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実生ヒガンバナ(2021年採集分)は今!!(2022/10/21) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼2021年に採集・回収した823個のヒガンバナの「種子」を使った実生実験!!
 前回の観察は2022/07/29であった。

●自然結実ヒガンバナの「種子」の発芽・発根は199個になった!!(2022/07/29)

 この段階で、すでに199個もが発芽・発根していた。
 「発芽・発根」のチェックはこれ以降おこなっていなかった。

▼今年の実生実験は、これまでと違って「発芽・発根」した場合も植木鉢に植え替えずにいた。
 育苗トレーのなかにそのままにしていた。
 なにしろ199個は多すぎた。
 これまでに「発芽・発根」したものは、根が地中にひっぱり込み、基本的に地上部から姿を消しているはずだった。
 そして、今 <葉の季節>!!

 「出葉」してきているハズだった!! 
 恐る恐る12個の育苗トレーのシェルター(フタ)をとった。

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▼見逃すことのないように、できるだけていねいに「出葉」をチェックしていった。
 アタリマエのことだが、初夏までに「発芽・発根」したものを中心にチェックしていった。
 群生地ごとに「出葉」しているものをカウントしてみた。

【安富】(出葉数7)
・総体的に「出葉」している葉は短い。
・最長でも7.0㎝である。

【夢前】(出葉数1)
・たったひとつだけ「出葉」!!
・それでも8.0㎝まで伸びていた。

【福崎】(出葉数19)
・圧倒的多さである!!
・集中して(採集日・回収日の近いモノ)、「出葉」しているところがある。示唆的デアル!!
・10㎝前後まで伸びたもの多数あり。
・最長は11.0㎝まで伸びていた。

【その他】(出葉数12)
・ここもまた集中して「出葉」している場所があった!!
・これは、「自然結実」ヒガンバナ花茎採取場所が同じであることも意味していた。
・最長は10.5㎝までのびていた。

●2022/10/21現在の「出葉」総合計=【安富】7+【夢前】1+【福崎】19+【その他】12=39

 「出葉」ははじまったばかりなのかも知れない。
 「出葉」の季節に合あわせて、育苗トレーのフタはとったままにしておいた!!

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▼現段階(2022/10/21)までの実生実験の経過をまとめておく。

●2022/03/15 2021年に採集・回収した823個の「種子」を使った実生実験を開始する!!

●2022/07/29現在、「発芽・発根」した種子の総合計199個である!!
 現段階の暫定発芽率は 199/823×100= 24.2%
 【安富】にいたっては 69/208×100= 33.1%

●2022/10/21現在、「出葉」まで達した種子の総合計39個である!!
 現段階の暫定出葉率は 39/823×100=4.7%
 「発芽・発根」したもののうちでは 39/199×100= 19.6% 

 これはあくまで暫定値である。
 これからの展開が楽しみである!!

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