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61号コウガイビルはエサなしで3ヶ月生きのびた!!そして…!? (2023/02/08)#コウガイビル #陸生プラナリア #生命と再生 #教材化

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▼60号・61号コウガイビルに出会ったは、昨年の11/08であった。

●60号・61号コウガイビルに出会った!!(2022/11/08) #コウガイビル #陸生プラナリア #飢餓と再生 #教材化 #渡辺憲二

 それから3ヶ月経った昨日(2023/02/08)、二つの袋をそっと取り出して観察してみた。
 
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▼最初に動きを開始したのは61号の方だった。
 最初は例のイチョウの葉のような頭(コウガイのような)が、動きはじめた!!
 生きている!!
 どんどん伸びてきた。1ヶ月前より若干小さくなった気がするが大きくは変わらないようだ。

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▼「ちょっとちがうぞ!?」と感じのは6号の方だった。
 いくらたっても、「動き」が見られなかった。まるで「ミイラ」のようになってしまっていた!!
 一緒に入れた水はまだたっぷりあったのだが!?
  
 「暑さ」に弱いと言うことは、ダーウィンの観察記録からもよく知っていた。
 自分自身でも何度もこれを観察してきた。
 ダーウィンの若き日に書いた(当時20代前半か)『ピーグル号航海記』のなかにその観察記録があった。

私は、南半球の各地で、陸生のプラナリアを十二種以上見た。ブァン ディーメンス ランド Van Dimen's Land で得た若干の標本には、朽木を食わせて、約二ヶ月も生存をつづけさせた。一匹のプラナリアをだいたい相等しい大きさに横断すると、二週間のうちに双方とも完全な体となった。更に、片方が下面に開口を二つとも持ち、従って他の方は開口を一つも持たぬように切ってみた。施術後25日を経て、比較的完全に近かった方は、普通の標本と区別できぬまでになった。片方もその形がいちじるしく大きくなり、そして後端に近く柔らかい細胞集団のうちに透明な空間を生じ、その中には椀のような形の口の原基が明らかに認められた。しかし下面に裂口が開くには到らなかった。赤道に近づいたために、気温の上昇によって、すべての個体を殺すようなことがなかったならば、この最後の段階も構造を完成したに違いない。この実験はすでによく知られているところであるが、一方の個体の簡単な体の一端から、必須の器官がことごとく次ぎ次ぎに生ずるのを見るのは面白かった。プラナリア類を飼うのは極めてむずかしい。生活現象が終われば、一般に見る天然の変化の法則がここにも働いて、体は全体に柔らかくなり、液化する。そのはやさは、他に比べるものもないほどである。(「ピーグル号航海記 上」(チャールズ・ダーウィン著 島地 威雄訳 岩波文庫 P54より)

 「水」に溶け入るように姿を消すのを何度も見てきた。
 しかし、「水」はあるのに「ミイラ化」したような姿を見るのははじめてであった。

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▼60号コウガイビルに何がおこったのだろう!?
 もう生きてはいないのだろうか!?
 死んでしまったのだろうか!?
 まさか、クマムシのように「乾眠」なんていう手はないよな!?
 「ふしぎ!?」はますますふくらむ。


 二つの袋ともに「水」を追加して、再び冷蔵庫(農業用)に入れた。
 さらに1ヶ月後には  ?(゚_。)?(。_゚)?

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