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子規庵の糸瓜(6年目)を植え替えた!!そして…(2024/05/30) #子規 #子規庵 #糸瓜 #子規博物館 #コウガイビル

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▼子規庵の糸瓜の6年目の種蒔きをしたのは、5月のはじめだった。

●「子規庵の糸瓜」6年目の種子を蒔いた!!(2024/05/03) #子規庵 #糸瓜 #糸瓜の種子

 多数が発芽して、大きく育とうとしていた。
 植え替えの時期がきていた。

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▼一昨年から「露地植え」に切り替えていた。
 すでに少々の肥料を入れ、畝をつくっていた。
 元気のよさそうな株から、植え替えていった。けっこう根が良く育っているのにおどろく。
 全部でちょうど20株を植え替えた。

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▼さあ、「子規庵の糸瓜」6年目!!
 どんな展開があるだろう。
 楽しみである。
 糸瓜忌(子規忌)には、いくつがまにあうかな!?
 今年中には、2つのスポットを再訪したいな。

●子規庵
●松山市立子規記念博物館

▼そして、昨日は「記録」しておくべきものに出会ってしまった。
 73号コウガイビルである。
 より正確に言えば、出会ったのは一昨日であるが、例により水とともにナイロン袋に入れたのは昨日(2024/05/30)なので、ここに「記録」しておく。
 のびたときの体長は、およそ15㎝近くあった。

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5.30あれから40年の歳月が!! #山崎断層 #地震 #左横ずれ断層 #動く大地 #科学する

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▼「5.30」と言ってすぐ「あの日」を思い出す人は少なくなっていく!!
 だからこそ、私は語り続けたい。
 それは、今から40年前の今日だった。

 昭和59年(1984年)5月30日午前9時39分!!

 私は、この瞬間を見た!!まちがいなくこの眼で校舎が大きくゆれるのを見た!!

▼40年!!
 人間の寿命から言えばけっこう長い年月かも知れない。
 しかし、「動く大地」の歴史から言えばどうだろう?
 寺田寅彦は「津浪と人間」(青空文庫より)のなかで次のように言った。

 こういう災害を防ぐには、人間の寿命を十倍か百倍に延ばすか、ただしは地震津浪の週期を十分の一か百分の一に縮めるかすればよい。そうすれば災害はもはや災害でなく五風十雨の亜類となってしまうであろう。しかしそれが出来ない相談であるとすれば、残る唯一の方法は人間がもう少し過去の記録を忘れないように努力するより外はないであろう。

 そうだ!!
 「忘れないこと」は防災・減災の第一歩だ!!

▼最後に勤務した中学校の校区に震源地があった。
 2010年度、2012年度と2回、冬休みの課題(中学一年生の宿題)として、この「山崎断層地震」の「記憶」の聞き取り調査を実施した。いずれの年の報告にも驚いた!!
 実際に体験した父母の「記憶」は鮮明であった!!
 授業中であったこと
  授業の教科は そして 花瓶がころがったことまで…

◆【授業】山崎断層地震『27年前の記憶』から

▼私は今、遅々たる歩みであるが「科学する」のシリーズとして

◆「動く大地」を科学する

 を続けている。
 それが、少しでも防災・減災にツナガルことを願いつつ。
                  
                     あれから、40年目の朝に

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【お薦め本】『最高にすごすぎる 天気の図鑑』(荒木健太郎著 KADOKAWA)

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▼毎日の「雲見」は、私の究極の道楽である!!
 「大気の物理学」実験室に暮らす私たちにとっては、「科学する」の第一歩に位置づけたい自然観察だった。
特別の用具も必要としない。
 まずは、空を見上げることからはじめたい。
 より豊かに楽しむためには、その道のプロたち話を聞いてみることだ。
 そんなときとても参考になる本がまた出た。

▼こんなとき「すごすぎる天気の図鑑」シリーズは、お薦めだ!!
 その最新刊が、今回の【お薦め本】だ。

◆【お薦め本】『最高にすごすぎる 天気の図鑑』(荒木健太郎著 KADOKAWA 2024.4.2)

「最高に」とついているだけにますますパワーアップしていた。
  お薦めポイントは3つ
(1)家でもできる楽しい「大気の物理学」実験がいっぱい紹介してある!!
(2)『枕草子』から「気象情報最前線」まで楽しくわかりやすく解説されている!!
(3)解説動画で、楽しく個人レクチャーを受けることができる!!
 
▼それでは、少しだけ詳しく
(1)家でもできる楽しい「大気の物理学」実験がいっぱい紹介してある!!
 最初にも書いたように、私たちは「大気の物理学」実験室のなかに暮らしている。
だから、雲をはじめとする日々目にしている気象現象は、すべて「大気の物理学」実験の結果である、とも言える。
 私たちは、日替わりメニュー(刻々替わりメニューと言った方がいいかも)の実験結果を見ているわけだ。
 その「実験」を、自分の手で意図的に試みてみることは、「科学する」ことであり、気象現象をより深く理解することにつながるだろう。
 この本には、家庭でもできる楽しい実験がいっぱい紹介してあった。
 著者は、この楽しい実験について、次のように語っていた。

 「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、本を読んで知識を深めるのももちろん大事なのですが、実験や観察でそれを体験すると、楽しく学べて理解も深まります。虹ができる場所を狙って霧吹きで水をまけばちゃんと虹が現れますし、雲をつくる実験も友達や大人と一緒にやるとテンションが上がります。そうして楽しみながら学ぶという体験は、このあとの人生をきっと豊かにしてくれます。 
 実験は最強の遊びであり、学びなのです。雲も空も人生も、思いっきり楽しみましょう!(同書P50より)

(2)『枕草子』から「気象情報最前線」まで楽しくわかりやすく解説されている!!
「なぜ楽しくわかりやすいのだろう!?」
 これまで著者の本を読ませてもらっていて、よく抱いた疑問だった。
その自分なりの「答え」をいくつかを持っていた。(あくまで私の場合)
・初学者向けにわかりやすくていねいに書いてある。
 いつまでも、どこまでもシロウトの私にはアリガタイ!!
 難しい気象用語にも、すべてに「ふりがな」がうってあるからうれしい!!
・パーセルくんをはじめ新キャラクターも加わり楽しく解説してある。
 見えない大気の運動を、パーセルくんたちが「見える化」してくれている。
 キャラクターはかわいいだけでなく科学的意味をもつ!! 
 著者の自作キャラクターだけに個性的であり、説得力をもつ。
・著者自身が気象情報最前線で活躍するホンモノの「研究者」である。
 「天気」の現場のホンモノのプロ!!
 ホンモノのプロの話はわかりやすくオモシロイ!!
 それは、私が勝手に作ったルール 逆も真なり
 わかりやすくオモシロイことこそが、ホンモノ!!
・今回も制作にあたり「先読みキャンペーン」が実施された。
 “雲友”の多くの人の意見が反映された本になっているハズ。
 ダカラ わかりやすく 楽しくオモシロイ!!
 
まだまだありそうだが、もう少しこの本にそって見ていこう。
CHAPTER1~4 に分けてある。
CHAPTER1「すごすぎる 雲と生活 のはなし」
CHAPTER2「すごすぎる 空と文化 のはなし」
CHAPTER3「すごすぎる 気象と気候 のはなし」
CHAPTER4「すごすぎる 天気と防災 のはなし」
64項目にもついて「 はなし」がある。
 そのながでも特に気に入った「最高」の「最高に」の「はなし」をピックアップしてみよう。

・26 『枕草子』を気象学的に考えてみたら
・27 声に出して読みたくなるかっこいい風と雷の名前
・28 ある地域でだけ吹く特別な風「局地風」
・31 夜空を見上げるのが楽しくなる満月の名前
・32 日本でも観察できるオーロラのしくみ(タイムリーなはなし!!)
・42 天気予報でよく聞く「平年並み」とは
・59 AIで天気予報はどこまでできる?
・61 誰でもできる「観天望気」で未来の空を予想しよう
・62 「災害デマ」に振り回されないための知恵
・63 天気の急変に備えよう! 気象情報の使いこなし方
・64 自分にあった避難を考えよう
※特に61~64は必見・必読!!
 詳しくは手にとって読んでみよう。 

