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実生コヒガンバナは今!!(2023/01/30) #コヒガンバナ #二倍体 #実生コヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会

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前回の観察から年を越して、50日以上がたっていた!!
 明るく広い場所に16鉢を出して来た。
 まだ葉の根元には少し雪を残している鉢もあった。
 前回のときに確認したように「株分かれ」=「分球」を思わせるものも2鉢あった。

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▼例によって、16鉢を葉の枚数の多い順番にならべて見た!!
 この姿をみているだけでも圧巻である。
 あらためて、葉の枚数を数えてみた。結果は前回と変わっていないように思う。
 ともかく葉の枚数が多すぎて、数えるたびにちがう数がでてきてたいへんだった。
【28枚】…1鉢
【24枚】…1鉢
【11枚】…3鉢
【9枚】 …1鉢
【8枚】 …1鉢
【7枚】 …2鉢
【5枚】 …2鉢
【4枚】 …4鉢
【2枚】 …1鉢

 葉の枚数は変わらないようだ。
 葉の長さもほとんど変わらないようだ。いや若干短くなり、太った感じもする。
 それでも、どの鉢の葉も長いのは35㎝以上のびている。葉の数が少ない分、長さが40㎝に達しているものもある。

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▼さあ、今年こそこのなかから「実生コヒガンバナ開花第2号」が出ることを期待してしまう。
 春が本格化すれば、葉たちは枯れてしまうだろう。
 そして、8月下旬~9月上旬になれば、土中から「花芽」がニョキニョキと…!?
 楽しみである o(^o^)o ワクワク

▼前回に3つの課題をあげていた。
 まだどのひとつも解決していなかった。
 (1)鉢の置き場所の問題だ。
 (2)根の問題。鉢の大きさ!?
 (3)ひとつだけ花が咲いただけでは、うまく「種子」がつくれないのでは!?

 葉が地上部から姿を消すまでになんとか。

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【Web更新1/29】23-05 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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大雪に葉先だけ出すヒガンバナ哉 23/01/25撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】23-05
週末定例更新のお知らせ
 1月最後の週末定例更新であった。
 わずかながらの更新と言えども、今年に入って5回目であった。
 
 1月がおわるにあたり、2023年の「抱負」を思い出す!!
 (1)捨てる !!
 (2)詠む !!
 (3)発信する !!
 (4)動く!!

 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!


◆表紙画像集2023 更新 大雪 ヒガンバナ
 あんなに元気だった冬のヒガンバナが、すっぽり大雪に埋もれてしまった。
 ただこれだけの景に深い意味があるように思われて仕方ない。
 ヒガンバナは「雪国」がにがてだ。
 一年中でもっとも「稼ぎ時」のこの季節にすっぽり雪の中では…。 

◆ サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 【理科の部屋】30年の歩み を少しずつ続けている。
 【理科の部屋】30年記念オフの案内も再び記してみた。
 まだどんな展開になるのかまったくわからない。いろんな【企画】が出てくるのが楽しみだ。
 初参加の方も大歓迎である。
 「ストロー氷」「根毛氷」「逆さプリン氷」の話題にもこだわった一週間だった。

◆オンライン「寅の日」更新!!
 第30回オンライン句会「寅の日」2月例会の案内もあげてみた。
 2月はどんな句が生まれるだろう!?
 
 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから44週目であった。
 観察池の氷がとけるのは昼前という日々が続いた。
 あと2ヶ月で、今年度の蓮根の植え替えである。
 はたして、どんな蓮根が顔をだすだろう!?
 o(^o^)o ワクワク

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【理科の部屋】30周年記念オフ は11/23(祝・木)!!(2023/01/29) #理科の部屋 #30thrika #記念オフ

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▼かつて山本央明さんは【理科の部屋】オフのことを次のように語っていた。

 昔、小学校の頃、学研のおばさんから科学雑誌が毎月届いていました。皆さんそうだったでしょうが、私はつりや昆虫採集が好きなふつうの“科学小僧”でした。自分の好きなことを、胸をおどらせながら読んでいた覚えがあります。それと【理科の部屋】での毎日の情報交換は同じなんですね。そして、「オフ会」は何でしょう?そうです。「学研の付録」です。わくわくしながら待っていたあの付録なんです。前月号の広告を読む(オフ会の案内を読む)…なんか面白そうな実験ができそうだ(いろんな人が参加しそうだ)…わくわくしながら、届いた付録を開ける(初対面の人にどきどきしながら会う)…届いた付録で、さっそく実験をする(頂いたお土産をさっそく授業に使う)…次の付録が楽しみ(次のオフ会が楽しみ)。
 ということで、ぜひ皆さんも【理科の部屋】を覗いて見てください。そして、私たちと新しく楽しい「オフ会での出会い」を経験してみませんか?
 (『私の【理科の部屋】活用法』P94より) 

▼今年のはじめに、【理科の部屋】30周年を記念してのオフを提案していた。
 これまでと同様に、【理科の部屋】の誕生日 11月23日(祝・木)を予定しています。

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■【理科の部屋】30周年記念オフ

【日時】2023年11月23日(祝・木)午後~

【会場】 ナリカ(旧中村理科)
        (東京都千代田区外神田・最寄駅:JR御徒町など)
     
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▼詳しい内容については、参加されるみなさんでこれから考えて行きたいと思います!!
 それが、【理科の部屋】流だと思っています。
 ぜひいろんな【企画】を提案してみてください。
 いろんな【企画】がでてくると楽しいですね。

▼【理科の部屋】に興味ある方は、どなたでも参加できます。
 ぜひ計画に入れておいてください。
 山本央明さんの言っていた 新しく楽しい「オフ会での出会い」が生まれることが楽しみです。

 また、何度か案内をさせてもらいたいと思います。


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【理科の部屋】30年の歩み!!(9) #理科の部屋 #30thrika #30年史 #folomy #facebook #SNSの歴史

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▼いったんやんだかに見えた雪が再び降り始めた!!
 「Wコップの実験」装置は3つ用意していた。そのうち2つは一昨日(2023/01/26)水を入れ替えていた。
 昨日、「根毛のような氷」も見られないと思っていたら再びの雪で、コップのなにかが起こり始めた。

 「水が氷に変化する」このアタリマエも、かなり「ふしぎ!?」なこと!! 

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【理科の部屋】30年史の歩み を気まぐれ思いつくままにふりかえってみる。
 話は少し前後するが、Twitterに出会う少し前に出会っていたものがある。
 folomyである。
 
●2007年 3/28 folomy【理科の部屋】開設

●2013年 12/31 folomy【理科の部屋】終了 

 folomy【理科の部屋】は、かつてのフォーラムの居心地の良さを残しつつ、画像も貼付できるすぐれものだった。
 ずいぶん愉しませてもらった。

▼やがてFacebook版【理科の部屋】が起ち上げられた。

●2015年 3/08 Facebook版【理科の部屋】開設

 これまた大いに盛り上がってきている。

▼【理科の部屋】は、このようにインターネットの歴史(SNSの歴史)の影響を大きく受けてきている。
 私の知らないだけでInstagramやLineなどでの取り組みも進んでいるのかも知れない。
「これから」もどのように展開していくのか愉しみである。
 いつの時代も確かなことがある!!

ホンモノの「流行」は「不易」を内包する!!
ホンモノの「不易」は「流行」を創造する!!

(つづく)

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第30回オンライン句会「寅の日」2月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

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それはまるで植物の「根毛」がのびているようだった!!

 だから勝手に「根毛氷」とネーミングしてしまった。
 想定以上の大雪はまだ多くが残っていたが、昨日(2023/01/26)の朝は、「Wコップ」の下のガラスコップのなかにこれがみられた!!
 「根毛氷」のタイプにもいろいろあるようだ。
 「この正体は何!?」
 この「ふしぎ!?」がすべてのはじまりだった。

 「「氷」を科学する」は、どこまでも面白い!!
 
