2023年・大賀ハス蓮根の植え替えをした!!(2)(2023/03/27) #大賀ハス #大賀式栽培法

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▼さあ、蓮根の植え替えである。
 2022年度に観察池の底に成長した蓮根のなかから「種れんこん」を選ぶ!!
 これがなかなか迷う作業である。
 今年度にできるだけ成長してもらいたい!!
 それにはどの蓮根が!?
 迷いに迷い 3つを 「種れんこん」とすることにした。

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▼「種れんこん」が決まれば、いよいよ本格的な植え替え作業に入る。
 いつも参考にする本があった。
 『蓮ハスをたのしむ』(監修 北村文雄 ネット武蔵野)である。
 そのなかに「大賀式の栽培法」(同書 P27)というのが出てくる。
毎年この「栽培法」を採用していた。
 元肥に「身欠きニシン」「煮た大豆」を使う方法である。

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▼「観察池」に使用する容器は、昨年度まで使用していたものを引き続き使うことにした。
 土はとなりの畑の土を使うことにした。
 土+「身欠きニシン」+土+「煮た大豆」+土+「種れんこん」+土+水
 この順番にサンドイッチ状に加えていった。
 さて、最後に水をはり完成だ!!

 23年度大賀ハス観察池はどんな展開を見せてくれるだろう!?
「あこがれの4日間」は何度訪れるだろう!?

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▼「種れんこん」をとった残りの蓮根は、例年のように「水栽培池」に使用した。
 2022年度「水栽培池」の方も水をくみ出し、蓮根を取りだした。
 やっぱり「水栽培池」の方はあまり大きく蓮根は成長していなかった。
 やっぱり土は必要なのかな!?
 こちらの方も元肥として「ソフトニシン」と「煮た大豆」を使用した。
 
 さて、「水栽培池」の今年の展開は!?

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2023年・大賀ハス蓮根の植え替えをした!!(1)(2023/03/27) #大賀ハス #大賀式栽培法

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▼そもそものはじまりは、2008年5月17日であった。

●「大賀ハス」種子入刀!!(2008/05/17 )

 思えばこれまた遠くへ来たものである。

▼2022年度に観察池に訪れた「あこがれの4日間」は、2度だった。
 そのときの記録を残していた。

●2022年大賀ハス2号「あこがれの4日間」第三日目、第四日目!!(2022/07/09~/10) #大賀ハス #あこがれの4日間

 そののちにとんだアクシデントで3度目以降がなくなってしまった。
 その季節を過ぎても、我が家の「ビオトープ」「初氷観察池」等として一年間活躍してくれていた。
 蓮根の植え替えの予定の日が来ていた。
 天気の関係で一日ずれてしまったが、昨日(2023/03/27)実施した!!
・一昨日までの雨で、観察池にはたっぷり水があった。
・これまでのようにいっきょに池をひっくりかえす元気は私にはなかった。
・ドロドロにして、その泥を汲み出す作業をすすめた。
・やがて、昨年の「古株」の蓮根が浮いてきた。
・やっぱり「ビオトープ」の役割をしていたんだ。どこからかカナヘビ(!?)が出現してきた。

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▼そして、やっとのことで蜷局をまいたような蓮根のかたまりをとりだした。
 例年にくらべやや見劣りするかもしれないが

 やっぱり圧巻である!!

 けっこう大きくなった蓮根も多数ある。

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▼土手を利用して、蜷局をのばしてみた。
 2m近く、何重にもあった。
 観察池の底にこんなものがあったとは驚きである。

(つづく)

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2022年大賀ハス2号「あこがれの4日間」第三日目、第四日目!!(2022/07/09~/10) #大賀ハス #あこがれの4日間

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2022年大賀ハス2号「あこがれの4日間」のまとめ
・「あこがれの4日間」: 2022/07/07~2022/07/10
・花びら : 17枚
・雌しべ : 14
・雄しべ : 220本

観察池に落ちたものを可能なかぎり回収しての結果である。散逸してしまったものもあるはず。

▼あらためて「あこがれの4日間」の第三日目、第四日目を「記録」しておく。
 「ものごとは、記憶せずに記録する。」(ウメサオタダオ)に従って

●2022年大賀ハス2号「あこがれの4日間」第三日目(前半)!! 
やっぱり朝は早かった。
第二日目につづいて、花は全開までいった!!
虫たちもやってきた。

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【2022/07/09 05:16:57】雨の中 三日目がはじまろうとしていた

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【2022/07/09 06:00:47】雨の中でも開こうとしていた

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【2022/07/09 06:27:55】どんどん開いてきた

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【2022/07/09 06:28:53】雌しべの先(柱頭)が黒ずんだものもあった

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【2022/07/09 07:02:35】ほぼ全開へ

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【2022/07/09 07:50:45】開ききった!!