▼最後のお薦めポイントにいく。
(3)解説動画で、楽しく個人レクチャーを受けることができる!!
著者のこのシリーズでは、アタリマエのことになっているが、考えてみるととてもアリガタイことだ。
 本文を読みながら、解説動画を見せてもらっていると、完全に個人レクチャーを受けている気分になるのだった。
 なんでもゆっくりな私は、一度で理解できなかったところは繰り返し聞いてみた。
 アリガタイ!!
 説明のしかたもとてもわかりやすくうまい!!
「授業」でもこうすればよかったな と 少し「反省」!!
「実験」の方法、様子も動画で見ると とてもよくわかるので、ますますやってみたくナルハズ。

 少しだけ「蛇足」
 「オマケ」がとってもいい。
・気象観測ランキング
・天気予報がおもしろくなる用語集
・歴代の気象観測機器・大集合!
デス。

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第46回オンライン句会「寅の日」6月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

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▼「チュウガタコガネグモ」!!
 コガネグモに似るが、腹部の黄色の横条の一部が切れているのでちがう。
 彼女とリアルでの「出会い」ははじめてであった。
 ひとり吟行の途中の坂道でのことだった。

▼手持ちの俳句歳時記(角川文庫)にも季語「蜘蛛」はあった。
 数多くの傍題も
 【蜘蛛 くも】
 蜘蛛の囲 蜘蛛の巣 蜘蛛の糸 女郎蜘蛛 蜘蛛の太鼓 蜘蛛の子

 あらたな季語との出会いも「句会」の大きな楽しみのひとつだった。

▼オンライン句会もはや第46回をむかえる。
 あらためて、6月例会の案内をあげておく。

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第46回オンライン句会「寅の日」6月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (参加を希望される場合は、「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを)
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 

5.【投句期間】
 2024年6月1日0時から15日23時30分まで
 
6.【選句期間】
 2024年6月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2024年6月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

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▼さあ、6月の句会では、どんな「季語」との出会いが待っているだろう。
 自分が詠む句の「季語」に興味あるのはもちろんのことであるが、他の方の詠まれる句の「季語」にもより興味がある!!
 その「季語」に教えられることも多い!!
 まるで、自分の世界がふくらんでいくようで、うれしい!!

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【Web更新5/26】24-21 「クモ学」のすすめ 等 更新!!

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城跡の石垣つづく忍冬 24/05/24撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】24-21
週末定例更新のお知らせ
はやくも5月最後の週末定例更新であった。
 一週間経つのがおそろしくはやく感じられる。
 一ヶ月も
 これはレセプターの鈍化!?
 それとも!?

◆表紙画像集2024 更新 忍冬の花
 時間の経過を読みとるように、忍冬の花の色が銀(白)から金(黄)へと移ろいゆく。
 何が変化しているのだろう!?
 それは、どんな化学変化の結果なんだろう。
 注目して土手、石垣を見ていると どこまでも続いていた。

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 コガネグモ、ゴミグモにはまってしまった一週間だった。
 我が「クモ園」開園だ!!
 今年は、2冊の【お薦め本】のおかげで、またあらたな視点で観察できる。
 アリガタイ!! 深謝。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 4月5月とつづけたテーマ「寅彦と科学教育」はいったん終わる。
 6月は「科学と文学」をテーマに、寅彦を読み解きたい。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから8週目、約2ヶ月たった。
 ついに、「立葉」が登場だ!!
 そして、次の展開が楽しみだ。

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本日(2024/05/26)、第380回オンライン「寅の日」!! #科学上の骨董趣味と温故知新 #traday #寺田寅彦

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▼「ふしぎ!?」だ。
 ほんとうにこの「X」の「隠れ帯=飾り」が、昆虫たちがよく見ることのできる紫外線を中心に光を反射するのだろうか!?
 昆虫たちには花に見えて、おびき寄せられるのだろうか!?

 すっかりコガネグモの「ふしぎ!?」にはまってしまっていた。
 新旧いつの時代にも「ふしぎ!?」を追いかけるのは面白い!!

▼本日(2024/05/26)は、第380回オンライン「寅の日」である。
 5月テーマは、2ヶ月つづきで

【5月テーマ】「寅彦と科学教育」

 である。
 本日はその3回目、読むのは 「科学上の骨董趣味と温故知新」である。


◆本日(2024/05/26)は、第380回オンライン「寅の日」!!

● 「科学上の骨董趣味と温故知新」(青空文庫より) 

▼科学教育に直接的にはふれられていないが、とても示唆的なことが多く含まれる文章だった。
 こんな指摘からはじまっていた。

 科学者の修得し研究する知識はその本質上別にそれが新しく発見されたか旧くから知られているかによって価値を定むべきものではない。科学上の真理は常に新鮮なるべきもので骨董趣味とは没交渉であるべきように見える。しかし実際は科学上にも一種の骨董趣味は常に存在し常に流行しているのである。

 続けてこうも言う。
 もし科学上の事実や方則は人間未生以前から存していて、ただ科学者のこれを発見し掘出すのを待っているに過ぎぬと考える者の立場から見れば、このくらい古い物はない道理である。こういう意味からすれば科学者の探求的欲望は骨董狂の掘出し慾と類する点があると云われ得る。

科学者の知識は「物自身」の知識ではなくて科学者の頭脳から編み上げた製作物とも云われる。

 なんとも示唆的である!!
 誰もが「私の科学」を持っている。ズバリの指摘だ。
その人々の科学というものに対する見解やまたこれを修得する目的においても十人十色と云ってよいくらいに多種多様である。実際そのためにおのおの自己の立場から見た科学以外に科学はないと考えるために種々の誤解が生じる場合もある。

▼本意は後半に集中しているように思えた。

最新の知識すなわち真である。これに達した径路は問う所ではないのである。実際科学上の知識を絶対的または究極的なものと信じる立場から見ればこれも当然な事であろう。また応用という点から考えてもそれで十分らしく思われるのである。しかしこの傾向が極端になると、古いものは何物でも無価値と考え、新しきものは無差別に尊重するような傾向を生じやすいのである。

 しかし自分の見る所では、科学上の骨董趣味はそれほど軽視すべきものではない。この世に全く新しき何物も存在せぬという古人の言葉は科学に対しても必ずしも無意義ではない。

 いよいよもっとも唱えたいことに迫っていく。
このような類例を探せばまだいくらでもあるだろう。新しい芸術的革命運動の影には却って古い芸術の復活が随伴するように、新しい科学が昔の研究に暗示を得る場合は甚だ多いようである。これに反して新しい方面のみの追究は却って陳腐を意味するようなパラドックスもないではない。かくのごとくにして科学の進歩は往々にして遅滞する。そしてこれに新しき衝動を与えるものは往々にして古き考えの余燼(よじん)から産れ出るのである。

 しかしその半面の随伴現象としていわゆる骨董趣味を邪道視し極端に排斥し、ついには巧利を度外視した純知識慾に基づく科学的研究を軽んずるような事があってはならぬと思う。直接の応用は眼前の知識の範囲を出づる事は出来ない。従ってこれには一定の限界がある。予想外の応用が意外な閑人的学究の骨董的探求から産出する事は珍しくない。

 そして、本論の結論に至る!!
自分は繰返して云いたい。新しい事はやがて古い事である。古い事はやがて新しい事である。

 かってに自分流に翻訳してしまうのだった。
 ホンモノの「流行」は、「不易」を内包する!!
 ホンモノの「不易」は、「流行」を創造する!!

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5号コガネグモも出現してきた、しかし…!!(2024/05/23) #コガネグモ #クモ学 #隠れ帯 #飾り #ゴミグモ #クモの食事 #クモの引っ越し

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▼次々と同じ土手にコガネグモが出現してしてきた。
 だからと言って、クモ本体にナンバリングするわけにもいかなかった。
 ネットを張った背景の風景から、判断するしかなかった。

 3号・4号はこのあたりにと捜していると、またちがったあたりに
 まちがいない 5号コガネグモだ!!

▼3号が居たあたりをじっくり見ていると
 あった!!「ハ」字の「飾り」だけが
 しかし、コガネグモ本体がみつからない。
 あれっ!? 「狩り」の途中で待機場所を離れているのかな!?
 引っ越しの準備中かな!?
 引っ越しのときは、「飾り」の回収はしないのかな!?

 少し離れた位置の4号は同じ体勢で待機していた。

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▼しばらく行って1号・2号コガネグモは、あいかわらずの体勢をとりながら待機していた。
 背を見せているのと、腹を見せているのと
 どうちがうのかな。
 いずれにしてもゆっくり観察さしてくれるのはアリガタイ!!

