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72号コウガイビルは 5ヶ月を待たずに消えた!!(2024/03/29)#コウガイビル #陸生プラナリア #生命と再生 #生命とは

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▼あれっ!?
 居ない!!ヤバイ!!
 水が濁りはじめている!!
 
 一昨日(2024/03/28)には、確かに確認したんだ!!
 72号コウガイビルは袋のなかに居たんだ。
 1ヶ月前のあの姿で。

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▼いくらそう言っても、にわかには誰にも信用してもらえないかも知れない。
 いや、あの若き日のダーウィンならきっと信用してくれるだろう。
 こう「記録」していたのだから。

私は、南半球の各地で、陸生のプラナリアを十二種以上見た。ブァン ディーメンス ランド Van Dimen's Land で得た若干の標本には、朽木を食わせて、約二ヶ月も生存をつづけさせた。一匹のプラナリアをだいたい相等しい大きさに横断すると、二週間のうちに双方とも完全な体となった。更に、片方が下面に開口を二つとも持ち、従って他の方は開口を一つも持たぬように切ってみた。施術後25日を経て、比較的完全に近かった方は、普通の標本と区別できぬまでになった。片方もその形がいちじるしく大きくなり、そして後端に近く柔らかい細胞集団のうちに透明な空間を生じ、その中には椀のような形の口の原基が明らかに認められた。しかし下面に裂口が開くには到らなかった。赤道に近づいたために、気温の上昇によって、すべての個体を殺すようなことがなかったならば、この最後の段階も構造を完成したに違いない。この実験はすでによく知られているところであるが、一方の個体の簡単な体の一端から、必須の器官がことごとく次ぎ次ぎに生ずるのを見るのは面白かった。プラナリア類を飼うのは極めてむずかしい。生活現象が終われば、一般に見る天然の変化の法則がここにも働いて、体は全体に柔らかくなり、液化する。そのはやさは、他に比べるものもないほどである。(「ピーグル号航海記 上」(チャールズ・ダーウィン著 島地 威雄訳 岩波文庫 P54より)

▼ダーウィンは「液化」すると表現していた。
 「生命」あるものが、水に溶けいるように「消える」のである。
 もう何度も何度も見てきた「現象」デアル!!
 でもやっぱり「ふしぎ!?」だ!!

◆「コウガイビル」を追う


▼エサなしで長く生き延びた「記録」は
●36号コウガイビルはエサなしで「385日」!!
●第1号コウガイビルはエサなしで「261日」!!
 デアル。
 
●コウガイビルとES細胞
●コウガイビルが生命科学最前線へ


 あらためて問いたい!!
 「生きている」って!?
 「生命とは」!?

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