そして、再び「磁石石」!!(2) #松山基範 #堂面春雄 #磁石石 #台所で物理

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▼堂面春雄先生から手紙(Oct.6.1983)とともに送られきた資料を久しぶりに見ている。
・「磁石石」関連の論文多数
・島根県益田市飯浦“じしゃく石”の磁性について
・『山口県百科事典』(大和書房1982年)堂面先生の担当された「がんせきじき 岩石磁気」「すさこうやまのじしゃくいし 須佐高山の磁石石 」
「まつやまもとのり 松山基範」のコピー。ここに松山基範が登場するのだった!!
 これらの他に論文の別刷があった。
●『磁石遊びと地球磁場体験の簡便法』(堂面春雄 物理教室 1980.12)
●『理科教材としての“地磁気伏角”に関する1 ,2 の問題 』(堂面春雄 物理教室 1983)   
 いま読み返してみてもいずれも興味深い内容のものばかりだった。

▼手紙をいただいてから、しばらくは交流があったが、その後すっかりご無沙汰してしまっていた。
 この度、「チバニアン」→「松山基範」→「堂面春雄」→「磁石石」で思い出し、一度連絡をとってみようとしたが、それはかわぬことだった。
 2014年に先生は亡くなられたようだ。 合掌

 ちょっと悔しいので、古書を入手して読んでみた。

●『台所で物理しよう』(堂面春雄著 日本図書刊行会 1993.9)

 大学の公開講座のテキスト内容をもとにしたもののようです。
 だからとてもわかりやすく科学を楽しむものになっている。ますます山口にお邪魔してお話したかったなあ。

▼さて、その後の「磁石石」だが、山口高山の「磁石石」以外にもいくつかの情報をもらった。

●美ヶ原・王ヶ鼻
 (信州大学 百瀬寛一先生からも情報をいただいた。)

●東尋坊・雄島
 (後日、方位磁針を持参して雄島を訪ねてみたこともある。)

 他にも、機会あるごとに「磁石石」を話題として情報を得ようとしてきた。

▼堂面先生等に教えてもらったことをもとに「科学読み物」「カミナリの化石!? 磁石石」を書いたのは1996年のことだった。

●「カミナリの化石!? 磁石石」

 なんと、私はまだいちばんはじめの「須佐高山の磁石石」を訪ねたことがなかったのです。
 いつか、いつかと思っているあいだに今日になってしまいました。
 生きているあいだになんとしても…!!

 あえて、ここは

(つづく)

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そして、再び「磁石石」!!(1) #松山基範 #寺田寅彦 #堂面春雄 #磁石石

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▼前回私は、『窮理10号』(窮理舎)の「チバニアンと松山基範、そして寺田寅彦」(前中一晃)を紹介させてもらった。
 そしたら、窮理舎さんから、次の「備忘録」も参考になりますよと教えてもらった。

●備忘録「松山基範と寺田寅彦」(窮理舎)

 面白い!!
 松山基範と寺田寅彦の関係がより深くわかる。
 寅彦にとっても松山基範は重要な人物であったことがよくわかる。きわめて興味深い論考である!!
 アリガタイ!!
 まさに
 情報は発信するところに集まる!!
 である。

▼さて、松山基範の弟子にあたられる堂面春雄先生からの手紙の話題に入る前に、それまでの経緯に簡単にふれておきたい。

 ことは1983年(昭和58年)の夏にはじまる。
 島根豪雨(1983年7月23日)、昭和58年7月豪雨とも。
 そのころ勤めていた学校の同僚に益田市出身の先生がおられた。そんなこともあって、夏休み職員室で『中学校社会科地図』(帝国書院)の「中国・四国地方」をながめていた。
 とても不思議なものをみつけた。
 場所は益田市の西、島根県と山口県の県境よりもさらに西、山口県「高山」だ。
 
 「磁石石」

 天然記念物「∴」のマークがついている。
 なんだろう!?天然磁石の「磁鉄鉱」であろうか。それならその前年に柵原鉱山に行って手に入れていた。
 でも、そうでもないようだ!!
 今ではこんな説明があった。

