サイエンスコミュニケーター宣言(450) #私の研究 #クモ学 #コウガイビル #丹生 #燐寸 #大賀ハス

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▼師走だというのに、柿の木にネットをはった彼女はがんばっていた。
 ジョロウグモである!!
 ずっと昔からこのクモたちと一緒に暮らしてきたはずだったが、ほんとうに興味をもって観察し始めたのはここ10年ほどのことである。
 こんな凄い生きものが、ごく身近に居たとは!!
 感動である。
 観察しているだけ、でもやっぱり「私の研究」!!

◆「クモ学」のすすめ

▼そうだ。身近に暮らす「ふしぎ!?」な生きものとして忘れてはいけないものが居た。
 コウガイビル!!
 である。これもまた、まったくのシロウト研究の無手勝流顛末記である。

◆「コウガイビル」を追う 

▼ずっと古くから追いかけているものとしては、「丹生」があった。
 コロナ禍ということもあり、「丹生」を追う旅をひかえていたが、そろそろ可能なかぎりで再開したいものである。

◆「丹生」を追う

▼最近、やっと再開したものとして「燐寸(マッチ)」があった。
 これもまたまだまだ続けたい「私の研究」である。

◆『燐寸(マッチ)一本 化学の元!!』

 まだまだ進行形の「研究」としては、「大賀ハス」があった。

◆【大賀ハス観察日記】 


 少し「更新」を怠っているものもあるが、これらが「私の研究」のすべてである。
 「現在地」を検証する作業のときには、これらの研究の「現在地」をみて見ることとしたい。
 繰り返す!!
 これ以降、第6の「座標軸」として、次を加える!!

(6) 「私の研究」をすすめる!!

(了)

 
 

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サイエンスコミュニケーター宣言(449) #私の研究 #ヒガンバナの研究 #日本ヒガンバナ学会

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▼繰り返そう。5つの「座標軸」!!

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

 この「座標軸」を使って、サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」を検証しようとしていた。
 
▼【理科の部屋】30周年記念オフが終わって、ステージが変わったと思っていた。
 それにともなって、あらたな「座標軸」を設けたいと思っていた。
 いろいろと考えた末に、次のようにした。

(6) 「私の研究」をすすめる!!

 なんともアバウトな「座標軸」である。

▼「私の研究」とはなにを意味するのか!?
 いろいろあった。
 それは、生涯の持病=「ばっかり病」の発症の記憶でもあった。
 
 まずその第一にあげねばならないのが
●「ヒガンバナの研究」!!
である。その「記録」は【ヒガンバナ情報○○○】として残していた。

◆98ヒガンバナ情報(春~初夏編)
から
◆【ヒガンバナ情報2023】
まで

▼ずいぶん長い間の「私の研究」である。
 「現在地」を検証するためにいくつかの軌跡をあげてみよう。
・多くの人との共同研究とするため「日本ヒガンバナ学会」の設立。(07/09/23 (日)発足)
・「自然結実」ヒガンバナ群生地の発見!!(2013.11)
・実生ヒガンバナ実験開始。
・2019年530個の「種子」を採集・回収
・2021年823個の「種子」を採集・回収
Webテキスト『ヒガンバナ』(2022版 試案 2022.10.15)
・ついに実生コヒガンバナ3つ開花!!(2023.9)
・「自然結実」ヒガンバナ群生地巡り断念(2023)

 実に多くの出会い・「発見」のあった道のりであった。
 私の「ヒガンバナ研究」は、まだまだ続けたい!!

(つづく)
 

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サイエンスコミュニケーター宣言(448) #日本理科教育史 #現代理科教材発展史

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▼最後の座標軸にいく。

(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

 これまた大げさな「座標軸」である。
 そのことは、充分に承知しているつもりである。

▼しかし、どうしてもやりつづけたいプロジェクトがあった。
 それが

◆「日本理科教育史」をプロットする!!