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▼同様に「「俳句」を科学する」のも面白かった。
 オンライン句会「寅の日」も次回は第30回にまでなった。
 投句された句について「「俳句」を科学する」やっているとほんとうに面白くなってくる!!
 特に「科学する」が面白い句には、「牛頓賞」(ニュートン賞)が出されてることになっている。
 今回も「なるほど これぞ「牛頓賞」!!」がいくつもあった。

▼あらためて、第30回オンライン句会「寅の日」の案内をする。

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第30回オンライン句会「寅の日」2月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを)
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 

5.【投句期間】
 2023年2月1日0時から15日23時30分まで
 
6.【選句期間】
 2023年2月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2023年2月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

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▼「「俳句」を科学する」という視点で、景をみているとまたあらたな句が詠めそうな気がする。
 「ひとり吟行」の景もそうだ。
 2月には、「ひとり吟行」のコースをいろいろ変えてみるつもりだ!!
 これを考えるだけでも 楽しいひとときである !!

 あなたも ぜひ、オンライン句会「寅の日」へ!!

 さて、今朝の「根毛氷」は!?


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【理科の部屋】30年の歩み!!(8) #理科の部屋 #30thrika #30年史 #Twitter #Twitter的 #SNSの歴史

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▼「ストロー氷」どころではなかった!!

 想定以上の大雪は、「Wコップの実験」装置にまるごと被さってしまった!!
 どうしても外出する用件があって、夕方やっと帰宅して、さっそく装置を見るとまだまだ雪を残しながらも姿をあらわしていた。

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 話がここまでだったら、なにも面白くない。
 前日の「Wコップの実験」を鹿児島の榎本顕人さんがさらにバーションアップして、追試してくださっている。
 クリアカップと紙コップでもやられている!!画像も「報告」してくださっている!!
 私には「実験」そのものより、これが面白い!!

 だからネット発信はやめられない!! 

【理科の部屋】30年の歩みの話をつづけよう。
 さらにプライベートなことであるが、mixi版【理科の部屋】の開設から、3年ほどたった2009年9月のことである。
 ある「失敗」をやらかしてしまった。
 ノートパソコンのキーボードの上にコーヒーをこぼしてしまったのである。(^^;ゞポリポリ
 その日のことを「記録」しているかな!?

●奇跡的「復活」から(2009/09/13)
 
 しかたなく新規ノートパソコンを購入にした。
 ちょうどTwitterが話題になっているときだった!!興味半分にはじめてみた。

●2009年 9/23 Twitterをはじめる(楠田)

▼私はすっかりTwitterにはまってしまった!!
 そこには、【理科の部屋】創生期のときのような雰囲気があった。
 そのころハッシュタグ「#rikanoheya」を多用していた。
 瞬時に多くの人とツナガルのが楽しかった!!
 
 Twitter的(=「リンク」「シェア」「フラット」「等身大」「リアルタイム」「アクティブ」)は今日も使いづけている。

▼先日から「異変」が起きている。
 Twitterをより便利に使うために使い続けて来たクライアントアプリケーションソフトが、うまく動かない!!
 根っこのところでよくわかっていない人間はこういうとき困る。(^_^;)
 これはなにかを「変化」させよ!!と教えてくれているのかも知れない。

 さあ、今朝の「Wコップ」の様子はどうだろう!?
 明るくなるのが楽しみである!!

(つづく)

 

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【理科の部屋】30年の歩み!!(7) #理科の部屋 #30thrika #30年史 #mixi #SNSの歴史

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「現在は過去の鍵である」

 この言葉に象徴される「斉一主義」とは地球の歴史を研究するに際しての方法論的視点のことだそうです。
 勝手に自分なりに解釈すると「今、目の前にある地形(山・川・池)は過去に何があったあったかを教えてくれる」!!
 さらに言えば、「これから何が起こるかをおしえてくれる」!!
 この視点は、あらゆる「歴史」研究に応用できかも知れない!?

▼しばらく休んでいた【理科の部屋】30年史を追う作業をつづける。
 私から見た30年史年表の方も遅々として進んでいなかった。

◆【理科の部屋】30年史年表

▼その年表のなかに「インターネットの歴史」という欄をつくっていた。
 それは【理科の部屋】の歴史が、深くインターネットの歩みと関係していると考えているからである。
 なかでも、現在の視点で言うならば「SNSの歴史」と深く関係しているように思う。
 
2006年に注目してみよう!!

● 2006年 9/23 mixi版【理科の部屋】開設

 なんとうれしいことに、その一部は見ることができるようだ。
 
▼mixiのキーワードは「コミュニティ」である。
 mixi版【理科の部屋】という「コミュニティ」の存在は、「これから」に何を教えてくれるだろう!?
 しばし、「過去」を楽しんでみよう。(「過去」と言い切るのはちょっと失礼かも知れない。)

(つづく)


 

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「ストロー氷」を再び見ることができるだろうか!? #Wコップの実験 #氷の実験 #根毛氷 #ストロー氷

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「Wコップの実験」装置を屋外に設置してそのときを待っていた!!

 「Wコップの実験」装置とはいとも簡単な装置であった。
 紙コップにいっぱいの水を入れ、さらにそれをガラスコップに水の入ったなかにいれるという装置だった。
 それを屋外に放置して氷をつくるという試みだった。
 (※ガラスコップは不要なモノ、安価ものを使うこと。もしひび割れても安全な場所に)
 今年はすでに3つの「Wコップ」を準備していた。
 
 天気予報のニュースが何年来の「冷え込み」を知らせてくれていた!!
 「Wコップ」の水をあたらしくしてそのときを待っていた!! 
 
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▼はじめてこの装置をつくったのは2018年の冬だった。
 世にも「ふしぎ!?」なものを目撃してしまった。
 
 それが「ストロー氷」である!!

 簡単に言えば「つらら」(氷柱)の逆さバージョンである。それを一度ならず二度まで見てしまったのである。
 そのときの「記録」を残していた。

●2018年2月(如月)の「雲見」は!?(2018/01/31)
●またしても「ストロー氷」を見た\(^O^)/(2018/02/12)

 私には「御渡り」以上に氷の不思議な現象であった。

▼今年は、まだこの「ストロー氷」は見ていないが、「根毛のような氷」「逆さプリン氷」はすでに見ていた。
 これらを含めて、これらの「氷の実験」は、

 「氷がいかにして作られるか!?」
 「水がいかに不思議なモノであるのか!?」

 を教えてくれていた。

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▼今朝も予想どおり、よく冷え込んでいる!!
 再び「ストロー氷」を見ることができるだろうか。
 「根毛のような氷」「逆さプリン氷」はどうだろう!?

 今朝がだめなら、明日の朝は!?
 2月の朝は!?

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【Web更新1/22】23-04 オンライン「寅の日」等 更新!!

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バケツなかここにも在りや冬の菊 23/01/21撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】23-04
週末定例更新のお知らせ
 はやくも2023年4回目の週末定例更新となった!!
 Web更新というこの「作業」が、一週をふりかえる絶好の機会となっている。
 同時にそれは「これから」の一週間を展望するときでもある。

 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2023 更新 冬菊
 凍てつく畑の冬菊が美しい!!
 いつか「挿し木」用にと採取したバケツの冬菊もまた美しい!!
 この色まで凍結してしまったのだろうか!?

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 2月テーマは「科学と文学」である。
 じっくり楽しみながら、学びたいものである。
 「子規庵の糸瓜」の種子採取の報告をながながとあげてしまった。
 そもそも「子規庵の糸瓜」と「寅の日」がどうツナガッテいるのだろうか!?
 「子規庵の糸瓜」→「子規」→「俳句」→「漱石」→「寅日子先生」→オンライン句会「寅の日」
 考えてみると私のなかでは深く深くツナガッテイタ!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「1.17」で、私のなかの「課題」は明確になりつつある。
 私の暮らす「動く大地の物語」は!?
 あの山は!?
 あの池は!?
 これまた ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから43週目である。
 枯れハスの霜が美しい!!
 観察池の氷は 今週は厚くなるだろうか!?