●須佐高山の磁石石


▼これは面白い!!
 落雷が原因で起こったものだとすると、あの「直線電流の回りの磁界」のすぐれた教材になる!!
 しばらく、サークル(地下茎舎)で追ってみることにした。
 やがてこのことについて、山口大学の堂面春雄先生がくわしいという情報を得た。
 さっそく、あつかましく失礼も省みず堂面先生に手紙を出した。
 手紙には、これまでの経緯といくつかの質問を書いた。

 堂面先生からきわめて丁寧な返事の手紙と資料がおくられてきた。(Oct.6.1983)
 私の質問と<堂面>先生のお答えを書いてみるとこうなる。


【質問1】須佐の高山というのはカミナリによって磁化したというのはほんとうでしょうか。

<堂面> カミナリによると現在までの結論


【質問2】そうだとすると、いつごろのことなんでしょう。

<堂面>いつのことか全く不明


【質問3】またどのように、磁化したものかくわしいところを教えて下さい。

<堂面>磁力は、山頂以外のものの数10倍。しかし、磁力をもちうる可能性(磁鉄鉱などの含有量)は、全山ハンレイ岩でほぼ同じ。


【質問4】この地以外では、全国で知られているところはないのでしょうか。

<堂面>こちらの方で何なりと情報を頂戴したいものです。何卒よろしく。
 「磁石石」としては、和歌山・粉河のものが有名です。以前より採取にいきたい所存ですがまだ果たしていません。


【質問5】高山の近くで、島根にある「松島の磁石岩」というのは、この高山と同じものでしょうか。

<堂面>島根のものは、あまりしられていないよう、これについては、最近かなりくわしく調べました。
 ほぼ高山のものと同様の原因と考えられます。


【質問6】その他、この磁石石のことについて、どんなことでも教えてください。

<堂面>国木田独歩が、山口市北方の山に、磁石石をとりにいく話しがありますが、それ以上のことはまだ不明。
 日本アルプスの美ヶ原溶岩が、須佐のものとともに、カミナリの例として世界にしられている。

▼手紙の最後は

 山口県にお出かけの折、お会いできるとよろしいのですが、お仲間の皆さんによろしくお伝えの程を、  以上取急ぎお返事まで  ご発展を祈ります。  

 としめくくられていた。
 このていねいなお返事の手紙にいたく感動してしまった!!
 
(つづく)

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「チバニアンと松山基範、そして寺田寅彦」から、再び「磁石石」へ!! #松山基範 #寺田寅彦 #窮理 #前中一晃 #堂面春雄 #磁石石

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▼私は先日

◆【お薦め本】『チバニアン誕生』(岡田誠著 ポプラ社)

を書いた。
 その最後に「※ どうしても書いておきたい「蛇足」」として
 日本ではじめて「地磁気逆転」を報告した松山基範と寺田寅彦の関係について書いた。

▼ここについてもう少しくわしく知りたかった。
 それは「松山基範」の名前に、記憶の底に「うずく」ものがあったからだ!!
 探してみた!! あった!!


 『窮理第10号』(窮理舎)のなかにあった。

●「チバニアンと松山基範、そして寺田寅彦」 前中一晃


 とてもわかりやすく
 松山基範のこと、そして寺田寅彦との関係についてもくわしく書かれた文章である。
 アリガタイ!!

▼この文章を読んで、とても驚いたことがある。
 それは、記憶の底で「うずく」ものの正体を示唆するものだった!!
 該当部分を少し引用させてもらおう。

 基範によるこの歴史的発見も、その当時には全く受け入れられなかった。恩師からは「君の言うことは、地球の重力が下から上に向かっていったというようなものだ」と叱責された。後年、「若い時にこういう論文を書いたのだが、誰も信用してくれなくてね」とこぼしたという。基範が山口大学の学長時の弟子であった堂面春雄には、「松山は、転がって百八十度逆立ちした岩石を拾ってきたのだろうという人も多かったが、そんなことを言う人たちよりは、私の方が少しは岩石のことをよく知っていましたよ」と語っている。(同書P27より)

 なかなか興味深く面白いエピソードだ!!
 しかし、私がいちばん驚き興味をもったのはここだった!!
 

「基範が山口大学の学長時の弟子であった堂面春雄には」


▼「堂面春雄」という名前に鮮明な記憶があった。
 「うずく」ものの正体がわかった!!

