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本日(2022/12/15)、第334回オンライン「寅の日」!! #自由画稿 #視角 #traday #寺田寅彦

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▼「遠くにあるものは小さく見える」 たしかにこのアタリマエ!!
 に実感をもって体験した記憶があった!!
 それもわずか1ヶ月ほど前の記憶のような気がした。
 そうだ アレ だ!!

●皆既月食&天王星食の「宇宙見物」は最高!!(2022/11/08) #皆既月食 #赤い月 #天王星食 #宇宙見物 #星空の連帯

 地球からの距離
 天王星 25億8650万㎞~31億5550万㎞ なんと遠い!!
 月   384.400㎞(地球30個分)   なんと近い!!
 小さなモノも近くにあれば大きく見える。大きなモノも遠くにあれば小さく見える。
 このアタリマエ!!
 そして、この宇宙の拡がりを想像してみる。
 楽しいものだ!!

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▼本日(2022/12/15)は、第334回オンライン「寅の日」である。
 12月のテーマは、「自由画稿」(18編の随筆集)のなかから、3編を選んで読む。

【12月テーマ】「寅彦と自由画稿」

である。第2回目の本日は「十五 視角」を読む。

◆本日(2022/12/15)は、第334回オンライン「寅の日」!!

●「十五 視角」(『自由画稿』より)


▼さすが寅日子先生だ!!
 こんな短い文章のなかで、みごとにこの「アタリマエの科学」を解き明かされていた!!

しかし、多くの人はこういう場合に単に汽車が一尺ぐらいに見えたとか橋がマッチぐらいだったとか言う。これは科学的にはほとんど無意味な言葉である。

「盆大の月」とか、「たらいほどなおてんとう様」とかいうのも学問的にはナンセンスである。盆やたらいの距離を指定しなければ客観的には意味を成さない。言う人のつもりでは月や太陽を勝手なある距離に引き寄せて考えているのだが、その無意味な主観的な仮定は他人には通じない。

▼まさに「あるある!!」デアル。
 そこにとどまらないのが、寅日子先生だ!!これぞ寅彦流!!

 これといくらか似たことは自分自身や身近いものの些細(ささい)な不幸が日本全体の不幸のように思われ、自分の頭痛で地球が割れはしまいかと思うことである。たとえばまた自分の専攻のテーマに関する瑣末(さまつ)な発見が学界を震駭(しんがい)させる大業績に思われたりする。しかし、人が見ればこれらの「須弥山(しゅみせん)」は一粒の芥子粒(けしつぶ)で隠蔽(いんぺい)される。これも言わば精神的視角の問題である。この見やすい道理を小学校でも中学校でもどこでも教わらない人が多数いるような気がする。

 ここで自らの体験を持ち出す!!
 自分は高等学校の時先生からたいへんにいいことを教わった。それは、太陽や月の直径の視角が約半度であること、それから腕をいっぱいに前方へ伸ばして指を直角に曲げ視線に垂直にすると、指一本の幅が視角にして約二度であるということであった。それでこの親譲りの簡易測角器械さえあれば、距離のわかったものの大きさ、大きさのわかった物の距離のおおよその見当だけは目の子勘定ですぐにつけられる。これも万人が知っていて損にならないことであるが、木を見ることを教えて森を見ることは教えない今の学校教育では、こんな「概略な見当」を正しくつけるようなことはどこでも教えないらしい。

 そして、時空を超えて今も通用しそうな「提言」をする!!
 視角の概念とその用途は小学校でも楽に教えこまれる。これを教えておくと世の中に無用なけんかの種が一つ二つは減るであろうと思われるのである。

 今回も、気づけば、すっかり「寅彦ワールド」だ!!
 
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