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2022年9月(長月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

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▼昨日(2022/09/01)は、立春から数えて二百十日。まだまだ暑さが残っていた。
この年の残暑もきびしかったようだ。
寅日子先生はこのように詠んでいた。

未だ秋の句にもならざる残暑哉 (明治33年)

この年(1900年、明治33年)の9月8日、英国留学の漱石先生を横浜で見送ったのだった。
寅日子先生23歳の秋だった。

▼さあ、今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
 名句の参考にさせてもらうのは、いつものように

◆NHK「俳句」 テキスト

である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。

(1) 満月や耳ふたつある菓子袋 辻田克巳
(2) 片頬を引き摺られゆく案山子かな 高柳克弘
(3) 岐れてもまた岐れても花野みち 富安風生
(4) 秋茄子にこみあげる紺ありにけり 鈴木鷹夫
(5) 窯攻めの火の鳴る二百十日かな 廣瀬町子
(6) ひや〱と朝日さしけり松の中 正岡子規
(7) 松の幹みな傾きて九月かな 桂 信子
(8) はなびらの欠けて久しき野菊かな 後藤夜半
(9) 折鶴に秋冷満ちてくる夜かな 林 桂
(10) 月明き浜に流木曳きしあと 上田五千石
(11) 月面になびいて旗の愚かさよ 関 悦史

▼<俳句修業>の第一歩は「選句」から!!
 俳句は詠み手と読者の共同作業で成立する。
 ダカラ 愉しい!!
 今月もシロウト「選句」を楽しむことからはじめてみよう!!

【私の選んだ名句ベスト3】

(3) 岐れてもまた岐れても花野みち 富安風生

(1) 満月や耳ふたつある菓子袋 辻田克巳

(4) 秋茄子にこみあげる紺ありにけり 鈴木鷹夫

【次点】

(8) はなびらの欠けて久しき野菊かな 後藤夜半


【選評】
・ひとり吟行の「みち」を思い出した。どのコースにも定番の「花野」があった。
・あの白い「菓子袋」、ワクワクが詰まっていたな。袋をクルクルと回すとふたつの耳が!!
・「こみあげる紺」とはうまいもんだ!!他に言い換えることは不可能だ。
・「欠けて久しき」は野菊ナラデハ!!きまった場所で出会うのが楽しみだ。

▼寅日子先生に師事する私たちのオンライン句会「寅の日」も、はや3年目に入ります。

◆第25回オンライン句会「寅の日」9月例会案内!!

 選句修業の次は「句会」に挑戦です。
 いつでも、誰でも 今すぐ はじめることができますよ!!
 「俳句」はじめての方も大歓迎です。
 私も 只今 修行中デス!!    

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