2023年1月(睦月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会
▼2023年の「ひとり吟行」は、すでに始めていた。
ここ数年ですっかり定番化してしまった「ひとり吟行」コースには大小5つの「ため池」があった。
5つの「ため池」には、5つそれぞれの顔があった!!
顔の表情は、これまた季節ごとに変化した。
また吟行の時間帯によってもまったくちがった景が見えて来るのも楽しい!!
今年も存分にこの景を楽しませてもらいたいものだ!!
▼さあ、今年も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめたいと思う!!
名句の参考にさせてもらうのは、昨年までのように
である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。
(1) ゆるみつつ金をふふめり福寿草 深見けん二
(2) 富士白し裾野に立ちて裾野見る 遠山陽子
(3) 石段の伸び行くがごと初詣 高浜虚子
(4) 歌留多よむ還らざる日を呼ぶやうに 大串章
(5) 行儀良く品よくごまめ並びをり 星野高士
(6) たらちねの声を聞かまく初電話 星野立子
(7) 松の内のポップコーンの塩気かな 長嶋有
(8) 火と水と草の命や若菜粥 長谷川櫂
(9) 室咲きに水やることも旅支度 片山由美子
(10) 池を出ることを寒鮒思ひけり 永田耕衣
(11) みちのくのここは日溜リ雪溜リ 佐藤鬼房
▼今年も勝手にこういい切る。それがシロウトの強みだ!!
<俳句修業>の第一歩は「選句」から!!
俳句は詠み手と読者の共同作業で成立する。
ダカラ 愉しい!!
今年もシロウト「選句」を楽しむことからはじめてみよう!!
【私の選んだ名句ベスト3】
(8) 火と水と草の命や若菜粥 長谷川櫂
(3) 石段の伸び行くがごと初詣 高浜虚子
(4) 歌留多よむ還らざる日を呼ぶやうに 大串章
【次点】
(10) 池を出ることを寒鮒思ひけり 永田耕衣
【選評】
・「七草粥」まであと何日!?「火と水と草の命」とは、よくぞそこまで!!
・実体験をともなう「あるある」ダ!!
・不思議に「呼ぶやうに」の景が見えてくるのが愛おしい!!
・いいな!!「寒鮒に問い返したきや何故に」と。決まっているやろ と怒られるかな!?
▼さあ、今年も<選句修業>の次は<作句修業>だ。
今年こそ、「ひとり吟行」から句会メンバーとともに行く「リアル吟行」の機会があることを願いつつ!!
今年もよろしくお願いします。
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