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▼野茨の近くのゴミグモたちも相変わらずだ。
 見かけぬ新顔も出現していた。

 いよいよクモたちの季節がやってきているのだ。

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4号コガネグモも同時に!!(2024/05/22) #コガネグモ #クモ学 #隠れ帯 #飾り #ゴミグモ #クモの食事

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▼そいつは3号から、1mと離れない位置にいた。
 小さい!!
 しかし、「飾り」の「X」ははっきりとしていた。
 まちがいない。4号コガネグモだ!!

▼近くの3号コガネグモに目をやれば、同じスタンスで待機を続けていた。
 今年も、コガネグモの狩り(食事)を目撃できるだろうか!?

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▼しばらく行って、1号・2号の居たところに恐る恐る近づいてみた。
 居た!!
 それも同じ体勢で、これだからコガネグモファンになってしまうんだ。
 何日も同じ場所で観察をつづけることができるなんて 最高!!
  
 これで、4匹のコガネグモを同時に観察することができた。

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▼さあ、次はゴミグモだ。
 ゴミグモの「ゴミ」は、クモの食事のあとの「食べかす」だと聞いていた。
 クモの食事は「体外消化」で、体外で液状にしてチュウチュウするんだ。
 赤い「食べかす」があった。
 ひょっとして、テントウムシ!?

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3号コガネグモも出現した!!(2024/05/21) #コガネグモ #クモ学 #隠れ帯 #飾り #ゴミグモ

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▼またしても居た!!
 3号コガネグモだ!!
 「狩り」をしているようにも見えた!!
 居たのは同じ土手のより我が家に近いところだ。
 コガネグモの観察でうれしいのは、一度ネットを張った場所で通常数日は居続けてくれることだ!!
 それも同じ体勢で待機しながら。
 なんでもゆっくりな私にはアリガタイ!!
 同じ土手で、このように次々と見かけるということは、この近くに「卵のう」があったということだろうか?
 少し小さいのは、「出のう」したばかりということだろうか?
▼3号コガネグモから、20~30m離れた場所に、1号2号コガネグモは同じ体勢で居続けていた。
 「X」の「飾り」が少し変わったようにも見える。
 ネツトは張り替えたのだろうか。
 「狩り」に成功したのだろうか?

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▼しばらくいくと、大きく成長した野茨のかたまりがあった。
 白い花が甘い香りをはなっていた。
 クモたちにとっては、格好の「狩り場」なのかも知れない。
 そこに、例の「ゴミグモ」たちが居た!!
 ゴミに隠れたゴミグモが、どんな体勢なのかよくわからない。
 重力方向に逆らって、上向きに待機するゴミグモもいると聞いた。
 今年は、この「ゴミグモ」たちのことも よりくわしく知りたいな。

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▼近くには、水平方向にネットを張るクモたちもいた。
 名前はなんだろう!?

 さあ、今年も私の「クモ園」は本格的に開園だ!!

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2024年・今年もコガネグモと出会った!!(2024/05/20) #コガネグモ #クモ学 #隠れ帯 #飾り

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▼居た!!
 居てくれた!!今年もいつもの土手に出現してくれた。
 特徴的な黄色と黒のストライブ、そしてあの「X」の隠れ帯!!
 まちがいない コガネグモだ!!
 少し小ぶりだが。
 もっと、驚くべきことがあった。
 そのコガネグモから、50㎝ばかり離れたところに
 もう一匹のコガネグモがお腹をこちらに向けて居た!!
 2024年1号・2号コガネグモ同時出現!!

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▼今年の「クモ学のすすめ」は、2冊の【お薦め本】からはじまっていた。

◆【お薦め本】『クモのイト』(中田兼介著 ミシマ社)
◆【お薦め本】『まちぶせるクモ 網上の10秒間の攻防』(中田兼介著 コーディネーター辻 和希 共立出版)

 特に待望の前著から、「隠れ帯」について教えられていた。
 「隠れ帯」というコトバは、このごろほとんど使わず、「飾り」というらしいこと。
 そして、その「飾り」の驚くべき働き!!
 今年の観察から「飾り」というコトバを使おうと思う。

▼「飾り」についてだけでなく、あらたな視点でクモたちを観察できそうで楽しみだ。
 さっそく「ふしぎ!?」が浮かんできた。
 1号コガネグモと2号コガネグモ 50㎝と離れぬ同じ環境だ。

・背を向けているのと腹を向けているのどっちが正規の待機の姿勢だろう!?

 「正規」ってあるのかな!?
 気まぐれかな!?
 それとも!?

▼はじめてのコガネグモとの出会いから12年目の今年!!
 私の「クモ学」にどんな出会いがあるかな。
 楽しみである。 o(^o^)o ワクワク

◆「クモ学」のすすめ

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2024年6月のオンライン「寅の日」は #科学と文学 #traday #寺田寅彦

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▼私は、およそ文学とは縁遠い人間だった。
 しかし、ここには特別の思い入れを持っていた。 
 「高知県立文学館」である。
 そこには、「寺田寅彦記念室」があった。
 訪れたときは、いつも長居をする。貴重な展示、「寺田寅彦実験室」のビデオ等もさることながら、ここには独特の空気が流れている。
 いつしか寅彦と対話している気分になるのだった。

▼2024年6月のオンライン「寅の日」の計画をたてる時期である。
 6月はちょっと角度をかえて、寅彦を読み解きたい。

【6月テーマ】「寅彦と科学と文学」

 2024年6月のオンライン「寅の日」は2回ある。

■2024年6月のオンライン「寅の日」!!
◆第381回オンライン「寅の日」 …6/07(金)
◆第382回オンライン「寅の日」 …6/19(水)

▼では何を読むか!?
 このテーマのときは定番としてきたズバリ「科学と文学」を読みたい。
 「科学と文学」はかなりの長編である。
 今回は、2回に分けて読むこととしたい。

■2024年6月のオンライン「寅の日」!!

◆第381回オンライン「寅の日」 …6/07(金)「科学と文学」(1)(青空文庫より)

◆第382回オンライン「寅の日」 …6/19(水)「科学と文学」(2)(青空文庫より)


▼人は自らの「文脈」に引き寄せて文章を読み解く。
 アタリマエのことながら、6月のテーマのような場合はなおさらであろう。
 ひとそれぞれで、ちがった「文脈」を持っている。
 だから、読む人によって、まったくちがった感想・意見をもたれることだろう。
 ちがうから面白い!!
 とも言える。多くの人の感想・意見を聞きたいですね。

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【Web更新5/19】24-20 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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未来形畦道問ふや庭石菖 24/05/17@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】24-20
週末定例更新のお知らせ
 週末になると、表紙画像の検討に入る。
 そして、一句を詠むスタンバイをする。なかなかその一句が詠めないときがある。
 そんなときもあってもいいかと
 更新を諦めようかと思うが、それはできなかった。
 惰性、マンネリ化!?
 でも、やっぱり !!

◆表紙画像集2024 更新 庭石菖
 この小さな花を楽しむようになって、何年になるだろう。
 気づかなかっただけで、大昔から咲いていたのかも知れない。
 道ばた、田んぼの畦道、轍のすきま!?
 小さな 小さな お花畑に !!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「動く大地」を科学する シリーズはずっと続けている。
 どこまでという展望は、今のところはない。
 もう少し、間歇的な書き込みになるかも知れないが、やっぱり続けたい!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 寅彦はいつ読んでも今日的である。
 4月、5月と続けてきたテーマ「寅彦と科学教育」もあと一回で終わりになってしまった。
 また、ぜひとりあげたいテーマだ。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから7週目だ。
 「浮葉」たちは大きく大きくなってきた。
 強風で片方に追いやられたが、元気だ。さて「立葉」はいつごろ!?

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「動く大地」を科学する(21) #動く大地 #現在進行形 #科学する #地質図 #河岸段丘 #高位段丘 #段丘崖 #竹薮 #第四紀

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▼「えっ、こんな高いところに!?」
 「こんな大きな石ころがゴロゴロ!!」
 「まちがいない ここが市川の川底だったんだ」

 医者からの帰り道だった。
 自由に自動車に乗れなくなった私は、このときも自転車だった。
 久しぶりに自転車で、遠出したこのとき、せっかくだからちょっと寄り道して帰ろうと思ったんだ。
 そのとき、出会ったのがこの崖だった。

▼この崖こそ「段丘崖」
 これぞ市川の「河岸段丘」!!
 そのなかでももっとも高いところに位置する「高位段丘」!?
 