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【2022/07/09 07:51:23】真横から見てみると

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【2022/07/09 08:36:01】最高に開いたか そこへ虫たちも

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【2022/07/09 08:36:35】虫たちもよく知っていた

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【2022/07/09 08:37:10】虫たちはゴソゴソ

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【2022/07/09 09:36:36】まだ全開はつづく

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【2022/07/09 09:39:06】ゾウムシのような!?

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【2022/07/09 10:41:07】虫はもういない 光は少ない

2022年大賀ハス2号「あこがれの4日間」第三日目(後半)!!
後半は少し閉じはじめたころ雨が降ってきた。
 何枚かの花びらが落ちてきた。
 雄しべはそれでも耐えて落ちなかった。
そして、そのまましぼんでいった。

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【2022/07/09 11:20:46】はげしい雨だった

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【2022/07/09 11:20:33】雨で花びらが3枚たたき落とされた

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【2022/07/09 11:57:50】それでも昼まではなんとか

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【2022/07/09 11:58:06】閉じかける気配も

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【2022/07/09 13:25:50】風強し 風に耐えながら

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【2022/07/09 13:27:25】花びらがまた落ちた

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【2022/07/09 13:29:11】葉の上に

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【2022/07/09 15:01:38】風強し それでも雄しべ落ちず!!

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【2022/07/09 15:42:58】なんとか丸く閉じようと

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【2022/07/09 10:41:07】片方が開いたまま閉じようとしていた


2022年大賀ハス2号「あこがれの4日間」第四日目!!
早朝4時頃はげしく雨が降った。
 それでも朝6時前には花びらが開きはじめた。
 雄しべ、花びらが約束通り次々と落ちていった。夕方まで雄しべのいくらかは最後までねばった。
 翌朝(7/11)まで落ちなかった雄しべは40本あった。

 それにしても、やっぱり「ふしぎ!?」だ!!
 「あこがれの4日間」の開閉システムのプログラムは、どこにどのように埋め込まれているのだろう!?
 この謎解きが一歩でも進むことを願って、「記録」をつづける!!
 

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【2022/07/10 06:00:42】雨に打たれてもかろうじて

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【2022/07/10 06:01:15】落ちた雄しべと花びら

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【2022/07/10 06:01:27】葉の上に花びらと雄しべが

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【2022/07/10 06:11:17】ぶらさがる雄しべ

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【2022/07/10 06:18:23】花托の拡大

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【2022/07/10 07:09:38】まだなんとかねばる

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【2022/07/10 07:13:26】ねばる雄しべ

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【2022/07/10 07:59:31】かろうじてぶらさがる

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【2022/07/10 09:17:33】ばさっと花びらすべてが落ちる

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【2022/07/10 09:17:53】落ちた花びらと雄しべ

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【2022/07/10 09:18:28】残った雄しべと花托

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【2022/07/10 09:25:10】葉の水たまりと雄しべ

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【2022/07/10 09:27:40】花托を横から

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【2022/07/10 10:50:38】雄しべ6本拾う

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【2022/07/10 12:26:56】また雄しべ2本落ちた

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【2022/07/10 14:46:44】もう落ちない

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【2022/07/10 16:09:51】変化なし

一夜明けて

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【2022/07/11 06:59:35】まだ雄しべ40本が残っていた


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2022年大賀ハス2号「あこがれの4日間」第二日目!!(2022/07/08) #大賀ハス #あこがれの4日間 #二日目

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【2022/07/08 08:02:00】これが二日目だ!!

▼2022年大賀ハス2号「あこがれの4日間」第二日目!!
 二日目もやっぱり朝は早かった。
 第一日目とほぼ同時刻に、開花ははじまった!!
 何度見てもやっぱり「ふしぎ!?」だ。
 どんな「からくり」になっているのだろう!?
 体内時計!? 光!? それとも…???