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子規庵の糸瓜(4年目)から種子を採取した!!(3)(2023/01/20~21) #子規庵 #糸瓜の種子 #ヘチマタワシ

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▼まだまだ作業続行中であった。
 軒下とは言え、寒風がなかなか身にこたえた。
 それにも増してこの作業がなかなか面白かった。
 収穫したときにすでに乾燥したものだけでMまできた!!
 ここまでは、黒くなった完熟「種子」が中心だった。

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▼枯れるのがまだで、緑のまま収穫した糸瓜については、干して乾燥させたがその過程で少し「失敗」したのかも知れない。
 雨に濡らしてしまったのかも知れない!?
 中には完熟「種子」がたくさん取れたものもあるが、未完熟の白色のものが多く目立った。
 なかには、「種子」すら手に入れることのできないものもあった。
 モッタイナイ!!
 
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▼小さな糸瓜たちはまとめて「種子」採取をした!!
 なかには腐ってしまったものもあった。

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▼2023/01/17からはじめた「種子」採取の作業もついに昨日(2023/01/21)やっと終わった!!
 採取した「種子」をならべてみると圧巻であった!!
 同時に手に入れた「ヘチマタワシ」もならべてみた。
 「失敗」作もまた同様にならべてみた。

 5年目に向けての課題もいくつかわかってきた。
 完熟「種子」の「おすそ分け」ができるようになるといいな!!

(了)

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子規庵の糸瓜(4年目)から種子を採取した!!(2)(2023/01/19) #子規庵 #糸瓜の種子 #ヘチマタワシ

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▼「子規庵の糸瓜」の「種子」採取を続けていた。
 実に簡単、単純な作業でありながら、いろいろを考えさせてくれる面白いことでもあった。
 
▼私にとって、種子を取り出す最初の方法は「水に浸ける」という方法だった。
 そのときのことを「記録」していた。

●子規庵の糸瓜から「へちまたわし」を!? #子規庵 #糸瓜(2019/12/03)
 
●子規庵の糸瓜から「へちまたわし」と「種子」を!! (1)(2020/03/11) #子規庵 #糸瓜
●子規庵の糸瓜から「へちまたわし」と「種子」を!! (2)(2020/03/12~/13) #子規庵 #糸瓜

 「記録」を見るだけでも面白いものである。
 「記憶せずに記録せよ!!」というウメサオタダオのコトバを思い出す。

▼2年目からは、自然に乾燥させる方法を採った。
 今度は、真っ黒な「完熟種子」の数に注目できた!!
 いつでもできる方法だと思いつつ、ついつい先延ばしになってしまっていた。

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▼作業を続けながら、いくつもの「発見」、はじめて知ることも多くて楽しかった。
 寒中に日向ぼっこをしながら「糸瓜の科学」である。

・完熟「種子」は真っ黒だ!!
・完熟「種子」はうすいうすい透明の膜を被っている。これは何!?
・未完熟「種子」は白い!!
・糸瓜の大きさと「種子」の数は、必ずしも比例しない。
・枯れた状態で採取した糸瓜から作業を行った。
等など

作業はまだまだ続いた。

(つづく)

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本日(2023/01/20)、第338回オンライン「寅の日」!! #とんぼ #traday #寺田寅彦

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▼確かにその「風向風速計」は、建物より2m以上の高さの位置に支柱で支えられていた!!

 「流線型胴体と鉛直な尾翼からなる風向感部、および4枚のプロペラの風速感部で構成されている。風があると風向に正しく向くように胴体と尾翼が回り、風速に比例してプロペラが回転して風向・風速を測る。」
 という。なんとうまくできているものだ!!
 コードが延びていることからみて、電気信号となり逐一私たちの知るところとなるのだろうか!?
 オミゴト!!

▼本日(2023/01/20)は、第338回オンライン「寅の日」である!!
 2023年1月のテーマは次のようにしていた。

【1月テーマ】「寅彦と三斜晶系」

  参考にする随筆集は『三斜晶系』である。
 その二回目である本日は、「二 とんぼ」(『三斜晶系』青空文庫より)を読む。
 
◆本日(2023/01/20)、第338回オンライン「寅の日」!!
●「二 とんぼ」(『三斜晶系』青空文庫より)


▼何気ない「日常」から始まって、いつしか「科学」の本質に迫っていくのが、寅日子先生の常套手段だった!!
 今回もまたさりなんである。

 ステッキの先端を空中に向けて直立させているとそれに来てとまる。そこでステッキをその長軸のまわりに静かに回転させると、とんぼはステッキの回るのとは逆の方向にからだを回して、周囲の空間に対して、常に一定の方向を保とうとする。そういう話を前日子供たちから聞いていたのではたして事実かどうか実験してみようと思った。

 夕日がもう低く傾いていて、とんぼはみんなそれに尻(しり)を向けているのであった。当時ほとんど無風で、少なくも人間に感じるような空気の微動はなかったので、ことによるととんぼはあの大きな目玉を夕日に照りつけられるのがいやで反対のほうに向いているのではないかとも思われた。

しかしまた考えてみると、とんぼの方向を支配する環境的因子はいろいろあるであろうから、他の多数のとんぼが感じないようなある特殊な因子に敏感な少数のものだけが大衆とはちがった行動を取っているのかもしれないと思われた。そのようなことの可能性を暗示する一つの根拠は、最大頻度方向より三十度以上の偏異を示す七匹のどれもがみんなその尾端を電線の南側に向けており、反対に北側に向けたのはただの一匹もなかったという事実である。

  それから、ずっと毎日電線のとんぼのからだの向きを注意して見たが、結局彼らの体向を支配する第一因子は風であるということになった。地上で人体には感じない程度の風でも巻き煙草(たばこ)に点火したのを頭上にかざしてみれば流向がわかる、その程度の風にとんぼは敏感に反応して常に頭を風に面するような態度を取るのである。

 いちばん安全な方法はやはり野外でたくさんの観測を繰り返し、おのおのの場合の風向風速、太陽の高度方位、日照の強度、その他あらゆる気象要素を観測記録し、それに各場合の地形的環境も参考した上で、統計的分析法を使用して、各要素固有の効果を抽出することであろうと思われる。

面白い!!
と思った人は、寅日子先生の思うツボである。

こんな短い文章のなかに「科学の方法」の醍醐味のすべてがつまっていた!!

「観察(実験)→仮説(予想)→考察→再実験→別仮説→…」!!

▼ここまででとどまらないのも寅日子先生の凄さであり、面白さであった。

 とんぼがいかにして風の方向を知覚し、いかにしてそれに対して一定の姿勢をとるかということがまた単に生物学者生理学者のみならず、物理学者工学者にまでもいろいろの問題を提供するであろうと思われた。  

 そして、次をどう読めばいいんだろう!?
 ひよっとしたら、寅日子先生はこれが書きたかったら「とんぼ」を書いたのかも知れない!?
 人間をとんぼに比較するのはあまりに無分別かもしれない。しかし、ある時代のある国民の思想の動向をある方向に引き向ける第一第二の因子が何かしら存在している、それを観察し認識する能力が現在のわれわれには欠けているのではないかという気がする。そうしていっそう難儀なことはその根本的な無知を自覚しないでほんとうはわからないことをわかったつもりになったりあるいは第二次以下の末梢的まっしょうてき因子を第一次の因子と誤認したりして途方もない間違った施設方策をもって世の中に横車を押そうとするもののあることである。

 極めつきが次なるアイロニーである。その意味するところは…
 人類を幸福に世界を平和に導く道は遼遠(りょうえん)である、そこに到達する前にまずわれわれは手近なとんぼの習性の研究から完了してかからなければならないではないか。
 このとんぼの問題が片付くまでは、自分にはいわゆる唯物論的社会学経済学の所論をはっきり理解することが困難なように思われるのである。


寅日子先生がこう書いたのは、最晩年の昭和十年十一月である。
その年の大晦日、寅日子先生は亡くなった!!

