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11年間のオンライン「寅の日」で何を読んできたのか。(1) #寅の日 #traday #寺田寅彦

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▼2012年4月にスタートしたオンライン「寅の日」は、この3月終わりで11年間続けてきたことになる。
その回数は、なんと343回となる!!
 自分でも驚いてしまう回数である。

◆オンライン「寅の日」 
 
 その11年間に私たちは何を読んできたのだろう!?

▼オンライン「寅の日」を語る上で忘れてはならないものがある。
 それが「青空文庫」の存在である。
 オンラインでツナガルかぎり、寺田寅彦のあの作品群(随筆)が誰もが瞬時に読めた!!
 アリガタイ!! 深謝!!

◆作家別作品リスト:No.42 寺田寅彦 (青空文庫)


▼寺田寅彦は、「科学と文学」のなかで次のように言っていた。

 そういう永久的なものと、悪い意味でのジャーナリスチックなものとの区別は決してむつかしくはない。要するに読んだ後に、読まない前よりいくらか利口になるかならないかというだけのことである。そうして二度三度とちがった時に読み返してみるごとに新しき何物かを発見するかしないかである。

 まったく寅彦の言うとおりだった!!
 寅彦の随筆はどれも何度読んでも、読むたびに新しき「発見」があった!!

 寅彦流に言えば、そのすべてが「永久的」なものだった!!

▼343回のうちで、最も回数多くよんだ随筆は「日本人の自然観」であった。
 それには少し訳があった。
 はじめた初年度の大晦日(2012/12/31)がたまたまオンライン「寅の日」であった。
 奇しくもその日は「寅彦忌」でもあった。
 そこできめた!!その年以降もこの日を特番オンライン「寅の日」とした。
 そして読むのも、最晩年に書いた、この「日本人の自然観」を繰り返し読むこととした。
 初年度に2回読んだので、トータル 12回読んだことになる

【Best1】 日本人の自然観 12 

ベスト10もあげてみよう。

【Best10】数字は読んだ回数だ。
2 天災と国防  11

3 科学者とあたま 10
4 俳句の精神 10
5 天文と俳句 10
6 科学と文学 10

7 津浪と人間 9

8 颱風雑俎  8
9 茶わんの湯 8

10 研究的態度の養成 7
11 雑感(「理科教育」より) 7
12 俳諧の本質的概論  7

(つづく)

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