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2023年3月のオンライン「寅の日」は #天災は忘れられたる頃来る #traday #寺田寅彦

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「天災は忘れられたる頃来る」

 寺田寅彦記念館に刻まれたこのコトバをはじめて見たのは、「3.11」の翌年2012年の夏だった。
 そこから、私の「土佐の寅彦詣」がはじまった。
 当初はあの有名な警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」の土佐版である、という程度にとらえていた。
 しかし、何度もこのコトバに出会っているあいだにこちらの方が「正しい」と思うようになってきた。
 
 寅彦の警鐘「天災は忘れられたる頃来る」!!


▼2023年3月のオンライン「寅の日」の計画を立てる時期がきていた。
 3月は、「3.11」の月である。
 テーマはずっと以前から決めていた。「防災・減災」関係の随筆を読みたいと思っていた。
 テーマもずばりこの警鐘を使おうと思っていた。

【3月テーマ】「天災は忘れられたる頃来る」

 3月は2回ある。

■2023年3月オンライン「寅の日」!!
◆第342回オンライン「寅の日」 …3/09(木)
◆第343回オンライン「寅の日」 …3/21(火)


▼私は寅彦が晩年に書いた随筆3つ
・「日本人の自然観」(1935年)
・「天災と国防」(1934年)
・「津浪と人間」(1933年)
を、勝手に「防災・減災」三部作とよんでいた。
 「日本人の自然観」は、寅彦忌(12/31)の特番オンライン「寅の日」で毎年読んでいる。
 毎年3月には「天災と国防」「津浪と人間」を読むことが多かった。
 最初はこの2つをはなれて別の随筆を読もうかと思っていたが、このごろの世界の情勢を見ているとそれはまずいと思いだした。
 寅彦の警鐘に耳をふさぐことになる。
 今こそ、「天災と国防」を読もうとおもった。
 もう少し、根っこのところで警鐘にツナガル「神話と地球物理学」を読みたいと思う。

■2023年3月オンライン「寅の日」!!

◆第342回オンライン「寅の日」 …3/09(木)「天災と国防」(青空文庫より)

◆第343回オンライン「寅の日」 …3/21(火)「神話と地球物理学」(青空文庫より)


▼時空を超えて、今も鳴り響く寅彦の警鐘「天災は忘れた頃来る」に耳を傾けつづけたいものである。
 これこそが今すぐ誰もができる「減災・防災」対策の第一歩だ!!
 
 さあ、今年の春こそ 再びあのコトバの前に立ちたいものだ。

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