 寺田寅彦はいつ読んでも今日的である!!

 

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2023年2月のオンライン「寅の日」は #科学と文学 #traday #寺田寅彦

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それらはまるで黒い「プラナリア」たちのように見えた!!

 「子規庵の糸瓜」の種子を採取しているときのことだ。
 プラスチック容器のフタの上に行儀良く整列して並べているときのことだった!!
 寒い軒下での作業だった。
 整列させるたびに種子は大きく動いた!!まるで生きいるかのごと!?
 「静電気」!?
黒い「プラナリア」たちの「目」のように見えるモノは何!? 
 
 「ふしぎ!?」はいつも問いかけてる!!

▼2023年2月のオンライン「寅の日」の計画を立てる時期がきている。
 12月、1月と寅彦晩年の随筆集『自由画稿』『三斜晶系』を読みながら、「文章修業」をしてきた。
 2月は、その総仕上げとして、お気に入り随筆「科学と文学」を読みたい。
 テーマもそれにあわせて、ずばりそのものとしたい。

【2月テーマ】「科学と文学」

 2月は3回あった。

■2023年2月オンライン「寅の日」!!
◆第339回オンライン「寅の日」 …2/01(水)
◆第340回オンライン「寅の日」 …2/13(月)
◆第341回オンライン「寅の日」 …2/25(土)

▼「科学と文学」なかなかの長編である。
 今もなお示唆することの多い文章である。私たちシロウトが文章を書くことの意味を鋭く説いてくれている!!
 そこで、2月いっぱい3回とも「科学と文学」を読むようにしたい。

■2023年1月オンライン「寅の日」!!
◆第339回オンライン「寅の日」 …2/01(水)「科学と文学」(1)(青空文庫より)
◆第340回オンライン「寅の日」 …2/13(月)「科学と文学」(2)(青空文庫より)
◆第341回オンライン「寅の日」 …2/25(土)「科学と文学」(3)(青空文庫より)


▼さて、先の黒い「プラナリア」くんたちだが、どうして私にはそう見えたのだろう!?
 私の頭の中で想起したのはなんだろ。
 どんな「文章」にすれば、この面白さを伝えることができるのだろう!?
 
 「科学」の面白さを伝える「文章」とは!?


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子規庵の糸瓜(4年目)から種子を採取した!!(1)(2023/01/17) #子規庵 #糸瓜の種子 #ヘチマタワシ

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▼昨年の11月に収穫した子規庵の糸瓜が気になっていた。
 そこから種子を採取するのが、先延ばし先延ばしになっていた。

 そもそものはじまりは、二度目の子規庵の訪問のときだった!!
 このとき、私は5粒の糸瓜の種子を「おすそ分け」してもらった。
 その年から、「子規庵の糸瓜」として育てはじめた。
 5粒の種子は、4粒が発芽した。
 その後、毎年育て続けて今日にいたっている。

▼まずは最長と思われる枯れた糸瓜からとりかかった。
 「ヘタ」をとると、次々と種子がこぼれ落ちてきた。
 プラスチック製の簑のなかで、作業をおこなっていった。
 けっこうな数の種子がこぼれ落ちてきた。

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▼こぼれ落ちた多数の種子をながめているあいだに、久しぶりにとんでもな「野望」が頭をもたげてきた!!
 
 「ひとつの糸瓜から、いくらぐらいの種子が取れるのだろう!? 数えてみよう!!」

 きわめて単純な作業である。
 容器のフタの上に10のかたまりごとに並べて数えるだである。
 一ラウンド「300」は簡単にクリアーしてしまった。
 ここで、休憩だ!!
 えっ!? なんと第二ラウンド「300」をも超えしまった!!
 なんと第三ラウンド は「61」に達してしまった。
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▼なんと

 総合計は「661」個となった!!

ひとつの糸瓜でこれだけ種子が取れるのなら、全部でどのくらいになるのだろう!?
 たったひとつの作業で、やがて夕方となってしまっていた。
 まあいろいろ楽しみながらであるが…。
 今年こそ「おすそ分け」の機会ができたらいいのになあ!!

(つづく)

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1.17 あれから28年の歳月が!!そして…

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あの山並みは、なぜ丘のように平らになっているのか!?
 
 その「ふしぎ!?」は、ずっとずっと前からの私の宿題だった。
 いつの日かきっと!!

▼今年もまもなく「あの時間」だ!!。
 
 1995年(平成7年)1月17日5時46分52秒

 あれから28年の歳月がたつのだ!!
 当時【理科の部屋】は始まっていた。だから、今のようにパソコンに向かっていた。

▼「あのとき」から私の宿題はより明確になっていった。
 なんとして、より身近に「動く大地の物語」を知りたかった。
 自分の暮らす大地の動きを現代進行形でとらえたかった。
 遅々たる歩みとなっているWebテキストの更新を図りたかった!!

◆【授業】【大地の動きを探る】 

 これこそなんとしてもやりたい私の宿題となった。

▼「いつの日かきっと!!」の期限が迫ってきた。

 今一度、私にも可能なこととは何か!?
 28年越しの私の「宿題」とは!?

 まもなく「あの時間」だ。
              合掌 2023/01/17 朝
 
 

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【Web更新1/15】23-03 サイエンスコミュニケーター宣言等 更新!!

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葉のかたち顕している冬芽哉 23/01/14撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】23-03
週末定例更新のお知らせ
 はやくも一月半ばを過ぎた!!
 2013年3回目の週末定例更新のお知らせである。
 微々たる更新にすぎないが、これまた「歩み」の「一歩」であることは確かだ。

◆表紙画像集2023 更新 冬芽(アジサイの頂芽)
 やっぱり今年もアジサイの冬芽(頂芽)が気になってしまうのだった。
 季節はずれの暖気は、雲をも運んできたかのようだった。
 アジサイのてっぺんの冬芽(頂芽)は、幼い葉が「裸ん坊」だった。
 「不凍液」をため込むというその防寒対策にうなってしまう。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 【理科の部屋】30年の歩み を思いつくまま、気ままにつづってみた。
 30周年記念オフ(2023/11/23)も提案してみた。
 多くのみなさんの顔をみるのが今から楽しみである。

◆「コウガイビル」を追う 更新!!
 60・61号コウガイビルはまだまだ元気だ!!
 今のうちにWebテキスト試案『コウガイビル』を「かたち」にしたいものである。


 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから42週目だった。
 さあ、また今週から凍り始めるのかな!?

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【理科の部屋】30年の歩み!!(6) #理科の部屋 #30thrika #30年史 #なるほどの森 #ロボコン


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▼今も鮮明に記憶する一冊の本があった!!

◆ 『私の【理科の部屋】活用法』(教育実践フォーラム【理科の部屋】編 民衆社 1997.8.1)

 ページを開いて見ると、その当時の「あの時代」「あの人」が蘇ってくるのである。
 今もたいへんお世話になったり、つながっている人がたくさんいるのはうれしい。

▼まったく個人的に見た「30年史年表」をあげるなかで、いくつかの「リンク切れ」を指摘していただいていた。
 そして、今もつながっている箇所を教えてもらっていた。アリガタイ!! 深謝 <(_ _)>
 なかでも、現在もたいへんお世話になっている理科ハウスの森さんの「なるほどの森」は今読み返してみてもとても面白かった!!すごい!!

