一回目、読むのは「化け物の進化」である。
 

◆本日(2024/02/08)、第371回オンライン「寅の日」!!

●「化け物の進化」(青空文庫より)

▼さすが寅彦である。
 冒頭から、なんとも興味深い切り口で「化け物」に迫っていく!!

 人間文化の進歩の道程において発明され創作されたいろいろの作品の中でも「化け物」などは最もすぐれた傑作と言わなければなるまい。 化け物もやはり人間と自然の接触から生まれた正嫡子であって、その出入する世界は一面には宗教の世界であり、また一面には科学の世界である。 同時にまた芸術の世界ででもある。

 昔の人は多くの自然界の不可解な現象を化け物の所業として説明した。 やはり一種の作業仮説である。 雷電の現象は虎(とら)の皮の褌(ふんどし)を着けた鬼の悪ふざけとして説明されたが、今日では空中電気と称する怪物の活動だと言われている。 空中電気というとわかったような顔をする人は多いがしかし雨滴の生成分裂によっていかに電気の分離蓄積が起こり、いかにして放電が起こるかは専門家にもまだよくはわからない。

 自然界の不思議さは原始人類にとっても、二十世紀の科学者にとっても同じくらいに不思議である。 その不思議を昔われらの先祖が化け物へ帰納したのを、今の科学者は分子原子電子へ持って行くだけの事である。

なんともみごとな言い切りだ!!
そして、こう続ける。
 
 それゆえに化け物の歴史は人間文化の一面の歴史であり、時と場所との環境の変化がこれに如実に反映している。
 

▼そして、「科学教育」への提言にまでいたるのである。

 不幸にして科学の中等教科書は往々にしてそれ自身の本来の目的を裏切って被教育者の中に芽ばえつつある科学者の胚芽(はいが)を殺す場合がありはしないかと思われる。 実は非常に不可思議で、だれにもほんとうにはわからない事をきわめてわかり切った平凡な事のようにあまりに簡単に説明して、それでそれ以上にはなんの疑問もないかのようにすっかり安心させてしまうような傾きがありはしないか。 そういう科学教育が普遍となりすべての生徒がそれをそのまま素直に受け入れたとしたら、世界の科学はおそらくそれきり進歩を止めてしまうに相違ない。
 
 こういう皮相的科学教育が普及した結果として、あらゆる化け物どもは箱根(はこね)はもちろん日本の国境から追放された。 あらゆる化け物に関する貴重な「事実」をすべて迷信という言葉で抹殺(まっさつ)する事がすなわち科学の目的であり手がらででもあるかのような誤解を生ずるようになった。 これこそ「科学に対する迷信」でなくて何であろう。 科学の目的は実に化け物を捜し出す事なのである。 この世界がいかに多くの化け物によって満たされているかを教える事である。

 古人の書き残した多くの化け物の記録は、昔の人に不思議と思われた事実の記録と見る事ができる。 今日の意味での科学的事実では到底有り得ない事はもちろんであるが、しかしそれらの記録の中から今日の科学的事実を掘り出しうる見込みのある事はたしかである。

少し結論を急ごう!!

現在の世界じゅうの科学者らは毎日各自の研究室に閉じこもり懸命にこれらの化け物と相撲(すもう)を取りその正体を見破ろうとして努力している。 しかし自然科学界の化け物の数には限りがなくおのおのの化け物の面相にも際限がない。 正体と見たは枯れ柳であってみたり、枯れ柳と思ったのが化け物であったりするのである。 この化け物と科学者の戦いはおそらく永遠に続くであろう。 そうしてそうする事によって人間と化け物とは永遠の進化の道程をたどって行くものと思われる。

 化け物がないと思うのはかえってほんとうの迷信である。 宇宙は永久に怪異に満ちている。 あらゆる科学の書物は百鬼夜行絵巻物である。 それをひもといてその怪異に戦慄(せんりつ)する心持ちがなくなれば、もう科学は死んでしまうのである。

 またこんな事を考える、科学教育はやはり昔の化け物教育のごとくすべきものではないか。 法律の条文を暗記させるように教え込むべきものではなくて、自然の不思議への憧憬(どうけい)を吹き込む事が第一義ではあるまいか。 これには教育者自身が常にこの不思議を体験している事が必要である。


「科学教育」!?
「化け物教育」!?
 あなたは寅彦のコトバをどう読みますか!?