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【2022/07/08 04:57:00】まだ眠っていた

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【2022/07/08 05:50:53】少しだけ開きかけた

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【2022/07/08 05:51:58】パッカリと開いた!!

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【2022/07/08 05:55:19】あとはまたたくまのできごと

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【2022/07/08 06:01:41】雄しべ・雌しべが見えてきた!!

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【2022/07/08 06:11:01】ほぼ全開!!


▼「あこがれの4日間」のうちでも二日目、三日目は開花本番だ!!
 最初は朝日もあたり天気にめぐまれていたが、やがって曇ってきてしまった。
 それでも、これぞ二日目という展開であった。

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【2022/07/08 06:12:28】朝日が当たりきれいだ!!

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【2022/07/08 06:15:27】花托が一日目より緑っぽい

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【2022/07/08 06:16:00】雄しべ、雌しべもしっかり

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【2022/07/08 06:25:22】拡大!!

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【2022/07/08 06:36:51】さあ、いよいよ!!


▼7時近くからほぼ11時頃までもっとも開いていた時間帯だろう。
 それは「荷風」が漂い虫たちが集うときでもあった。
 ただし、これはかなりその日の天気に左右されるようだ。

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【2022/07/08 06:55:24】ほぼ全開状況!!

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【2022/07/08 06:55:57】そこへ一匹の蜂が

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【2022/07/08 06:58:24】可能な限り開ききったようだ。少し雲ってきた!!

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【2022/07/08 08:01:05】完全全開!!

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【2022/07/08 08:02:49】拡大!!

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【2022/07/08 09:10:35】せっかくなのに曇っている

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【2022/07/08 09:14:52】蜂が繰返しやってくる!!

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【2022/07/08 10:16:21】虫がこない!?

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【2022/07/08 10:17:31】花托にも少し変化が!?


▼11時すぎるころからはやくも変化が見えはじめ、12時過ぎから閉じ始め夕方にはすっかり元にもどっていた!!
 
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【2022/07/08 11:11:51】心持ち閉じ始める。

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【2022/07/08 11:11:59】ひとつの花びらが落ちた!!

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【2022/07/08 12:12:14】閉じはじまる!!

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【2022/07/08 12:12:47】花びらが立ちはじめる

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【2022/07/08 12:13:37】雄しべ、雌しべ本日の見納めだ!!

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【2022/07/08 13:25:50】すっかり閉じている!!

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【2022/07/08 13:26:06】開口部もつぐむように

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【2022/07/08 15:09:08】真ん丸に

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【2022/07/08 16:27:31】さらに外の花びらもくっつき元のままに!!

(つづく)

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2022年大賀ハス2号「あこがれの4日間」がはじまった!!(2022/07/07) #大賀ハス #あこがれの4日間 #開花音

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【2022/07/07 09:08:48】


ひらいた ひらいた
なんの花が ひらいた
レンゲの花が ひらいた
ひらいたと思ったら
いつのまにか つぼんだ

 これは明治時代のあそびうただ。
 ここでいう「レンゲの花」とは蓮の花を意味するという。
 このうたのとおり「ひらいたと思ったら」すぐに「つぼんだ」、4日間の開閉ののち散ってしまう!!
 いつしか私はこれを「あこがれの4日間」とよぶようになった。
 2008年に「おすそ分け」してもらった大賀ハスの種子から育てはじめて、何度この「あこがれの4日間」に出会ってきただろう!?
 何度出会ってもやっぱり感動してしまうのである!!
 今年、2度目の「あこがれの4日間」が2022/07/07にはじまった。
 ついつい「記録」してしまうのだった。

▼大賀ハスは早起きだった!!
 それもきまった時刻に開花がはじまるのだった。
 まるで「目覚まし時計」でもセットしてあるように!!
 開花の瞬間は「ポッ」と音でもしそうな感じだ。
 開花音の都市伝説も納得できるほどだ。(大賀一郎先生は実験観察されていた。無音は確認されていた。)
 開きはじめるといっきょにだ!!
 