 である。授業現場の人間がまとめる「日本理科教育史」である。
 そこには今まで語られることのなかった等身大の「日本理科教育史」があるはず!!
 今こそ語られなければ、消えてしまう「歴史」がアル!!

▼もうひとつどうしてもやりたいプロジェクトがある。
 それが

◆「現代理科教材発展史」!!

 である。まだまだ現在進行形であるが、いくつか具体化したものがある。

◆現代理科教材発展史『スライム』

◆現代理科教材発展史「究極のクリップモーター」

 いずれもしばらく更新していなかった。まだまだ「現代」までの更新が必要だろう。
 また、他の人から「現代理科教材発展史」ネタはいっぱいあるだろう。

▼それらの2つの取り組みともに、ポンコツひとりでは限界がある。
 なによりそれでは面白くない!!
 
 「日本理科教育史」に関わってきた多くの人と一緒に取り組みたい!! 
 これまで語られることのなかった「日本理科教育史」に期待したい!!
 今こそ!!

(つづく)

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サイエンスコミュニケーター宣言(447) #理科の部屋 #30年史年表 #理科教育コミュニティ


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▼次なる座標軸に行こう。

(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!

▼私にとっては、理科教育コミュニティと言えば、最もなじみのあるのが【理科の部屋】である。
 先日の【理科の部屋】30周年記念オフで実感した。

 【理科の部屋】はやっぱり愉しい!!

▼あらためて30年の歴史をふり返ってみた。
 ここに、「これから」のヒントのすべてがある。

◆【理科の部屋】30年史年表
 
 これはあくまで、自分の知る範囲の「30年史」である。
 空白だらけの覚え書き・メモ書きである
 オフで実感したのは、もっともっと豊かな愉しいメンバーそれぞれの「30年史」があるということである。

▼そこから、「これから」が見えてくる思いだった。
・FB版を中心としたコミュニティ
・より頻繁な愉しいオフ会の展開
・テーマを設けてのオフ
・フィールドワークも
・モノを中心に据えて
・レスポンスのある世界を!!
等など

 ホンモノの「流行」は「不易」を内包する!!
 ホンモノの「不易」は「流行」を創造する!!

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サイエンスコミュニケーター宣言(446) #授業の科学 #中学理科 #サイエンスコミュニケーター

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▼次の座標軸に行こう。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!

 現場を離れて、時間がたちつつある。
 でもやっぱり理科の「授業」へのこだわりがあった!!

・理科の授業はサイエンスコミュニケーションの最前線である!!
・理科教師は最前線のサイエンスコミュニケーターである!! 

 この確信は、私にとっては「不易」であった!!

▼さらには「中学校理科の授業」にこだわりがあった。
 「中学校理科」こそ科学の「萃点」である!!
 これもまた私の変わらぬ思いであった。
 ちょっと古くなってしまったが、私のひとつの「記録」があった。

◆私の「ふしぎ!?」からはじめて「卒業論文」にいたるまでの中学校3年間「理科」全課程を構想する!!
 新・中学校「理科」を構想する(2016年版)

 今読み返せば、恥ずかしくなるほど不完全なものばかりである。
 しかし、私が「授業」を語るとき、ここからしかはじめられないのも事実である。


▼「授業」を語りはじめるとき、絶対に外せないものがあった。
 それが「教材論」だった。私の「教材論」はここまできていた。

◆新・私の教材試論


▼「中学校理科の授業」から、派生していくつかの取り組みに挑戦していた。
 それが、「「○○」を科学する 」シリーズである。
 これまでのものを列挙しておこう。

●私の「煮干しの解剖」教室
●「静電気」を科学する
●「原子論」を科学する 
●「植物の世界」を科学する(まだ途中)

(つづく)  

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サイエンスコミュニケーター宣言(445) #道楽の科学 #共愉の科学 #サイエンスコミュニケーター

