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「天気の変化」を科学する (6) #天気の変化 #科学する #天気は西から #細谷純 #理科教室 #日本の四季の天気 #世界の気候 #極地方式研究会 #生兵法実践主義 #テキスト

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▼これでやっと授業で使いつづけてきた2つの<きまり>

(1)<きまり> 光(太陽)は東から、天気は西から 

(2)<きまり> 上がるとザアザア 下がるとカラカラ

 のルーツに行き着くことがでぎた。

▼「天気は西から」のルーツと思われる文章

●1978年5月 「ことわざ利用の気象の学習 ・「日本の四季の天気」について」(細谷純 『理科教室』1978年5月号 P14~)

 には、たいへん興味深い文章がならんでいた。
 <きまり>のことだけではなく、大いに学ばせてもらった。

 私たちが極地方式によって開発した小学校自然地理用テキストの一つ「世界の気候」を学んだ子どもたちなら、きっとそのことを日本にいながらにして予想するだろうと思うからである。そのテキスト作りを通して私たちがわがものにしえた「気候学」によれば、世界中の大きな砂漠のほとんどは緯度20°~40°の間にあるし、逆に緯度20°~40°の場所は…(P14)

世界の気候は、ごく大ずかみには
 “緯度が高くなるほど、気温がさがる”
 “緯度が高くなるほど、夏冬の温度差がます”
  “緯度が高くなるほど、降水量がへる”
 などのごく単純な経験法則の組合わせで、予想が可能になる。
 “ 0°~10°は、熱帯びしゃびしゃジャングル地帯”であり、
 “10°~20°は、雨季と乾季をもつサバンナ地帯”であり、
 “20°~40°は、砂漠があったりなかったり”
 “40°~60°は、温帯しとしとブナ地帯”
 “60°~70°は、寒帯カラカラ松コケ地帯”なのである。
(P14 )

▼さらには、興味深い文章がつづく。
 もっと子どもたちが生活している大自然の中で、学びかつ使いうる“単純な”「きまり」を、彼ら自身の経験と結びつきやすい形やレベルで、しかもその限界を自ら気づき打破しうるように、「気象」も教えられないものだろうか。(P15)

こう述べながら紹介・提案しているのが「日本の四季の天気」(巡検プラン)であった。 さらには、授業のすすめ方についても、とても参考になることを提案してくれていた。
 半わかりでいいから、気象変化と気圧・気団との(現象的な)対応に、いつも言及したいと思っている。いかにも大まかなので、日々の気象変化や局地的天気予報には不適切かも知れない。しかし大まかであるからこそ、物理的な細かい諸条件を捨象して、「きまり」を憶え、使うことが、半熟な学習者にとっても可能になるのではないか。(P16)

生兵法実践主義のすすめ

 上に紹介したようなプランを作りを、原則化し、命名して、私たちはそれを生兵法実践主義ー法則を、使うことによって身につける、半わかりでよいから、自分の考えを大胆に大自然に適用し、失敗しながら法則をつくりあげるーと呼んでいる。「原理から応用へ」という、いってみれば証明型の授業、子どもに“何故だろう”という問いも育てることをせずに、ただただ例外はないかもしれないけれども適用範囲のせまい「きまり」の証明を考えさせようとしたり、押しつけたりする授業や、逆に「応用から原理へ」という、あてもなくはいずりまわせるような帰納主義的な授業ー学校の百葉箱の温度計の継続観察や校庭の数個所での風向調査などから、有効なきまりが印象深く学びとられるとはとても考えられないし、露点のグラフを与えて、規則性は(?)ときかれても、子どもがすでにもっている組織体系は拡大もしなければ変革もされないーに私たちは組しないのである。(P17)

 

▼少し引用がながくなってしまった。
 これらの極地方式研究会の「世界の気候」「日本の四季の天気」等のテキストづくりの展開が、授業実践のみならず、後の私の取り組みに大いなるヒントを与えてもらったのである。

(つづく)

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