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【2022/07/07 05:38:34】

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【2022/07/07 05:55:15】

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【2022/07/07 05:55:48】

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【2022/07/07 06:24:16】

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【2022/07/07 06:35:28】

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【2022/07/07 06:35:57】

▼やがて、花の本体である雄しべ、雌しべが見えてくる。
 花托のうえの雌しべは14個だ。
 雄しべの葯か白くまぶしい!!

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【2022/07/07 06:56:05】

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【2022/07/07 06:56:48】

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【2022/07/07 06:57:20】

 「荷風」が漂いはじめる!!
 誘われて小さな蜂がやって来た。花本番である!!
 しかし、その時間はそう長くはなかった。

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【2022/07/07 07:58:31】

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【2022/07/07 07:59:11】

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【2022/07/07 08:11:11】

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【2022/07/07 08:13:10】

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【2022/07/07 09:07:56】

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【2022/07/07 09:09:28】

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【2022/07/07 10:17:31】

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【2022/07/07 10:17:54】

▼そして、午前中にははや閉じはじめるのだった!!
 夕方には、すっかりなにもなかったかのようにもとにもどっていた。
 これが「あこがれの4日間」の第一日目であった。
 
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【2022/07/07 11:37:49】

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【2022/07/07 11:38:30】

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【2022/07/07 14:52:48】

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【2022/07/07 16:02:37】

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【2022/07/07 17:14:01】


(つづく)

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2022年・大賀ハス蓮根の植え替えをした!!(2022/03/28) #大賀ハス

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▼2021年度の大賀ハス観察池には、「あこがれの4日間」はうれしいことに5度訪れた。
 その観察池も蓮根の植え替えの時期がきていた。
 天気の関係などの事情で、予定より一日日延べして昨日(2022/03/28)実施した。
 毎年池をひっくりかえすときに、容器が壊れるなどのアクシデントがあった。
 今年は少し泥を流し去ってから、ひっくりかえす等の工夫をしてみた。

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▼それでも、ひっくりかえしたら泥いっぱいだった。
 泥を水で洗いながすと、とぐろを巻いた蓮根が現れた!!
 圧巻でアル!!
 蓮根たちにとってこの場所はやっぱり少し狭すぎたようだ。
 複雑にからまりあった蓮根をゆっくりほどいていった。どうやら、3つの蓮根のつながりのようだ。
 最長は2m60~70㎝になった!!
 またまた圧巻!!
 昨年度の「種れんこん」も、炭化してみつかった。

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▼そのなかから今年の「種れんこん」3つを選び、いよいよ植え替え本番である。
 これは例年どおり【大賀式の栽培法】(『蓮 ハスをたのしむ』 (監修北村文雄 ネット武蔵野)p27参照)でやった。
 元肥料として使うのは、「身欠きにしん」と「煮た大豆」である。
 畑の土と、元肥料をサンドイッチにして、最後に「種れんこん」3つを置いた。
 せっかく伸びてきている「葉芽」を上にして、土をかぶせた!!
 最後に池いっぱいに水をはって、2022年度の大賀ハス観察池は完成である!!

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▼残った蓮根たちは、昨年と同じく別の容器に入れて「水栽培池」とした。
「水栽培池」には、残っていた身欠きニシン、大豆も入れた。

 これで、2022年度大賀ハス蓮根の植え替えはすべて終わった!!
 朝はやくから作業にかかったが、終わったときは昼をすぎようとしていた。

 さあ、2022年度には、何度「あこがれの4日間」に出会うことができるだろう。楽しみである!! 

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2021年・大賀ハス第1号「あこがれの4日間」の二日目!!(2021/06/28)#大賀ハス物語 #大賀ハス #あこがれの4日間

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▼私の「大賀ハス物語」は、2007年8月26日(日)に始まる。
 「おすそ分け」してもらった実(種子)に入刀し、観察しはじめたのが2008年だった。
 大賀ハス観察の一部始終を観察日記にメモしてきた。
 その【大賀ハス観察日記】も14年目になる。

●【大賀ハス観察日記】

▼今年も「あこがれの4日間」はやってきた。
 第1号は「水栽培池」にだった。すでに一昨日(2021/06/27)にはじまり、昨日(2021/06/28)が二日目だった。
 大賀ハスの花にとっては、「花」 本番!!
 二日目を「記録」してみた!!
 
