2024年9月(長月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会
▼我らが寅日子先生は、「茗荷」はすきだったのだろうか。
「茗荷の花」は淡黄色でなんともたよりない花だ!!
寅日子先生が詠んだ一句があった。
流元に茗荷の花のこぼれたり (明治32年)
▼さあ、今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
名句の参考にさせてもらうのは、いつものように
である。ここより巻頭の名句10句を引用させてもらう。
(1) 岐れてもまた岐れても花野みち 富安風生
(2) 今生のいまが倖せ衣被 鈴木真砂子
(3) 踊の手ひらひら進み風の盆 福田蓼汀
(4) 曼珠沙華抱くほどとれど母恋し 中村汀女
(5) 蔓引けば踊り出でたる葛の花 青柳志解樹
(6) 鶺鴒の一瞬われに岩のこる 佐藤鬼房
(7) シャガールの金の雄鶏秋澄めり 永方裕子
(8) 燈を消し名月に対しけり 林 翔
(9) 人それぞれ書を読んでゐる良夜かな 山口青邨
(10) ランプ売るひとつランプを霧にともし 安住 敦
▼次はシロウトの勝手な<選句>である!!
名句ばかりだから、選句も楽しいもんだ。
【私の選んだ名句ベスト3】
(4) 曼珠沙華抱くほどとれど母恋し 中村汀女
(5) 蔓引けば踊り出でたる葛の花 青柳志解樹
(8) 燈を消し名月に対しけり 林 翔
【次点】
(2) 今生のいまが倖せ衣被 鈴木真砂子
【選評】
・ここはやっぱり「曼珠沙華」をいちばんにとりたい!!
・「葛の花」が土手いっぱいに目立ちはじめた。「蔓引けば」がうまいもんだ。
・9月は、やっぱり「月」をとりたい。どんな「月」が撮れるかな!?
・「いまが倖せ」と言い切りたいものだ。「衣被」がここに出てくるとは!!
▼俳句修業の究極は「句会」参加である。
いきなりリアルの「句会」参加はハードルが高い。
その点、オンライン「句会」は 0からはじめるのに最適だ。
オンライン句会「寅の日」も、ついに5年目に入っている。
あなたもやってみませんか。
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