« 2023年版・授業びらきを構想する!!(6) # 原子#原子論的物質観 #周期表 #原子論の歴史 #理科の授業 #授業びらき | トップページ | 2023年・「タンポポの研究」のすすめ(1) #タンポポの研究 #タンポポの種子 #花の開閉 #タンポポ調査 #シロバナタンポポ   »

本日(2023/04/14)、第345回オンライン「寅の日」!! #こわいものの征服 #traday #寺田寅彦

Dsc_2797

「THE・カミナリ」=これぞカミナリ!! をはじめて見たのはこのときだった!!

 それは、2015/07/20 「武田康男先生と行く 空の不思議「富士五合目」ツアー」に参加したときのことだった。
 空の探検家・武田康男先生のリアル解説つきで見た「THE・カミナリ」!!
 ゼイタクの極みであった。
 それ以後、「カミナリ」と言えば必ずこのときの景を思い出すのだった。


▼本日(2023/04/14)は、第345回オンライン「寅の日」である。
 4月のテーマは、【お薦め本】『これから科学者になる君へ』から、そっくりそのままかりていた。

◆4月テーマ 「これから科学者になる君へ」

 4月2回目の本日は「こわいものの征服」(「家庭の人へ」より)を読む。

◆本日(2023/04/14)、第345回オンライン「寅の日」!!

●「こわいものの征服」(「家庭の人へ」より)(青空文庫より)


▼そう、その「カミナリ」から話がはじまっていた!!
 【お薦め本】『これから科学者になる君へ』との往復運動をしながら、読んでみるとなお面白い!!

 ある年取った科学者が私にこんな話をして聞かせた。私は子供の時から人並以上の臆病者であったらしい。しかし私はこの臆病者であったということを今では別に恥辱だとは思っていない。むしろかえってそうであったことが私には幸運であったと思っている。

もっとも一つは年を取って神経が鈍くなったせいもあるかもしれないが、一つには自分が昔おどかされた雷の兄弟分と友達になって毎日のように一緒に遊ぶことになったためと思われる。こうして雷鳴に対する神秘的の恐ろしさがなくなりはしたが、たぶんその恐ろしさの変形したものと思われる好奇心と興味とはかえって増すばかりであった。

もちろんそれに関して私のこれまでに得た研究の結果は、学界に対する貢献としては誠に些細なお恥ずかしいものであったであろうが、ただ自分だけでは、自分自身の多年の疑問の中の少部分だけでも、いくらかそれによって明らかにすることが出来たと思うことに無限の喜びを感じるのである。

 私の「ふしぎ!?」は、科学研究の原基になるのである!!

▼もうひとつの「こわいもの」の例として「地震」があがっていた。

それはとにかく、後日理化学を修めるようになってから私の興味はやはり自然に地震現象の研究という方に向かって行った。そうして自分でその後この現象の研究を手がけるようになってからは、もう恐怖の感じは全く忘れたようになくなってしまった。

もちろん烈震の際の危険は充分に分っているが、いかなる震度の時にいかなる場所にいかなる程度の危険があるかということの概念がはっきりしてしまえば、無用な恐怖と狼狽との代りに、それぞれの場合に対する臨機の所置ということがすぐに頭の中を占領してしまうのである。地震だなと思うと、すぐにその初期微動の長さの秒数を数えたり、主要動が始まればその方向や週期や振幅を出来るだけ確実に認識しようとする努力が先に立つ。そうしてそれをやっている間に同時にその地震の強弱程度が直観的にかなり明瞭に感知されるから、たいていの場合にはすっかり安心して落着いていられるのである。
 
 少し余談だが(いや大いに関係あるかも)
関東地震の起った瞬間に私は上野の二科会展覧会場の喫茶店で某画伯と話をしていた。初期微動があまり激しかったのでそれが主要動であると思っているうちに本当の主要動がやって来たときは少しはびっくりしない訳に行かなかった。

 1923.9.1 この時から、今年でちょうど100年!!
 このときから、寅彦は「地震」調査・研究を加速していくのだった。

 つまり私は臆病であったおかげでこの臆病の根を絶やすことが出来たような気がする。私は臆病ではあったが未練ではなかったのだと思っている。だから自分の臆病を別に恥ずかしいとは思っていないのである。
  「臆病」へのこだわり!!

 なんとも示唆的なコトバでしめくくていた。

|

« 2023年版・授業びらきを構想する!!(6) # 原子#原子論的物質観 #周期表 #原子論の歴史 #理科の授業 #授業びらき | トップページ | 2023年・「タンポポの研究」のすすめ(1) #タンポポの研究 #タンポポの種子 #花の開閉 #タンポポ調査 #シロバナタンポポ   »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 2023年版・授業びらきを構想する!!(6) # 原子#原子論的物質観 #周期表 #原子論の歴史 #理科の授業 #授業びらき | トップページ | 2023年・「タンポポの研究」のすすめ(1) #タンポポの研究 #タンポポの種子 #花の開閉 #タンポポ調査 #シロバナタンポポ   »