 私は1983年の夏、「磁石石」の「ふしぎ!?」にはまっていた!!
 今から38年も前のことである。
 このとき、私は「磁石石」について質問する手紙を山口大学の「堂面春雄」先生に出していた。
 堂面先生から実に丁寧なお返事と資料をいただいた。
 資料のなかに「松山基範」の名前があった。

 今、そのお返事の手紙をひっぱりだしてきた。( Oct.6.1983 )


(つづく)

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「立春の卵」は三ヶ月立ち続けた!! #立春の卵 #中谷宇吉郎

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ひとつの卵は立ち続けていた!!

 あれから三ヶ月である。
 今年の「立春の卵」を立てたのは、いつもより一日はやい節分の2月2日だった。
 立てた5個のうち4個までが倒れていた。
 残り1個だけが今なお立ち続けていた。
▼翌日もやはりアタリマエのように立ち続けていた!!
 しかし、ここでドクターストップだ。立てている部屋を別件で使用することとなった。
 約束どおりその空間をあけ渡す必要が出てきたのだ。
 私自身の「記録」は2015年の191日が最高だった。
 その「記録」へのリベンジは来年以降の楽しみにしておこう。
 それまでに別の場所を捜しておきたいものだ。

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▼今年の「立春の卵」では、日本理科教育史のなかでの「立春の卵」を追ってみた。

●「日本理科教育史」をプロットする!!(46) #立春の卵 #中谷宇吉郎 #板倉聖宣

●「日本理科教育史」をプロットする!!(47) #コロンブスの卵 #立春の卵 #中谷宇吉郎 #板倉聖宣

「コロンブスの卵」から100年!!
「立春の卵」から74年!!
私たちは今、どこにいるのだろう!? 

▼最後に今一度、元祖「立春の卵」にかえって、どうなったら卵は倒れるのか? 中谷先生のコトバに耳を傾けてみよう。

 そうすると、卵がどれくらい傾いたら、重心線が底の三点の占める面積をはずれるのか、すなわち卵が倒れるかという計算が出来る。重心の高さを二糎半として、それが横に半粍ずれる時の傾きは、約一度である。それで一旦(いったん)立った卵は、一度くらい傾くまでは安定であって、それ以上傾くと倒れるはずである。事実机の上に卵を立てて、ごく静かに机をゆすぶってみると、卵は眼に見える程度に揺れることが認められるが、それでもなかなか倒れない。もっとも少しひどくゆすぶれば倒れることはもちろんである。眼に認められるくらい揺れるというのが、だいたい一度くらいであろう。これで卵の立つ力学はおしまいである。

「卵の立つ力学」!!
これぞアタリマエの科学だ!!

 ここまで来て、どうしても最後のコトバを引用したくなる!!

 人間の眼に盲点があることは、誰でも知っている。しかし人類にも盲点があることは、余り人は知らないようである。卵が立たないと思うくらいの盲点は、大したことではない。しかしこれと同じようなことが、いろいろな方面にありそうである。そして人間の歴史が、そういう瑣細(ささい)な盲点のために著しく左右されるようなこともありそうである。

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【お薦め本】『かがく教育研究所研究紀要 第2号』(かがく教育研究所発行 2021.3)

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▼ファラデーラボの開所式は、3.11の翌日、つまり2011.3.12であった。
 この3月で10周年をむかえた。
 この10年の歩みは、日本理科教育史にぜひとも「記録」されるべき歩みだろう。
 創立7周年のときには、記念すべき『かがく教育研究所研究紀要 創刊号』を発行した。
そこには創立から7年間の多様な取り組みが熱く語られていた。

▼10周年をむかえたこの3月、今度はその研究紀要2号が発刊された。
 それが、今回の【お薦め本】である。


◆【お薦め本】『かがく教育研究所研究紀要 第2号』(かがく教育研究所発行 2021.3)
      特集 「回路カード」を使った電磁気学習     


 いつものようにお薦めポイントを3つをあげてみる。

(1)「回路カード」を使った電磁気学習の豊富な実践報告が読める!!
(2)ファラデーラボの「かがくカフェ」ようすがよくわかる!!
(3)ファラデーラボに参加してみたくなる!!