◆インターネット版【なるほどの森】
 

▼またフォーラム内に特設の【会議室】まで取り組んだ【ロボコン】は思い出深い【企画】ものの先駆けであった。

◆【理科の部屋】杯ロボットコンテスト


▼ 「これから」もいろんな【企画】ものが提案され、みんなで取り組むことができたら楽しいだろうな。

 「科学」を楽しむ!!
 から
 「科学」を愉しむ!!
 になるといいな。

(つづく)
 
 

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【理科の部屋】30年の歩み!!(5) #理科の部屋 #30thrika #30年史 #2022年

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▼4年目の「子規庵の糸瓜」はすっかり枯れてしまっていた!!

 収穫したのは昨年の2022/11/07だった。
 収穫した糸瓜から、「ヘチマタワシ」と「種子」を取り出すのに、水に浸けてという方法をとったのは一年目だけだった。
 それ以降は自然乾燥で、枯らしてしまってからという方法をとっていた。
 年を越してしまったがいよいよ今からである。
 5年目に向けての「種子」はどれほど手に入れることができるだろう!?

▼2022年という年は、私にとっては記憶すべき年となってしまった。
 自由気ままに動き回ることによってすべてを学んできた私にとって、それを制限されることは痛かった!!
 しかし、そのなかでも、いろんなものを育てたり観察したりするのは楽しかった。
 「子規庵の糸瓜」もそのひとつだった。

・「藤の実」の「潮時」
・実生ヒガンバナの実験
・実生コヒガンバナの実験
・大賀ハス「あこがれの4日間」の観察
・「虹色コーン」
・「コウガイビル」とのつきあい
・「クモ学」とのつきあい
・「子規庵の糸瓜」(4年目)
・「自然結実」ヒガンバナの「種子」
等など である。

▼なかでも「○○を科学する」シリーズをはじめたことは、私には大きな意義あることであった!!

●「煮干しの解剖」を科学する

●「静電気」を科学する

●「原子論」を科学する


▼この私の小さな小さな「さざなみ」も、「30年史年表」にプロットしておこうと思う。

◆【理科の部屋】30年史年表


(つづく)

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【理科の部屋】30年の歩み!!(4) #理科の部屋 #30thrika #30年史 #2020年 #2021年

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【2023/01/12-08:23 撮影 】

▼たしかに「根毛のようなもの」に見えた!!
 
 「これは何!?」とこの「ふしぎ!?」を最初に発信したのは2018年1月のことだった。
 この謎解きをわかりやすく教えてくださったのが神田健三先生だった。
 今年も、この「Wコップの氷の実験」に取り組んでいる。
 今年は、より冷え込むことを想定して、3つの装置をセットしてしまった。
 ぜひとも、今年こそは再び「ストロー氷」を見てみたいものだ!!

▼現場を離れて時間が経つにつれて、なかなか直接モノに触れながら、「自然にはたらきかける」実験が困難になってきた。
 コロナ禍のなかではなおさらであった。
 そんななかでの2020年、2021年の自分の「動き」を少しだけプロットしてみよう。

◆【理科の部屋】30年史年表


▼繰り返して言いますが、これはあくまでひとりのポンコツが見た「30年史」です。
 「私の場合は…」という一人ひとりちがった「30年史」があるハズです!!
 いやもっともっと「現在進行形」の【理科の部屋】もあります、それが面白いです!!
 「これから」もそれが知りたいです!!

▼『私の【理科の部屋】活用法』(97.8.1)のなかで言っておられた天神さんコトバが私は大好きです。
 少しだけ引用させてもらいます。

 「さざなみを集めて大きなうねりに」

 大切なのは双方向的であること…。互いの連帯感が重要です。一つひとりの波動は小さくても、重なり合って位相がそろえば大きな力を発揮することができるのです。さざなみを集めて大きなうねりに……【理科の部屋】はその一助になれるかもしれません。(同書P220より)

(つづく)

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【理科の部屋】30年の歩み!!(3) #理科の部屋 #30thrika #30年史 #2019年 #青春18きっぷ 

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▼「雲見」の旅は、私の最高の楽しみのひとつだった。
 利用するのは「青春18きっぷ」と決めていた。
 「大気の物理学実験室」の水平移動だ。列車の車窓からの「雲見」がメインの旅!!
 地上の景と「雲見」のコラボはあくまでオマケだ!!

 春の利用期間は 3/1~4/10 !! 計画をたてるだけでも楽しくなってくるのだった。


▼私にもできることを 続けてみよう。

◆【理科の部屋】30年史年表

 あくまで私の見た「30年史」である。
 私の技術・能力の限界もあり、たいへん見にくいものになっている。また「リンク切れ」の箇所もいっぱいある。
 まちがっているところもあるかも知れない。
 ゆっくりゆっくり修正・更新を繰り返していくつもりである。

【理科の部屋】25周年記念オフ 以降もっとも、自分なりによく動いたのは2019年かもしれない。
 2019年を年表にプロットしてみた。
  
▼「青春18きっぷ」をもっともよく利用したのもこの2019年だった。
 「雲見」の旅は、たくさんの「出会い」「発見」につながっていった。
 伊予松山に子規を訪ねたのも
 33年ぶりに紅花を追ったのも
 「土佐の寅彦」詣だけでなく、中谷宇吉郎を訪ねたのも
 等など

 きっぷ購入の予定をするだけでも楽しくなってくるのだった。
 

(つづく)

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【理科の部屋】30周年記念オフ 11/23(祝・木)に!! #理科の部屋 #30thrika #記念オフ 

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▼【理科の部屋】の創設期のwelcomeメッセージは次のようにはじまっていた。
 
*********************************************
日本の理科教育情報発信基地
【理科の部屋】へようこそ        
                                
(^o^)/ あなたもここで情報発信者に\(^o^)   

情報は、発信されるところに集まる。

あなたがノックされるところがドアです。

時空を超えて響きあい・学びあい・高めあう世界を

*********************************************
 
なんとも「なつかしい」響きすらある。
しかし、その思念は今もかわらないと思っている!!

▼その【理科の部屋】が、今年(2023)の11月23日 で30周年を迎える!!
 これまでも「10周年」「20周年」「25周年」と記念オフを実施してきた。
 今年も同様に記念オフを実施したいと思っている。
 11月と言うと、年度もちがって少し計画がたてにくいところもあるが、現段階での予定を公開しておく。

▼これまでと同様、11月23日(祝・木)を予定しています。

****************************

■【理科の部屋】30周年記念オフ

【日時】2023年11月23日(祝・木)午後~

【会場】 ナリカ(旧中村理科)
        (東京都千代田区外神田・最寄駅:JR御徒町など)
     
****************************


▼現段階ではここまでしかきまっていませんが、

 ぜひ予定に入れておいてください。

 どんな内容にするかは、これから参加されるみなさんで決めていきたいと思います。
 それが【理科の部屋】流です!!
 参加資格なんてまったくありません。
 面白そうだと思ったら ノック してください。
 創設期のwelcomeメッセージにあるとおり

 あなたがノックされるところがドアです !!

 

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【Web更新1/08】23-02 サイエンスコミュニケーター宣言等 更新!!

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水仙のどこから来る黄色かな 23/01/07撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】23-02
週末定例更新のお知らせ
 はやくも2023年2回目の週末定例更新のお知らせである。
 七日正月もすぎて、いよいよ2023年が本格始動しはじめる!!

 どんな「出会い」や「発見」が待っているだろう!?
 楽しみである!! かつ愉しみである!!

◆表紙画像集2023 更新 水仙・スイセン
 庭のスイセンが凜として咲いている。
 色なきこの季節にこの「黄色」はうれしい!!
 それにしてもこの「黄色」どこからやってきたのだろう!?
 どんな意味をもつのだろう!?