 地形図・地質図で確認していてもやっぱり驚きだ。
 こんな高いところに丸い大きな河原の石ころがゴロゴロとは

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▼まわりを見渡せば、列をなして竹薮があった

 <きまり>
 ・段丘崖に竹薮あり!!

  は正しいのか。
 
▼この「河岸段丘」はどのようにしてできたのだろう!?
  いつのころここは川底だつたんだろう。
  これもまた、第四紀という時代の「動く大地」の物語なんだろうか。

 自転車散策のフィールドワークも、自転車ならでは楽しみがあるかも!!  
こんどは、どんな景との出会いがあるかな。

(つづく)

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「動く大地」を科学する(20) #動く大地 #現在進行形 #科学する #地質図 #近畿トライアングル #六甲山 #地形と地質 #河岸段丘 #傾動運動 #第四紀

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▼ここで、話は再び「福崎町」にもどそうと思っていた。

・「近畿トライアングル」→「六甲山」→「はりま(播磨)」→「福崎町」

 どこまでも、大地はツナガッテイル ハズ!!

▼再び「福崎町地形・地質図」(福崎町史第三巻付図Ⅰ)をじっくりながめていた。
 私はシロウトまるだしのとんでもない誤解をするところだった。 
 「市川の東岸の広い範囲に中(古)生代の地層が!?」
 「こんなところに!?」
 ちがう!!
 これは「地形図」でもあるんだ。
 「凡例」を見ていて気づいた。
これは、河岸段丘を表しているのだった!! 
 「凡例」によれば段丘1(高位)~段丘Ⅵ(低位)まであるというりっぱなものだ。

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▼やがて気づくことがあった。
  
・市川の東岸の方が西岸よりはるかに河岸段丘が発達している。

これは、加古川の河岸段丘でも言えることだそうだ。
 いいかえれば、東が高くて西が低いともいえる。
  
▼さらに言えば、

・播磨は東が上がり、西が下がっている。

 どこかで聞いた。
 大地が傾いて動いていると!!

 「傾動運動」!!

 それと、六甲山の造山運動との関係は!?
 それもやはり第四紀の話なのだろうか!?

 さあ、ゆっくり ゆっくり急ごう!!

(つづく)

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「動く大地」を科学する(19) #動く大地 #現在進行形 #科学する #地質図 #近畿トライアングル #六甲山 #花崗岩 #大阪層群 #断層 #第四紀

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▼引き続いて「近畿トライアングル」にこだわっていることがあった。
 
・六甲山地と大阪湾

の成り立ちの問題についてであった。
 ここに近畿トライアングル内の典型のような「動く大地」の物語があるからであった。

▼特に「六甲山」 については、現地に行っていろいろ教えてもらったこともある。

●六甲山地はどうやって生まれたか(1)
●六甲山地はどうやって生まれたか(2)

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▼ 「六甲山地の造山運動」「大阪層群」「断層」「隆起」「沈降」等など、ここには「動く大地」の謎解きのすべてが含まれていた。
 何度聞いても、驚くべきことばかりだ!!
 えっ、そんなに簡単でいいの!?
 あの高い山(932m)がそんな短期間(!?)に。
 聞いたときは、ナルホドと納得するのだか、時間がたつとどうだったかな!?
 とついついそうなってしまうのである。

▼それには、大きく2つの「理由」があると思っている。

(1)それは、毎日暮らしいる場所(大地)とちがう「別の場所(大地)」の話だと考えてしまう。
・そうではない!!
・「六甲山地」「大阪湾」は「はりま(播磨)」「福崎」と地続きデアルハズダ!!
・関係あるのはアタリマエ!!

(2)これらは、すべてがごく最近(新生代・第四紀)のできごとである。
・第四紀(約260万年~現在)という時間のスケールがなかなか頭に定着しないのです。
・46億年の地球の歴史のなかでは ごく最近!?
・あの山が、今も動き続けている!?
・「動く大地」はほんとうか!?

(つづく)

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【お薦め本】『竹取工学物語』(佐藤 太裕著 岩波書店)

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▼今年の春先に、しばし、前の竹薮で「竹」とつきあう機会があった。
 そんなカッコイイ話ではない。
 荒れ放題にしていた竹薮を、少しだけ片づけたのだ。
 ちょつとだけ「ポンコツ竹取の翁」を演じてみたのだった。
 あらためて、「竹」という「植物」を見ていると、なんか「凄いやつ」に思えてきた。
 その「竹」に関して、もっといろんなことを知りたい。
 それを教えくれる面白い本はないかとさがしていた。

▼そしたら、そのなかで出会ったのが今回の【お薦め本】である。
 まだ半わかりだが、あまりに面白いのでここであげてみることにした。

◆【お薦め本】『竹取工学物語 土木工学者、植物にものづくりを学ぶ』(佐藤 太裕著 岩波書店 2023.7.12)

 例によって、いつものように3つのお薦めポイントを先にあげておく。

(1)植物「竹」の凄さを、「構造力学」の視点で解明してくれている。
(2)身近なモノを、ちがった切り口で「科学する」面白さを伝えている。
(3)「常民の科学」の凄さと「これから」を語っている。

▼では蛇足にならない程度に、少しだけ詳しく
(1)植物「竹」の凄さを、「構造力学」の視点で解明してくれている。
  構造力学の研究者である著者の視点で、3つの「ふしぎ!?」を最初にあげてくれていた。
 すると現地で、竹を少しでも知る人にとっては至極当たり前なのかもしれませんが、穴と節、断面が丸ということしか認識していなかった私にとっては新しい発見がいくつもありました。そのうち、今後の研究に大きく影響を及ぼす事実が以下の三点でした。
(1)節と節の配置間隔(節間長)は縦方向に一定ではなく、根元(地際)と先端(梢端)付近で短く、中央部付近で長い 
(2)竹は円筒ではなく円錐形をしている
(3)竹を切って断面を見てみると、縦方向に貫く繊維(維管束鞘)の分布が断面内で一様ではなく、内側よりも外側に多く存在する
 (同書P21より)
はじめて聞けば、まったくシロウトの私には驚きの「事実」デアル。
 「なぜなんだろう!?」
 この謎解きを構造力学研究者の視点でみごとに展開してくれています。 
・竹の「節」がもつ力学的役割
・竹の「維管束」がもつ力学的役割
等など半わかりながら、ナルホド ソウイウコトカ と少しずつ読み進めていくと、思わず感嘆してしまいます。
 うまいことなっとるんやな!!
 竹ってなんて賢いんだ!!
 竹は凄い!!
 と。

(2)身近なモノを、ちがった切り口で「科学する」面白さを伝えている。
 「竹」に限らず、身の回りのモノたちについて、ちがった切り口で「科学する」ことの有効性・面白さを次のように語っていた。

 竹や樹木をはじめとする自然由来の植物を構造物に見立て、その形状や仕組みを力学的な観点からひもとくことは、長年にわたって植物たちが積み重ねてきた智恵を、私たちが獲得することにつながると思わずにはいられません。
 また、次世代で求められる自然と調和する構造物を開発していくために、自然との関わり方を誰よりも知っている植物たちに訪ねることは極めて合理的なアプローチであるといえるでしょう。さらに、植物そのものを力学的特性をうまく利用した材料として使用し、かつ日進月歩で進化する科学技術を駆使して材料としての機能を高めることで、植物は私たちの暮らしを豊かにするツールとなりえるわけです。(同書P74より)

 竹との「つき合い」をもう少し考えてみたいな!!
 このままでは少しモッタイナイ!!