▼ではひとずつもう少しくわしくみてみる。

(1)「回路カード」を使った電磁気学習の豊富な実践報告が読める!!
 教材「回路カード」について、「回路カード」の開発者であり、かがく教育研究所代表である森本雄一さんは次のように熱く語っていた。

実験・観察の重要性は繰り返し言われているが、実際はなかなか実施されていないのが現状である。それはなぜだろうか。その理由を考えるとき、この特集に書かれた報告で、「なぜこんなに生徒実験が実践されているのか」ということを考察することが重要なヒントになるのではないだろうか。  教師が楽しく熱心に工夫を凝らした実験に取り組んでいるとき、生徒はその姿を見て、自分もやってみようと思うのではないか。やってみて面白く楽しければ、主体的に取り組むようになるのではないか。「回路カード」を使った生徒実験の実践研究を進めることを通じて、今後様々な実験・観察の授業実践が広がって行くことを願うものである。(同書P6より)

  森本さんの言葉の通りこのあとに小学校・中学校・高等学校・大学・科学教室等々でのとても楽しい実践報告がつづいていた。報告のタイトルだけあげてみるとこうだ。

・小学校理科4年電子流単元における回路カードを使った授業実践の報告
・生徒の実態に即した回路カードの製作と授業実践
・一人ひとりが直接体験し可視化と空間認識できる「電流と電圧」・「電流と磁界」の実験
・回路カード用電流計・電圧計の開発と実践~電池の起電力と内部抵抗などの実験を短時間で~
・回路カードを活用した電磁気分野の実験

なんと豊富な実践報告だろう。
 これら実践報告を読めば「回路カード」が、小学生から大学生(一般も含めて)まで幅広く受け入れられるきわめて有効なすぐれた教材であることがわかる。
 これを読めばきっと自分でも「回路カード」を使った授業をやってみたくなるはずだ。
 そのときにはこの特集の研究紀要がきっと役に立つ!!
最新「回路カード」授業実践ガイドブック!!
 
さあ、今度はあなたの実践報告を!!

(2)ファラデーラボの「かがくカフェ」ようすがよくわかる!!
 最近のファラデーラボの「かたち」は、2部構成で定着してきていた。
 第1部は「○○のかがく」のタイトルのもと、講師が中心になっての話題提供となっていた。話題も多種多様であった!!
 実験・工作教室あり、フィールドワークありでどこでも経験できないような「○○のかがく」を楽しく学ぶことができた。話題提供していただいた方に、発表に関連しての原稿を書いていただいたものが研究紀要に報告されている。
 これもタイトルだけ引用させてもらう。タイトルを見ているだけでも楽しくなってくる内容だ!!

・智恵の楽しい実験・工作展
・はんだ付けのかがく
・科学工作「ぶつからない車」
・電池の開発の歴史から動作原理を学ぶ~理解を深めるマイクロスケール実験~
・「印南湾における津波の挙動」から「犠牲者0をめざして」~過去の災害記録を防災啓発(教育)に活かす~
・実験教室「ロウソクの科学」
・六甲山の生い立ちと土砂災害~50年前の市ヶ原災害の現場と防災教育の課題~
・科学工作「手回し発電機と2足歩行ロボ」
・授業で使える?小ネタ盛り合わせ
・気象のかがく
・高専における教育と研究

 次に第1部に負けず劣らず面白いのが第2部だった。
第2部の内容は、当日のティータイムに発表希望者が前のホワイトボードに記入することによってわかった。だから、その瞬間まで何が飛び出してくるか、誰にもわからなかった!!
 これが実に面白かった!!ときには発表が多すぎて時間不足ということもおこった。
 実験・工作の発表もあれば、授業実践報告や「○分小ネタ」のミニレクチャーもあり、現物を持ち込んでの実験アイデア募集・質問もある。たいへん豊かな内容でバラエティーに富んでいた。
 そこでは、みんなが好き好きにワイワイガヤガヤと口をだし、手を出して実際に自分でやってみた。大いに盛り上がり時間を忘れて科学を愉しんだ。
 私はこの雰囲気が大好きだった!!
 私はこれを勝手に「共に愉しむ科学」=「共愉の科学」(convivial science)と呼んでいた。ファラデーラボ流に言えば、「共愉のかがく」だ。
なお、ファラデーラボ「かがくカフェ」の様子は今回紀要で紹介されたページでいつでも見ることができる。
 
