「動く大地」を科学する(48) #動く大地 #現在進行形 #科学する #地質図 #地形図 #第四紀 #時間スケール
▼私にとっては最大の難題である「時間のスケール」の問題は、おぼろげにわかりつつあった。
しかし、見えたかと思うとすぐ消えてしまう。
「定着」にはなかなかはいたっていなかった。
“100万年!!”
46億の地球の歴史を一日24時間のものさしに置き換えると、100万年は20秒足らず。
ものの本にこう書いてあった。
なかなかにわかには信じがたい「事実」だ。
▼ずっと参考にさせてもらっている「福崎町史」の「地形・地質総括」の図表を見ていると「新生代・第四紀」のところに次のように書かれていた。
【第四紀】
・扇状地・沖積平野・デルタの形成
・低地: 段丘の形成
・山麓: 麓層面・扇状地の形成
・山頂:岩塊流の形成
▼一方、「福崎の地形」のところには、こうまとめられていた。
福崎の地形
福崎町域の地形の分布は、西および北西側には播但山地南縁の、西播山地に属する標高400~650mの小山地群、東側には加西丘陵・台地に属する標高200~400mの山地群があり、それらの中央部分を市川がほぼ南北に貫流して、その両端に市川による河岸段丘と沖積低地が広がるという配置になっている。このように、地形的な配置は比較的単純であるが、これらの地形的配置の状況をより詳しく知り、その成立の過程を探るために地形分布図を作製することにする。
つまりは目の前の「福崎の地形」は、第四紀に形成されたということだ!!
▼さらには、
最初の「46億の地球の歴史を一日24時間のものさしに置き換えて」考えると
一日の日が変わる寸前数十秒のできごとなんだ!!
長い地球の歴史からすれば、たった「今」のことなんだ!!
やっぱり「ふしぎ!?」
でも「事実」なんだ。
「動く大地」は正しいのかも!!
(つづく)
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