▼最後のお薦めポイントに行きたい。
(3)「常民の科学」の凄さと「これから」を語っている。
第一章のタイトルはこうだった。
 「竹取の翁は優れたエンジニアだった?」
 なかなか興味深い作業仮説の導入である。
 「野山にまじりて、竹をとりつゝ、よろずの事に使ひけり」というのであるから、これが教えてくれるように

我々の祖先は科学や工学が発達する以前の遙か昔から、竹の優れた構造・材料的性質を「経験的に」認識し、生活のさまざまな場面で利用してきたのではないか、と想像されます。現代に生きる私たち日本人が何気なく使う竹の心地よさを、竹取の翁も感じていたのかもしれません。(同書P4より)

 竹取の翁も「経験的」に認識していただろう先人たちのすぐれた智恵と技術!!
 そこから生まれた科学、それを私は勝手に「常民の科学」と呼びたい。
 それらは営々と引き継がれ今日にいったっている。
 それらは、「これから」の科学技術のあり方についても大きなヒントを与えてくれている。
 研究領域は私が把握しきれないほどに広がり、細分化されてきていますが、研究者それぞれの専門領域から植物を深く洞察したときに知りうることを共有できれば、学術の大きな世界が開けてくるのではないでしょうか。研究は研究者のためだけにあるのではなく、一般の方のものでもあります。科学という範疇に入っていないと皆さんが思われるような、経験的な知見や発想もまた貴重で、こういったことを科学者と共有することも大きな価値があると考えています。土木工学、機械工学の視点から植物を見るということは、通常ではないことかもしれませんが、皆さんもご自身の専門や得意分野から、関係なさそうな別のものを眺めてみるときっと面白い気づきがあると思います。
 (同書P105より)

 もういちど、ヤブ蚊の出てくるまでに竹薮をのぞいてみたくなってきた。

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「動く大地」を科学する(18) #動く大地 #現在進行形 #科学する #地質図 #近畿地方地質図 #近畿トライアングル #中央構造線 #山地と盆地

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▼「近畿地方地質図」の話をつづけよう。
色ぬりが進んだ「地質図」を見ながら考えてみよう。
 「人類の時代」(緑色)
 「花崗岩地帯」(赤色)
 はどこに見られるだろう。
 どこには見られないだろう!?
 
▼色ぬりをすすめているとはっきりとくっきりとわかる
 けずられにく、こわれにくい古(中)生代との境目!!
  
・「中央構造線」!!

ついつい思いだしてしまう。「丹生」を追う旅を 

▼言われてみれば、きわめてナットクのいく話があった。
 「人類の時代」「花崗岩地帯」は、
 敦賀湾を頂点とし、琵琶湖・大阪湾・伊勢湾を含み、紀ノ川(中央構造線)を底辺とする三角形の地域にある。
 この地域をこう呼ぶ。
 
・「近畿トライアングル(三角地帯)」!!

▼どこまでも(いつまでも)シロウトの私には、わかりやすい興味深い話だった。
・もちろん例外はある。 
・トライアングルのなかでは、山地と盆地が交互に出現している。
・東西から圧縮する力が働いている!!
・深成岩である花崗岩は圧縮により噴出か!?
・三方向のプレートの動き。

 「近畿トライアングル」をはじめて知った当時、興味深く読んだ本があった。
 
◆『変動する日本列島』(藤田和夫著 岩波新書 1985.6.20) 

 である。かつて【理科の部屋】のオンライン【学習会】のテキストとしたこともあった。

(つづく)

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本日(2024/05/14)、第379回オンライン「寅の日」!! #雑感 #理科教育 #traday #寺田寅彦

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▼不思議なものである。
 ずっと見慣れた「風景」が、まったくちがう景に見えてきた。
 その景に、なにか意味あるようにも思えてきた。
 それは、きっと「動く大地」を科学する をはじめたことと関係あるにちがいない。
 「科学する」とは そんなことなのかも!?

▼本日(2024/05/14)は、第379回オンライン「寅の日」である。
 5月テーマは、4月テーマにひきつづき

【5月テーマ】「寅彦と科学教育」

 である。
 本日はその2回目、読むのは 「雑感(『理科教育』より)」である。


◆本日(2024/05/14)は、第379回オンライン「寅の日」!!

● 「雑感(『理科教育』より)」(青空文庫より) 


▼前回の「研究的態度の養成」から、10年がたっていた。
 同じく『理科教育』への寄稿であった。
 体験的「理科教師論」からはじまっていた。

それは教科書や講義のノートの内容そのものよりも、むしろそれを教わった先生方から鼓吹された「科学魂」といったようなものであるかと思われる。
 ある先生達からは自然の探究に対する情熱を吹き込まれた。ある先生方からは研究に対する根気と忍耐と誠実とを授けられた。

 科学教育の根本は知識を授けるよりもむしろそういう科学魂の鼓吹にあると思われる。しかしこれを鼓吹するには何よりも教育者自身が科学者である事が必要である。先生自身が自然探究に対する熱愛をもっていれば、それは自然に生徒に伝染しないはずはない。実例の力はあらゆる言詞より強いからである。

ただ先生自身が本当に自然研究に対する熱があって、そうして誤魔化さない正直な態度で、生徒と共に根気よく自然と取込み合うという気があれば十分である。先生の知識は必ずしもそれほど広い必要はない。いわゆる頭の良い必要はない。

 私などそう言われると、ほっとするのだった。

▼それだけでない。きわめて示唆的な提言もしてくれていた。

先生自身の題目の研究をした方がよいと思う。先生自身の研究の挿話は生きた実例としてどれだけ強く生徒に作用するか分らない。

 間違いを教えたとしてもそれはそれほど恥ずべき事ではない。また生徒の害にもならない。科学の歴史は一面から見れば間違いの歴史である。間違える事なしには研究は進められない。誤魔化さないことだけが必要である。

何でも手近な題目を取扱い、そうして、自然が如何に分らない事だらけであるかという事、その分らない事が、熱と根気で向って行けば少しずつ少しずつ分って行く事、その少しずつ分って行く少なくも分ったような気がして行く事が如何に愉快なものであるかという事などを実習したらいいだろうと思う。先生の分らない事は大抵誰にも本当はよく分らない事である。分らない事は恥でも何でもない。分らない事を分ったような顔をするほど恥ずべき事はない。

 そして、またもうひとつの提言もしていた。
 手近い実例の人を動かす力は偉大なものである。そういう意味で、教師は時々は我邦(わがくに)の科学者の研究を生徒に紹介するがいいと思う。遠い西洋の大学者の大研究よりも手近い日本の小学者の小研究の方が遥かに切実な印象を日本の生徒の頭脳に刻みつけるであろう。そうして生徒自身の研究慾を誘発するであろう。

96年前の文章である。
もちろん時代背景もちがう。
しかし、時空を超えて、今なお有効なこともいっぱいあるのでは!?   

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【Web更新5/12】24-19 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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馬鈴薯の花向こうには手城山 24/05/10撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】24-19
週末定例更新のお知らせ
 「五月病」という病がある。
 発症するのは、この時期が多いのだろうか!?
 その世界とは、縁遠い暮らしをしていると思っているが。
 やっぱり 心身両面の体調には気をつけたいものだ。
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像2024 更新 馬鈴薯の花・ジャガイモの花
 手持ちの「歳時記」見ていて驚いた。
 ちゃんと「馬鈴薯の花」ってあるんですね。
 なんか、うれしくなってきた。
 「ジャガイモの花」って、ジャガイモの種類によって、ずいぶん違う花を咲かせるんですね。
 アタリマエだけど、これまた感心してしまった。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「動く大地」を科学する シリーズを続けている。
 自らが「科学する」を楽しむためのシリーズである。
 少しずつ 少しずつ まわりの「風景」がちがって見えてくるのは楽しいもんだ。
 
◆【ヒガンバナ情報2024】 更新!!
 実生コヒガンバナ実験の結果得た「種子」も、やっぱり「発芽・発根」してきた。
 コヒガンバナは、ほんとうに2倍体だ!!
 実生ヒガンバナの方は、葉が枯れて 地上部から姿を消し始めている。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 「子規庵の糸瓜」6年目の「種子」を蒔いた。
 子規忌(糸瓜忌)に間に合うかな!?


 大賀ハス観察池、蓮根の植え替えから6週目。
 「浮葉」は、池の水面半分以上を覆うようになってきた。
 大きな「浮葉」もめだつようになってきた。
 光合成は偉大ナリ!!

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「動く大地」を科学する(17) #動く大地 #現在進行形 #科学する #地質図 #近畿地方地質図 #極地方式研究会 #人類の時代 #花崗岩地帯 #古生代 #中生代 #新生代

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▼次は「近畿地方地質図」である。
 ここでは

◆「ちそう 山地・平地 」(第4案)(極地方式研究会 1985.7.18)

 を参考にさせてもらいながら色ぬりをすすめたい。
 色ぬりをするのもそのとき作成された「地質図」を使わせてもらう。

▼ほぼテキストに提案されている順番に色ぬりをすすめる。

(1)大きな川をぬる。(ざっと かく)
・おおざっぱに「地形」を意識しながら
・近畿ってけっこう広いな!!
・知っているようで、けつこう知らない 川!!

