2023年2月(如月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会
▼それらの「藤の実」の「その瞬間」はまもなくであると予感できた!!
我らが寅日子先生の「藤の実」は、「その瞬間」の謎解きをみごとにやってくれていた。
そして、科学論文にまで仕上げてくれていた。
幸いなことに、昨年には室内で「その瞬間」を体験させてもらうことができた。
実際に体験させてもらい、ますます「ふしぎ!?」に思えてきた。
この藤棚の「藤の実」は、いよいよこの週末に「その瞬間」をむかえる気がするのである。
それは、昨年と同じ月日ということになる。
やっぱり「ふしぎ!?」だ!!
▼今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめたいと思う!!
名句の参考にさせてもらうのは、これまでのように
である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。
(1) 流氷や宗谷の門波荒れやまず 山口誓子
(2) 波を追ふ波いそがしき二月かな 久保田万太郎
(3) せりせりと薄氷杖のなすままに 山口誓子
(4) 橋くぐる間は昏き春の水 青木空知
(5) 赤鬼は日本の鬼鬼やらひ 石田波郷
(6) 猫柳青空のまだ冷たかり 伊藤政美
(7) 犬ふぐり太陽軽く渡るなり 川崎展宏
(8) ちんちんと鳴かせて春の長火鉢 水内慶太
(9) わが死後のことにも及び春炬燵 橋本栄治
(10) 崖急に梅ことごとく斜なり 正岡子規
(11) 梅林へ申し分なき娘をつれて 山口昭男
▼<俳句修業>の第一歩は「選句」から!!
俳句は詠み手と読者の共同作業で成立する。
ダカラ 愉しい!!
今月もシロウト「選句」を愉しむことからはじめてみよう!!
あなたは!?
【私の選んだ名句ベスト3】
(6) 猫柳青空のまだ冷たかり 伊藤政美
(7) 犬ふぐり太陽軽く渡るなり 川崎展宏
(9) わが死後のことにも及び春炬燵 橋本栄治
【次点】
(3) せりせりと薄氷杖のなすままに 山口誓子
【選評】
・猫柳には私は特別の思い入れがあった。幼い頃ひとりで歩いた川沿いに「猫柳」が…
・「太陽軽く渡る」この表現が気に入ってしまった。このときは、やはり「犬ふぐり」の方がいいのかな。
・「あるある」の句だ。妙に切実感があるから捨てやれなかった。「春炬燵」がとてもいい!!
・薄氷に「せりせり」のオノマトペがみごと!!使ってみたいフレーズだ。
▼今月も<選句修業>の次は<作句修業>だ。
「ひとり吟行」の新展開!!
それが2月の私の課題だ。定番コースにこだわらずあたらしいコースの開発を考えたい。
どんな景が見えてくるだろう。
楽しみである。
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