 ハスの花は早起きだ!!
 これまでの多くの花の観察から、5時30分前後に開花がはじまると思っていた。

【2021/06/28 0455】まだ始まっていなかった。
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【2021/06/28 0528】開花のとき「音」がするという都市伝説があるが、「音」はしない!!
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【2021/06/28 0605】光がさしてきた。
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▼開花がはじまるとはやかった!!
 花びらが開くのに順番があった。どんな「からくり」になっているのだろう!?
 「ふしぎ!?」だ!!

 雄しべ、雌しべ全貌をあらわす。
 これぞ、ザ・花!!
 やがて全開し、荷風がただよいはじめる。
 それにつられて虫たちもやってくる。
 
【2021/06/28 0644】ほぼ全開だ!!最後にフタをするように1枚がいつも残る。これがキーの花びら!!
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【2021/06/28 0644】雄しべ・雌しべもしっかり見えてきた。虫たちの姿も
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【2021/06/28 0659】最後の1枚はまだねばっていた。
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【2021/06/28 0700】花托の上の雌しべは13個、白い葯をもつ雄しべは多数。
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【2021/06/28 0810】全開!!虫の姿も次々と
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【2021/06/28 0923】はやくも閉じかけの気配も
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【2021/06/28 0923】はやくもガクらしき1枚がはがれ落ちた。
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【2021/06/28 0926】虫が雄しべの森をゴソゴソと。
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【2021/06/28 0927】花托の断面。雌しべ先はちょっとぬれているようにも。雄しべは花托にかきつくように。
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【2021/06/28 0929】雄しべの森にもぐりこんでいるのは蜂だろうか!?
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【2021/06/28 1042】シャッターが閉まる閉店前に飛び込んできたのは蝶だった!!偶然写り込んでいた(^^)V
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【2021/06/28 1043】閉店が近づいていた!!
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【2021/06/28 1043】まだ店内をゴソゴソしている虫がいた!!
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▼お昼過ぎたら花びらは本格的に閉じはじめた。
 閉じるのにもやはり順番があるようだ。
 それは当然とも言える。なにしろ翌日(三日目)にまた再度開くのだから。
 時間がたつにつれて、花は丸み帯びてきて朝と同じようになっていた。

【2021/06/28 1203】本格的にシャッターがおりはじめた!!
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【2021/06/28 1307】バラバラに閉じた感じだ!!
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【2021/06/28 1457】丸くなっていた。
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【2021/06/28 1630】より真ん丸になっていた。
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2021年・大賀ハス「花芽」第1号は「水栽培池」から!!(2021/06/12) #大賀ハス #花芽 #あこがれの4日間

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ついに来た!!大賀ハス「花芽」第1号が\(^O^)/
 しかし、それは今年も「水栽培池」からだった!!

 大賀ハスを実(種子)から育てはじめて14年目だった。
 今年の蓮根の植え替えをしてから12週目のことだった。
 「花芽」を最初に観察したのは、皮肉にも正式な「大賀ハス観察池」の方ではなかった。
 残りものの蓮根を投げ込んだだけの「水栽培池」の方だった。

▼「水栽培池」には、立葉が林立していた。
 そのあいまから、「花芽」がひょっこりと顔を出していた。
 本来、立葉と「花芽」(花茎)が対で登場するはずだが、どの立葉がそのペアーかわからない。
 これまでの経験から言って、

 「花芽」の蕾は2週間ほどでふくらみ「あこがれの4日間」がやって来る!!

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▼肝心の「大賀ハス観察池」の方はどうだろう!?
 「大賀式栽培法」でしっかり準備した観察池だけに、確かにしっかりした立葉が多くみられるようになっていた。
 しかし、まだ「花芽」は見られない!!
 今年こそ、この「大賀ハス観察池」で、「あこがれの4日間」を見たいものだ。

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▼大賀ハスは、咲き始めの初日の早朝からひらき始め、昼ごろには閉じる。
 それを4日間繰りかえし、4日目には花びら雄しべをいっきょに落とし散っていく!!
 残った果托(雌しべ)には、ハスの実が !!
 それが 私の言う 「あこがれの4日間」

 今年は何度この「あこがれの4日間」に出会うことができるだろう!?

 まずは一度は出会うことができそうだ。アリガタイ!!
 