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第42回オンライン句会「寅の日」2月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

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▼『寺田寅彦ー天然に育まれし眼差しー』(高知県立文学館)の年譜によればこうだ。

●一八九八(明治三一)年 二一歳
 7月初め頃、夏目漱石を訪ね、俳句の話を聞く。夏休み中の俳句を漱石が添削。寅彦の句は漱石により『ホトトギス』『日本新聞』に掲載される。

 夏目漱石へ送りたる句稿 その十三 に「背戸の梅」があった。

〇今朝もなきに目白が来たよ背戸の梅 (明治31ー32年) 
◎棘多くて花にもならず背戸の梅 (明治31ー32年)


▼句会の面白いところは、「他の人の世界」を楽しめるところだ。
 それは、ときには時空を超える。
 オンライン句会は、リアル句会とはまた別の楽しみもある。
 句作、選句 もある限られた期間に「自由」に作業をすすめればよい。
 自分の都合にあわせられるのでとてもうれしい!!
 寅日子先生も時空を超えて、参加してくださったらさらに面白いだろうな。

▼あらため第42回オンライン句会「寅の日」2月例会案内をあげておく。
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第42回オンライン句会「寅の日」2月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを)
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 

5.【投句期間】
 2024年2月1日0時から15日23時30分まで
 
6.【選句期間】
 2024年2月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2024年2月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

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▼「当季雑詠」だ。
 何を詠むのか、いろいろ迷う!!
 この迷うというのも面白い。
 さあ、梅はいつほころんでくるだろうか!?

 あなたは、何を詠むのかな!?

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本日(2024/01/27)、第370回オンライン「寅の日」!! #レーリー卿 #traday #寺田寅彦

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▼シロウトがエラソウに言うことでもないかも知れないが、科学者にも科学研究の「作風」というものがあるような気がする。
 科学者・寺田寅彦には「寺田物理学」があるように!!
 「寺田物理学」の「作風」とは!?
 それは、どこからやってきたものだろう!?

▼本日(2024/01/27)は、第370回オンライン「寅の日」!!
 1月テーマは

【1月テーマ】「寅彦とレーリー卿」

 である。読むのは長編随筆「レーリー卿(Lord Rayleigh)」である。
 本日はその三回目(最終回)である。

◆本日(2024/01/27)、第370回オンライン「寅の日」!!

●「レーリー卿(Lord Rayleigh)」(3)(青空文庫より)


▼いよいよ最後である。
 「寅彦が、かくも熱く科学者・レーリーを語ったはどうしてだろう!?」
 答えは見えてきたのだろうか?
 タムソンの演説を借りて語られたところ見てみよう。

 「レーリーの全集に収められた四四六篇の論文のどれを見ても、一つとしてつまらないと思うものはない。科学者の全集のうちには、時のたつうちには単に墓石のようなものになってしまうのもあるが、レーリーのはおそらく永く将来までも絶えず参考されるであろう。」

 「レーリーの仕事はほとんど物理学全般にわたっていて、何が専門であったかと聞かれると返答に困る。また理論家か実験家かと聞かれれば、そのおのおのであり、またすべてであったと答える外はない。」

 「彼の論文を読むと、研究の結果の美しさに打たれるばかりでなく、明晰な洞察力で問題の新しい方面へ切り込んで行く手際の鮮やかさに心を引かれる。また書き方が如何にも整然としていて、粗雑な点が少しもない。」「優れた科学者のうちに、一つの問題に対する『最初の言葉』を云う人と、『最後の言葉』を述べる人とあったとしたら、レーリーは多分後者に属したかもしれない。」
 しかし彼はまたかなり多く「最初の言葉」も云っているように思われる。

 「最初の言葉」って何!?
 「最後の言葉」って何!?

▼(附記)のなかからつづけよう。

吾々は彼の生涯の記録と彼の全集とを左右に置いて較べて見るときに、始めて彼の真面目(しんめんもく)が明らかになると同時に、また彼のすべての仕事の必然性が会得されるような気がする。科学の成果は箇々の科学者の個性を超越する。しかし一人の科学者の仕事が如何にその人の人格と環境とを鮮明に反映するかを示す好適例の一つを吾々はこのレーリー卿に見るのである。

マクスウェルのには理智が輝いており、ケルヴィンのには強い意志が睨(にら)んでおり、レーリーのには温情と軽いユーモアーが見えるような気がする。これは自分だけの感じかもしれない。

最後のコトバには、生涯敬愛してやまなかった「科学者・レーリー」への思いが込められているのでは。

寅彦の「作風」とは、敬愛するレーリーの「作風」をなぞろうとしたのでは!?