(2)いま作られていて、固まっていない「人類の時代」の地層の色ぬりをする。
・「人類の時代」(緑色)
・実際の地図と見比べながら
・案外少ないな 
・まさに現在進行形の地層!!

▼ちよっと、この「文脈」にこだわってみよう。
(3)花崗岩地帯の色ぬりをしよう。
・「花崗岩地帯」(赤)
・深成岩であるはずの花崗岩が、どうして!?
・授業のときのことを思い出しながら
・アトランダムにと思いながらも、やがて気づいてくることがある。
・どこにあって、どこにないのか!?
・やがて、やっぱりね となる!!

▼次に色ぬりを進めよう。
(4)古くてかたい古生代と中生代の地層をぬろう。
・古生代(茶色)、中生代(橙色)
・その時代をイメージしながら
・ちよっと飽きてくるほどだ!!そのことからわかる 広いぞ!!
・こんなに、くっきり はっきりか!!
・火成岩・蛇紋岩も色ぬりをしよう。

 テキストから「お気に入り」のフレーズを引用させてもらおう。

<きまり> 
 けずられにくい、こわれにくい古(中)生代
 けずられたり、もりあがったりの新生代 

(つづく)

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「動く大地」を科学する(16) #動く大地 #現在進行形 #科学する #地質図 #色ぬりの科学 #兵庫県の地質図 #付加体 #火山活動

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▼決めた!!
 欲張りな私は、2つの「分かれ道」、両方を選ぶことにした。
 同時に選ぶことはできないが、前後しながら、2つの道をあっちに行ったり、こっちに 行ったりしながらである。
 まずは
・「兵庫県」→「近畿地方」へ
 の道を選ぶ。

▼まず「兵庫県の地質図」である。
 ここは、ひとまず頭をリセットして、完成された「地質図」を使うのでなく「色ぬり」の作業をしながら学んでいくことにした。

●色ぬりの科学!!

 これまでの授業でもよく使ってきた「科学の方法」だ!!

▼使った白地図は授業でも使ってきた「兵庫県地質模式図」。
 「凡例」に従い色えんぴつで色ぬりをすすめた。
 蛍光ペンを使ってという方法も考えたが、今回は色えんぴつにした。
 その方が、時間がかかったが、いいこともいっぱいあった。
・なんでもゆっくりな私には、この方がむいていた。
・同じ色をぬるところを探すことにより、同じ地質の拡がりがよくわかった。
 
▼そして、なによりの成果は
・「地質図」が楽しくなってきたことだ!!
・「付加体」「火山活動」「第四紀」等など ゆっくり ゆっくり少しだけ!!
・兵庫県の「大地のなりたち」が少しずつ少しずつ…。

(つづく)

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第二世代のコヒガンバナの「種子」が「発芽・発根」してきた!!(2024/05/09) #コヒガンバナ #二倍体 #コヒガンバナの種子 #実生コヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会

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▼あのコヒガンバナの「種子」が、「発芽・発根」してきた!!
 アタリマエだけど、やっぱりうれしい!!
 緑の「発芽」がうれしい。
 ここで光合成をして、土中の根っこに栄養を送る。
 そして、「球根」を育てるんだ。
 やがて地上部から姿を消して、秋には「出葉」してくるんだ。
 だから、今は「発芽・発根」してきたと呼んでいるんだ。
 「発芽・発根」してきたものは、今のところ4つあった!!
 
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▼この「種子」は、9年かけて「種子」から育て、昨年やっと花を咲かせた実生コヒガンバナのもの。
 つまり第二世代の「種子」ということになる。
 「種子」を蒔いたのは、3月のことだった。

●コヒガンバナの「種子」を蒔いた!!(2024/03/06)

▼そもそもの「はじまり」をたどれば2014年になる。

●コヒガンバナの種子を手に入れた。\(^o^)/ #higanbana(2014/10/26)

▼第二世代コンガンバナの「種子」は、いくつまで「発芽・発根」するだろう!?
 秋には、いくつが「出葉」してくるだろう!?
 毎年「出葉」を繰り返し、9年先には花を咲かせるだろうか!?

 もうそろそろコヒガンバナは2倍体(2n=22)デアル、認めていいかな。

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「動く大地」を科学する(15) #動く大地 #現在進行形 #科学する #地質図 #産総研地質調査総合センター #地質図表示システムNavi

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▼再び「福崎町の地形・地質図」を見てみる。
 「福崎町の地史」「はりまの地質形成史」を概観したあとではなんとも興味深いものである。
 まわりの山々も「地質図」と見比べながらながら見ていくと、ますます面白くなってくる。
▼「福崎町」「はりま(播磨)」「兵庫県」「近畿地方」「日本列島」と範囲を拡げて考えてみたくなる。
 こんなときとても参考になるWebサイトがあると教えてもらった。

◆ 産総研地質調査総合センター / Geological Survey of Japan, AIST
 
である。

▼なかでも

●地質図表示システムNavi

 はとくにとてもアリガタイ!!
 ・シームレスに表示してくれるのもありがたい。
 ・「凡例」も一発に表示してくる!!
 ・日本中のどこでも、自由自在に「地質図」を楽しめる!!
 ・これは使わしてもらわなければモッタイナイ!!
 ・使い慣れたらもっともっと面白そう!!

▼まだ使いはじめたばかりで、もっともっと楽しめる方法がありそうな気がする。
 一方でちょっと迷っていることがあった。
 ちょっとした「分かれ道」だった。2つ道があった。

 ・「福崎町」→「はりま(播磨)」と拡げてきた「地質図」、このまま拡げて「はりま(播磨)」→「兵庫県」→「近畿地方」へと進んでいく。
 ・ここでUターンして、「福崎町」の「地質図」にこだわりつづける
  
しばし、立ちどまり迷ってみよう。

(つづく)

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2024年・今年も坂本遼『たんぽぽ忌』に行った!!(2024/05/06) #坂本遼 #たんぽぽ忌 #たんぽぽの詩人

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 坂本遼
 春
遠い峠田のてっぺん
あれはおかんかいな
鳥かいな

 「たんぽぽ忌」より一日ずれていたが、今年もこの碑の前に立つことができた!!
 アリガタイ!!。深謝

▼思い出すのは、ちょうど10年前の「たんぽぽ忌」だった。

●今年の坂本遼『たんぽぽ忌』は!!(2014/05/05)

 そうそれは、坂本遼生誕110年を記念してのことだったんだ。
 ナラバ
 今年は生誕120年!!

▼赤い屋根を目印にして、坂本遼の生家に近づいた。
 生家・詩碑を一年ぶりに訪ねながら、自問していた。

 私にとって「たんぽぽの詩人 坂本遼」とは!?

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▼来年も、この碑の前に立つことができるかな!?
 立ちたいな!!

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「子規庵の糸瓜」6年目の種子を蒔いた!!(2024/05/03) #子規庵 #糸瓜 #糸瓜の種子

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▼そもそものはじまりは、二度目の子規庵の訪問のときだった!!
 このとき、私は5粒の糸瓜の種子を「おすそ分け」してもらった。
 その年から、「子規庵の糸瓜」として育てはじめた。
 5粒の種子は、4粒が発芽した。
 その後、毎年育て続けて今日にいたっている。
 だから、今年は6年目ということになる。

▼5年目「子規庵の糸瓜」からもたくさんの種子を採取していた。
 
◆子規庵の糸瓜(5年目)から種子を採取した!!(2024/02/27・28)

▼そのほんの一部の種子をつかって、6年目「子規庵の糸瓜」に挑戦である。
 ヒガンバナの実生実験などでくりかえしやってきた方法なので、ある程度修得してきた!!
・育苗プラグトレーを使用して、一粒ずつ種蒔きをした。
・土は市販の「培養土」を使った。
・種子は一晩、水につけておいた。
・90粒の種蒔きをして、残った種子は畑に蒔いた。
・苗はいつごろのびてくるだろう!?

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▼さあ、今年も「糸瓜忌(子規忌)」(9/19)に間に合うかな!?

 本家本元の「子規庵」の方は、糸瓜棚を修復されたようだ。
 また行ってみたいなあ!!

