
▼2021年に採集・回収したヒガンバナの「種子」はなんと823個あった!!
それらの「種子」を使った実生実験を2022年の春よりはじめていた。
これまでの段階をまとめてみよう。
●2022/03/15 2021年に採集・回収した823個の「種子」を使った実生実験を開始する!!
●2022/07/29現在、「発芽・発根」した種子の総合計199個である!!
現段階の暫定発芽率は 199/823×100= 24.2%
【安富】にいたっては 69/208×100= 33.1%
●2022/10/21現在、「出葉」まで達した種子の総合計39個である!!
現段階の暫定出葉率は 39/823×100=4.7%
「発芽・発根」したもののうちでは 39/199×100= 19.6%
●2022/12/12現在、「出葉」まで達した種子の総合計48個である!!
現段階の暫定出葉率は 48/823×100=5.8%
「発芽・発根」したもののうちでは 48/199×100= 24.1%
●2023/02/09現在、「出葉」まで達した種子の総合計50個である!!
現段階の暫定出葉率は 50/823×100=6.1%
「発芽・発根」したもののうちでは 50/199×100= 25.1%
▼私は前回の観察の記録の最後に次のように書いた。
さて、今年の秋にはどれだけ「出葉」してくるだろう!?
葉が枯れきった段階で、またフタ(シェルター)をかぶせておこうと思う。
「大失敗」をした!! 春~夏のあいだこのフタ(シェルター)をかぶせるのを忘れてしまっていたのだ。
育苗トレーは、すごいことになってしまっていた。「荒野」と化していたのだ!! 「出葉」してきたヒガンバナの葉に気をつけながら、観察できるように整備した。
これが、なんとも一大作業になったのだった。
恐るべし 光合成!!




▼前回「出葉」をチェックしていたものを中心に観察してみた。
群生地ごとに「出葉」しているものをカウントしてみた。
例により群生地ごとにチェックしてみた。
【安富】(出葉数5)
・総体的に「出葉」している葉は今は短い。
・最長は8㎝程度である。
・2枚の「出葉」しているものが2つあった!!
・そして、なんと前回は「出葉」が見られたのに、今回は見られないものがある。
【夢前】(出葉数0)
・なんと今年は「出葉」したものが、見られなかった!!
【福崎】(出葉数16)
・やはりここが圧倒的多さである!!
・アタリマエだが、集中して(採集場所・採集日・回収日の近いモノ)、「出葉」しているところがある。なんとも示唆的デアル!!
・最長は15.0㎝まで伸びていた。
・さらに驚くことは、あらたに「出葉」が認められたものが、3つもあった!!
・逆にあらたに「出葉」がみられなくなったものもある。
【その他】(出葉数8)
・ここもまた集中して「出葉」している場所があった!!
・これは、「自然結実」ヒガンバナ花茎採取場所が同じであることも意味していた。
・そこの株になにかが起こっていると見るのは早合点だろうか!?
・最長は16.0㎝までのびていた。
▼昨日(2023/10/24)段階での「出葉」総合計は次のようになった。
●2023/10/24現在の「出葉」総合計=【安富】5+【夢前】0+【福崎】16+【その他】8=29
2年目の「出葉」は、ぐっと減ってしまった!!
●現在、「出葉」まで達した種子の総合計29個である!!
現段階の暫定出葉率は 29/823×100=3.5%
「発芽・発根」したもののうちでは 29/199×100= 14.5%
さて、この「記録」を、最初にヒガンバナの「不稔性」を指摘した牧野富太郎先生だったらどう見るだろう!?





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