 これが、私の現時点での作業仮説である。
 また読んでみようと思う。  

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2024年2月のオンライン「寅の日」は #科学的 #非科学的 #traday #寺田寅彦

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▼自然界では、「ふしぎ!?」な現象に遭遇することがある。
 なぜだろう!?
 なんなのだろう!?
 こんなとき、私たちはどのように対応しているだろう。
 「科学的」それとも「非科学的」!?
 科学者・寺田寅彦の場合はどうだったんだろう。

▼2024年2月のオンライン「寅の日」の計画をたてる時期である。
 2月は、その「科学的」とは!?「非科学的」とは!?を問うてみたい。

【2月テーマ】「寅彦と科学・非科学」

 2024年2月のオンライン「寅の日」は2回ある。


■2024年2月のオンライン「寅の日」!!
◆第371回オンライン「寅の日」 …2/08(木)
◆第372回オンライン「寅の日」 …2/20(火)


▼テーマにそった随筆2つを選んでみた。
 「化け物の進化」「怪異考」である。さすが寅日子先生である。
 面白そうだ!!


■2024年2月のオンライン「寅の日」!!

◆第371回オンライン「寅の日」 …2/08(木)「化け物の進化」(青空文庫より)

◆第372回オンライン「寅の日」 …2/20(火)「怪異考」(青空文庫より)


▼科学者・寺田寅彦は、「ふしぎ!?」現象を、そう簡単に「非科学的」の名の下に捨てやることはなかった。
 その背後にある「科学的」を嗅ぎつけようとした。
 どんな展開になるだろう。
 楽しみである。

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本日(2024/01/15)、第369回オンライン「寅の日」!! #レーリー卿 #traday #寺田寅彦

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▼私の「ヒガンバナ研究」!?
 庭の定点ビガンバナは、光を独り占めして「稼ぎ時」だった。
 このヒガンバナの「ふしぎ!?」を追い始めてどれほどの月日が過ぎただろう。
 そのシロウト「研究」の一部始終を【ヒガンバナ情報○○】に記録しつづけてきた。
 私にとって「研究」とは!?


▼本日(2024/01/15)は、第369回オンライン「寅の日」!!
 1月テーマは

【1月テーマ】「寅彦とレーリー卿」

 である。読むのは長編随筆「レーリー卿(Lord Rayleigh)」である。
 本日はその二回目である。

◆本日(2024/01/15)、第369回オンライン「寅の日」!!

●「レーリー卿(Lord Rayleigh)」(2)(青空文庫より)


▼もう一度「ふりだし」にもどって、ここで私は何を読み解きたいのかをあきらかにしておこう。
・寅彦は何故に、ここまで科学者・レーリーにこだわったのか?
・寅彦にとって科学「研究」とは!?

 寅彦のこだわった「レーリー」という人物をよく語った文章があった。

当時の思い出を書いたシジウィック夫人(レーリー卿夫人の姉エリーノア)の記事に拠ると「彼が人々の研究を鼓舞し、また自分の仕事の援助者を得るに成効した所以(ゆえん)は、主に彼の温雅な人柄と、人の仕事に対する同情ある興味とであった」。彼はこの教授としての仕事を充分享楽しているよに見えた。「彼の特徴として、物を観るのに広い見地から全体を概観した。樹を見て森を見遁(みのが)すような心配は決してなかった。」「いつでも大きな方のはしっこ(big end)をつかまえてかかった。」「手製の粗末な器械を愛したのも畢竟(ひっきょう)同じ行き方であった。無用のものは出来るだけなくして骨まで裸にすることを好んだ。」

もう少し気になった「つまらない」ことをプロットしてみよう。
彼の書斎は無頓着にいつでも取り散らされ、大きな机の上は本や論文でおおかた埋められてほんのわずかの面積だけが使われていた。机の片隅には彼が元服祝に貰った鳶色(とびいろ)の革函(かわばこ)が載っており、これに銭と大事な書類がしまってあった。

古い包紙やボール函や封筒なども棄てずに取っておいて使った。

彼は家族を挙げてターリングの邸内に移り、死ぬまでここでレーリーの片腕となって働いた。村人は時々「旦那様の遊戯部屋」の「実験室」についてゴルドンに質問し“That ain't much good, is it?”などと云った。

▼私の読み解きたい本命の部分があった!!