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 今年もやっぱり「サイエンスコミュニケーター」を名のりつづけるつもりだ。
 やや「なにもかも」の感があるが、しかし、それでいいと思っている。
 私の場合は、はじめから「サイエンスコミュニケーター」の概念があったわけではなかった。
 やりながら少しずつ、「なかみ」と「かたち」がわかってきた。
 当面、【理科の部屋】30周年の話題を中心にすすめたい。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 今月の「雲見」「俳句歳時記」についての更新をした。
 5つのWebテキスト試案の具体的検討を今年こそはぜひ進めたいものである。
 
◆オンライン「寅の日」 更新!!
 今年こそはぜひとも、「土佐の寅彦」詣を再開したい!!
 しかし、事情があって残念なことに、「かたち」をかえる必要がある。
 そのピンチをチャンスにしたいものだ。

 
 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから41週目である。
 今年の植え替えまでの方が近くなってきた。
 植え替えの時期は、3月末から4月はじめを予定している。
 はたして、どんな蓮根が!?

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60号・61号コウガイビルはエサなしで2ヶ月生きのびた!! (2023/01/08)#コウガイビル #陸生プラナリア #生命と再生 #教材化

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▼昨日(2023/01/08)、そのナイロン袋2つを冷蔵庫(農業用)から、そっととりだした。
最初はいつものように「の」字を描くように蜷局を巻いていた。
しばらくすると、イチョウの葉のような(コウガイ)頭から動きはじめた!!
60号も61号もだ!!

60号・61号コウガイビルはエサなしで2ヶ月生きている!!
  
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▼ついに年を越して、あの日から2ヶ月経ってしまった。
 あのときに、ナイロン袋に少量の水を入れた、それ以外の「エサ」(=食べ物)はまったく与えていなかった!!
 やっぱり「ふしぎ!?」だ。
 
60号・61号コウガイビルに出会った!!(2022/11/08) #コウガイビル #陸生プラナリア #飢餓と再生 #教材化 #渡辺憲二

60号・61号コウガイビルはエサなしで1ヶ月生きのびた!! (2022/12/08)#コウガイビル #陸生プラナリア #生命と再生 #教材化


 確かに、からだ全体は少し「小さく」なったように感じる!!

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▼私はずっと「動物の世界」の謎解きのキーワードは「食べる」であるとかたく信じて来た!!
 いや、今もそう思っている!!
 では、なぜ!? やっぱり「ふしぎ!?」だ!!

 「水生プラナリア」は、すっかり市民権(「教材権」こんなコトバあるのかな!?)を得て超人気者!!
 それにくらべて
 「陸生プラナリア」=コウガイビルは、なかなか「教材権」を得ることができない。
 どこまでも「キモイイキモノ」の汚名を脱出できない。
 ナラバ

 Webテキスト試案『コウガイビル』を!!
 
 いったん断念しかけた試み、今一度「再生」を!!

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本日(2023/01/08)、第337回オンライン「寅の日」!! #夢 #traday #寺田寅彦

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「土佐の寅彦」詣!!
 私は、土佐(高知)に寺田寅彦を訪ねる旅を勝手にこう呼んでいた。
 「土佐の寅彦」詣には、これまでに11回出かけていた。
 そのなかで、定番スポットをいくつかきめていた。あまりこれまで語ってこなかったスポットに
 「播磨屋橋(はりまやばし)」がある。
 その地下も含めて大のお気に入りだった。

▼本日(2023/01/08)は、第337回オンライン「寅の日」である。
 2023年1月のテーマは次のようにしていた。

【1月テーマ】「寅彦と三斜晶系」

 昨年の12月に引き続き、寅彦の随筆集を読みながら<文章修業>を楽しもうというわけである。
 参考にする随筆集は『三斜晶系』である。
 その一回目である本日は、「一 夢」(『三斜晶系』青空文庫より)を読む。


◆本日(2023/01/08)、第337回オンライン「寅の日」!!

●「一 夢」(『三斜晶系』青空文庫より)


▼2023年はじめてのオンライン「寅の日」である。
 本年もよろしくおつきあいのほどをお願いします。<(_ _)>

 さて、いきなりであるが正直言って、なぜこの『三斜晶系』を選び、なおかつ最初の「一 夢」を読むことに決めたのか 自分でもわからなくなってきた。今から思うにきっと最初に先の「播磨屋橋」が出てきたからではないだろか!?

  土佐(とさ)の高知(こうち)の播磨屋橋(はりまやばし)のそばを高架電車で通りながら下のほうをのぞくと街路が上下二層にできていて堀川(ほりかわ)の泥水(どろみず)が遠い底のほうに黒く光って見えた。
 

なんだ「夢」の話か。
「夢」の話は次々と展開された。次々と「文脈」なく続けられる。
その後で「夢」の「文脈」を読み解こうとする。私の「初夢」で真似をしてやろうとしたが、無理だった。

…。その時自分の意識の底層に郷里の高知の町の影像が動きかけたが、それっきりで表層までは現われないで消えていた。それが夢の中で高知の播磨屋橋(はりまやばし)を呼び出し、また飛行機の構造か何かが二重層の文化街を暗示したのではないかと思われる。後の場面に現われた土佐(とさ)の山脈もまたここに縁を引いているかもしれない。

▼「夢」の読み解きは刻銘につづく!!
 そして、最後にこうしめくくる。

これはフロイドかそのお弟子(でし)に頼むほかないと思われる。とにかくそういう人たちの参考になるかもしれないと思ったのでできるだけ忠実にこのひと朝の夢の現象を記録したつもりである。 

たった「ひと朝の夢」を題材に、ここまで<文章>にしてしまうとは、さすが寅日子先生である。

 今年こそ、またリアル「播磨屋橋(はりまやばし)」を訪ねたいものである!!

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【お薦め本】『季語の科学』(尾池 和夫著 淡交社)

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▼しばらく「つん読」にしておいた本をこの正月にひっぱりだしてきた。
 著者の名前になつかしい思い出があった。
 山崎断層地震(1984.05.30)のすぐ後ではなかったと記憶している。だから、それは40年近く前のことになるのかもれない。場所に定かな記憶もなくなっていた。
 ただ、講演の冒頭だけは鮮明に憶えていた。
 「私が、小池(尾池にひっかけて)の鯰(なまず)です!!」
 (このときは地震と鯰の関係はうっすらとした認識しかなかった)
 尾池先生の名前を聞くと、今でもこのフレーズを思い出すのである。
 だから、私には俳人「尾池和夫」より先に地震学者・地球科学者「尾池和夫」が先行するのである。
 
▼正月から読み始めた俳人「尾池和夫」先生の本があまりに面白かったので、今年最初の【お薦め本】にあげてみることにした。

◆【お薦め本】『季語の科学』(尾池 和夫著 淡交社 2021.3.6)

 例によって、話が拡散してしまわないうちにお薦めポイント3つを先に挙げておく。

(1)「季節のことば を科学する」から学ぶのに最適の書!!
(2)俳句を読むあるいは俳句を詠むための最高の参考書!!
(3)自分が暮らす地域や専門と季語との関連を考えるための書!!

▼では少しだけ詳細に書いてみる。

(1)「季節のことば を科学する」から学ぶのに最適の書!!
 【お薦め本】にしたいと思うのに決め手となったフレーズがあった。
それは、「季節のことばを科学する」である。
 昨年から少し「○○を科学する」というコトバにはまっていた。一番最近では、「「原子論」を科学する」で、それは今なお継続中である。さて、次はどんな「○○を科学する」にするか迷っているところだった。
 コレだ!!と思った。それはなんとこの書の「あとがき」にあった。

 『淡交』の二〇二〇年七月号から一二月号まで、六回にわたって「季節のことばを科学する」というシリーズを掲載していただいた。その内容の一部もこの本に再録した。『淡交』は、裏千家茶道の機関誌であり、茶の湯を中心とする日本文化を総合的に紹介する月刊茶道誌である。その読者からも「季節のことばを科学する」はたいへん好評で、このことが、茶の湯と季語の出会いの意味を考える機会となった。(同書P278 より)
 「季節のことば=季語」を科学するという姿勢は、みごとに徹底していた。そのことにいたく感動するのだった。
 手持ちの「歳時記」(『俳句歳時記 第四版』(角川学芸出版編))と読み比べながら読んでみると、「科学する」の徹底ぶりが実に面白かった。

(2)俳句を読むあるいは俳句を詠むための最高の参考書!!
 ちょっと 後先が逆になってしまったが、「はじめに」著者はいきなり次のように言い切っていた!!

