2022年12月のオンライン「寅の日」は #自由画稿 #traday #寺田寅彦
▼「なぜ寅彦を読み続けるのか!?」
答えはいたって簡単だった。
寅彦はいつ読んでも今日的で面白い!!
これが第一だった。しかし、実は個人的には密かなもうひとつの答えがあった。
大きな声で言うのも恥ずかしいが
「文章修業」デアル!!
今さら、ポンコツのおまえにそんなもの必要か、と言われると返答に窮してしまのだが。
今書いている文章と言えば、この毎日のblogぐらいしかないのだが、その文章をほんの少しでも寅彦風に近づけたいのだ!!
あまり言うと、「その成果は!?」と問われそうなのでこれぐらいにしておく。(^^ゞポリポリ
▼2022年12月のオンライン「寅の日」の計画を立てる時期がきている。
寅彦は最晩年の1935年(昭和10)にひとつの随筆集『自由画稿』を出していた。
12月は、これを「文章修業」のテキストとさせてもらおうと思う。
【12月テーマ】「寅彦と自由画稿」
12月は寅彦忌の特番を含めて4回ある。
■2022年12月オンライン「寅の日」!!
◆第333回オンライン「寅の日」 …12/03(土)
◆第334回オンライン「寅の日」 …12/15(木)
◆第335回オンライン「寅の日」 …12/27(火)
◆第336回オンライン「寅の日」 …12/31(土)
▼『自由画稿』には18編もの随筆があった。
どれもなかなか興味深い。各自の好みによって読んでもらうのもいいが、共通の話題にしたいということもあり、このなかから3編をとりあげた。
「十 うじの効用」「十五 視角」「十七 なぜ泣くか」である。
もちろん、これ以外の随筆を話題にしてもらうのも大歓迎である。
寅彦忌(12/31)には、恒例の「日本人の自然観」を読みたい。
■2022年12月オンライン「寅の日」!!
◆第333回オンライン「寅の日」 …12/03(土)「十 うじの効用」(『自由画稿』青空文庫より)
◆第334回オンライン「寅の日」 …12/15(木)「十五 視角」(『自由画稿』青空文庫より)
◆第335回オンライン「寅の日」 …12/27(火)「十七 なぜ泣くか」(『自由画稿』青空文庫より)
◆第336回オンライン「寅の日」 …12/31(土)「日本人の自然観」(青空文庫より)
▼『自由画稿』の「はしがき」に寅彦は次のように書いていた。
この集の内容は例によって主として身辺瑣事(さじ)の記録や追憶やそれに関する瑣末(さまつ)の感想である。こういうものを書く場合に何かひと言ぐらい言い訳のようなことをかく人も多いようである。考え方によればそれも必要かもしれない。しかし、いかなる個人でもその身辺にはいやでも時代の背景が控えている。それで一個人の身辺瑣事の記録には筆者の意識いかんにかかわらず必ず時代世相の反映がなければならない。また筆者の愚痴な感想の中にも不可避的にその時代の流行思想のにおいがただよっていなければならない。そういうわけであるから現代の読者にはあまりに平凡な尋常茶飯事(じんじょうさはんじ)でも、半世紀後の好事家(こうずか)には意外な掘り出し物の種を蔵しているかもしれない。
寅彦がこう書いてから、87年の月日が経った!!
87年の時空を超えて、「掘り出し物の種」をみつけることができるかも知れない。
みつけたら報告し合おう!!
「日本人の自然観」を読みながらの「ゆく年くる年」もよろしく。
| 固定リンク
« 「原子論」を科学する(51) #原子論教育史 #原子論と授業 #化学史 #理科教室 #実践記録 | トップページ | 本日(2022/11/21)、第332回オンライン「寅の日」!! #アインシュタインの教育観 #traday #寺田寅彦 »
コメント