◆子規庵 

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【Web更新5/5】24-18 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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蕊たちの対話するごと躑躅かな 24/05/02撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】24-18
週末定例更新のお知らせ
 5月最初の週末定例更新だった。
 5/5は「立夏」だった。
 夏のはじまりは暦の上だけではなかった。
 さあ、今年の夏は…!!
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2024 更新 躑躅 ツツジ
 躑躅の蕊立ちが、5月の風にゆれていた。
 それはまるで蕊たちが、「会話」を楽しんでいるかのように見えた。
 じっと見ていると、「会話」の輪に入れてもらえそうにも。
 さあ、歩いてみよう!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!! 
「動く大地」を科学する シリーズが進む。
 見なれた風景の「歴史」が、少しずつ少しずつ見えてきた。
 そうだったのか!!と
 今さらのごとく驚くことばかりだ。
 「動く大地」はほんとうだった!!

◆Webテキスト「天気の変化」の可能性!? 更新!!
 毎月の「雲見」と俳句「歳時記」の更新である。
 「雲見」の旅が、復活しはじめた。
 さあ、今月はどこへ

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 5月テーマは、4月にひきつづき「寅彦と科学教育(理科教育)」である。
 寅彦はいつ読んでも今日的なのに驚いてしまう。
 なぜだろう!?

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから5週目である。
 浮葉が水面の半分近く覆い始めた。
 その成長ぶりに感心してしまう。
 「光合成」は偉大ナリ!!

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「動く大地」を科学する(14) #動く大地 #現在進行形 #科学する #地質図 #はりまの大地 #日本海 #日本列島 #第四紀 #大阪層群 #沖積層

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▼「はりまの大地はどのようにしてできたか」をつづけよう。
 いよいよ直接的に今にツナガルところだ。
 いつも、「福崎町の地史」と関係させながら考えたいものだ。 

▼次をつづけよう。
(4)日本海と日本列島ができた(3000万~1500万年前)
・今から3000万年前頃、ユーラシア大陸の東の縁に割れ目が入り、大地がそこから引きちぎられ始める。
・その割れ目に2500万年前に海水が入りこみ日本海のもととなりました。
・1500万年前に日本海の拡大が止まり、日本列島が今の位置に定まりました。
・日本海の拡大にともなって、海底では火山活動が活発になった。
・このとき生まれた火山岩類は山陰海岸で見られる。
・播磨にはこの時代の地層はありません。
・播磨には、陸地が広がっていました。

▼そして、いよいよです。
(5)山が高くなり、段丘や沖積平野ができた(260万年前~)
・今から260万年頃より新しい時代を第四紀という。
・第四紀は氷河時代であり、氷期と間氷期が繰り返し訪れた。
・今の瀬戸内海あたりは、新第三紀鮮新世の終わり頃(300万年前頃)から沈降をはじめていて、細長い湖ができていた。
・120万年前になると、ここに海水が進入をはじめます。
・その後、氷期と間氷期の繰り返しによる海面の昇降によって、海が入ったり退いたりを繰り返し、やがて東から播磨平野まで海が進入するようになった。
・この300万年前頃からできた地層を大阪層群という。
・大阪層群は、播磨では明石市や小野市、三木市などで見られます。
・日本列島は、300万年前頃から東西に圧縮され、西日本でも山地が隆起をはじめた。
・六甲山地の上昇は100万年前ぐらいから本格化した。
・播磨の大地はその影響を受けて東が隆起、西が沈降するという運動をするようになった。
・加古川流域では、この大地の隆起と周期的な海水面の変動によって、河川や海岸に沿って何段もの段丘がつくられた。
・一方、たつの市から西の海岸や家島諸島では、大地の沈降によって複雑に入り込んだ海岸が地形がつくられました。
・氷期には、寒冷な気候を反映した地形がつくられた。
・峰山高原や段ヶ峰周辺などに見られる化石周氷河斜面や岩塊流などです。
・氷期には海面が下がったために、大地に深い谷が刻まれました。
・ 完新世(約1万年前~現在)に入ると、最後の氷期も終わり、海面は徐々に上昇していった。
・それによって、かつて谷だったところや河口付近に泥や砂や礫がたまった。これが沖積層である。
・海面の上昇は縄文時代の今から6000年前が最大で、海は今の平野部に進入していた。
・その後、海が退き沖積層は広い平野となった。

▼ポンコツ頭の私には、いっきょにナルホドとは理解できなかった!!
 今さらのごとく驚くことばかりだ!!
 
・今見ている風景は、地球の歴史から言えば、ごくごく最近のできごとの結果できたものである!!
・第四紀の動きに注目だ!!
・「動く大地」には歴史がある。その歴史は今も現在進行形デアル!!
・「動く大地」は時空間にツナガッテイル!!
・可能なかぎり、その「現場」(フィールド)に出かけていってみようと思う。

 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

(つづく)

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「動く大地」を科学する(13) #動く大地 #現在進行形 #科学する #地質図 #はりまの大地 #付加体 #白亜紀 #火山活動 #神戸層群

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▼「福崎町の地史」を、「福崎町史」に学ぶなかで、「動く大地」の物語がますます面白くなってきた。
 町内のことをより深く理解するためにも、学ぶ範囲を少しひろげてみたい。
 「福崎町」から「はりま(播磨)」に拡げる。
 このとき、とてもうれしい参考文献があった。

◆【お薦め本】『石と地層と地形を楽しむ はりま山歩き』(橋元 正彦著 神戸新聞総合出版センター)   

である。
  なかでも、最初にとりあげられている
 「はりまの大地はどのようにしてできたか」(同書P7)
 はとても参考になる。

▼「大地形成」の物語を5つの「できごと」をとりあげて語られていた。
 その5つのタイトルと内容を私なりに勝手に引用要約させてもらった。
 要約に「誤り」があるかも知れない。
 それはあくまで、私自身がまだよく理解できていないからである。

(1)海の地層が付け加わった(1億4500万年前以前)
・かつて日本は、ユーラシア大陸の東端にくっついていた。
・日本の南の海の底では、中央海嶺で生まれた玄武岩の上に、放散虫の遺骸や火山灰が降り積もっていた。
・放散虫の遺骸が固まるとチャートという岩石になる。
・海山の周辺にはサンゴ礁ができて石灰岩になりました。
・これらの地層は、北上してきた海洋プレートが海溝から沈み込むときに、その一部がはぎとられて、大陸から運び込まれた砂や泥とともに次々と大陸側に付け加わりました。
・このようにして付け加わった地層を「付加体」という。
・今から1億4500万年前頃のジュラ紀の終わりになると、これらの地層はプレートに押されながら隆起して陸地となりました。
・播磨の大地で見られる付加体は、時代や分布などから。舞鶴帯、超丹波帯、丹波帯に区分されている。
・舞鶴帯には、小さな大陸や海洋性島弧がふくまれていると考えられている。

▼さあ、次にいこう。
(2)白亜紀の終わり頃、激しい火山活動が起こった(9000万~6500万年前)
・播磨の各地で大規模な火山活動が起こり、火砕流が発生した。
・火砕流とは、噴出した火山灰や軽石などが、高温の火山ガスとともに斜面を流れ下る現象。
・大規模な噴火では、高さ数㎞まで上がった噴煙が崩れ落ちて火砕流となる。
・火砕流は火口から数十㎞もの距離を走りながら、谷を埋め尽くし、丘を乗り越え、あたり一面を厚い火山灰や軽石でおおってしまう。
・このような噴火では、大量のマグマが地表に噴出し、空洞になつた地下に大地が陥没してカルデラができる。
・このカルデラも、続けて起こった火砕流で埋められていく。
・播磨各地で見られる溶結凝灰岩は、このときの火砕流でできた岩石である。
・地下に残されたマグマは、一部が周囲の地層に貫入し、やがて冷えて固まって花崗岩になった。
・カルデラの地形は、その後の隆起と浸食によって残されていない。
・しかし、その痕跡が地層として大地に残されているのです。
・アレだ!!心あたりがあった。先日のアレだ!!