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▼あの楽しかった【理科の部屋】30周年記念オフからはや10日がたった。
 まだまだその余韻のなかに居た。
 繰り返しの「反芻作業」をしながら、私自身の「これから」を考えている。

▼「これから」を考えるためには、やっぱり「現在地」を知る必要がある。
 例によって、「現在地」確認のための5つの座標軸をひっぱり出して来る。

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

▼ステージが変わったのだから、この「座標軸」自身の更新を検討する必要性がでてきたのかも知れない。
 と思いつつ、今回はこの「座標軸」に従って、ひとつずつみていこう。

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
 私の「○○の科学」遍歴を思いつくままにあげてみる。
・「常民の科学」
・「等身大の科学」
・「高いレベルの科学」
・「デクノボーの科学」
・「萃点の科学」
・「私の科学」
・「共愉の科学」(convivial science)!!
等などである。
 「現在地」と言うことで言えば、今もっとも気に入っているのが
 「共愉の科学」(convivial science)である。
 これは今回のオフでも確認できた。
 ひとつの話題(教材・実験・モノ)をめぐって、みんなでワイワイガヤガヤ!!
 これが最高に愉しい!!これこそが「科学」だとも!!
 これは「これから」もつづけたいものだ。

▼次の「座標軸」に行こう。
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
 気持ち的には継続しているつもりではある。
 しかし、体力的にポンコツ度を増すばかりである。
 これまでのようなかたちで自由に動きまわることができない。
 「これから」の「かたち」を、しばし模索してみたい。

(つづく)

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再び、私の「遠野物語」(2) #遠野 #遠野物語 #柳田国男 #民俗学 #常民の科学 #伝承園 #カッパ淵 #水木しげる

▼いよいよスタートした。
 以前に行ったことない場所にも連れて行ってもらった。
 強力なガイドがついていたので、こちらの知りたそうなことを、次々と説明してもらった。
 アリガタイ!!

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▼もちろん定番スポットへも連れて行ってもらった。
 そこでもやはりあらたな視点で、説明してもらいとても学ぶべきことが多かった。
 「伝承園」「カッパ淵」など

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▼この「遠野」訪問で、実に多くのことを学んだ。あまりに多くてまだまだ頭の整理がつかない状態である。
・私は、「遠野物語」をわかったつもりでいだけなのかも知れない!?
・あまりに何も知らなすぎた!!
・「常民の科学」って!?
・自然環境(山・川・盆地)、地形、地質、地勢等の視点で「遠野物語」を見ていなかった。
・アタリマエのことながらあらたな「遠野物語」を発見した気分だ。
 ありがとうございました。

▼最後に連れて行ってもらった「道の駅 遠野風の丘」で、面白そうな一冊の『遠野物語』を手に入れた。

◆『水木しげるの 遠野物語』(原作・柳田國男 水木しげる 小学館)

(おわり)

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再び、私の「遠野物語」(1) #遠野 #遠野物語 #柳田国男 #民俗学 #口語訳 #青空文庫 #極地方式研究会

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▼「再び」は、正確ではなかった。
 より正確に言うならば、「遠野」訪れたのは3度目だった。
 最初に訪れたのは
●1977年3月末 新婚旅行の途中に訪れたのである。
 
▼2度目に「遠野」を訪れたのは、「3.11」の年、つまり2011年の8月の末だった。
 そのときの「記録」が残っていた。

●「遠野物語」、そして「3.11」へ(2011/08/30)

▼そして、この度が3度目ということになる。
 2度目と3度目の間に、一冊の『遠野物語』を紹介してもらった。
 「口語訳」である。
 私には、読みやすくわかりやすいと思った。

◆『口語訳 遠野物語』(柳田国男 監修後藤総一郎 口語訳佐藤誠輔 挿絵 笹村栄一 注釈 小田富英 河出書房新社)

 3度目までに読み返したいと思っていたが、まだ途中だった。
 そう書いていて、ふと思いついた。いつもお世話になっている「青空文庫」なら、いつでも原作が読めるのでは!?
 あった!!

