2022年冬・私の「クモ学」は今!!(3)(2022/11/28) #クモ学 #ジョロウグモ #クモの越冬 #ジョロウグモの一生
▼彼女たちは3匹とも、まだ柿の木に居てくれた!!
前にくらべると少しお腹が大きくなったような気がした。
「えっ!?」まだ産卵するのか!?
それにしては、周辺にあの小さな彼氏の姿がなかった。
「食事だろうか!?」
確かに彼女の周辺のネットにはエサになる虫たちがいっぱいひっかかっていた!!
▼彼女たちはいつごろまで<産卵>するのだろう。
過去の観察を振り返ってみた。
11月中旬に再び「産卵」した記録が残っていた。
その後の彼女の記録も残していた。
「師走の「雲見」とクモ学!!」として…。
▼今一度、彼女たちはここに居るだろう!?
とことんつきあってみようと思う。
そう言えば、現在「食事中」の彼女も居た。
彼女たちの食事は、「体外消化」で、液にしてから吸うのだった。
ダカラ「食事」=「チュウチュウ」する のである。
彼女のまわりには、「食べかす」もいっぱいだった!!(「チュウチュウ」した残りだった。)
▼しかし、考えてみるとコレはおかしい!?
体が「凍結」してしまわないために胃の中は「からっぽ」の方が都合良かったのでは!?
いや やっぱり「越冬」のためには「エネルギー補給」が必要では!?
どちらだろう!?
今一度、冬の「クモ学」を楽しんでみよう。
最重要参考文献は次である。
◆『クモの生物学』(宮下直編 東京大学出版会)「耐寒性と季節適応」(P52~)田中一裕)
(つづく)
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コメント
楠田先生、こんにちは。
これからの、ジョロウグモ、興味があります。
そのまま、寒さのために死をむかえるのか?
未受精卵の卵嚢をつくるのか。
ジョロウグモの場合は、卵嚢とよぶには、ちょっと、おそまつな卵嚢ですが。
これからも、ご報告、よろしくお願いします。
投稿: 鈴木勝浩 | 2022/11/30 20:03
鈴木勝浩さん
おはようございます。
いつも「クモ学」ではお世話になっています、
「未受精の卵のう」という選択肢もあるんですね。
気づかなかったです。
今年こそ、最後まで見届けたいと思います。
また「報告」させてもらいます。
>楠田先生、こんにちは。
>これからの、ジョロウグモ、興味があります。
>そのまま、寒さのために死をむかえるのか?
>未受精卵の卵嚢をつくるのか。
>ジョロウグモの場合は、卵嚢とよぶには、ちょっと、おそまつな卵嚢ですが。
>これからも、ご報告、よろしくお願いします。
投稿: 楠田 純一 | 2022/12/01 06:31