▼つづけよう。
(3)古神戸湖ができた(3800万~3100万年前)
・古第三紀始新世の終わりから漸新生の初め頃、今の神戸あたりには湖や河川が広がっていた。(古神戸湖)
・このときできた地層を神戸層群という。
・播磨では三木市や加東市などで見られる。
・神戸層群には、火山灰が固まってできた凝灰岩の地層が何枚も挟まっている。
・この時代は火山活動も盛んだったのです。

 話はますます面白くなっていく。

(つづく)

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2024年5月(皐月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

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▼寅日子先生は、「俳句の修業」について、「俳句の精神」(青空文庫より)のなかで、次のように語っていた。

 俳句の修業はその過程としてまず自然に対する観察力の練磨(れんま)を要求する。俳句をはじめるまではさっぱり気づかずにいた自然界の美しさがいったん俳句に入門するとまるで暗やみから一度に飛び出してでも来たかのように眼前に展開される。今までどうしてこれに気がつかなかったか不思議に思われるのである。これが修業の第一課である。

▼さあ、今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
 名句の参考にさせてもらうのは、いつものように

◆NHK「俳句」 テキスト

である。ここより巻頭の名句10句を引用させてもらう。

(1) 雀らも海かけて飛べ吹き流し 石田波郷
(2) 武者人形兜の紐の花結び 高橋淡路女
(3) 薔薇の園引返さねば出口なし 津田清子
(4) 鳥籠の中に鳥とぶ青葉かな 渡辺白泉
(5) さざなみのまぶしさ母の日が近し 坂本宮尾
(6) 風の中マーガレットの花暮れず 成瀬正俊
(7) 遠き樹にひと日風立つ更衣 岡本眸
(8) 五月来る夜空の色のインク壺 成田千空
(9) 日輪を送りて月の牡丹かな 渡辺水巴
(10) 麦秋のなほあめつちに夕明り 長谷川素逝

▼さて、次は今月もまた無手勝流「選句」修業である!!
 
【私の選んだ名句ベスト3】

(10) 麦秋のなほあめつちに夕明り 長谷川素逝

(8) 五月来る夜空の色のインク壺 成田千空

(3) 薔薇の園引返さねば出口なし 津田清子

【次点】

(9) 日輪を送りて月の牡丹かな 渡辺水巴

【選評】
・「麦秋」に特別の感情をもってしまうのはどうしてだろう!?麦わらは最高のストロー!!
・「インク壺」との取り合わせ!?これがたまらない。俳句は面白い!!
・あるあるの一句!!バラ園ってどこでもそうなんですかね。

・「月の牡丹」っていいですね。初夏って!!

▼「選句」修業の次は、やっぱり「作句」が究極の「俳句修業」かな。
 それもひっくるめて「句会」参加は面白い!!
 オンライン「句会」は、うんとそのハードルをさげてくれている。
 さあ!!

◆第45回オンライン句会「寅の日」5月例会案内!!


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本日(2024/05/02)、第378回オンライン「寅の日」!! #研究的態度の養成 #traday #寺田寅彦

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▼私は、まだまだ先日の「土佐の寅彦」詣の余韻のなかにいた!!
 あの銅像の前に立つと、あのコトバが聞こえてきたような気がしたのだった。

 「ねえ君 ふしぎだと思いませんか」

▼本日(2024/05/02)は、第378回オンライン「寅の日」である。
 5月テーマは、4月テーマにひきつづき

【5月テーマ】「寅彦と科学教育」

 である。
 本日はその1回目、読むのは 「研究的態度の養成」である。

◆本日(2024/05/02)は、第378回オンライン「寅の日」!!

「研究的態度の養成」(青空文庫より) 


▼いきなりズバリの本論からはいった。

 理科教授につき教師の最も注意してほしいと思うことは児童の研究的態度を養成することである。与えられた知識を覚えるだけではその効は極めて少ない。

 そして、えらく具体的なアドバイスが続いた。
 これには最も必要なことは児童に盛んに質問させることである。何の疑問も起さないのは恥だという風に、訓練することが必要である。

 そのとき教師のとるべき態度として2つの場合があるとしていた。
 そして、その2つの場合の対応策を述べていた。
そうして児童の質問に対して教師のとるべき態度について二つの場合があると思う。その一は児童の質問に答うることの出来なかった場合である。その二は教師がよく知って答え得る場合である。

この時はむしろ進んで、先生はこれを知らない、よく調べて来ましょう、皆さんもまたよく考えてお出でなさい、いろいろ六(むつ)ヶしいまた面白いことがあるだろうと思いますといった風に取扱ってほしい。とにかく児童には、知らないことが恥でない、疑いを起さないこと、またこれを起しても考えなかったり調べなかったりすることが大なる恥である、わるいことであるといった精神を充分鼓吹(こすい)してほしいと思う。教師がこの態度になることの必要は申すまでもなかろう。

 第二の場合には、教師は、そんなことを知らないのか、それはこうだといった風に事もなげに答えてしまう傾きがまた少なくないように見受ける。これはまた理科教育上極めて悪いことである。何となれば児童は知らないという事が大変悪い事と思って恥じ恐れて、それきり更になんらの疑問を起したり調べたりしないようになってしまうからである。ところが如何なる簡単なることでも実際よく調べてみるとなかなか六ヶしいことが多く、世界中の学者がよっても解決の出来ないようなことが少なくはないのである。

 現実問題にも配慮しながら、やっぱりこのことを力説していた。
彼等の求知心を強からしめ、研究的態度に出でしむるようにありたい。科学的の知識はそうそうたやすく終局に達せらるるものではない事を呑み込ませて欲しいものである。時には更に反問して彼等に考えさせることも必要である。勿論児童の質問があるごとにかように話しているわけにはゆかないが、教師の根本態度が、この考えであってほしいのである。

▼さらに寅彦は興味深い提案もしていた。

 それから小学校では少し無理かも知らないが、科学の教え方に時々歴史的の色彩を加味するのも有益である。勿論科学全体の綜合的歴史はとても教えることは出来ないが、ある事項に関する歴史でよろしい。

これらの歴史を幾分でも児童に了解させるように教授する事はそれほど困難ではあるまい。かようにしていって、科学は絶対のものでない、なおいくらも研究の余地はある、諸子の研究を待っているという風にしたいと思うのである。

 最後に「注意すべき」ことにもふれながら、次のように述べていた。
従来の知識を無視して無闇(むやみ)に突飛(とっぴ)な事を考えるような傾向を生ずる恐れがある。この種の人は正式の教育を受けない独創的気分の勝った人に往々見受ける事で甚だ惜しむべき事である。とにかく簡単なことについて歴史的に教えることも幾分加味した方が有益だと確信するのである。

最後になったが、この文章がいつ・どこに発表されたのかに注目しておきたい!!
(大正七年十月『理科教育』)
となっている。
 大正七年=1918年!!
 日本理科教育史におけるこの年にぜひ注目しておきたいものである。

 

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2024年5月(皐月)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール

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▼カエルの鳴き声で目覚めた!!
 さあ、5月(皐月)の「雲見」だ。
 5月の「雲見」を予想する前に4月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダー(理科ハウス)でふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴   7      
・巻雲   0  
・巻積雲  3  
・巻層雲  4       
・高積雲  1   
・高層雲  5    
・層積雲  2    
・積雲   2     
・層雲   0
・乱層雲  6 
・積乱雲  0

  一日一枚のシールを原則としている。実際は迷うこともおおかった。
 朝、昼、夕と雲はコロコロとかわる。特にこの4月はそんなことがおおかった気がする。
  4月で目立ったのは、「快晴」7と「乱層雲」6だ!!
  そうそう「黄砂」もずいぶんめだった月だった。
 あいかわらず、アメダスの記録(「福崎」)から最高気温~最低気温をメモしてみた。
 この作業しながら、このひと月の大気の推移をふりかえることになった。
 これも面白い!!
 「夏日」=「日最低気温が25℃以上の日」
 4月なのにはやくも5日もあった。
 5月はどうだろう!?「真夏日」も出てくるかな。

▼2024年5月(皐月)の「雲見」の予想に入ろう。
 前年の天気図を参考にすることにしよう。
 では昨年の2023年5月の天気図を参考に見てみよう。

◆日々の天気図 2023年5月 (気象庁)
・「夏日」「真夏日」はどこまでふえるだろう!?
・「梅雨入り」の声はいつごろから聞こえてくるかな。
・いろんな「種蒔き」の準備急がねば!!
・もくもくシール多くなるのは何かな!?

▼次は「雲見」の旅 計画だ。
【2024年5月 「雲見」の旅】
・「花見」+「雲見」の旅、「土佐の寅彦」詣、山歩き等など実現したことの多い4月だった。
・5月の「雲見」の旅は「動く大地」を科学するとセットで!!
・近くの「小さな旅」をいっぱいやりたいな。

▼今さらであるが、「動く大地」を科学するシリーズをはじめて、毎日見ている山川の風景の見え方が変わってきた。
 あわせて、「天気の変化」を科学する(「雲見」) とリンクすれば、自然はより豊かに見えてくるだろう。
 楽しみである!!

 5月もいっぱい自然を楽しもう!!

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