実生ヒガンバナ(2019年採集分)は今!!(2022/10/20) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験
▼昨日(2022/10/20)、2019年に「自然結実」ヒガンバナから採集・回収した530個の「種子」を使った実生ヒガンバナ実験の今を観察してみた。
ここもやはり<葉の季節>が始まっていた。
前回の観察(2020/04/27)から半年近くが過ぎていた。
2年目の「出葉」していたものは、すべて完全に枯れて、地上部から完全に姿を消していた。
そして、3年目の「出葉」がはじまっているのだった。
定位置に置いたまま観察してみた。
▼まず【安富】【夢前】の鉢が置いてある場所だ。
まわりの草、笹など、また八手の葉の枯れたモノが覆い被さろうとしていた。それらをとりのぞいて観察した。
【安富】
・「出葉」している鉢はかわらず2つである。昨年度「出葉」していたものだ。(8.5㎝、7.0㎝)
・大きな鉢のモノひとつを加えていた。これは、育苗トレーを処理していてみつけたものだ。(9.0㎝)
・昨年度「出葉」していたものから、今年度も「出葉」してくるというのは、きわめて納得のいく話だった。
【夢前】
・「出葉」している鉢は、昨年度とかわらず3つである。
・のびはじめたばかりだった。(12.0㎝、17.0㎝)
・一鉢は葉が2枚のびてきていた。(9.0㎝、14.0㎝)
▼次は【福崎】である。
【福崎】
・「出葉」している鉢は昨年度と変わらず13鉢である。
・二枚の葉をのばしている鉢も4つもあった。
・複数枚の葉をのばしている一鉢ではすごいことが起こっていた。
明らかに「分球」(球根が2つに分かれる)をしている!!
それぞれに2枚の葉と3枚の葉が出てきていた。
・いちばんよく伸びた葉で16.0㎝に達していた。
【その他】
・「出葉」している鉢はここも昨年度同じく3つあった。
・二枚の葉がでているものも2鉢あった。(14.0㎝、12.0㎝)(4.5㎝、5.0㎝)
▼昨年度末まで「育苗プラグトレー」のままになっていたものについては、2022/03/08に植木鉢に植え替えていた。
【育苗トレー】から
・6鉢あった。
・5鉢までが「出葉」していた!!
・広いところに「引っ越し」したせいかずいぶん元気よくのびた鉢もあった。(17.0㎝、15.0㎝)
結論として、「出葉」している鉢の数は27鉢である!!
現段階(2022/10/20)における3年目の「出葉」は27個である。
これまでをまとめると次のようになる。
【2019年採集分の実生実験】の現段階での結果(2022/10/20)
【2019年】 530個の「種子」採集・回収
【2020年】
・発芽率 140/530×100=26.4 %
・出葉率 54/140×100=38.6%
全体で 54/530×100=10.6%
【2021年】
・2年目の出葉率 27/54×100=50.0%
【2022年】
・3年目の出葉率 27/54×100=50.0%
さて、このあとの展開は!?
| 固定リンク
« 2022年11月のオンライン「寅の日」は #寅彦とアインシュタイン #traday #寺田寅彦 | トップページ | 実生ヒガンバナ(2021年採集分)は今!!(2022/10/21) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験 »
コメント