 季語がおもしろいと思っている方に読んでいただきたいと、この本を書いた。この本は季語を批判するものでない。季語を知って俳句を読む、あるいは俳句を詠むためのための本である。(同書P6 より)

 なんとみごとな言い切りだろう!!ここまで言い切られるとスッキリしていていい。さらには、次のように言っていた。
 片山由美子は『季語を知る』(角川選書、二〇一九年)で、「季語は意味ではなく言葉である」と述べ、「歳時記の矛盾や季節のずれ指摘しようとすればいくらでもできるが、合理性が最優先される世界ではない。現実とのずれを承知の上で、むしろ楽しむゆとりがほしい。南北に長い日本列島の季節の違いは誰もが承知しており、いっせいに春になるはずはないのである。むしろ文学上の共通の時間を持つために、歳時記があると思えば、よいのではないだろうか」と言う。(同書P6 より)

読み始めたのが、お正月ということで、本の最後の「歳の暮れ・新年」から見ていった。「季語」を「科学する」視点にたった読み解きが実に面白い。
 一例をあげてみる。
「春」の章から【立春】をあげてみる。ところどころの部分の引用で失礼ではあるが、

 【立春】<春立つ・春来・立春大吉>初春 時候

 二十四節気の最初が立春である。節気には三つの意味がある。天文学で定義された時刻としての節気は一瞬である。暦ではその瞬間を含む日をさしたり、次の節気(立春なら雨水)の前日までの期間をさす。立春から立夏の前日までが春で、寒さの頂点を過ぎた立春から、時候の挨拶に「余寒」を使う。

 ……(中略)
 一九四七年、ニューヨークと上海と東京で、大がかりな実験が行われた。そのことは、中谷宇吉郎『立春の卵』にくわしい。この場合の立春は、場所によって異なった時刻であり、その時、中国の古書にある通り、実際に卵が立ったという記事が新聞に載った。

 ……(中略)
(「朔旦立春」について)次の機会は二〇三八年、南海トラフの巨大地震が起こる時期と予測された年にあたっている。((同書P14-15 より))


 全文はぜひ手にとって読んでみてください。「ヘェー、そこまで言うの!?」と面白いです!!


▼最後のお薦めポイントにいこう。
(3)自分が暮らす地域や専門と季語との関連を考えるための書!!
 再び「はじめに」もどろう。

 地球科学を専門とする私は、かつて「天地人研究会」と「ジオ多様性研究会」を主宰し、広い分野の専門家を集めて議論を繰り返した。互いの専門領域の話を理解しながら議論を深めることで、新しい研究分野を展開していこうという趣旨であり、また、日本列島の大きな特徴である、地形や地質の細かい分布による多様性を分析して、そこから浮かび上がる日本の文化の特徴を知ることを目的とした。(同書P7 より)

 まさに、地球学者・尾池和夫先生の本領発揮である。
 こだわりのあったのは、専門分野だけでなかった。
 全編通じて、地域「京都」へのこだわりも強いと思った。

 これもまた一例だけでも

 【鯰】<梅雨鯰・ごみ鯰> 仲夏 動物
 …(略)
 この頃ちょうど、一六〇五(慶長一〇)年の南海トラフの巨大地震に先行する西日本は内陸地震の活動期であった。この秀吉による指月伏見城の天守も、一五九六年の有馬ー高槻構造線活断層に発生した大地震で倒壊し、多数の死者を出すこととなった。(同書P117 より)

これら地域・専門への「こだわり」を見せた「歳時記」はこの本の大きな特徴ありとっても面白いと思えてきた!!
 
その点から言えばもっともっと多様な「歳時記」があってもいいな!!
もっと言えば、私だけの「歳時記」があってもいいな!!

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【理科の部屋】30年の歩み!!(2) #理科の部屋 #30thrika #ヒューマンネットワーク

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 山は山脈(やまなみ)!!
 人は人脈(ひとなみ)!!

 このコトバに記憶があった。どこにあったのだろう!?
 誰かのコトバだろうか?どこかに書き記してあったのだろうか?
 自分でも使っていたような気がするのだが。

▼【理科の部屋】の歩み中で、私がもっともうれしかったのは、「【理科の部屋】ヒューマンネットワーク」と出会えたことだった。
 日常の生活のなかでは、けっして出会うことのできなかった人たちと次々と出会うことができた。
 そして、そこで培われた「ヒューマンネットワーク」は、一生の「宝物」となった。
 具体的な例をひとつあげよう。

◆【記念企画】100人発言プロジェクト

 【理科の部屋】誕生を記念しての【記念企画】でした。
 呼びかけに応えて、次々と「発言」がありました。
 1994.10.30~1995.08.29 のほぼ一年にわたり100人の方の「発言」「提案」がありました。
 なおうれしいのは、このときのヒューマンネットワークは今もなお続いているということです!!

▼それからほぼ3~4年の歳月が流れていた。
 時代は確実に「インターネット時代」になっていった。【理科の部屋】のメンバーは、次々と自分のページをもつようになった。
 私も多くの人に教えてもらい、お世話になりながら自分の「ホームページ」をつくることができた。
 そこで、さっそくはじめたのが【理科の部屋】リンク集である。

◆私の【100人リンク集】
            
 はじめたのは、1998.10.11 からである。
 ほぼ2年と2ヶ月でついに100人に達した!!
 今では、ほとんどが「リンク切れ」を起こしてしまっているかもしれない。
 しかし、「インターネット時代」幕開けの「記念碑」として、私には「お宝」のひとつである。

▼それから10年以上の歳月が流れた。
 私は、直接的な「現場」を離れて、気まぐれな思いつき【企画】をはじめた。
 ネットのなかでツナガッタ人たちを直接訪ねる「旅」だ。
 題して

●100人リンク集の旅!!

 である。いろんな機会を通して、現在33名の方にお会いすることができた!!

(つづく)

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【理科の部屋】30年の歩み!!(1) #理科の部屋 #30thrika #パソコン通信

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▼それは、「ひとり吟行」における第4「ため池」の柵のところに居た!!
 年を越して新年をむかえても「健在」でいてくれた。
 形状などから考えて、ナガコガネグモの「卵のう」であろうと見ている。
 昨年の晩秋から継続観察をしている。
 いちばん頑丈に糸で保護された「卵のう」=「保育器」は冷たい北風にも負けてはいなかった。
 そこまでも言いながら、私はその「なかみ」をこの目で見たことがなかった。

 春になれば「子グモ」たちは、ほんとうに「出のう」してくるだろうか!?
 ナガコガネグモにとっての一年とは!?
 ナガコガネグモにとっての一生とは!?

▼寺田寅彦の随筆に「科学上の骨董趣味と温故知新」(青空文庫より)というのがある。私の「お気に入り」随筆のひとつである!!
 そこにこんなフレーズがある。
 

自分は繰返して云いたい。新しい事はやがて古い事である。古い事はやがて新しい事である。


▼ネットの世界での「古い事」として、「パソコン通信」と言うものがあった!!
 その世界で、今から30年前の1993年11月23日に【理科の部屋】は誕生した。
 ポンコツの繰り言のように、またしても繰り返してしまう。

◆情報は発信するところに集まる~【理科の部屋】とは~


▼「30周年の歩み」を意識しながら、私の見た30年を「年表」にしてみようとはじめた。
 はじめてはみたが、途中でほったらかしにしている!!
 多くの人の力をかりながら、少しずつ少しずつ前に進めたいと思っている。

◆【理科の部屋】30年史年表

 あのナガコガネの「子グモ」たちが「出のう」してくるころには、もう少し進んでいるだろうか!?

