2022年・私の「ヒガンバナ研究」はどこまで!? (2) #ヒガンバナの種子 #三倍体 #自然結実 #実生実験 #日本ヒガンバナ学会
▼真っ赤に燃え立つヒガンバナの行列を見て、このみごとな花はどんな実(種子)をつけるのだろう!?
と思ったことはないだろうか!?
ところが、日本のヒガンバナは三倍体で実も種子もつくらないという。
不稔性であるというのだ。
ヒガンバナに種子ができないことの不思議を最初に指摘したのは牧野富太郎だった。彼は明治40年(1907)に出版された飯沼慾斎の『増訂草木図説』のマンジュシャゲの補記に「予ハ未ダ本種ノ結実セシモノヲ見タルコトナシ」と書いている。(『ヒガンバナの博物誌』(栗田子郎著 研成社 P43より))
あの牧野富太郎先生がデアル!!
でも私はまだそれに異議アリ!!を唱えていた。私の「ふしぎ!?」はもっと単純だった!!
あんなにみごとな花をいっぱい咲かせるのだから、なかには変わりダネがいて、「種子」をつくることもあるのではないか!?
それが、私の「自然結実」ヒガンバナ探索のはじまりだった。
▼私はずつとずっと探し続けた!!
そしてついに「自然結実」ヒガンバナ群生地を「発見」したのだった!!
●ついにみつけたぞ!!ヒガンバナの自然結実!! #higanbana(2013/11/13)
▼その年を皮切りに、次々と「自然結実」ヒガンバナ群生地をみつけ、「種子」を手に入れたのだった。
【2013年】10個以上正確には不明 「安富」群生地発見で喜んでしまい散逸
【2014年】30個 「夢前」群生地発見、「安富」群生地なし
【2015年】69個 「福崎」群生地発見、「福崎」63個が目立つ
【2016年】73個 再び「安富」33個が目立つ
【2017年】31個 「福崎」20個が目立つ
【2018年】34個 「安富」17個 「福崎」16個 「自宅庭」1個
▼さらにとんでもない展開が待ち受けていた。
【2019年】530個 「安富」107個+「夢前」186個+「福崎」184個+「その他」53個 = 530個 !!
【2020年】16個 「安富」5個+「福崎」4個+「福崎B」7個 = 16個
【2021年】823個 「安富」208個+「夢前」55個+「福崎」419個+「その他」141個 = 823個 !!
もはやたまたまのレベルではなかった!!
牧野富太郎先生もビックリ!!
これを見たら牧野富太郎先生はなんというだろう!?
日本のヒガンバナになにが起こっているのだろう!?
(つづく)
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