2022年・私の「ヒガンバナ研究」はどこまで!? (12) #科学読みもの #実生コヒガンバナ物語 #2倍体 #Webテキスト試案 #日本ヒガンバナ学会
▼Webテキスト『ヒガンバナ』(改訂版)の試案をつづけよう。
この改訂版にぜひとも入れておきたい<科学読みもの>があった。
それが
◆<科学読みもの>「実生コヒガンバナ物語」
である。
▼この「物語」は、今から8年前の秋にはじまる。
アタリマエにできるはずの2倍体であるコヒガンバナの「種子」を探していた。
そして、ついに手に入れたのである!!
●コヒガンバナの種子を手に入れた。\(^o^)/ #higanbana(2014/10/26)
この「日曜会」で「おすそ分け」してもらったコヒガンバナの「種子」は、なんと51個!!
▼とてもうれしくなった私は、翌年(2015年)の春から、51個の「種子」を使って実生実験に挑戦することにした。
方法はまったくの無手勝流!!
まずは発芽実験である。
そしたら、ほんとうに次々と「発芽」してきたのだ。
●ヒガンバナの仲間たちの実生は…!? #ヒガンバナ(2015/04/28)
そして、なんと最終的に49個の種子が「発芽」したのである。
発芽率=49/51×100=97.6% !!
さすが2倍体である。
さらに驚くことがあった。春に「発芽」したものを土の中に眠らせた。
そして、秋をむかえた。今度は土の中から葉が出てきたのである。
●実生「コヒガンバナ」物語の今!! #ヒガンバナ(2015/10/06)
そして、最終的に「出葉」してきたのは41個であった。
出葉率=41/49×100=83.7%
51個の「種子」から「出葉」まで辿りついた率でいくと
出葉率=41/51×100=80.3%
である。
ほんとうにコヒガンバナは2倍体だ!!
このアタリマエがむしょうにうれしかった。
▼気をよくした私は、2015年末から面白いプロジェクトをはじめた!!
◆「実生コヒガンバナを咲かせよう!!」プロジェクト
である。今度は私の方から「出葉」したコヒガンバナの株の「おすそ分け」して、より多くの人に育ててもらおうというプロジェクトである。
もちろん最初にこの「種子」を「おすそ分け」してもらった本家本元の吉田小恵子さんのところにも2株行っていた!!
そのうちの1株に開花がはじまったのである。(2022/09/06)
ちなみにこの開花情報が実生コヒガンバナ開花情報第1号だった!!
▼実生コヒガンバナの実験は、実生ヒガンバナ実験にたくさんのヒントと勇気を与えてくれた。 このプロセスをなんとしても<科学読みもの>に入れておきたかった。
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<科学読みもの>
◆「実生コヒガンバナ物語」
・「種子」をアタリマエにつくるコヒガンバナ!!
・この「種子」を蒔いたらほんとうに花が咲くようになるかな!?
・「発芽率」は!?
・「出葉率」は!?
・コヒガンバナはほんとうに2倍体だ!!
・2倍体と3倍体のちがいは!?
・日本のふつうのヒガンバナとどこがちがうの?
・花が咲いたら、また「種子」をつくるのかな!?
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まだアウトラインしか考えていなかった。
どんなストーリーで展開すればより興味深い<科学読みもの>になるのかな。
絵本風の<読みもの>にならないかな!?
今度の改訂に間に合わないもしれない。でもやっぱ載せたいな!!
(つづく)
【2022/09/08 吉田小恵子さん撮影】
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