▼では、最後のお薦めポイントにいく。

(3)ファラデーラボに参加してみたくなる!!
 2020年春、コロナ禍で状況が大きく変わった。
 「かがくカフェ」も「かたち」を変える必要が出てきた。
 zoomを利用したオンライン「かがくカフェ」がはじまった。
 さらには、リアルとオンライン併用のハイブリッド「かがくカフェ」もはじまった。
「かたち」は変わったが、「共愉のかがく」の精神は変わらずにあった。
それがうれしかった!!
 「共愉のかがく」は、きっとファラデーラボの「これから」のあらたな「かたち」も生み出していくだろう。

 現在は、月一回のオンライン「かがくカフェ」と月一回のリアルとオンライン併用のハイブリッド「かがくカフェ」が実施されている。
 そのときの愉しそうなようすがカラー写真でみることができる。それもうれしい!!

 そのときどきの状況の変化によって変更されることもある。
 しかし、歩みは止まらない!!
 
この 『かがく教育研究所研究紀要 第2号』を読めばきっと今度はあなたも参加してみたくなるはずだ!!
 あなたがノックするところがドアです!!

※ 一般の本屋さんでは入手することができません。
 部数に限りがあります。お早めに!!

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【申し込み方法】
 下記の事項を記入して、メールでお申込みください。
 ・「かがく教育研究所研究紀要第2号希望」
 ・氏名(所属 任意)
 ・郵送先(〒住所)
 ・希望冊数
 ・申し込み・お問い合わせ
  かがく教育研究所 faradaylabあnifty.com
   (”あ”は@に変えてください)
★ 頒布価格 1冊 1000円(2冊2000円) 送料込み 
★ メール受信後、振込先をご連絡します。

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サイエンスコミュニケーター11年目にめざすこと!!(3)#2021年 #サイエンスコミュニケーター #理科の部屋 #日本理科教育史

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▼季節も時代も直線的には進まない。
 いつも螺旋的に推移するものだ!!

 先が見えにくい時代には、「これまで」のことは大いなる指針を与えてくれる。
 「原点」は!?
 「現在地」は!?
 そして「これから」は!?

▼座標軸に従って、「めざすこと」を進めよう。

(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
 寅彦のあの言葉を思い出す。(「科学上の骨董趣味と温故知新」寺田寅彦 青空文庫より

自分は繰返して云いたい。新しい事はやがて古い事である。古い事はやがて新しい事である。

 私にとって古き「理科教育コミュニティ」と言えば、【理科の部屋】である。
 現在進行中の【理科の部屋】は2つある。

●Facebook版【理科の部屋】

●【理科の部屋】7

2021年に「めざすところ」は、この2つをどこまで私にとって「新しい事」としていけるかである。

▼最後の座標軸にいこう。
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。
 少し冷静に考えてみると、自分でも赤面してしまうほどオオボラをふいたものだ。
 「日本理科教育史」とは (^^ゞポリポリ

 それを省みることなく、昨年度に次のシリーズを始めてしまった。

●「日本理科教育史」をプロットする!!

 いつのまにやら、47回まできてしまっていた。
 私ごときが、こんなことを語るのは不遜なことは重々承知している。
 しかし、今、誰かが始めなければ「小さな事実」が消えてしまう!!
 いかに遅々たる歩みなるとも続けたい。

 もうひとつ、関連して続けたいシリーズがある。

●現代理科教材発展史
 
 現在、「スライム」「究極のクリップモーター」などがある。
 
▼5つの座標軸を貫いて、サイエンスコミュニケーター11年目にめざすことを、ひと言で言うなら

「不易流行」

である。

ホンモノの「流行」は「不易」を内包する!!
ホンモノの「不易」は「流行」を創造する!!

(了) 

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サイエンスコミュニケーター11年目にめざすこと!!(2)#2021年 #サイエンスコミュニケーター #理科の授業  

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▼今年はやっぱり少し季節のめぐりが早いようだ!!