 彼は自分でもしばしば言明したように、全く自分の楽しみのために学問をし研究をした。興味の向くままに六かしい数学的理論もやれば、甲虫の色を調べたり、コーヒー茶碗をガラス板の上に滑らせたりした。彼にはいわゆる専門はなかった。しかし何でも、手を着ければ端的に問題の要点に肉迫した。
 彼自身は楽しみにやっていても、学界はその効績を認めない訳には行かなかった。

「それは、年寄って若い人の仕事を批評したりするといけない事になるかもしれないが、自分の熟達した仕事を追究して行くなら別に悪い事はあるまい」と答えた。

人への手紙に「私の光学上の仕事が認められたのは嬉しい。あれは外の仕事よりも一層道楽半分にやったのだが」と書いている。

 寅彦は、こんな科学者・レーリーに「あこがれ」のような感情をもっていたのではないか。
 そして、こよなくレーリーを「敬愛」していたのでは!?
 寅彦自身の「研究」もかくありたい!!
 と願っていたのではないだろうか。

 道楽の科学「研究」\(^o^)/

 

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本日(2024/01/03)、第368回オンライン「寅の日」!! #レーリー卿 #traday #寺田寅彦

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「空はなぜ青いのか!?」

 ながいあいだのこの「ふしぎ!?」は、今ではこのように謎解きがされていた。

 波長の長い赤系統の光はあまり散乱されずに通り過ぎてしまうのに、波長の短い青系統の光は散乱の度合いが大きい。散乱された青系統の光はあちらこちらからわれわれの目に飛び込んでくる。そのために空は青く見えるのである。(『空の色と光の図鑑』斉藤文一・武田康男 著 より)
 

▼本日(2024/01/03)は、第368回オンライン「寅の日」!!
 本年はじめてのオンライン「寅の日」である。
 1月テーマは

【1月テーマ】「寅彦とレーリー卿」

 である。読むのはあの長編随筆「レーリー卿(Lord Rayleigh)」である。
 今月、3回に分けてこれ読む。本日はその一回目である。

◆本日(2024/01/03)、第368回オンライン「寅の日」!!

●「レーリー卿(Lord Rayleigh)」(1)(青空文庫より)


▼先の「青空の不思議」に決着をつけた科学者こそこのレーリーだった!!
 寅彦がかぎりなく敬愛していた科学者だった。
 その「空の色」についての部分があった。

 色の研究をしているうちに、空の色の影響に気が付き、それから、空の色そのものの研究に移り、ついに有名な有名なλ-4の方則に到達した。そうしてクラウジウスやティンダルの説を永久に否定してしまった。

 そう私たちが「レーリー散乱」とよんでいるアレである。

▼少し余談になるが、私がこの謎解きが深く「原子論」と関わっていることを認識したのはごく最近のことだった。
 レーリーの名前をさにに有名にしているのは「アルゴンの発見」だった。
 それによりノーベル物理学賞も受賞していた。その研究の部分を少し長くなるが引用してみよう。

 酸素と水素の比重を定めた次の仕事は当然窒素の比重を定めることであった。その結果がアルゴンの発見となったのは周知の事実である。空気から酸素と水素を除いて得たものと、 Vernon-Harcourt 法で得たものとのわずかな差違を見逃さなかったのが始まりである。彼はその結果を『ネーチュアー』誌に載せて化学者の批評と示教を乞うた。そうしてあらゆる方法で、あらゆる可能性を考慮して、周到な測定を繰返した後に、結局空気から得たあらゆる窒素と化学的に得られるあらゆる窒素とが、それぞれ一定のしかも異なる比重をもつという結果に到着した。

 ここにも深く「原子論」が関わっていた。

 レーリーの2つの大仕事を貫いているのは「原子論」である!!

 この事実にいたく感動するのである。
 ふりだしにもどろう!!
 寅彦は何故、このような科学者・レーリーを敬愛したのだろう!?

(つづく)

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