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2021年・大賀ハス蓮根の植え替えをした!!(2021/03/27) #大賀ハス

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▼2020年度の大賀ハス観察池!!
 この観察池に「あこがれの4日間」は、ついに一度も訪れることはなかった。訪れたのは皮肉にも「水栽培池」の方だった。
 すでに新年度の「葉芽」もいくつかのびてきていた。
 天気の関係で、予定より一日はやめて昨日(2021/03/27)、蓮根の植え替えをした。
 池をまるごとひっくりかえしてみた。

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▼ながくのびた蓮根がとぐろを巻いていた。
 ホースで水をかけて泥を落とすと、蓮根の全貌が見えてきた!!
 圧巻である!! 
 毎年のことながら、その姿に感動してしまう。
 巻いたとぐろをできるだけ蓮根を切らずにほどく作業にかかる。これがなかなかむつかしい。
 やっとほどききったときは、いっぱい切れてしまった。
 いちばん長いつながりで1m40㎝程度であった。
 本年度を引き継ぐ3本を選んだ。

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▼さあ、いよいよ植え替え本番である。
 これは例年どおり【大賀式の栽培法】(『蓮 ハスをたのしむ 監修北村文雄 ネット武蔵野』p27)でやった。
 元肥料として使うのは、「身欠きにしん」と「煮た大豆」である。
 畑の土と、元肥料をサンドイッチにして、最後に「種れんこん」3つを置いた。
 せっかく伸びてきている「葉芽」を上にして、土をかぶせた!!

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▼最後に池いっぱいに水をはって、2021年度の大賀ハス観察池は完成である!!
 
 さあ、今年こそ、「あこがれの4日間」をここで見たいものだ!!

 いよいよ14年目の私の大賀ハス物語がここからはじまる!!
 
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 残った蓮根は、観察池と同じ大きさの容器にいれて、「水栽培池」とした。

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2020年・【大賀ハス観察日記】はどこまで!? #2020年 #大賀ハス #観察日記 #大賀一郎

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▼次の「道楽の科学」もけっこう長くなりつつあった。
 言わば、それは私の「大賀ハス物語」と呼べるものだった。

●【大賀ハス観察日記】

▼そもそものはじまりは2007年の夏休みだった。

●2007年8月26日 「科学史セミナー」(姫路)で大賀ハスの実3粒を阪本尚生さんより分けてもらう。

 そして、その翌年「理科ハウス」のオープン(2008.5.16)を祝して、種子に入刀した。

●2008年5月17日 「大賀ハス」種子入刀!!


●2009年8月2日 大賀ハス咲き始める。「あこがれの4日間」第一日目!!


▼この蓮根を春に植え替えるということを繰り返し、毎年いくつもの「あこがれの4日間」を観察しつづけてきた。
・「あこがれの4日間」は、ほんとうに4日間か!?
・開花のはじまる時間は!?
・閉じ始める時間は!?
・花の大きさは
・花びらの数は
・おしべの数は 
・開くときの「からくり」は!?
等々
 可能なかぎり「記録」しつづけた。
 そのいくつかの現物はいまも保存している。(いつも冷凍庫を占有していると怒られている(^^ゞポリポリ)
 ところが、ここ数年、場所を「引っ越し」した関係であまり咲かない年が続いた。
 今年はなんと「水栽培」の方で、2回の「あこがれの4日間」を観察した。
 観察池は、花が咲くとき以外は 我が家の「ビオトープ」として観察をつづけた。
 冬場は「初霜」「初氷」の標準池としても利用していた。
▼来年の春も蓮根の植え替えをして、観察をしつづけるつもりである。
 この観察とは別に「動ける」状態になったときぜひ行ってみたいところが2つある。

(1) 私が育てている大賀ハスのルーツ、和歌山の「大賀池」を再び訪ねたい!!  

(2) 「府中はハスのメッカなり」の府中を再訪したい!!

●2008年7月25日 府中に大賀一郎先生を訪ねていた。
 ・「ハス博士 大賀一郎と府中」展に行った。
 ・時空を超えて「大賀ハス」  
 このときの大賀一郎先生を訪ねる旅は、「第一ゾーン」を巡っただけで、後は再訪の楽しみにとっておいたのである。
 さあ、こんどはゆっくり たっぷりと  o(^o^)o ワクワク

 

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