 新学期準備の季節だ。
 サイエンスコミュニケーター11年目の新学期!?
 新学期の準備!?
 それはきっと一年間の構想を準備することなんだろう。

▼5つの座標軸に従って、「めざすこと」を進めよう。

(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
 コロナ禍で状況は一変した。
 サイエンスイベント・ムーブメントのあり方は大きく様変わりした。
 本質を見失うことなく、可能なことを追究していく!!
 「不易と流行」の追究!!

 私も参加し愉しませてもらっているものにファラデーラボの「かがく」カフェがある。

●ファラデーラボ「かがく」カフェ

▼次の座標軸に行こう。

(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
 直接「授業」に携わることのなくなった今もやはり私にとっては理科の「授業」は、私の「科学」の原点だった。
 私の主文脈は変わらなかった。
・理科の「授業」はサイエンスコミュニケーションの最前線だ。
・授業者である理科教師は最前線のサイエンスコミュニケーターである。

私の「ふしぎ!?」からはじめて「卒業論文」にいたるまでの中学校3年間「理科」全課程を構想する!!
 新・中学校「理科」を構想する(2016年版)


▼この「構想」の更新を続けようと思う。
 2つの点に焦点をあてて

●「授業」感想文

●教材の「断捨離」
 「店じまい」にかかる!!
 あわせて、新・私の教材試論をすすめる。

(つづく)

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サイエンスコミュニケーター11年目にめざすこと!!(1)#2021年 #サイエンスコミュニケーター #道楽の科学 

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気づけば、実生ヒガンバナの鱗茎(球根)は大きく育っていた!!
 自然はどこまでも律儀に粛々と進行していた!!

 自らを「サイエンスコミュニケーター」と名のりはじめて11年目だった。
 それもはや4日目だ。

▼「サイエンスコミュニケーター10年の歩み」を一年ごとにふり返る作業をしていて、つくづくと感じた。
 ウメサオタダオのあのコトバを
 「ものごとは、記憶せずに記録する。」

 11年目もやっぱり「記録」していこう。どんな些細な「事実」も。
 まずは「11年目にめざすこと」を「記録」しておこう。
 いつのころからか使いはじめた「現在地」検証のための5つの座標軸をまたまたひっぱり出して来る。

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

▼ひとつひとつの座標軸で「めざすこと」を「記録」しておこうと思う。
 まず

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求! 

 
 「道楽の科学」と聞いてすぐさま頭に浮かぶ 究極の道楽が3つがあった。

 ・「雲見」
 ・「宇宙見物」
 ・「歳時記」(俳句)

 である。これらは、11年目も続行である。
 旅が解禁になりしだい「雲見」「吟行」の旅に出たい!!

▼この他に、私の勝手気ままに進めている「道楽の科学研究」とよべるようなものがいくつかあった。
 「道楽」でやっているのだから、制限も期限もなかった!!
 面白さが最優先でやってきた。
 そのスタンスはこれからも続行する!!
 しかし、一方でもう少しまとまった「かたち」で「記録」することも考えたいと思うようになった。
 先にあげた「実生ヒガンバナの研究」など、いちばんにやりたいことだ。
 他にどんなものがあるのだろう。あげるだけあげておこう。

●「コウガイビル」を追う 

●「丹生」を追う

●「クモ学」のすすめ

●「燐寸(マッチ)一本 化学の元!!」

等々

(つづく)

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サイエンスコミュニケーター10年の歩み(10) #2020年 #サイエンスコミュニケーター #オンライン句会 #日本理科教育史 #実生ヒガンバナ実験

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▼サイエンスコミュニケーター10年の歩み、いよいよ10年目の「記録」である。

●【私の重大ニュース 2020】(1) #2020年 #オンライン句会
●【私の重大ニュース 2020】(2) #2020年
●【私の重大ニュース 2020】(3) #2020年

▼動きを制限された一年だった!!
 動きをとめることによってはじめたこともあった。それがオンライン句会である。

●オンライン句会「寅の日」をはじめよう!!(10) #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

 現在、第7回(3月例会)まできている。
 またはじめたこととして、次もある。

●『「日本理科教育史」をプロットする!!』をはじめる!!

