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「天気の変化」を科学する (5) #天気の変化 #科学する #天気は西から #細谷純 #理科教室 #日本の四季の天気

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▼もうひとつの<きまり>に行こう。

(1)<きまり> 光(太陽)は東から、天気は西から 

アタリマエすぎるほどアタリマエのことだ!!

▼でもこのアタリマエを強く提言したのは誰だろう?
 それはいつ頃のことだろう。
 やっぱり『理科教室』をさがしてみた。あった!!

●1978年5月 「ことわざ利用の気象の学習 ・「日本の四季の天気」について」(細谷純 『理科教室』1978年5月号 P14~)


▼このなかに、真っ先に詳しくふれられていた。

1.光は東方から、天気は西方から 
 日本列島はおよそ北緯30°~45°まで、中緯度の偏西風地帯にある。上空の風は、 西から東へ吹くことが多い。この風が、雲を運び、雲をつくり、雨を降らす。この風が、雲をおし流し、晴天をもたらす。中緯度の偏西風地帯では、天気は西からやってくる。
 この格言は正しいだろうか。いいかえればこの格言にあてはまる、この格言で説明される、目で見、耳でききうるどんな現象があるか。
・日本の空では、飛行機雲は東にくずれる。
・夕焼けのあしたは晴れる。
・朝ニジは雨、夕ニジは晴れ。
・平和台や甲子園球場の野球中継の有無で東日本の翌日の天気予報ができる。
など、多くの事実があるし、子どもたちも経験しているのではないか。
(P15)

▼また<きまり>についても、なかなか興味深いことも言っていた。
 ところで、「きまり」は常に、多くの「事例」を持つ(そうでなければ「きまり」ではない)が、同時にほとんど必ず「例外例」を持つ。“でも先生、あわないことがあるよ”と、子どもも自力で例外をみつけるようになったとしたら、すばらしいことである。彼らは「きまり」を、わかり、使えるようになったのであり、その限界を発見しうるようになったのだから。(p16)

▼また具体的について、次のようにも語っていた。
 「天気は西方から」の「きまり」は、ごく単純に考えても、二種の例外例を持つ。
(1)空間的例外……屋久島(30°N)以南
(2)時間的例外……夏(特に初夏)型気圧配置
 それが次の問題となる(P16)

(つづく)

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