◆『遠野物語』(柳田国男 青空文庫より)

▼この度はうれしいことに「極地方式研究会 第53回定期研究集会」の「巡検Ⅱ」(遠野市内)に計画されていたのだ。
 現地のことをよく知っておられる方のガイドは最高!!
 アリガタイ!!

(つづく)
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サイエンスコミュニケーター宣言(444) #日本理科教育史 #現代理科教材発展史 #理科の部屋30年史

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▼ほんとうに長くなった「現在地」の確認作業であるが、いよいよ最後になった。
 最後の5つ目の「座標軸」はこうだった。

(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

 これは、またまた大げさな「座標軸」であった。
 
「日本理科教育史」!!
これに関して、私にも可能な取り組みをいくつかはじめていた。
そのひとつが「「日本理科教育史」をプロットする」というシリーズある。
現在はその51回目まできている。その50・51回目は、先般から話題になっている「鉄と硫黄の化合実験」であった。

●「日本理科教育史」をプロットする!!(51) #鉄と硫黄の化合実験 #大竹三郎 #理科教室 #理科実験法の再検討 #教材論

このシリーズの取り組みには、多くの人の協力が必要だった。
ひとりの作業には限界があった。
多くの人たちの共同作業として取り組むことにより、今まで描かれたことのない「日本理科教育史」が見えてくるにちがいない!!

▼もうひとつ以前より取り組みはじめていることがある。

◆「現代理科教材発展史」!!

 である。まだまだ現在進行形であるが、いくつか具体化したものがある。

◆現代理科教材発展史『スライム』

◆現代理科教材発展史「究極のクリップモーター」


▼より進行形の「歴史」にふれておく。
 繰り返し言うが、【理科の部屋】は今年30周年をむかえる。
 きわめて個人的な拙いメモ書き(覚え書き)の30年史をあげておく。
 
◆【理科の部屋】30年史年表

 何度も繰り返し言うが、これらも多くの人が愉しみながら「歴史」を語り合うことにこそ意味があると思う。
 「これから」もきっとそこから見えてくるはず。
 

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サイエンスコミュニケーター宣言(443) #理科教育コミュニティ #理科の部屋 #ヒューマンネットワーク #不易流行

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▼やっぱりあった!! ついにみつけたまっすぐ立つネジバナを!!
 こんなときにピンぼけ画像とは…

 自分でもはじめて気づいて、ネジバナの「右巻き」「左巻き」を報告したら、
 FBで、「全くねじれていないものもあるよ」と教えてもらった。
 さっそく例の群生地に出かけて行きさがしてみた。
 100本以上のネジバナを観察してみて、ついに最後の最後にねじれていないものを一本みつけた。
 あせってしまったせいだろうか、何枚も撮ったはずがいずれもピンぼけとは。
 
 いずれにしても、レスポンスのある世界は面白い!!

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▼サイエンスコミュケーターとしての「現在地」の確認をつづけよう。
 4つ目の「座標軸」である。

(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!

 ずいぶん大げさな「座標軸」を設定したものである。

▼「あらたな」というコトバを聞くと、いつも思い出す一文があった。
 それは、寺田寅彦の「科学上の骨董趣味と温故知新」のなかにあった。
 寅彦はこう言っていた!!

自分は繰返して云いたい。新しい事はやがて古い事である。古い事はやがて新しい事である。

 
▼私にとって、「理科教育コミュニティ」と言えば【理科の部屋】がある。
 その【理科の部屋】は、今年で30周年を迎える。
 ネットの世界で30年と言えばやっぱり「古い事」である。
 「やがて新しい事」となるためには…!?

 ホンモノの「流行」は「不易」を内包する!!
 ホンモノの「不易」は「流行」を創造する!!

(つづく)

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