(つづく)


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2023年1月(睦月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

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▼2023年の「ひとり吟行」は、すでに始めていた。
 ここ数年ですっかり定番化してしまった「ひとり吟行」コースには大小5つの「ため池」があった。
 5つの「ため池」には、5つそれぞれの顔があった!!
 顔の表情は、これまた季節ごとに変化した。
 また吟行の時間帯によってもまったくちがった景が見えて来るのも楽しい!!

 今年も存分にこの景を楽しませてもらいたいものだ!!

▼さあ、今年も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめたいと思う!!
 名句の参考にさせてもらうのは、昨年までのように

◆NHK「俳句」 テキスト

である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。

(1) ゆるみつつ金をふふめり福寿草 深見けん二
(2) 富士白し裾野に立ちて裾野見る 遠山陽子
(3) 石段の伸び行くがごと初詣 高浜虚子
(4) 歌留多よむ還らざる日を呼ぶやうに 大串章
(5) 行儀良く品よくごまめ並びをり 星野高士
(6) たらちねの声を聞かまく初電話 星野立子
(7) 松の内のポップコーンの塩気かな 長嶋有
(8) 火と水と草の命や若菜粥 長谷川櫂
(9) 室咲きに水やることも旅支度 片山由美子
(10) 池を出ることを寒鮒思ひけり 永田耕衣
(11) みちのくのここは日溜リ雪溜リ 佐藤鬼房

▼今年も勝手にこういい切る。それがシロウトの強みだ!!
 <俳句修業>の第一歩は「選句」から!!
 俳句は詠み手と読者の共同作業で成立する。
 ダカラ 愉しい!!
 今年もシロウト「選句」を楽しむことからはじめてみよう!!

【私の選んだ名句ベスト3】

(8) 火と水と草の命や若菜粥 長谷川櫂

(3) 石段の伸び行くがごと初詣 高浜虚子

(4) 歌留多よむ還らざる日を呼ぶやうに 大串章


【次点】

(10) 池を出ることを寒鮒思ひけり 永田耕衣

【選評】
・「七草粥」まであと何日!?「火と水と草の命」とは、よくぞそこまで!!
・実体験をともなう「あるある」ダ!!
・不思議に「呼ぶやうに」の景が見えてくるのが愛おしい!!

・いいな!!「寒鮒に問い返したきや何故に」と。決まっているやろ と怒られるかな!?

▼さあ、今年も<選句修業>の次は<作句修業>だ。

◆第29回オンライン句会「寅の日」1月例会案内!!

 今年こそ、「ひとり吟行」から句会メンバーとともに行く「リアル吟行」の機会があることを願いつつ!!
 今年もよろしくお願いします。


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2023年1月(睦月)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール

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▼2023年がはじまってはや2日もたっていた。
1月の「雲見」を予想する前に12月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダー(理科ハウス)でふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴    5  
・巻雲    1 
・巻積雲   0 
・巻層雲   0     
・高積雲   3  
・高層雲   2     
・層積雲   7 
・積雲    8  
・層雲    0  
・乱層雲   5   
・積乱雲   0

 これはあくまで午前9時(原則)の記録であり、一日のうちでも大きく変化したことも多々あった。
 「快晴」5+「積雲」8=13
 「層積雲」7+「乱層雲」5=12
 おおざっぱに12月の「雲見」をとらえるとこうだった。 
 目立つのは「層積雲」7だ。
 「初雪」は12/14だった!!観察池での「初氷」は12/15 !!
 2度にわたる本格的「寒波襲来」は、記録として残っていた。12/14~15、12/18~20
 日の最低気温は12/19の -5.2℃であった。(気温の記録は近くのアメダスの記録を利用させてもらった。)
 さて1月は!?

▼1月(睦月)の「雲見」の予想に入ろう。
 今年もひきつづき、昨年の1月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2022年1月 (気象庁)
・12月にくらべより強力な「西高東低」(冬型気圧配置)が予想される。
・ひよっとしたら、昨年以上の「大雪」が予想される。
・注目はやはり、この「大雪」だ。いつ、とどのぐらい!?
・Wコップの実験の様子にも注目したい。

▼もうひとつの予想のための「資料」であるが、昨年までは「よりローカルに」ということを念頭に考えてきたが、今年は少し変更したい。
 どのように変更するかというと、「雲見」の景ということに注目したい!!
 自分自身でその景の写真にも挑戦するということで、以前から参考にさせてもらってきた本をあげることとしたい。

◆『12ヶ月のお天気図鑑』(武田康男・菊池真以著 河出書房新社)

 こんなすばらしい写真は、私にはなかなかむつかしいが、それに挑戦してみるということで、その月々のタイトルだけ引用させてもらいたい。
 一月には次のような景があがっていた。

「冬晴れ」
「冬日」
「雪雲」
「寒の入り」
「波状の彩雲」
「ジェット気流」
「日本海の雪雲」
「旗雲」
「忍者雲」
「冬茜」
「寒風」
「夜景」
「雪あられ」
「雪まくり」
「ぼたん雪」
  
▼今年こそは絶対復活させたいことがあった。
 
●「雲見」の旅!!

 である。やっぱりリアル「雲見」が一番だ。
 いっぱい「雲見」の景を発信できたらと思っている。

 

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【Web更新1/01】23-01 オンライン「寅の日」 等 更新!!

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初春や庭の隅にも未来あり 22/12/31撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】23-01
週末定例更新のお知らせ
 手持ちの『俳句歳時記』(角川文庫)には、「春夏秋冬」編に加えて「新年」編がある。
 どうやら「初」をつければ、新年バージョンになりそうだ。
 
 それでいくと、これは「初更新」ということになる!!
 2023年は、「23- ?」どこまでいくだろう!?

◆表紙画像2023 更新 マンリョウ(万両)
 すぐに「センリョウ」と「マンリョウ」が混乱してしまう。
 年の暮れに、枯れ草を処理したら、顔を出してきた!!
 たわわな赤い実は、葉よりした下だ。たしか「マンリョウ」!?
 身近に「お宝」発見の一年になるかな。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 まもなく11年目の取り組みが終わる。
 自分でもびっくりしてしまう。飽きもせずここまでと!!
 それだけ寺田寅彦の随筆が面白いということでもある。
 一月のテーマは「寅彦と三斜晶系」です。
 
◆新・クラウド「整理学」試論 更新!!
 【私の重大ニュース】に加えて、「私の読んだ本」「私の撮った写真」「新年の抱負」等にリンクした。
 「整理学」は、今年の私の一大テーマになりそうだ。


 大賀ハス観察池は、年を越して蓮根の植え替えから40週目である。
 昼前には氷はすっかりとけていた。
 細かいつぶになった泥が目立つ、この泥の下にはどんな蓮根が眠っているのだろう!?

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新年の抱負2023!! #2023年

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去年今年峠越えれば里近し @福崎

 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いします。 <(_ _)>  2023/01/01

▼今年も「新年の抱負」をコトバにしておきます。
 引き続きですが、ひとつだけプラスします。

(1)捨てる !!

(2)詠む !!

(3)発信する !!

(4)動く!!


2023年は、【理科の部屋】30周年の年です!!
 1993年11月23日に【理科の部屋】はスタートしました。
 
 【理科の部屋】30周年記念オフをめざして 

▼プラスの「(4)動く!!」だけについて少しだけ語っておきます。
 昨年は、事情があって「自由に動き回る」ことができなくなってしまいました。
 なおさら「動く!!」ことの大切さがわかってきました。
 今年は可能な限り動きたいと思います。
 ぜひ、ぜひ 「雲見」の旅も再開したいと思います。
 「ふしぎ!?」を追う旅も…!!


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