 たいそうなネーミングをしてしまったものだ。
 「自分史」と「日本理科教育史」を重ね合わせる、という小さな試みが発端だった。
 どこまでも等身大に、現在進行形で語っていきたい!!
 小さな 小さな試みが ツナガレバ ひょっとしたら「日本理科教育史」の実像が見えてくるかも知れない。
 これからも可能なかぎり継続したい。

▼動きが制限されるまでに動いたこともあった。
 久しぶりに子どもたちと科学を楽しむ機会があった。

●今さらですが、「磁石」って!?(20) #磁石

 また、マッチの祖・清水誠を神戸に追うこともあった。

●マッチの祖・清水誠を追う!!(2)~神戸編(その1)~ #マッチ #燐寸 #清水誠
●マッチの祖・清水誠を追う!!(3)~神戸編(その2)~ #マッチ #燐寸 #清水誠

 「自然観察」で忘れてはならないのは、2019年に採集・回収した530個のヒガンバナの種子を使った実生実験である。

●2020年・【ヒガンバナ情報2020】はどこまで!?(1) #2020年 #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生実験 #発芽率
●2020年・【ヒガンバナ情報2020】はどこまで!?(2) #2020年 #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生実験 #出葉率 #作業仮説

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▼では2020年はどんな本を読んだのだろう。

●【私の読んだ本・ベスト10】2020!! #お薦め本

 やはり、「俳句」関連が出てきているのが特徴かも知れない。

 さあ、あと一週間でサイエンスコミュニケーター11年目がはじまる!!
 これからもずっと「サイエンスコミュニケーター」を名のり続けるのか!?
 それはあらためて…。 いったん

(了)

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サイエンスコミュニケーター10年の歩み(9) #2019年 #サイエンスコミュニケーター #紅花 #マッチ #コウガイビルの卵 #ヒガンバナの種子

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▼サイエンスコミュニケーター9年目の歩みの「記録」を見てみる。

●【私の重大ニュース 2019】(1)
●【私の重大ニュース 2019】(2)
●【私の重大ニュース 2019】(3)
●【私の重大ニュース 2019】(4)

▼2018年に引き続き2019年もよく動いた!!
 動きながら学ぶというのが楽しかった。なかでも最高に楽しかったのは次だ。
 
●33年ぶりに「紅花を追って」の旅をした!!

 『おもひでぽろぽろ』の高瀬で出会った紅花畑は生涯忘れられないだろう。

 もうひとつ、今にツナガル旅があった。
 3月に松山に、5月には東京の「子規庵」に行った

●子規を追う旅だ!!

 それは、「子規庵」の糸瓜を育てることにツナガリ、さらには今日のオンライン句会「寅の日」へとツナガッタ!!

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▼身近な「自然観察」でも、驚異的なものに出会った。
 まずはコウガイビルの卵と赤ちゃんだ!!

●コウガイビルの赤ちゃんをはじめて見た!!(2019/05/10) #コウガイビル
●コウガイビルの赤ちゃんの数は増えていた!!(2019/05/13) #コウガイビル

 もうひとつは、ヒガンバナの種子だ。
 ヒガンバナ研究においても、2019年は絶対に記憶されるべき年だ!!
 ごくごくアタリマエに、いたるところでヒガンバナの種子がみつけることができたのだ。

最終的に手に入れたヒガンバナの種子は530個になった!!

●ヒガンバナの完熟「種子」回収を終えた!!(4) #ヒガンバナ

 それが翌年(2020年)からの実生実験へとツナガッテいくのだった。

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▼ではこの年には、どんな本を読んでいたのだろう。

●【私の読んだ本・ベスト13】2019!!

 なかでもずっとずっと記憶にとどめたい一冊があった。名著中の名著だ!!
 『ヒガンバナの博物誌』である。ヒガンバナ研究の第一人者 栗田子郎先生の著書である。
 栗田先生にはずいぶんお世話になり、いろんなことを教えてもらってきた。しかし、残念なことに
 2019.8.22栗田先生は逝ってしまわれた。この年の530個の種子を報告しないうちに…。
 今は、この本を通してしか教えてもらえない。 合掌。

(つづく)

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