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「原子論」を科学する(49) #物質の原子論 #古川千代男 #原子論と授業 #三態変化 #原子論的物質観

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「大気の物理学実験室」!!
 この呼び方がとても気に入っていた。

 「大気の物理学実験室」では、日替わりメニューでいろんな実験が行なわれていた。
 いや日替わりどころが、時々刻々とちがう物理学実験が行なわれていた。
 実験の中で水という物質は「三態変化」をくりかえしていた。

 「天気の変化」という謎解きにも「原子論」は有効か!?

▼ 『物質の原子論―生徒と創造する科学の授業』 (古川千代男著 コロナ社 1989.5.10)の「あとがきに代えて」のなかで、古川先生は「物質の基礎概念」としての「三態変化」の重要性を次のように語っていた。

 分子、原子の概念を人間が手に入れたとき、今までばらばらで互いに無関係と考えていた事象が統一的に把握できるようになった。拡散、溶解、三態変化、気体の圧縮性、など、分子と分子運動の概念を手に入れると統一的にみることができ、さらに化学変化、電気分野での深い理解につながっていく。
(同書 P116より)

 この原子論のすごさを教えたい。それにはどんな教材をどのような順序で提供すればよいのだろうか。試行錯誤しているうちに三態変化教材の重要さに気づいてきた。三態変化は太古から知られたマクロ現象だが、なぜ生じるのかを追究していくとミクロの世界が見えてくる。しかも最も単純な姿の分子像できる入門にはふさわしい教材でもある。
 つまり、「三態変化」はマクロの世界とミクロの世界を結び合う大切な「結節点」になるということに気づいたのである。
(同書 P117より)


▼さらには、次のように述べていた。

 ただ、三態変化が生じる原因が分子、分子運動であった……というような解釈形の授業ではねらいは半減する。ぜひ、早い段階で分子概念を導入し、つぎの予想にどんどん使っていく演繹形授業をやっていただきたい。そうすることによって分子概念の有用性を知らせ、概念の深化が図れるし、何よりも発言が増し実験の結果に大きい関心をよせてくる生徒が増えてくる。
(同書 P117より)

 「原子論」を自然探検の最も有効な「武器」にしよう!!

ということだろう。

▼私は中学校全単元のなかでも、この「三態変化」がもっともお気に入り単元のひとつだった。
 拙い実践だが「記録」を少し残していた。

◆ 【三態変化】実践DB

 「原子論的物質観」という常套句はこのあたりから使いはじめたのだろう。

 さて、ここ数日の「大気の物理学実験室」で、台風11号はどんな展開(実験)を見せてくれるのだろ!?


(つづく)

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